ごあいさつ

初めまして。札幌演劇情報サイトd-SAPを運営しております、佐久間泉真と申します。高校3年生まで札幌で育ち、現在は都内私立大学に在籍しています。d-SAPは、私が札幌開成高校在学時に友人とともに立ち上げ、現在は大学生が中心となって運営をしています。札幌演劇に特化したウェブサイトとして、活動しています。

 

『d-SAP』は、大学生が運営する札幌演劇に特化したウェブメディアです。

 

日本で5番目の人口を誇る最北端の政令指定都市「札幌」。

夏はカラッと過ごしやすく、冬は日本を代表する降雪地となります。雪を活かして開催される「雪まつり」やウィンタースポーツには毎年多くの観光客で賑わいます。北海道の自然の恵みを最大限に楽しむことができ、ジンギスカンやスープカレーをはじめとした食文化は世界中から高い評価を受けています。

住むのにも良し、遊ぶのにも良し。札幌には他にも数えきれないほどの様々な魅力がありますが、実は演劇文化も盛んな都市なんです。

毎年夏と冬に開催され、1ヶ月間毎日優れた名作を上演する「札幌演劇シーズン」、秋には劇場同士が企画を披露し合う「TGR 札幌劇場祭」、道内にとどまらず日本全国、世界にまで出て行ってツアー公演をする優れた劇団たち、、、札幌の演劇文化は間違いなく他の都市には持っていない大きな可能性を秘めています。

優れた演劇は日々を豊かにします。生身の人間が目の前で繰り広げるドラマには、テレビや映画では味わうことのできない感動が詰まっています。札幌で生まれた演劇を観ることで、「札幌にいて良かった」という自己肯定感が高まります。

この可能性を、感動を、もっと多くの人に知ってほしい。これがd-SAPの願いであり使命です。

演劇を観慣れない人が札幌演劇の情報を入手しやすいように、毎月の公演情報のほか、演劇人へのインタビューやお役立ちTipsなど、札幌演劇にまつわる様々な情報を総合的に掲載しています。みなさんにとって札幌演劇がもっと身近になるような記事をお届けします。

『d-SAP』の名前は、「drama(演劇)」「direct(演出する)」「Sapporo(札幌)」を組み合わせまし た。札幌演劇によって、みなさんの毎日が少しでも豊かになることを願っています。

 

これまでの取り組み

d-SAPは、2017年1月1日より開設され、公演情報や札幌演劇にまつわるニュースなど、これまで様々な種類の記事を掲載してきました。

演劇人へのインタビュー

2018年1月14日掲載「のと☆えれき二人芝居の魅力を探る・二人は真逆の演技論!?

 

2018年2月16日掲載「世界基準のシュールっぷり・KPR/開幕ペナントレース×札幌演劇人

 

札幌市内外で活動する演劇人に取材し、現時点で50を超えるインタビュー記事を掲載しています。地域で長く活動している老舗劇団から結成したばかりの注目若手劇団のほか、世界各国で絶賛の大人気劇団にも取材してきました。

ただの活動告知にとどめずに、インタビューする際には「札幌演劇環境についての意見・展望」に注目するようにしています。札幌演劇がより豊かになるためにはどうするべきか、様々な現場で活躍する方々の意見を聞き、考える機会を提供しています。

 

ゼロから楽しむ札幌演劇

「演劇は映画や音楽と比べて、敷居が高く感じる」。そのような思いを少しでも解消できるように、d-SAPでは『ゼロから楽しむ札幌演劇』と題して演劇の楽しみ方を紹介する記事を掲載しています。公演情報 の見つけ方、チケットの買い方や観劇マナー、ユーザーの皆様からいただいた質問を参考にしたQ&Aなどを 詳しく提供しています。

さらに、札幌市内の各劇場への行き方など、観劇をする上での「困った」をできる限り減らせるような取り組みを行っています。多くの方々に利用していただいており、好評を得ています。

 

札幌演劇シーズン連携企画

2012年よりスタートした「札幌演劇シーズン」は、毎年夏と冬に開催され、過去に札幌で上演された演劇作品のうち、評価の高かった演目を1ヶ月間毎日上演するという企画です。参加作品のうち特に評価の高いレパートリー作品の登場や、図書館や地下歩行空間等でのイベントにより年々その周知は高まっており、 今では札幌演劇界になくてはならない存在です。

「札幌演劇シーズン」とd-SAPは、この1年間続けてタイアップしており、札幌演劇シーズンをより楽しむことができるような企画を実施してきました。作品の紹介はもちろん、札幌演劇シーズン実行委員会へのインタビューや、中高生稽古場見学など様々な企画を行いました。

 

2018年3月6日掲載「【ses18w】はじめての演劇「とりあえず1回目を観ることが大事」

 

特に評判が良かった企画は『はじめての演劇どうでしたか?』です。演劇を普段あまり観ないお客様を札幌演劇シーズンに無料招待し、観終わった後に「はじめての演劇」の感想を話し合っていただきました。この企画を通して、はじめて演劇を観る方と普段見慣れている方とでは、演劇に対する印象が大きく違うことがわかり、札幌で演劇創作活動をしている人々にとって大きな発見となりました。

 

札幌演劇が好きな人には、もっと好きになれるように。
 普段演劇を観ない人には、興味を持ってもらえるように。

これからも試行錯誤を繰り返しながら、面白い記事・企画を提供していきます。

 

協賛のお願い

d-SAPは立ち上げからおよそ1年と半年が経ち、札幌演劇に特化したウェブサイトとして活動させていただいています。「札幌演劇の面白さ、可能性をもっと多くの人に知ってほしい!」という思いを持った学生が主体となって駆け抜けてきました。できるだけたくさんの方に利用していただけるように、取材・情報掲載・その他サービスはすべて無償で行ってきました。

