▼はじめにご挨拶

私たちは、福井県福井市の東部に位置する東足羽地区を拠点に活動する任意団体「福井市自然体験交流推進協議会」です。小学校等の行う体験活動（子ども農山漁村交流プロジェクト）の受入を行うために立ち上がった協議会で、現在は、受け入れ態勢の整備を進めつつ、グリーンツーリズム、エコツーリズムや子どもの体験活動の企画・運営を行っています。

▼このプロジェクトの内容

今回行う”福福子どもの笑顔プロジェクト16夏”は、福島の子どもたちを対象にした活動になります。詳細は以下です。

【福福子どもの笑顔プロジェクト16夏　概要】

　日　程；2016年8月15日（月）～8月21日（日）　6泊7日

　対　象；福島県内に在住する小学1年生～中学3年生　30名程度

　会　場；福井市・美山リズムの森（福井市西中町)、および東足羽地区

活動の内容は、8/15～8/19は、リズムの森で自然体験活動とキャンプ活動を行います。プログラムは事前にはなく、1日目の夜の”ふくふく会議”を行い、子どもたちのやりたいことを聴いて、それをプログラムにしていきます。森遊び、川遊び、工作、キャンプファイヤー、テント泊　いろいろな外遊びを行います。もちろん、ごはんづくり（朝・夕）も自分たちで火を起こし、食材を切って、味つけも自分たちで行います。

また、8/19～21は、福井市・東足羽地区にある地域の方の家にホームステイをして、ホームステイ先のご家族との交流を行います。その家の子どもたちになったかのように、子どもたちは地域の方との交流を楽しんでいます。

この1週間を通じて、福島の子どもたちに、いっ～ぱい外遊びができる環境を創り、放射線の影響から遠ざかるための、子どもたちの保養活動を支えたいと考えています。

▼プロジェクトをやろうと思った理由

　2011年3月11日に発生した東日本大震災。その影響で起こった福島第一原発事故。遠く福井より、東日本大震災の被災者の支援ができないか。と考えていたとき、福島県内の子どもたちが、放射線の影響で外遊びが制限され、外で行われる学校行事、プールの授業も中止になり、外遊びがほとんどできない状況であることをきき、福島の子どもたちに安心して外遊びができる時間を、少しでも放射線の影響から離れられる環境を提供し、思いっきり外遊びを楽しんでもらおうと始めたのが”福福子どもの笑顔プロジェクト”です。子どもたちだけでなく、少しの期間でも放射線の影響のない場所に子どもを避難させたい保護者の方の想いも叶えるプロジェクトとなりました。

▼これまでの活動

2011年の夏休みに初めて活動を行って以来、夏休み・冬休みには必ず1週間の活動を行い、余裕のあるときには、春休みにも1週間の活動を行っています。これまでに13回開催し、のべ200名のこどもたちに参加いただいています。

▼資金の使い道

　今回、ご支援いただいたお金は、子どもたちが福島から福井へ来る時の貸し切りバス代に充てます。本プロジェクトでは、福島の子どもたちを福井に来てもらうため、JR福島駅、JR郡山駅を集合解散として貸切バスを福島県内のバス事業者さんに依頼をしています。昨今、バス代の適正化が図られたことにより、バス代が高くなり、協議会でも負担できなくなりました。参加する子どもたちからは、参加費をいただいていますが、1週間の生活費・活動費程度であり、バス代も参加者負担にすると参加費が倍近くになってしまいます。

今回、皆様から頂いたご支援をバス代に充てさせていただき、参加する子どもたちの経済的な負担の軽減を図りたいと考えています。

▼リターンについて

当協議会のホームページにて、本プロジェクトの活動報告を行います。また、冊子ベースの活動報告書を作成いたします。ご支援いただいた皆さまのお名前を記載させていただき、また、活動報告書をお送りさせていただきます。

あとは、ご支援いただく金額により、本プロジェクトに参加する子どもたちが作成するサンクスカード、また、色紙に子どもたちのお礼のメッセージを書いたサンクスレターをお送りします。また、活動地域である美山地区の伝統野菜である”河内赤かぶら”を使ったパウンドケーキなどをお送りします。

▼最後に

福島の子どもたちに放射線の影響のない環境と時間を提供し、福井の自然を、福井の地域を感じながら、外遊びを思いっきり満喫できる活動を創っていきたいと思います。そのためには、みなさんのご支援が必要です。

今も放射線の脅威にさらされている福島の子どもたちのために、みなさんのご支援をお願いいたします。