高校生が世界に友達をつくる旅を提案します。
タイのアントーン高校と、三重の県立高校の学生の交流プロジェクトです。

私はタイのアントーン県というところで教師をしています、岡田みなみです。
大好きなタイという国と、生まれ育った三重県をつなげるべく、タイに渡りベースをつくっています。


みなさんのわくわくする瞬間ってどんなときですか?
みなさんの幸せなときってどんなときですか?

たとえば、大切な人に会う前の日
旅行の準備をしているとき
待ちに待った、月9ドラマの1時間前
美容院でつやつやになった自分の髪
自分のためにつくられたようなデザインの靴
ケーキ屋さんの扉を開けた瞬間のにおい

人それぞれとっておきのわくわくがあるでしょう。

わたしの場合は
あたらしいものに出会うとき。
(人、もの、空間すべて!だから旅行が好きです。)
サプライズするときと、されるとき。
(びっくりするだろうなとか、泣いちゃうかもな、とか想像する時間がたまらなくわくわくします!)
そんなわくわくをつめこんだ旅のプロジェクトの話をさせてください。

■ 世界に友達をつくる旅

わたしが今回クラウドファンディングでチャレンジする40万円は、
高校生が世界に友達をつくる旅をするために使います。
わたしはこの旅のプロジェクトをGlobal heart warmingと名付けました。

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Global heart warmingのルール
1)自分たちにできる最高のおもてなしを持ち寄ること。
2)滞在期間中に与えられた1つのミッションをクリアすること。

日本語を勉強しているタイの高校生を日本の高校に連れて行き、日本語でタイの文化や魅力を紹介してもらいます。また、日本の高校生にも自分の国や町について紹介してもらいます。ただ紹介してもらうだけじゃなく、それぞれの国特有の最高のおもてなし(例えば煎れた抹茶を飲みながら。)の方法で発表してもらおうと考えています。出会うまでの準備が大切となってきます。

お互いに文化を見せ合い浸ることができたら、次は日本人とタイ人という壁を越えて、力を合わせてもらいます。ミッションは、『“いかにたのしく町を綺麗にするか”を考え、実行する。』です。
学生達の日本とタイの混合チームをいくつかつくり、楽しさとクリーンさを競います。
(例えば、コスプレゴミ拾い!全国でもいろんな団体が開催しています。)

そして、今や誰でも持っていると言っていいFacebookを活用します。プロジェクトのページをつくりプロジェクト執行中はその経過を随時、学生達がアップしていきます。支援してくださる皆さん、それからこのプロジェクトにわくわくしてくれる人、みんなに公開します。

Facebookを使うことで、その後の彼ら学生のつながりも応援できます。
Facebookを通じてメッセージを送り、近況を伝え合う関係ができます。高校生という、進路や将来のことで考えるときに新しい刺激になり、そして毎日顔を合わせるコミュニティ外で友達と呼べる人がいるのはきっと心の支えになることでしょう。自由に動ける大学生になったら、また、会ってくれるといいな。再会のその話も、Facebook上で見ることができたらいいなと思います。

それから、Global heart warmingの中の、地球温暖化の言葉とは裏腹に環境にいいことを追求していきます。友達って、なろうと思ってなるものじゃない。時間を共有したり、感動体験を共有することで友情ができていくんだと思います。環境問題について考え、動く。そうした活動を通して関係をつくります。

そして、わたしが目指すのは、外国に先入観や偏見のない世界。歴史が残した負の遺産をわたしの世代で解消することを目標にしています。
友達がいる国と、ろくに話し合いもしないで国家間で険悪ムードが漂ってたいら嫌ですよね。
友達がいる国の作物や、資源を日本が格安で購入していたら、もやもやを感じるでしょう。
ましてや戦争勃発なんて、ありえないですよね。

国を、数ある中の外国の1つとしてとらえるのではなく、
スパーポンちゃんや、タナワットくんのいる国としてまず先に人の顔が来るそんな関係ができたら、世界はもっとあたたかくなる。この旅を皮切りに、もっといろいろな地域でこのようなプロジェクトを始めたいと思っています。
まずはその1歩を踏み出させてください。

■ わたしのこと。交流予定の学校について。

今、タイからこのプロジェクトを送っています。23歳です。タイの Angthong Patamarrot Wittayakhom Schoolという国立中学高校一貫校の普通科外国語学部の日本語学科で、日本語を教えています。

