こんにちは! EVERY DENIM(エブリデニム)の山脇(やまわき)と申します。

実の兄弟2人で立ち上げた僕たち「EVERY DENIM」は、瀬戸内デニム工場の方々と直接連携し、製品を企画・販売しています。これまで店舗を持たず全国各地に足を運び、ゲストハウスやコミュニティスペースを中心にデニムを販売してきました。


2018年の4月からは、昨年クラウドファンディングで資金を募ったキャンピングカー"えぶり号"で47都道府県を巡りながら洋服を届ける「服の移動販売」に取り組んでいます。


昨年実施したクラウドファンディングはこちら↓

キャラバンで「移動型販売」をしたい!デニム兄弟が新しい小売りにチャレンジします!


8/25(土)26(日)、渋谷「hotel koe tokyo」にて開催する「瀬戸内のデニム職人さんが集い、仕事を魅せる」イベントをみなさんと一緒に盛り上げたく、クラウドファンディングを実施することにしました!

 

もくじ-

・僕らはこうしてデニムを届けてきた
・渋谷のホテルで魅せるデニム職人の仕事
・新作デニムシャツ「Banquet」をリリース
・なぜデニムを届けるのか 

はじめましての方へ、まずは僕たちの自己紹介をさせてください。


1992-1994

兄の僕・耀平(ようへい)は1992年、弟の舜介(しゅんすけ)は1994年に、兵庫県加古川市の田舎で生まれました。


アメカジ好きな父親の影響で、小さいころからジーンズが身近な毎日。父が若い頃に履いていたというヴィンテージのジーンズを、お下がりとしていつも履いていました。

兄弟ともに体が大きかったこともあり、生地が丈夫なジーンズは安心できる存在。あっという間に好きになり「いつかつくっている現場を見てみたい」そう思いながら幼少期を過ごしてきました。

2013-2014

 

それから数年、弟の舜介が大学で岡山に行くことになり、つくるところを見たいという願いは叶えられます。

入学早々、周りの人たちに工場を紹介してもらえないか聞いて周っていたところ、運よくジーンズ業界で長く活躍してきた方にお会いすることができたのです。彼にジーンズの加工を手がける工場に連れていってもらえました。


小さいころから身近だったジーンズ。生まれて初めてようやく訪れたものづくりの現場。

一目見て、職人さんのかっこよさに圧倒されました。100%目の前に集中し作業に打ち込む姿や、自分の仕事を語るときの誇らしげな笑顔が忘れられませんでした。

この衝撃的な見学を経て

 

「自分たちが今、まさに感動しているように、この体験をもっと多くの人にしてもらいたい」


そう思い立った僕たちは「EVERY DENIM(エブリデニム)」という名前を掲げ、デニム工場がたくさん集積する瀬戸内、特に岡山県の工場を巡り、職人さんや経営者の方の想いを取材して発信する活動をスタートします。

それが2014年12月、当時21歳と19歳、デニム兄弟のはじまりとなった出来事でした。

2015

立ち上げから数ヶ月。県内大半の工場を巡った後、僕たちは取材でお世話になった方と連携し、EVERY DENIMとして新たにデニム製品をつくることにしました。

「つくり手の想いを聞き、情報発信する中で、もっと濃く、彼らの、そして僕らの気持ちを届けていきたい。そのためには言葉で伝えるに止まらず、デニムという"モノ"を通じて発信していったほうが良いのではないか。」そう考えたからです。

ものづくりの当事者である生産工場の方々と話し合い、納得のいく製品を企画する。そして関わったみんなでしっかりと込めた、熱い想いとともに販売する。売り上げが立てばその分工場の方々へ利益を生むことができる。半年間の準備を経て、ワクワクしながら2015年9月に初の製品をリリースしました。

"形あるモノを販売する"ということについて、知恵も知識もなく0からのスタートで不安もありましたが、ものづくりのプロたちのサポートもあり、また多くの方に期待・ご支援していただけたおかげで1st model「Bengala(ベンガラ)」は完売。

次回生産分の資金も集まり、継続して販売を続けられることになりました。

2016

2016年に入ると本格的に活動を始めます。販売方法として、僕たちは"対面で届ける"というやり方を大切にしました。「お客さんに買っていただく以上はやっぱり長く愛着持って身につけてもらいたい。愛着を持ってもらうためにはモノとの出会い方が大事だ!」と思い、できる限り自分たちの手で直接届けようと最初に決めたのでした。


