数あるプロジェクトの中からご覧いただき、ありがとうございます。Labitというスタートアップで、毎日新しいサービスを考えている、鶴田浩之(25歳)と申します。

CAMPFIREで前回達成したプロジェクトにより、渋谷・道玄坂に「BOOK LAB TOKYO」という蔵書1万冊・42席のコーヒースタンドを併設した本屋さんをオープンすることができました。支援者の皆様に、心より御礼申し上げます。

このたび、古本が手軽に売り買いできる「ブクマ!という新サービスを企画しました。本の裏面にあるISBNコードをカメラで読み取って出品でき、最短10秒、世界最速のEC体験ができるものです。

 

 

 

自分自身が何より本を読むのが好きだから、「短い人生だからこそ、生涯で読む本をもっと増やすぞ!」という想いで、このサービスを企画することに至りました。CAMPFIREを通して、全国にいる本好きの方にも共感してもらえたらと心から願っています。

 

▼ 本好きのためのサービスを作りたい

本に特化したCtoCフリマアプリ「ブクマ!」は、 "たくさんの人の、人生で読む本を増やす" というミッションを掲げています。大手古本チェーン店などに持ち込み、買取り査定を行っていた旧来の方法から、全国のユーザー同士が互いに需給一致の価格で、気軽に本を売り買いできる世界観を目指していきます。

かつてAmazonがインターネットで一番最初に売ったものは本でした。本は、私たちの日常の中のもっとも身近なモノの一つであり、文化的な側面もあります。皆さんの自宅にも、きっと10冊や20冊の本がある思います。本は、人に貸したり、借りたり、コミュニケーションにおいても媒介になる素敵なアイテムだと考えています。

世界中で発刊されている本は、すべてISBNコードで規格化されていることから、スマートフォンのカメラを用いてバーコードを読み取ることで、簡単に出品できるシステムを、私たちは開発しました。

 

 

※ バーコードを読み取って、「価格」「本の状態」を決めるだけで出品できます。

▼このプロジェクトで実現したいこと

「ブクマ!」のミッションは、"たくさんの人の、人生で読む本を増やす" ということです。出版不況と言われていますが、日本の読書人口は、電子書籍と中古本の流通拡大によって、実は増えているという考察もあります。電子書籍化の流れに並走する形で、古本の流通量は減ることなく、今も多くの人に親しまれています。

この十数年間で、新刊(街の本屋さんや、Amazonで売られる新品の本)は、約70億冊ほど売られています。しかし現在、流通している古本は、推定でも7億冊も満たないです。90%以上の本は、捨てられたことを差し引くと、日本の数千万世帯の「本棚」に、何ヶ月も読み返されることなく、ずっと眠っているということになります。この本を、少しでも流動化させて、本を読む機会が増えればいいなと考えています。

 

▼ 人から人に本を渡すサービスだからこそ、紙の本に付加価値がつく

皆さんは、買取店に査定に持っていって安く値付けされるのはちょっと嫌だなぁ、という事はありませんか? 本は、デジタル(電子書籍)でも読める時代。だからこそ、紙の本の付加価値は何かと考えたとき、「誰かから譲ってもらった」 ということが、1つの要素として増えるのではないかと思っています。大手チェーン店で買うよりも、人から人に渡ることでストーリーがあります。

これまでの似たようなCtoCサービスでも、商品をオークションやフリマアプリで1点ずつ写真を撮影して出品するのは面倒、という経験はありませんか? 古本特化のフリマアプリとして、本の二次流通をもっと加速させるためには、「圧倒的に簡単な出品」が必要だと考えました。サービス公開時には、100万冊以上の本のデータベースから簡単に出品できる予定です。年間7万タイトル以上も発行されている書籍の中から、自分が探している本も、より見つけやすくなります。

読み終えた本、積ん読のまま時間が経ってしまった本は他の人に譲って、検索から中古で新しい本との出会いを見つける。まるでユーザー全員で、一つの本棚を共有しているようです。世の中の流れである電子書籍とともに、古本をもっと読もうという世界観を提案していきます。

 


 ブクマ! は、あなたのスマートフォンの中の「古本屋さん」を目指します。

 

▼資金の使い道

企画発足からアプリの開発にあたっては、総勢8名のチームが半年間かけて取り組んできました。iOSアプリ(2016年夏リリース予定)の開発、Androidアプリ(2016年末リリース予定)を開発を推進し、より良いサービスを目指すことに役立たせていただきます。

 

▼リターンについて

CAMPFIREでは、皆さんからの応援の気持ち・共感の気持ちとしてクラウドファンディングの資金をいただいております。私たちが提供できるリターン(お礼)は、ノベルティグッズの他に、実際に「ブクマ!」での利用体験を気軽に始めてもらえるように、お買い物に使えるためのポイントに充当するギフト券をご用意いたしました。

 

・アプリ、Webサイトにお名前(ID、ニックネーム)の表示
 サービスの提供開始から3ヶ月間、パトロンの皆さまのお名前/ID・ニックネーム等をアプリ内とWebサイト上に表示させていただきます。(希望されない方は外すことが可能です)

・ブクマ!のポイントギフト券 3,000円分〜10,000円分
 登録メールアドレス宛てにご案内致します。
 ※ 資金決済法の関係から、発行日より6ヶ月以内 が有効期限です。ブクマ!に出品される全ての本の購入ができます。
 ※ Android版アプリをお待ちの方には、2016年12月以降のリターン行使になる場合があります。

・オリジナルグッズ
 原画からデザインしたキャラクターを用いた
 ステッカーシール、ポストカード、ミニマグカップ、Tシャツを製作予定です。


※ 資金決済に関する法律に基づく「前払式支払手段」に関する付記事項

 今回のプロジェクトのリターン内容は、資金決済に関する法(以下、「法」)に基づく、いわゆる「前払式支払手段」に一部該当するものです。本プロジェクトで提供するポイントの有効期限は、発行日より6ヶ月内と定めさせていただき、基準日未使用残高は規定の1,000万円未満を下回っていることから、法の第4条に基づいて、表示義務・情報提供義務・発行保証金の供託等が求められる資金決済法上の "適用除外" となります。

 

▼ 最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

たくさんの方からのヒアリングの中で、自宅の本棚にずっと残っている本を、売りやすくしたい、という声を頂きました。一方で、電子書籍の時代になっても、紙の本に親しみたいという方も、数多くいることが分かりました。

私はこの半年間、本のことばかり考え続けていました。渋谷に新刊書店をオープンし、そしてスマートフォン向けのアプリとして古本のマーケットを作るということ。このプロジェクトを通して、日本人のリユース文化を少しでも後押しして、本に親しむ機会が増えることを切に願っています。

また、数千年の書物の歴史、そして570年以上前の活版印刷の歴史から、現代の電子書籍が急速に普及しているという「人類にとって重要な時代の節目」にあたって、このプロジェクトが意味する社会的意義もしっかりと考えて、当初の設計思想をぶらさず、愛されるサービスを目指して続けていきたいと思います。

皆さんの応援、よろしくお願いいたします。

 

 

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