〜自己紹介〜
   初めまして!私たちは関西大学 商学部 長谷川ゼミ4年次生です!
   長谷川ゼミでは、国際協力と被災地支援をエンパワーメントと技術移転の視点から「聞き書き」を通じて学んでいます。「聞き書き」をするため、2015年の夏に国際協力・被災地支援の現場である、インドネシア・カンボジア・岩手県陸前高田市へ行きました!

   これまでのゼミ活動では、「聞き書き」をするための研修プログラムを企画、海外・被災地で研修・活動と「聞き書き」の作品化、「聞き書き」作品の普及活動として、学内外での鑑賞会の実施を行ってきました。
   しかし、まだまだ私たちの聞き書き作品の普及率は低く、「聞き書き」の素晴らしさをもっと社会に広めたいと考え、クラウドファンディングに挑戦することに決めました。
   学生最後の大きな挑戦であり不安もありますが、「聞き書きをもっと多くの人に読んでもらいたい!」というゼミ生全員の思いが詰まったプロジェクトです!

 

 

〜聞き書きとは?〜

「話し手」と「聞き手」の対話から話し手の人生をお聞きし、一字一句を書き起こしたものです。話し手の口調や表現をそのまま残すことで、読者は話し手の人柄や人生が手に取るようにわかります。

 

 

〜私たちが実現させたいこと〜

「聞き書き」のWeb出版を実現したいと考えています。
   実際に人生を聞いて自分たちが思っていた以上に「話し手」の価値観や考え方がどのように形成されたのかを背景から学び、私たち自身「聞き書き」を行う前よりも、様々な考え方ができるようになり、大きくなれたと感じています。
   学生がなかなか一歩踏み出すことのできないことをしてきた私たちにとって、学生としてチームでクラウドファンディングをおこなうことは非常に魅力的でした。なぜなら自分たちの活動を、大きな熱意を少しでも多くの方に伝える機会になると思うためです。
   また辛い思いをして立ち直れないという方々や、リスクを背負うのが怖くて挑戦できない方に、特に同じ大学生で在籍中に何かを残したい学生に一度きりの人生を幸せに生きるための刺激・感動を与えたいと考えています。

 

 

〜資金の使い道〜
○出版までの一式の費用
・作品の校正、校閲
・原稿処理
・PDF版組版、WEB公開用htmlマークアップ

○冊子の印刷費用

 

 

〜聞き書き作品紹介〜

○インドネシア スラウェシ島ポレワリ県

 

・話し手:吉野慶一さん(DariK株式会社代表取締役)  聞き手:加藤淳一朗

 

みなさんは世界のカカオ生産国といえばどの国を思い浮かべますか?コートジボワール?ガーナ?実はインドネシアはガーナよりも上の世界第2位のカカオ生産国なのです。
あまり知られていないように、インドネシアのカカオは低品質と評価されています。その理由は主に「未発酵」という一つのみでした。ですがこのあまり知られていないインドネシア産のカカオを通して、技術移転やエンパワーメントによって、インドネシアの人々の生活水準を向上させる、そして世界を変える取り組みをされています。

今やチョコレート会社の社長、カカオマイスターといった顔を持つ吉野さんですが、それまでは全く業界の異なる金融アナリストでした。韓国でたまたま立ち寄ったカフェの壁紙に描かれていた地図を見て、インドネシアでカカオが採れることを初めて知り、今のDariKを設立することを決意します。その背景には何があったのでしょうか。
全く未知の世界に過去を捨てて飛び込むというリスクを恐れず、自らの思うがままに生きることができるのはなぜでしょうか。彼にとって幸せとは何なのでしょうか。また、彼の人生の転機となった「言い訳しない生き方」とは。そもそも幼少・青年時代はどのような方だったのでしょうか。人生全てを振り返ることにより、メディアでは語られてこなかったこれらの疑問や謎に迫ります。

 

 

 

 

○カンボジア 

・話し手: 篠田ちひろさん(クルクメールボタニカル社代表)  聞き手:蓑田栞

 

「地元の素材を使い、地元の人々が製品をつくる、地元のための組織」という篠田さんの思いからクルクメールボタニカルは立ち上げられました。カンボジアのハーブを使ったプロダクトを作り、スパ事業、さらに貧困家庭出身の満足に教育を受けることができなかった人々を採用し、スタッフ教育にも力を注いでいらっしゃいます。

内定辞退をして、カンボジアに行くことを決めた篠田さん。多くの学生は日本での就職を決めるなかで、なぜカンボジアに行くという決断ができたのか、その行動力はどこからきているのか、聞き書きを通じて篠田さんの人生を味わうことで感じることができます。 篠田さんは本当に好奇心が旺盛な方で、「どうやったら私の人生はもっと楽しくなるのか、私は幸せになれるか」を最重要課題として、自分のやりたいことをひたすらに突き進んでいらっしゃいます。

いままでの自分はなにか物足りない、やりたいことはあるけれどなかなか一歩踏み出すことができない、そんな方は篠田さんの聞き書きを読むことで、自分の今までの人生を見つめなおしたり、これからを考えるきっかけにしていただける作品だと思います。

 ○カンボジア

・話し手: 青木健太さん(認定NPO法人 かものはしプロジェクトの代表の1人。コミュニティファクトリー経営者)  聞き手:藤岡早紀

 