はじめの1年半ほどは、毎週末にデニムを携えていろんな地域に出かけて行き、現地の方と一緒にイベントを開きました。そこでは単にデニムを販売するだけでなく、時間をもらって"どのような想いでEVERY DENIMをやっているのか"などのトーク形式も交えながら、1本1本対面で届けてきました。

特に、地域コミュニティとして人が集うゲストハウスなどの場所にお邪魔したことで、暖かい皆さんに迎えてもらいながらデニムやものづくりのことを伝えられるという貴重な経験を積めました。何にも代え難いたくさんのつながりも増えていきました。


一方で、週末という限られた時間しか地域に居られず、その土地の文化や、そこで暮らす人などをあまり知る時間がないことにモヤモヤもしていました。「せっかく日本のいろんな場所に行くのだから、もっと深くその土地のことを知りたい」いつのまにかそんな風に考えるようになったのです。

2017

そこで1年前の2017年6月。僕らは、"キャンピングカーで服を販売しながら47都道府県を巡り、訪れる地域の人たちと出会っていく"という旅の構想を練りました。

週末に限らず、もっと長く現地に滞在したい。そしてその土地にはどんな人がどんな思いで暮らしているのかをもっと知りたい。

「僕らがデニムづくりに携わっている時と同じ気持ちで、きっと日本中、いろんな地域のいろんな方が、ものづくりを行っているはず。服だけでなく、食も、住まいも、街も、作品も。つくり手として誇りを持ち、届け手として熱意を持っているたくさんの人と出会いたい。そして想いを交換してきたい。」

旅の移動手段、キャンピングカーの購入資金を募ったクラウドファンディングは372名もの方が支援してくださり、776万800円もの金額を集めることができました。


キャラバンで「移動型販売」をしたい!デニム兄弟が新しい小売りにチャレンジします!

2018(現在)

予想を遥かに超えてたくさんの方が応援してくださったことを本当に嬉しく思い、応援してくださったみんなの期待を背負いながら、2018年の4月より旅を開始。

8月の現在までに、北関東(茨城・栃木・群馬)、九州(福岡・長崎・佐賀・熊本・鹿児島・宮崎・大分)、中国地方西部(広島・島根・山口)、東北南部(宮城・山形・福島)を訪れました。


4月 北関東(茨城・栃木・群馬)

5月 九州(福岡・長崎・佐賀・熊本・鹿児島・宮崎・大分)

6月 中国地方西部(広島・島根・山口)

7月 東北南部(宮城・山形・福島)

8月 四国(徳島・香川・高知・愛媛)※予定

9月 東北北部(青森・岩手・秋田)※予定

10月 北陸(石川・富山・福井)※予定


毎月行う旅の期間は1週間ほど。日中は土地の衣食住にまつわる生産者さんにお会いさせていただき、夜は洋服を販売するイベントを開催しています。

話を聞かせていただいたどの生産者さんも、僕らがデニムに懸ける想いと同様、誇りを持って仕事をしており、その様子を熱く楽しく伝えてくださるのが印象的です。モノをつくり届けるという生き方において「自らのおこないをいきいきと語れる」ことがどれほど大切であるかを、僕は彼らから学びました。


確かな実感と納得感を持って日々仕事をする生産者のみなさんは僕にとって眩しく、憧れの存在でもあります。そして僕も「関わるデニム工場のみんなと一緒に、いきいきと動く姿を披露したい」旅を重ねる中で想いは強くなっていきました。

そんな中で今回いただいた、またとないチャンス。


株式会社ストライプインターナショナル(以下、ストライプ)が展開する、ホテル併設型グローバル旗艦店「hotel koe tokyo(以下、hotel koe)」でのイベントのお話し。


この件は、キャンピングカーで47都道府県をともに旅をする赤澤えるさんがきっかけをつくってくれました。赤澤さんはストライプのブランド「LEBECCA boutique(レベッカブティック )」にてブランドディレクターを務めており、昨年は岡山の工場にも来てくれた想いの強い方。

ストライプと僕たちの大切な架け橋となってくれた彼女の存在によって、僕たちは8月25(土)26(日)の2日間、デニム工場のみんなと一緒にhotel koeでイベントを開催できることになりました。

2018年2月にオープンしたhotel koeは、渋谷区宇田川町・公園通りに位置しています。ホテル併設型グローバル旗艦店として、1階はベーカリーレストラン「koe lobby」、イベントスペース「koe space」、ホテルレセプション、2階はウィメンズ・メンズアパレル、生活雑貨のショップ、3階がホテル「hotel koe」という構成です。