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教室のうしろの壁は富士山が描かれています。

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これはお雑煮とおしるこをつくったときの写真です。

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アニメがきっかけで日本が好きになった子がたくさんいます。

http://www.apw.ac.th/

学校の公式サイトです。
なんと今年はじめて、うちの学生が日本語コンテスト西部エリアで優勝しました。次は2月下旬のタイ大会です。実はまだまだ授業も試行錯誤中ですが、生徒がこのような成果を出してくれるのは本当に嬉しいです。

Angthongは緑がいっぱいでとても静かなまちです。大学を卒業してすぐここに来て、もうすぐ1年になります。県内で唯一の日本人です。タイに行ったことあるという人でも、Angthongに行ったことがある!という人は少ないと思います。バンコクよりも、アユタヤよりも北部にあります。

バンコクに行くと、「ここは東京!?」なんて思ってしまうほど超高層ビルが立ち並び、人も車も電車も行き交っていますが、一歩外に出るとのんびりした田舎町が大半です。そして、現状としては、非常に所得格差が激しいです。私のクラスでも軽々と日本にいけちゃう家庭にいる子もいれば、まったく手が届かない子もいます。実際この企画を話してみたところ、学科70人のうち応募は9人でした。

平均月収が日本円で約3万円のこの県で、子どもを日本へ行かせられる家庭のほうが稀であることは想定内でした。でも格差が激しいため意思があれば行ける子が出てくることもわかっていたのです。

ですが、これでは日ごろの頑張りがまったく反映されないプロジェクトになってしまいます。今のうちに「がんばっても無駄」「うちにお金があれば・・・」なんて体験は作ってほしくないです。そこで私は1人だけ無料で行けるという特別枠を考え、選抜しました。筆記・音読・会話3種類のテストの総合獲得点数で選び、70人みんなにテストを受ける資格があります。

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選抜された子を紹介します。満点200点のうち、178点をマークしました。高校1年生のシェウチャーくんです。高校3年生までのすべての学生がこのテストに参加したのですが、トップをとったのは高校1年生の男の子でした。

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彼は、メディアの活用力も優れています。わたしのFacebookアカウントがオンラインになるのを見るとすぐに日本の言葉や文化について、質問を送って来てくれます。
日本に行きたい理由を聞いたところ、「なぜゴミが少ないのか、見てみたい。」 「友達をつくりたい。」と話してくれました。

クラウドファンディングで得たお金は
シェウチャー君の飛行機代、食費、自費で来る学生と引率の先生5人を含めた16人の移動費、食費の補助として大切に使わせていただきます。

■このプロジェクトに至ったこれまでの道。

大学では多元文化を学びました。将来は発展途上国で困っている人たちを助けたい。そのためになんらかの力を付けたい。そう思って選んだ学部でした。
といっても学部で学んだことをちゃんと話せません。
厳しい学部ではなかったので好きなことをいっぱいさせてもらいました。

NGO主催の海外ツアー、教師のための教育サークル、市民大学でのボランティアスタッフ、東日本大震災のボランティアなど、時間のある限りたくさん動きました。
一歩踏み出すと新たな出会いに恵まれ、その出会いがまたいろんな場所に私を運んでくれました。こんな私が100人や200人の前で話すという機会も何度かもらいました。
4年間の出会いとチャンス、すべてに感謝です。

その中でも大学のゼミでの、タイの大学生と2週間すごすという経験が、このプロジェクトのかたちをつくってくれています。

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2011年、私たちの大学のゼミ一行はタイのロッブリー県にあるテプサトリーラチャパット大学の日本語学科と交流プロジェクトを行いました。最初は自己紹介と国紹介からはじまりぎこちなかった私たちが、同じ料理を食べ、タイの有名な観光地や行きつけのマーケットへ行き、一緒にボランティア活動をし、夜な夜な恋の話をしたりして、2週間後には離れがたい存在になっていました。最後の日のお別れパーティで全員号泣した夜を、私は一生忘れません。

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私たちの中はSNSを通じて今も繋がっています。(もちろん私はタイに住んでいるのでネットを越えてお世話になりまくりです。)また、その後日本にその大学生を招待した体験も、私にとって大切な基盤になっています。外国の友達に私たちの町を紹介したり、一緒に観光することで見えてくる私たちの町がありました。

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そのあとのことでした。タイの首都バンコクがひどい水害に見舞われ日本企業が次々に水没し、日本のメディアも大きく報道していましたね。そのときの私たちにとってタイは大変そうな遠くの国ではなく「トップくんのうちは大丈夫かな」「ミーンちゃんに連絡してみなきゃ」と思うようになっていました。
タイの洪水への募金箱一つでも意識が変わっていました。「これ、入れたらお金はどこに行くんだろう?」

