▼はじめにご挨拶

初めまして、宇陀松山華小路実行委員会です。奈良県東部の山間地にある宇陀市を舞台に、奈良県宇陀市がダリアの名産地であることを多くの人に知ってもらうために2009年から活動を始めました。宇陀松山に暮らす人、宇陀松山を応援したい市外の人とで構成された10名程度の小さなグループです。

 私たちの活動の舞台である宇陀松山の町並みは、中世~近世初頭にかけてつくられた山城の麓に展開した城下町をベースに、お城がなくなった後は商家町として栄えた町です。遠近にのぞく山を背景に、江戸から昭和初期の重厚な町家が連なり、家の前を流れる水路のせせらぎの音が心地よい、静かな場所です。和菓子屋や洋菓子店が多く、カフェや食事処も毎年増えているため、休憩をしながらのんびり散策ができる魅力的な町になりつつあります。

宇陀松山 上町通りの様子

ダリアは宇陀松山から東に車で15分の場所で栽培されています。寒暖の差が大きく冷涼な気候が栽培に適しているとされ、200種を超える品種が育てられています。初夏に植え付けて摘花作業を繰返し根を太らせて、晩秋に球根を掘り上げ、洗浄ののち球根を切り分け、越冬したものを春先に出荷しています。

ダリア圃場

 

▼このプロジェクトで実現したいこと

2018年10月20日(土)10時~21日(日)15時まで、奈良県宇陀市大宇陀下出口の路地(幅2m、延長40m)にダリアの花を敷き詰めるイベント、宇陀松山華小路を実施します。渋い町の景色に鮮やかなダリアの差し色を入れて、美しい町並をより美しく飾ります。この花を並べる作業から解体する過程で、作業や行事に参加する地元の方と来訪者の間に、ダリアの花を介した交流が生まれることを願っています。

宇陀松山華小路ブログ http://udahana.seesaa.net/

 

▼プロジェクトをやろうと思った理由

奈良県はダリアの球根生産量日本一!という事実をご存じの方は、少数です。ましてや、ダリアの産地である宇陀の人ですら、ご存じないのです。このことを地元から発信する方法を考えたとき、趣のある路地にびっしり敷き詰めるダリアの花を見てみたい、と思ったことからこの活動を始めました。イベント実施にあたりこれまでは行政や民間等から助成金を獲得してきましたが、もっと参加者にとって思い入れのある行事になるにはクラウドファンディングがいいのではないかと考え、今回初めて挑戦することにしました。

特に今年は10回目を迎えるので、デザインを丸ごとプロに依頼し、路地の演出をしたいと思っています。

▼これまでの活動

2009年から昨年まで、毎年路地での花じゅうたんを実施いたしました。

▼資金の使い道

路地に敷きつめるダリアの花の購入代、デザイン謝礼、デザイナー旅費、チラシ等印刷代、道路使用手続き等に使います。

▼リターンについて

・ダリアの花/宇陀市内の生産者が丹精込めて育てた花です。大きさは中輪程度のもので、イベント会場にてお好みの花を選んでいただいたものをお渡しいたします。10月上旬にサンクスカードとともに引換券を送りますので、当日会場横のブースにてお渡しください。

・ダリアの球根/宇陀市内の生産者が丹精込めて育てた球根です。露地栽培向きですので、地植えするか、大きめの鉢で育ててあげて下さい。お送りする品種は当方におまかせとなります。イベントには行けないけど、ダリアが欲しい、という方へのリターンです。球根は2019年の春に発送いたします。

・黒川本家の葛菓子(小)/冷涼な土地柄で水が良いことから、宇陀では古くから葛の生産が盛んです。宇陀松山の老舗、黒川本家さんの葛粉で作った上品な葛菓子です。

・いせ弥のきざみ奈良漬/宇陀松山で奈良漬け屋を営む「いせ弥」さんの商品です。刻んだ奈良漬に金山寺もろみ生姜がブレンドされ、ごはんのお供でも、お酒のアテでもいけます。原材料はすべて国産、人工保存料・人工甘味料一切不使用のこだわりの品です。

・黒川本家の吉野本葛/黒川本家さんの吉野本葛(宇陀産)です。風邪のとき、とろみづけ等様々な場面で活躍する本葛。レシピ小冊子がもれなくついてきますので、初めて扱う方も安心です。

・ダリア染グッズ/過去の宇陀松山華小路で使用したダリアの花を乾燥させて染料にしています。この染料を使って、ひとつひとつ手染めしたものを贈ります(同じ柄はありません)。ストールかトートバックのいずれかをご選択ください。色柄は、当方にお任せとなります。

・花束/地元のお花屋さんによるダリアの入った花束です。10月上旬にサンクスカードとともに引換券を送りますので、会場横のブースにご持参下さい。

・地元スタッフによる町並み案内/宇陀松山の歴史的町並みを、案内経験豊富な地元スタッフがご案内します。まちの成り立ちや先人の知恵、現代の改修苦労話等、オーダーに沿ってコースを設定いたします。10月21日(日)13時30分~15時まで(予定)、集合場所は支援者様に直接連絡いたします。案内の日時はご希望に応じて調整可能です。

 

 

▼最後に

落ち着いた町並みと、色鮮やかな花の競演。生花のエネルギーで包まれる不思議な感覚は、写真ではとても伝えきれません。できれば当日現場にお運びいただき、その魅力を体感して花や地域の人と触れ合ってください。ご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

    宇陀松山華小路実行委員会 代表 田川陽子

  • 2018/08/26 22:39

     宇陀松山華小路、今年は10回目の開催となります。何かお祝いみたいなことをやりたいなぁ・・・と企画を練るため、奈良県在住の現代音楽家集団、hirvi(ヒルヴィ)の檜垣さんと打ち合わせをしました。昨年、「奈良・町家の芸術祭はならぁと」でキュレーターとして宇陀松山に来て下さったご縁でお願いしたとこ...

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