今回EVERY DENIMは、1階「koe space」と2階の一部をお借りしてイベントを実施します。

map


【開催概要】

日時:8/25(土)26(日)両日とも13:00-18:00 入退場自由

会場:「hotel koe tokyo」 1階「koe space」/2階一部

〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町3−7

 

コンテンツ:

1)デニム工場の製造工程写真・動画の展示

2)EVERY DENIM新作シャツ「Banquet」の試着・受注会

3)職人さんによるデニムシャツ裁断・縫製工程の実演

4)職人さんによるインディゴ染めのワークショップ


1)デニム工場の製造工程写真・動画の展示

僕たちEVERY DENIMが工場とともにものづくりをしている瀬戸内。街の風景や工場内の写真・動画を会場にて展示します。

(Photo by Kenta Kaneda)

 

2)EVERY DENIM新作シャツ「Banquet」の試着・受注会

この機会に合わせ、EVERY DENIM初となるデニムシャツ「Banquet」をリリースします。(詳細は下記にて)


3)職人さんによるデニムシャツ裁断・縫製工程の実演

デニムシャツづくりの中心となる、生地を裁断する工程とそれを縫い合わせる縫製の工程。本イベントでは現役で活動する若き職人さんにお越しいただき、実際の工程を実演いただきます。(イベント中は常時ご覧いただけます)

(Photo by Kenta Kaneda)


4)職人さんによるインディゴ染めのワークショップ

デニム生地の製造に実際に使用しているインディゴ染料をお持ち頂き、会場にて染めのワークショップを行います。

なんとなく気に入らなくなったり、汚れて着られなくなったり。「愛せなくなった」服を持ってきて”藍”色に染めていただくことで、もう一度”愛”してもらうためのワークショップです。

所要時間:30分ほど

予約:不要

持ち物:染めたいアイテム(※)

参加費:1000円/着

イベント期間中好きな時間(13:00-18:00)にお越しください。

(※)注意事項:染色可能な素材について

・植物系繊維(綿・麻)→O.K.

・再生繊維(レーヨン・キュプラ・リヨセル)→O.K.

・動物系繊維(シルク)→O.K.

合成繊維であるナイロン・ポリエステル・アクリルなどは染色できません。

 

今回のイベントに合わせてEVERY DENIMは新製品をリリースします。初めての展開となるシャツ「Banquet」は、本イベントで初お披露目、期間中に実際に試着・オーダー頂けます。(※お届け時期は10月末になります)


製品名:「Banquet」

サイズ展開:0,1,2,3,4,5(ユニセックス)

価格:12,960円(税込)

 

最高級のスーピマコットンを使った糸を高密度に織り込んだデニム素材。 襟は立ち上げ立体感を、ボタンはスナップ仕様なので着脱しやすく、シャツジャケットのような感覚で着られる存在感のある1着です。

 これまでの3年間、たくさんの素敵な人たちに出会いました。デニムを届けるということを通じてみんなをつなごうとしたら、いつしか僕らにとってかけがえのない場所ができあがっていました。

 

想いあるモノに囲まれて、大切な人たちと同じ時間を過ごす。

 

その豊かさを僕はずっと実感し続けています。

これからも、そんな暖かな場に贈る一つの印として、EVERY DENIMはありたいと思っています。

 

日々の暮らしの中で、少しでも「なんとなく」を「これがいい」に変えられますように。みんな自分の好きを持てますように。

自分が好きでつくったものや自分が好きでつかうものには、好きの分だけ温かさが宿っています。

大好きなものは誇らしげに教えてあげよう。好きの理由を語ってあげよう。

好きという気持ちが、人から人へと伝わりゆっくりと広がっていく。

そんな、好きの共有から生まれるつながりはとても心地いいから。 

 

「EVERY DENIMが、いい。」

その言葉を求めて、デニム兄弟はこれからも歩み続けます。

 

最後に。

このクラウドファンディングを通じて新しく出会う方へ。

誇りの込もったデニムをお届けします。ぜひ会場にいらしてください。

 

いつもEVERY DENIMを応援してくださってる方へ。

工場のみんなが集まる少ない機会です。ぜひ会場で熱い話を聞いてみてください。

 

これからモノを届けようとしている人へ。

確かな実感のある楽しい生き方です。ぜひ一緒に業界を盛り上げていきましょう。

 

少しでも豊かな時間をみなさんと会場で過ごせますように。

EVERY DENIM共同代表 山脇 耀平・島田 舜介

  