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私は大学生活を通してひとつの思いをもつようになりました。こんなプログラムを日本といろんな国でできたら、世界はもっと温かくなれるんじゃないか。世界は変わるんじゃないか、友情は世界を変える、と。もっともっと、温かくなれ!Global heart warmingにはそんな思いが込められています。

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出会って1年半後、タイで再会しました。

私はこのプログラムを皮切りに、もっとたくさんの、いろんな国で友達をつくるプログラムをつくっていきたいと思っています。これから日本へ旅立とうとしているタイの学生は、次は日本の学生を受け入れたいと張り切っています。ひとつの旅がつぎの旅をつくる、そんなプロジェクトになればいいな。

時間がたっぷりある大学生という期間でバイトをしてはショッピングのために海外へ行ったり自然を満喫するために海外へ行ったりしました。が、わくわくが違うんです。思い返すときの思いもまるで違う。残るものもちがう。

■最後に、みなさまへ。

ぜひ、仲間になってください。
このプロジェクトのリターンは1000円以上のサポートをしていただいた人にタイの学生の日本滞在最終日を予定しているパーティへの招待を考えています。
目標金額を達成し、このプロジェクトを始めたいという思いはもちろんですが、このサイトを通じてこれからの仲間を探せるんじゃないかという思いも込めてエントリーを書かせていただきました。
このプロジェクトの一歩を踏み出すために、どうかご協力お願いします。
長文読んでいただき、本当にありがとうございました。

◎ ご支援いただけるパトロン様へのリターン

500円
・お礼のメールを送らせていただきます。

1000円
・お礼のメールを送らせていただきます。
・日本滞在最終日に行う報告会に招待いたします。(5月15日の夜、名古屋駅周辺で行います。※日程変更の場合もあります。)
・活動の写真とPDFをメールで送らせていただきます。

3000円
・お礼のメールを送らせていただきます。
・日本滞在最終日に行う報告会に招待いたします。
・活動の写真とPDFをメールで送らせていただきます。
・日本語学科の生徒達からのお手紙をあなたのおうち宛に郵送させていただきます

5000円
・お礼のメールを送らせていただきます。
・日本滞在最終日に行う報告会に招待いたします。
・活動の写真とPDFをメールで送らせていただきます。
・日本語学科の生徒達からのお手紙をあなたのおうち宛に郵送させていただきます
・日本語学科の高校生特製、日本人が知らないタイの穴場スポットをまとめたミニブックを送らせていただきます。

10000円
・お礼のメールを送らせていただきます。
・日本滞在最終日に行う報告会に招待いたします。
・活動の写真とPDFをメールで送らせていただきます。
・日本語学科の生徒達からのお手紙をあなたのおうち宛に郵送させていただきます
・日本語学科の高校生特製、日本人が知らないタイの穴場スポットをまとめたミニブックを送らせていただきます。
・Angthong高校限定の文房具セットを送らせていただきます。ハスの花をイメージしたロゴです。ノートやファイルをこちらで選びます。

15000円以上
・お礼のメールを送らせていただきます。
・日本滞在最終日に行う報告会に招待いたします。
・活動の写真とPDFをメールで送らせていただきます。
・日本語学科の生徒達からのお手紙をあなたのおうち宛に郵送させていただきます
・日本語学科の高校生特製、日本人が知らないタイの穴場スポットをまとめたミニブックを送らせていただきます。
・Angthong高校限定の文房具セットを送らせていただきます。ハスの花をイメージしたロゴです。ノートやファイルをこちらで選びます。
・我が日本語学科の絵描きさんBoatくんのAngthongの風景画を、額縁に入れて郵送いたします。

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真ん中にいる子がBoatくんです。

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絵の詳細です。色鉛筆で書きます。

  • 2014/06/10 17:00

    こんにちは!Sawadee kha ! 岡田みなみです。 Campfireでの報告ができていませんでした! 大変失礼いたしました。 もう見てくれている方が多いと思いますが、交流の様子はこちらで(http://www.facebook.com/ghw0510?fref=ts)...

  • 2014/05/07 21:22

    サワディーカー!みなみです。 GW終わりましたね!みなさんいかがでしたか? 私は、高校の同窓会のようなパーティがあって、ひさしぶりに高校時代の友達と会うことが出来ました。 最初は行くのをためらっていたのですが、 企画者の子が、桑名高校のあつまりに桑名高校とプ...

  • https://www.youtube.com/watch?v=U-XoUxN31To
    2014/04/29 00:34

    サワディーカー!みなみです。 土曜日の深夜。100%達成、サクセスすることができましたー!(T_T) 支援してくれたかた、情報をシェアしてくれた方、アドバイスくれた方、 みなさんに感謝です。 本当にありがとうございます! 今まで話を進め...

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