人気でOUT OF STOCKとなった4万円のリターンに続き、7000円のリターンも追加いたしました。リターンの内容は同じになっています。


ファンキー末吉サイン入り著書「日本の音楽が危ない~JASRACとの死闘2862日~」

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この裁判はJASRACの不透明な分配方法に対して行われたものではない。
「こんなやり方じゃ正しく著作権者に分配されないではないか!!」
と声を上げたら、「ライブハウスの経営者」として訴えられたのである。

ではそもそもJASRACはどうしてライブハウスの経営者を訴えるのか?
それは「カラオケ法理」と呼ばれている法律的な解釈により、「カラオケは客ではなく店が歌っている」という考えによるもので、カラオケ店から著作権料を徴収する方法として苦肉の策として考えられた法解釈である。
デジタル時代の昨今においてもこの考えはまかり通っていて、それに対しては問題視する声を上げる著作権学者は少なくない。

逆に言えばJASRACにとってこんな便利な法解釈はない。
カラオケ屋からもライブハウスからも、店から毎月決まった額を徴収していればよいし、そのような「包括契約」を結んでしまえば、もう他の著作権業者がこの「演奏権」という分野に新たに参入出来る余地はなくなる。
ライブハウスからすればもう「みかじめ」のようなお金は毎月払っているのだ。どうしてまた新たな業者に毎月いくらか払わねばならない!? じゃあその新しい業者の曲はもううちでは演奏させない!! となるのは当然である。
放送業界では同じようなことが起こって、JASRACは最高裁で敗訴している

それでも「演奏権」という分野ではまだまだJASRACの独占状態で、今のうちになるだけ「囲い込み」をしときたいという考えもあるのだろう。この「カラオケ法理」というもの解釈をJASRACはどんどん広げてゆく・・・
そして今回のこの裁判の判決である。

それに関してはいろんな著名な著作権学者が法律会で意見を出されているが、特に東洋大学法学部の安藤和宏教授は最高裁に対してこのような意見を書いて下さった。

【判例評釈】
飲食を提供するライブハウスにおいて演奏者が主催するライブ演奏の主体はライブハウスの経営者であるとして演奏権侵害が肯定された事例
知財高判平成28年10月19日(平成28年(ネ)10041号)Live Bar事件
東洋大学 法学部 安藤和宏

この先生が危惧してらっしゃるように、これがまかり通れば、「レンタル・スタジオ、リハーサル・スタジオ、レコーディング・スタジオや、楽器が設置されている公民館、市民センター、市民集会所、あるいはマンシ ョン等が提供している楽器設置型の共有スペース等の経営者にとっても演奏主体性が認められる可能性がある」・・・つまりJASRACは今後、音楽教室に続いて練習スタジオや公民館にも「売上の何パーセントよこせ」などという主張をして来る可能性があるということである。

私は、市民センターで音楽を演奏して金銭をもらうこともある。たとえばとある企業のイベントに出演してギャラをもらってドラムを叩いた。
毎年夏に開催している「日中友好こども(大人も可)サマードラムスクール」は、今年は合宿出来る貸しスタジオで行われる。
このスタジオではウェブサイトで「日頃お世話になっているファンをつれて一緒にリハツアー!最終日は80畳で打ち上げスタジオライブ!」といった使用を歓迎しているが、料金を取ればそれは立派な商業活動である。
JASRACはコンサートホールでは演奏の主体を「出演者」ということにしていて、ライブハウスでは全く逆である「小屋の経営者」としている。
ライブハウスとコンサートホールのはっきりとした線引きはない。
コンサートホールより大きなライブハウスもあるし、飲食を出すコンサートホールだってある。
JASRACがライブハウスだと思えばライブハウス。そこで演奏するなら経営者が金払え!!
(後の項で触れるが、JASRACは「出演者からの使用許諾は認めない」とこの裁判でも明言していたが、これは実は重大なる違法行為である)
まあJASRACにしてみたらとにかく何でもかんでもライブハウスと同じように扱ってしまえば確実に毎月決まった「上がり」が来るし、そこにはもう他の著作権業者は入れないし万々歳なのである。

この判決が確定したことをいいことに、音楽教室の次には楽器さえ設置しれいれば市民センターや貸しスタジオの経営者などを訴えて来る可能性もあるということだ。
「テロ等準備罪」ならぬ「演奏準備罪」のようなものである。

日本の音楽が危ない!!