携わった人たち 

空間プロデュース/写真・動画制作

・meets new

左:金田 謙太(Kaneda Kenta)meets new共同創業者

1992年3月17日 北海道札幌市出身

フロリダ大学卒業後、新卒で株式会社DeNAに入社。
その後、SHOWROOM株式会社に出向しマーケティング、海外事業を行う。

右:河野 涼(Kawano Ryo)meets new 共同創業者

1991年4月19日 宮崎県出身

明治大学卒業後、株式会社オプト入社。
その後、株式会社グルーバーに出向し動画メディアJapanMadeを立ち上げる。

 

撮影/企画協力

・株式会社ショーワ(岡山県倉敷市)【織布】

・株式会社グロワール(岡山県倉敷市)【縫製】

・ニッセンファクトリー株式会社(岡山県倉敷市)【洗い加工】

・ 篠原テキスタイル株式会社(広島県福山市)【織布】

・ツルヤシャツ株式会社(東京都品川区)【縫製】

 

Creative Direction Ari Toda

写真協力 須藤 優実 

 

過去のメディア掲載一覧

TV

2017.05.31「KSBスーパーJチャンネル」(KSB)

2017.06.27「日経スペシャル ガイアの夜明け」(テレビ東京)

2018.07.02「TOKYO FASHION EXPRESS」(NHK WORLD JAPAN)

Web

◆隠居系男子

【読者寄稿】これからのジーンズに、何が求められているのか。

◆PRTable

瀬戸内から世界を代表するジーンズブランドをーー地方の学生兄弟が「EVERY DENIM」に込めた、熱い想いと志

◆オルタナS

アパレル工場をブランド化――EVERY DENIMの挑戦

◆QREATORS

メディアがファッションをオカシくしてる?「買う」ことだけが正しい時代じゃない

「作る、消費する、捨てる」以外のファッションブランドを作りたい《中編》

ファッションは「ハード」ではなく「ソフト」で選ぶと、もっと楽しくなる《後編》

◆灯台もと暮らし

世界一の職人たちと新しい「定番」をつくる。瀬戸内発のジーンズブランド「EVERY DENIM」(エブリデニム)とは

瀬戸内の職人たちとつくろう!愛着をもてるデニムを「EVERY DENIM」(エブリデニム)と

【オンラインサロン・オープン】いま、僕らが本当に選びたい「理想」のデニムをつくろう──「EVERY DENIM」(エブリデニム)山脇耀平・島田舜介 × 鳥井弘文「灯台もと暮らし」

【EVERY DENIM×灯台もと暮らし】僕らの理想のデニム「Brilliant」ができました。インターネット時代のものづくりとは?

◆BAMP

岡山・倉敷発!店舗を持たないデニムブランドは、なぜヒットしたのか?「EVERYDENIM」を立ち上げた兄弟の“好かれ力”に迫る

◆博報堂ブランドたまご

作り手、売り手、買い手、みんなでつくる共創ブランド「EVERY DENIM」

◆Be inspired!

日本中に心を満たす生産と消費を。国内生産率3%のデニムに、誰もが愛着が持てる社会を作る25歳の起業家

◆Fashionsnap.com

"キャンピングカーの服屋"登場、エブリデニムと赤澤えるが移動販売で日本一周

 

ーーーここから下は注意事項ですーーー   

リターンデニム製品について

・Relax(indigo/black)

「心地よい日常の暮らしに寄り添う。」

着用時に生地のたるみやヒザ抜け、型崩れをなくしたストレスフリーな1本。

高度な伸縮率があり繰り、返し履いてもストレッチ性を損いません。

(単位:cm)

・Brilliant

「気軽な上品さを身にまとう。」

天然素材シルクを高密度に織り込むことで上品さを持ったデニム。

光沢感に加え、夏は涼しく冬は暖かいという機能があります。

(単位:cm)

 

・Banquet

最高級のスーピマコットンを使った糸を高密度に織り込んだデニム素材。 襟は立ち上げ立体感を、ボタンはスナップ仕様なので着脱しやすく、シャツジャケットのような感覚で着られる存在感のある1着です。

(単位:cm)

 

よくある質問 

Q:デニムを試着してみたいのですが

A:クラウドファンディング期間中は、8/25(土)26(日)に開催する本イベントにて、リターンのデニムパンツ含む全製品を実際にご試着頂けます。

(また、9/1に京都にてイベントを予定しております、詳細は活動報告にて記載いたします)

 

Q:後からサイズの変更は可能ですか

A:クラウドファンディングが終了し製品お届けしたのち、サイズが合わなかった場合は、在庫がある場合のみ交換させていただきます。到着後1週間以内にご連絡くださいませ。

 

その他ご不明点、ご質問等ございましたらお気軽にご連絡ください!

info@everydenim.com

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