「子供が売られない世界を作る」認定NPO法人かものはしプロジェクトの代表の1人である青木健太さん。


青木さんはカンボジアの貧しい地域で仕事を提供するために、生活雑貨を手作りする工房であるコミュニティファクトリーを経営しています。こうしたカンボジアの再貧困地域で仕事を提供しているのは、このエリアから人身売買が出ないようにするためです。かものはしプロジェクトの活動により、今はコミュニティファクトリーで働く女性の中に人身売買の被害に遭われた方はいません。しかし、現在も農村の最貧困層の女性たちには雇用を維持できない、生活を改善していくことができないという問題があり、女性たちが働ける雇用の場と技術を伝えるためにコミュニティファクトリーを経営しています。

青木さんの作品にはなぜカンボジアでお仕事をされているのか、現地で働く女性の仕事との向き合い方や経営者としての考え方が書かれています。また、青木さん自身の人生についてもたくさん書かれています。青木さんは「やりたいことをやることが一番自分らしい」と考えている方です。なので、この作品はこれから生きていく中で壁にぶつかった時に自分がどうすべきか考えさせられるものになっています。


カンボジアやコミュニティファクトリーについてもっと知りたい方や今、自分が何をしたいのかわからない方、一歩踏み出したいと考えている方に是非読んでほしいです。青木さんの作品があなたの人生に「変化」を与えると思います。 

 

 

 ◯陸前高田

私たちはちょうど1年前2015年8月、陸前高田市米崎町を訪問しました。ニュースや新聞を通してではなく、はじめて自分の目で見た陸前高田は、5年経っていたにもかかわらず想像以上に震災の爪痕が残っていました。

しかし、それよりも印象に残っているのは、町の活気や現地の人のあたたかさです。 私たちは滞在した1週間、町の伝統的なお祭りである「うごく七夕まつり」に参加して山車を引かせていただいたり、地元で人気のお店へ行き現地の人と食事をしたりして、米崎町の多くの魅力に触れることができました。

 

私たちは、そんな陸前高田で町を盛り上げるために活躍する3人の方に聞き書きを行いました。


・話し手:佐々木洋一さん(牡蠣漁師)     聞き手:谷恵利香

佐々木さんは2011年に起こった東日本大震災の震災によって自宅を津波に流され、牡蠣の養殖をするための筏などの資材も壊滅し、何もかも嫌になったときがあったと述べられました。しかし、現在、また海に戻って牡蠣の養殖を再開されています。

震災という苦難に遭遇しても、また前に進んでおられる行動力は佐々木さんの人生から形成されており、仕事に対する信念が印象的でした。何事にも一生懸命になることが学びになると気づかせていただき、また、私も叱咤激励をいただいたように思います。

 気分が沈んでおられたり、前に進みたいと感じておられる方々にぜひ読んでいただきたいです。読んでいただくことで自分と向き合うきっかけになることでしょう。


・話し手:戸羽初枝さん(産直はまなす 経営者)  聞き手:津田穂香


私は陸前高田市米崎町の直売所である「産直はまなす」を運営している戸羽初枝さんにお話を伺いました。
戸羽さんは東日本大震災で被災し、子供を2人亡くしました。戸羽さんは、その悲しみは絶対に癒えることはないと捉えていますが、この悲しみを次の世代に味わって欲しくないと考えています。そのため、私の聞き書き作品は今後の防災に関する教訓や思いが詰まっており、私たちの防災意識を改めさせることになるでしょう。
地震大国である日本に住む私たちにとって、この作品は震災の恐ろしさを示唆するので、幅広い世代の方に読んでいただきたいです。

 


・話し手:熊谷克郎さん(農家カフェフライパン オーナー) 聞き手:松岡由依

 私は農家カフェ「フライパン」というレストランを運営する熊谷克郎さんという方に聞き書きをしました。熊谷さんは、震災を機に陸前高田の米崎町にUターンしました。「フライパン」は現在、地元の方はもちろん県外からのお客様にも親しまれているお店です。

熊谷さんの地元である米崎町は陸前高田の中でも特に被害の大きい街でした。そのような中でも、自分の出身地を盛り上げたいという想いのもと奮闘されています。

熊谷さんの前向きな考え方と周りの人に対する大きな優しさが詰まったこの作品は、落ち込んでいてなかなか立ち直れない人、うまくいかなくて悩んでいる人にぜひ読んで欲しい作品です。また、お店の看板メニューでありお土産としても販売されている「りんごエール」に込められた思いも詰まっているので、地域創生のぜひ読んで知ってもらいたいです!

 

 

   

最後になりますが、ぜひ多くの方に読んでいただけるWeb出版を実現したいと思います!
ご支援の程よろしくお願い申し上げます。

  • 2016/08/31 00:59

    長谷川ゼミ四回生の谷恵利香と申します。   現在、14人の方に支援してただいており、支援総額74,000円です!支援していただき、ありがとうございます。 現在、私たちはWEB出版にむけて「聞き書き」作品の文章の推敲を行っています。 他人の人生を知る機会はあまりないと思いますが、私は「聞...

  • 2016/08/25 02:09

    長谷川ゼミ4年次生の津田穂香です!   クラウドファンディング終了まで、残り1週間となりました! 現在、13人のパトロンの方に支援してただき、支援総額69,000円です。目標金額達成までは230,000円です。支援してくださった方々、本当にありがとうございます。   私たちは今、聞き...

  • 2016/08/17 23:47

    長谷川ゼミ4年次生の津田穂香と申します。 現在、9人のパトロンの方に支援してただき、支援総額55,000円です。目標金額達成まで175,000円です。支援してくださった方々、本当にありがとうございます。 私たち長谷川ゼミ4年次生は、2015年の夏に人生を伺いたいという方を見つけ、「聞き書き...

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください