「ジョバンニの哲学」

 

 

 

 

 

 

社会に形成された、普遍的とされるモラルがある。

しかしそれは、物事の見方のほんの一つにすぎない、

時代や文化によって大して一貫性のない、危うく不確かなものであるかもれない。

 

ドン・ジョバンニは本当に悪人か。

 

本作は、ドン・ジョバンニを悪人と見なす大前提をひっくり返す。

そもそも悪など感じることなく生きてきた、楽観的、快楽主義者としての側面に焦点を当て、彼の生き様をジョバンニ本人側の視点で描く。

そこでは外からの干渉はなく、ただひたすら自身の快楽についてしか頭にない。

咎められて決闘になることもなければ、殺した相手が復讐に地獄に引きずり込むこともない。

 

ここはドン・ジョバンニのもう一つの世界。
能天気でEROSでPOPなパラレルワールドである。

 

W.A.モーツアルト作曲のオペラ「ドン・ジョバンニ」から着想を得た本作品。

 

きっかけは2016年に舞台美術で取り組んだ二つの「ドン・ジョバンニ」。

東京藝術大学奏楽堂では舞台美術のデザイン、セット制作を担当。(上に掲載の舞台写真)

北とぴあ国際音楽祭では美術衣裳アシスタントを担当。

この二つの経験により「美術」の視点でドン・ジョバンニを捉え、演出家や出演者、制作者とオペラ作品を作っていく中で、ドン・ジョバンニの魅力に気づき、今回の全く新たな、”能天気でEROSでPOPな”パラレルワールドである作品へと繋がる発想が生まれました。

 

今回の三富翔太個展「ジョバンニの哲学」制作にあたって、学生時代からゆかりのある京都・同時代ギャラリーの歴史の中の無垢な空間で、全体をインスタレーションとして構成しました。

 

絵画や立体作品の展示にとどまることなく、あえて分野ごとに境界線を引くことなく、コンテンポラリーダンスや音楽を取り入れたパフォーマンス作品の公演を組み込みます。

このパフォーマンス作品を制作するにあたり、音楽家とダンサーとのコラボレーションを実現しました。

三富 翔太  |美術・構成・演出

1992年新潟市出身。京都市立芸術大学卒業。東京藝術大学大学院修了。両大学で日本画を専攻。ミュージカル、オペラ、コンサート、演劇等の舞台で、役者、舞台美術、舞台監督等を経験。絵画と身体表現を横断した作品の制作を行う。

 

●個展・グループ展

2015ー16   イチケンテン (東京藝術大学日本画第一研究室)

2016          三國G 国際交流展 (韓国・ソウル大学)

2017          TUASUKI SELECTION EXHIBITION   (マキイマサルファインアーツ)

2018          三富翔太個展「パラレル・ルーム」 (新潟市・羊画廊)

                  他多数

●舞台

2016          ウェディング・シンガー  美術/アンサンブル (セシオン杉並)

      星の王子様  美術/舞台監督 (東京藝術大学 奏楽堂最優秀企画)

      ヴェルレーヌと夕食を  美術 (船橋きららホール)

      ドン・ジョヴァンニ  美術 (東京藝術大学)

2017          LIVE HAMLET    ギルデンスターン役/美術 (上野恩賜公園 水上音楽堂)

      ローゼンクランツとギルデンスターンは本当に死んだのか  ギルデンスターン役(SOOO dramatic!)

2018          オルガンと話してみたら (東京藝術大学 奏楽堂最優秀企画)

      100万回生きたねこ  美術/パフォーマンス (ホボホボ)

                  他多数

●受賞

2015        京都市立芸術大学 卒業制作「道化師の嬉戯」山口賞

2017        第37回三菱商事アート・ゲート・プログラム入選

2018        第39回三菱商事アート・ゲート・プログラム入選

 

      Instagram:tomioshota   [  https://www.instagram.com/tomioshota/  ]

            ↑インスタグラムにて最新情報、作品画像掲載!↑

 

 

 

小野 龍一  |音楽家

音楽家。東京藝術大学の作曲科を卒業後、同大学院美術研究科に在籍。音楽をベースに美術や演劇の領域を横断した様々な形態の作品を制作している。                  

 

水島 晃太郎 |ダンサー

2000年より和田朝子・和田伊通子に師事。第42回埼玉全国舞踊コンクールにおいて第1位受賞。2016年、第73回全国舞踊コンクールにおいて第1位を受賞。平山素子、森山開次、中村しんじ・川野眞子らの作品に出演。その他、多くの舞踊作品、演劇、映像作品などに出演。2017年、筑波大学大学院を修了し、現在フリーにて活動中。

 

藤村 港平  |ダンサー

神奈川県出身。筑波大学人間科学総合研究科所属。現在フリーのダンサーとしてコンテンポラリーダンスを中心に多くの舞踊作品やイベント、映像作品、CMやMVなどに出演。
第75回東京新聞全国舞踊コンクール 第一位。平岡斗南夫賞受賞。第30回こうべ全国洋舞コンクール 第一位。第50回埼玉全国舞踊コンクール 第一位。第19回 Artistic Movement In Toyama 2015 第一位。

 

  
              !!! 注目のリターンを用意しました !!!
◇公演チケット

ご希望の回の座席を事前に確保いたします。 お好きな1ドリンクをサービス!

9/7(金)18:00開演

9/8(土)17:00開演

◇撮り下ろしフォトブック

今回の個展の展示・パフォーマンスをモチーフに、写真家・堀井ヒロツグ氏に写真作品の制作を依頼。

ただ今、期待の写真集の制作計画が進行中!!

もはや画集の域を超えた、こだわりの逸品。 サイン入り。 

◇作品Tシャツ

今回の個展のための作品から、2種類のTシャツを制作しました。 各種サイズご用意できます。

街中で着こなしてくいただけたらと思います。(インクジェットプリント)

       

▲type A
    
白シャツのみ。

    ▲type B 「哲学」

   こちらのシャツはお好きな生地色をご指定いただけます。

      「哲学」の文字は黒1色。  

〜Tシャツサイズ

Mサイズ・・・・着丈66cm/身幅49cm 

Lサイズ・・・・着丈75cm/身幅53cm 

その他、Sサイズ以下、XLサイズ以上も別途お作りできます。

 

 

            

 三富翔太個展「ジョバンニの哲学」

 

 2018年 9月4日(火)〜 9日(日)

 12:00 〜 19:00             (最終日は17:00まで)

 

  パフォーマンス

   9月7日(金)18:00開演

     8日(土)17:00開演

 

  9月8日18:00〜レセプションパーティー

 

  

                 同時代ギャラリー

       京都市中京区三条通御幸町東入弁慶石町56 1928ビル1階

            (http://www.dohjidai.com/gallery/

 
 
〜さいごに。

本プロジェクトは、開催が確定したものとなっています。

ご支援頂いた資金は、作品制作費、この度の個展のプロジェクト開催費用の一部と致します。

また会期中は常に在廊を予定しています。会場でお会いできること楽しみにしています。

遠方の方も、ぜひ今回のご支援、今後の発表の機会にご協力よろしくお願いします。

 
 

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