▼はじめにご挨拶

はじめまして。 有限会社鈴木工業所の鈴木です。
祖父の代から、東京葛飾で研磨加工工場を営む家庭で育ちました。
長く日本の製造、加工業にとっては厳しい状況が続いてきました。 私と弟も跡を継ぐつもりもなく、私は物流・小売業、弟はファッション業と全く別の業界で働いてきました。
家庭、子供を持ち、現在の製造業、加工業の工場様達とお取引や個人的なお付き合いが増える中、
自分たちの実家の工場が持つ価値に気づきました。
近年ではiPodなどへの表面加工で注目を浴びた研磨加工ですが、
職人の高齢化、後継者不足などにより、加工場は減少しております。

葛飾区は東京都内で町工場の数が3番目の多い、ものつくりの町です。
特に金属関係の工場が多く、金属加工の工場も多くありましたが、ピーク時に比べ3分の1ほどに工場数は減ってしまいました。多くは景気の影響及び後継者がいないことで閉鎖をしてしまいました。
長い間培われてきた技術を、後世に残していきたい、世界へ発信していきたいという思いを強く持ちました。 そこで、我々の経験をミックスし、加工業から総合製造業への進化を目指し、 ファッションブランドSO/ZOを立ち上げます。
1年ほどクラウドファンディングでの挑戦を行い、 自社製造が可能な製造業への進化を遂げ、世界へ日本の技術、ファッションセンスを広め市場を開拓することを目指します。 応援のほど、よろしくお願い致します。

10を超える機能を持つ、ネオヴィンテージバッグ [ V i n t ] シリーズ

コンパクトに必要なものを収納します。

バイオ加工  特殊撥水キャンバス  撥水スエード

バイオ加工とは 特殊な酵素を使って微生物に布生地の表面を食べさせる加工です。 微生物を含むバイオ溶液につける事によって、布生地を柔らかくしたり 独特のヴィンテージ感を出します。 撥水加工は、表面に樹脂などで加工をする方法ではなく、繊維に直接浸透する特殊加工で生地の独特の風合いを残します。

日本で唯一自給出来る革ピッグスエード

スエードは、東京都墨田区で85年以上の歴史を誇る三恵産業式会社が長年の知識、経験を活かし開発した撥水スエードを使用しています。 スエードは、心地良い肌さわりと高級感をもち、海外でも人気が高い素材ですが、水分が付着すると吸収し、シミになりやすく、汚れやすいという弱点を持ちます。従来、表面にコーティングすることで一時的に撥水性を持たせていましたが、本撥水スエードは、染色工程において繊維の奥深くまで撥水剤を染み込ませているため、撥水効果が半永久的に持続します。

持ち方・スタイル いろいろ

くたっと感のある生地を活かし、ショルダー、クラッチ、PCケース(13インチ)と
様々なスタイルに合わせ変幻自在。
撥水や止水などの機能性で、全天候対応型のエブリデーバッグになりました。

金具の工夫と防犯性

金具はショルダー未装着の場合は隠れる仕様になっており、クラッチ、PCケースとして使用する際に、
スマートなデザインを維持します。

位置をサイドで対象にする通常のものと異なり、前後で対象にしていることで、体にフィットします。

止水ジップに特注のリング型の金具を採用し、ショルダー部分のリング型と同時にロックをすることが出来、
簡易の防犯ロックが可能です。またお持ちのダイヤルキーなどを使用しロックを掛ける事も可能です。

バイオ加工によりクタッと感があり、体にフィットする構造の為、
財布やパスポートなどの貴重品を入れ、上着の内部で着用することも可能です。

目指すのは古着屋にある1点ものの、ネオヴィンテージ

兄弟がファッションへのめり込んだきっかけは、古着屋でした。
オーナーやバイヤーの買い付けした沢山の中から、1つしかない自分のお気に入りを見つける楽しさ、これがファッションへの純粋な楽しさやワクワクだと今改めて感じます。
バイオウォッシュは、微生物を含む溶液を使っている為、均一に色は落ちず1つ1つ個体差が出ます。
その個体差や個性こそが、ファッションの本質ではないかと思います。
日本の多くの工場は、均一にキレイで品質の高いものを作り出せます。
その技術を土台に個体差のある、不均一なものを作りたいというのが、発想のスタートでした。
ファッション業界で長年経験を積み、セレクトショップ様、百貨店様への鞄などの卸売を行ってきた弟が、
卸売では均一性が強く求められ、こういった素材は避けられてしまいがちで、なかなか採用に至らなかった経験から、
クラウドファンディングを通じて多くの方に認めて頂き、ファッションを本質的に楽しめる商品がより求められる状況を作り出していきたいと思ってます。