この活動をこれからも継続させていくためには、これまでのような「学生がすべての費用を負担する」という体制では困難です。サイトの「運営維持費」や「取材・記事執筆」のコストがかかっています。

そこで、d-SAPはみなさまからの資金的なご支援を募集させていただきます。今後も継続した活動ができるよう、d-SAPの活動趣旨にご賛同いただける企業・団体・個人のみなさまにご協賛を賜りますよう宜しくお願いします。

本プロジェクトは、「All in 方式」で協賛を募集いたします。たとえ支援額が目標額に達成しなくても、d-SAPは運営を継続する予定です。

 

協賛プラン

  

d-SAP応援コメント

若者の夢と善意と札幌演劇――応援よろしく

私は2002年にHTBに赴任しました。あいさつ回りでは、しばしば「札幌を変え、発展させてきたのは、若者とバカ者とよそ者だ」と聞かされました。たしかに、YOSAKOIソーラン祭りは北大生数人の面白がりから生まれ、今や札幌発の全国銘柄です。観衆200万人、経済波及効果は300億円とも……「若者」は頼りになりますね。

時代は移って昨年1月、高校生3人が、札幌の演劇情報を発信するためにウェブサイトを立ち上げました。 それが「d-SAP」です。

札幌は、演劇集団の数では全国のトップクラスです。全国でも珍しいシーズン制の演劇祭「札幌演劇シーズン」や「TGR札幌劇場祭」があり、演出・演技のレベルも上がっています。でも、まだ道内外にあまねくは知られていません。

そんな現状に風穴を開けようと、佐久間泉真君らがウェブを活用して、立派なHPを作りました。札幌演劇界のニュース、演劇人へのインタビューなど楽しい情報を満載です。現在は大学生になった彼らの強みは若さです。演劇界の課題である若者へのアプローチが、このウェブに期待されています。

そこでお願いです。若者が演劇愛と郷土愛からスタートし、情熱で突っ走ってきたウェブですが、維持するためには、先立つものが必要です。佐久間君がSOSを発してきました。若者の苦慮の末のお願いです。 彼らの心意気を買って、ここは大人の役割として「バカ者」になって応援しませんか。「よそ者」だった私 からの願いです。ご検討のほどお願いします。

札幌演劇シーズン実行委員会 名誉顧問
公益財団法人北海道演劇財団 顧問
前北海道テレビ放送(HTB)社長 荻谷忠男

○ 

演劇を創る人と観る人、そして支える人を繋げるだけでなく、演劇を創る人同士や観る人同士、そして支える人同士をも繋げて、拡げてくれているメディアだと思います。かねてから持続可能なシステムで運用してくれているのだろうかという心配をしていました。彼らは札幌の演劇にとって大きな一つの潮目に促され るようにして現れたメディアですが、数年先、札幌の演劇は次の大きな潮目を迎えようとしています。次の潮目を読む上でもd-SAPの果たす役割はさらに大きく、重要になるはずです。持続可能な運用を確立するためにd-SAPが大きな決断をしたことを私は評価し、応援したいと思います。札幌に存在し続けようという覚悟を表明したと云う事なのですから。

劇作家・演出家・俳優
公益財団法人北海道演劇財団
常務理事・芸術監督 斎藤歩

○ 

d-SAPのような存在は、演劇を観る側の方々にとっても、演劇を創る側の我々にとっても、非常に重要な意味を持つと私は考えております。

劇をつくる者である私にとって、最重要は面白い作品を生み出すことであり、それはなかなかにハードルの高い作業であり、稽古の期間に突入すると劇創作以外のことは考えられなくなるのが常です。しかし、演劇はいくら面白い作品を生み出しても、観客に観てもらわなければ成立しません。各劇団の制作担当が公演の告知のために様々な知恵をしぼっているとは思いますが、めざましい成果を上げているとは言い難いです。 しかも各劇団とも制作スタッフ不足に悩まされている札幌の現状があります。そんな中で、d-SAPという、札幌の演劇の様々な情報を、劇団に代わって、発信してくれるウェブメディアは、観る側、創る側、双方にとって必要な存在です。

本来ならば、札幌演劇界の各劇団が協力して、外への発信にも力を入れるべきなのです。その役割りを、 d-SAPという学生母体の若者の団体に委ねていることを、オッサンである私はとても恥ずかしく、そして情けなく、感じております。

札幌演劇の未来のためにも、沢山の方々にd-SAPを支えていただきたいです!!

イレブンナイン代表 納谷真大

 

おわりに

札幌演劇の面白さ、可能性を伝えるために、多くの方のご支援を必要としています。みなさんで一緒にd-SAPを、札幌演劇を支えていただけると嬉しいです。「演劇の街といえば札幌っしょ!」と胸を張れる日々を願って…。

ご協力よろしくお願いいたします!!

 

  • 2018/08/23 11:01

    みなさまの絶大なるご支援のおかげで、目標金額に達成しました! 誠に、誠に、ありがとうございます!! これからも信頼される活動を目指して、前を向いて頑張ります。応援よろしくお願いします!   目標金額には達成しましたが、このプロジェクトは、締切(9月14日)まで継続いたします。 札幌演...

  • 2018/07/09 02:37

    いつもご利用ありがとうございます。 札幌演劇情報サイトd-SAPです。   d-SAPの活動維持費のためのクラウドファンディングを始めて5日が経過しました。現段階で8名の方にご支援いただいています。本当に感謝いたします。 これからも信頼される活動を目指して、頑張ります!!   SN...

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