▼「あしなが食堂プロジェクト」とその経緯

たくさんのプロジェクトの中から、当プロジェクトをご覧頂きありがとうございます。

当プロジェクトの代表の竹内と申します。

最近子供達の間で増えてきている「孤食」ですが、2010年頃から注目されはじめた「子供食堂」も記憶に新しいかと思います。

その影響もあり昨今各メディアで「孤食」が原因となる子供達の成長に与える様々な悪影響が取り上げられるようになりました。

数年前にメディアで取り上げられる事の多かった、自分の感情のコントロールが難しくなる子供達を「キレやすい」、他人との接触が難しいと感じる「コミュニケーション障害」なども、ひとつの原因として「孤食」が挙げられています。

あまりにも当たり前すぎる為に日々の生活に追われその大切さを忘れてしまう人も多い食に関する問題ですが、そんな中、最初にも挙げた「子供食堂」という2012年に大田区から広まった活動も注目を浴び、多くのボランティア団体が子供達の為に立ち上がりました。

しかし、ボランティアであるがゆえに、人材確保、食材などの支援、開催場所の確保の難しさといった様々な問題を抱えたまま撤退を余儀なくされる団体も相次いでいるというのが現状です。

大人達が子供達の為にと思ってはじめた活動が、逆に大人達にとって大きな負担となる結果になってしまっています。

現在進行形の「子供食堂」では、当初は無料で提供していたところも、1人300円程度の有料とする所、月1回程度の開催など、その活動はまだまだ利用する子供達の立場に立てていない事も問題として挙げられます。

極論をいうと子供達が何も持たず安心して通える第2の食卓を作り、共食の大切さを伝える為にこのプロジェクトを立ち上げました。

 

▼「あしなが食堂プロジェクト」を通して実現したいこと

まず第1に、子供達へみんなで食卓を囲む楽しさ、大切さを知って欲しいということが最優先ではありますが、その他に子供達には「ワクワク感」・「ドキドキ感」と言うのを感じて欲しいと思っています。

私の年齢は現在30代後半ですが、当時小さかった私と、妹を両親は週に1度は外食に連れていってくれたものです。

いまだにその時の「ワクワク・ドキドキ」といった胸おどる感情というのでしょうか、当時の私は子供ながらに感じていたと思い出せます。

おそらく両親もそれを私と妹に伝えたかったのではないかと思います。

何気ない日常にそういった感情を感じる事ができれば、今生きている「場所」や「自分」、「他人」をもっと好きになれるのではないかと私は思っています。

第2に、「孤食」の問題は親御さん達もまた当事者です。

これは孤食を子供に与えているという「加害者」ではなく「被害者」だということ。

子供の為に時間を作って「あげたくない」という親は居ないはずです。

その時間が作れない現状、また時間がないことで「余裕が無くなる」ということだと思っています。

他人にゆっくりと相談を聞いてもらい、考えを整理する時間などもそうですが、シングルマザーなどの一人親の親御さんの多くに仕事を終え帰ってからの食事の用意をたまには休みたいという方も多くいらっしゃいます。

子供達だけではなく、親御さんの時間的、精神的な支えになれるような場所にもなればと思っています。

▼「あしなが食堂プロジェクト」の詳細

・週1回以上の開催(平日の夕方から)

・利用料金:無料

・場所は飲食店(椅子の高さ、与える雰囲気を考慮 ※居酒屋・BAR等はNG)

・メニューは外食をイメージさせるメニュー(給食・炊き出しをイメージするようなメニューは提供しない)

・基本的な参加の条件は小学校低学年前後の子供とその保護者

・出身地でもある千葉県(市川市)からプロジェクトを開催して行きます。

以上のコンセプトでの開催していきます。

▼頂いた支援金の用途

皆様から頂いた支援は、以下の通り大切に使わせて頂きます。

・開催店舗のレンタル費用

・食材費

・人件費(調理人)

・CAMPFIRE利用手数料

▼支援を頂いた方へのリターンの内容

ご支援頂いた方にささやかながらお礼をさせて頂きます。

▼最後に

現在の子供達の「孤食」を支援する動きでは、まだまだ足りない部分が多いのが現状です。

「食堂」ではなく、何かの「イベント」のような間隔での開催、「子供の支援」がはじまりのはずが、子供達をはじめとする利用者からの利用料で逆に「支援して貰っている」ような状態です。

私達は子供達に忘れられない心に残る「思い出」のような体験を食を通してさせる事で、その大切さを次の世代の子供達にも必ず伝えてくれると信じています。

2度と取り戻すことの出来ない子供達の多感な時期に大切な事を伝える為、その子供を育てていく親御さんを応援する為にも、子供達の「足長おじさん」になっていただける方が必要です。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
 

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