研磨技術の活用

個体差を出す為、当社の研磨技術を使い、1点1点手作業で加工を行います。 あえて定点ポイントを決めずに研磨加工をランダムに行います。

金具は真鍮素材に、深みがあり美しい黒色を表現するダールブラックに加工をしたもの使用します。 研磨加工により、下地の真鍮が見えるようにし、長いあいだ使い込んだアジを出します。 当社が長年研磨加工場として、金属を綺麗に磨き上げる事を主として行ってまいりました。 今回初めての試みとして、削り出し使い込んだようなツヤを表現します。

見た目と機能性のギャップを楽しむ

止水ジップとヴィンテージ感のあるバイオウォッシュキャンバスのギャップ

止水ジップは通常ナイロン素材やポリエステルなどの、スポーツ系や機能性の素材との組み合わせが多くキャンバスとの組み合わせはあまりありません。理由は綿素材自体が吸水性が高い素材で、撥水性を持つものがない(パラフィンなど表面加工のものは除く)為、これまであまり見かけることはありませんでした。また、キャンバスというとナチュラルな生成り色が市場には多く、止水ジップとの相性が良くなかった事もあるかと思います。
今回のヴィンテージ感を加えたバイオウォッシュキャンバスと止水ジップとの相性が、組み合わせてみると想像以上に良く、撥水と言う機能性と合わせて止水が加わり、ひと手間を加えた金具により今までにない、新しい多機能性バッグが完成しました。

使いやすい内装

携帯、財布を収納できるポケットが2つ、ミリタリーなどで用いられるループテープでケーブルやペンの収納が可能です。
▼資金の使い道

今回のプロジェクトでは、初めてのチャレンジということもあり、30万円の目標を達成した場合、 生地、金具などの製造に掛かる費用、協力工場の工賃、それと基本的な縫製が出来るミシンを購入させて頂き、今後多くの企画開発を行える体制を作りたいと思います。 同時に皆様のご意見を伺い、それを元にブラッシュアップを行い、春夏製品としてセレクトショップ様への卸売事業をスタートさせたいと思っております。

▼リターンについて

今回SmokyBlackとIndigoの2色を、数量限定特別価格にてご用意させて頂きました。
ご発送は2018年11月中を予定しております。生地や生産の状況により、ご発送時期が前後するかもしれません。
詳細なご発送時期は活動報告にてお知らせ致します。

▼最後に

最後までご覧頂き、ありがとうございます。
今回のクラウドファンディングのチャレンジをスタートに、海外への日本のものつくり、ファッション性、技術の発信を行っていきたいと思っております。
海外へも自社で直接アプローチをして、日本製は高いと言う概念を変え、より世界へ日本製が広まり、
面白い素材や日本独自の素材、技術をアピールして、日本の町工場や生産現場に若いメンバーが集まるような
きっかけに少しでもなれるように、頑張って参りたいと思います。
応援のほど、よろしくお願い致します。

  • 2019/01/07 11:37

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2018/11/17 03:26

    ご支援者の皆様ご支援頂き、ありがとうございます。進捗状況のご報告遅くなり、大変申し訳ございません。現在生産が完了し、明日と来週月曜日にリターン製品を受け取る予定をしております。検品作業後、順次発送を行わせて頂きます。発送はゆうパケットを予定しております。来週中には全て発送を終えられるように進め...

  • 2018/09/10 23:04

    この度の近畿地方での台風、および北海道での地震につきまして 被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。 皆様の安全と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。 ご支援者様、応援頂いている皆様、目標の200%を達成することが出来ました。 ありがとうございます! 多数のご支援を頂きま...

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