・・・執筆中、こちらで発売支援をお願い致します。

OUT OF STOCKになっていた、4万円のリターンを追加いたしました。
サイン入り著書に加えて、ファンキー末吉がみなさまの希望の場所に赴いてドラムを演奏する内容(交通費・会場費は別途)となっています。
みなさまのご支援よろしくお願いします。

また7000円のリーターンもOUT OF STOCKとなっているので、こちらも新たに追加予定です。
リターンの追加にはCAMPFIREへの申請とチェックが必要となるのでしばらくお待ちください。

この「活動報告」のページで、執筆中の本の内容を少しずつご紹介しようと思っている。何より裁判の中で私が体験した「これは危ない」ということを先に書かせて頂きたい。

 

私は昔、事務所の人間から「会員になっておけば色々得だよ」と言われていたので、何のことかあまりわからないまま「JASRAC会員」とやらになっていた。

知り合いの音楽家の中にも会員は多いが、私のように何が得なのかもわからないままいつの間にか会員になっている人も多い。

いや、自らが会員かどうかもわかってない人も多いようだ。

 

私がこの契約の存在を強く認識したのはこの時である。

ファンキー末吉ブログ「ご自由にお使い下さい」

 

これは

「著作権登録したって自分で演奏しても著作権料取られるわけだし、ライブハウスなんかで演奏されても自分にちゃんと戻って来やしないんだから、だったら人に自由に使ってもらえばいいじゃん」

という考え方なのであるが、実はこの時点で私は初めて弁護士にこの会員契約のことを聞かされた。

 

会員の方が作った全ての楽曲は、作った瞬間に未来永劫JASRACのものです!!

あなた方は知らず知らずのうちに、そのような契約を交わしているのです!!

 

つまりこういうことである。

あなた方の全ての楽曲はあなたのものではなくJASRACのものなので、勝手に「自由にお使い下さい」などと言うとそれは「違法行為」!!

それだけではない。作詞作曲などでは印税制度ではなく「買取り」というやり方で一括でお金を受け取る支払い方もあるけれども、当然ながらあなた方に権利はないので勝手に「買取り」などでお金を受け取ることは「違法行為」!!

 

当時は著作権業者はJASRAC独占の時代だったのだから「あなたが作った作品は将来に至るまで全てJASRACのもんとなりますよ」と言われたって、どうせJASRAC以外にお預けする著作権団体はなかったのだから誰も気にしていなかったが、今のこの時代にこんな契約がまかり通っているのもおかしな話である。

 

当然ながら弁護士は「そんな契約はもう解約しておいたらどうですか」と勧めた。JASRACのような団体はその契約を矛先にして音楽家を告訴したりしかねない団体である。

「もし私が先に解約したとしたら、何も知らない他の会員の方々がいつかJASRACに訴えられることになる」・・・そう思ってわざとそのままにしていた。

 

そしたら裁判の中で案の定やって来たのだ。

 

ーー引用ここからーー

 

「原告第3準備書面」p33、34

5 原告に作品届を提出しなくても著作権が移転すること

被告らの主張には、ほかにも,著作権法の規定を無視し又は自ら締結している契約の条項を無視するものが多数存する。そのようなものの一つとして、原告と著作権信託契約を締結していても、委託者には自ら著作した著作物を委託しないこととする裁量権を有するとの趣旨の主張を挙げるこ とができる。

すなわち、委託者は信託契約約款31条1項6号によって「委託者が新たに著作物を著作したとき」は原告に対してその旨を通知すべき義務を負っている(同義務の履行の方法は「作品届」を提出する)のであるが、被告末吉は、この通知義務を負っていることを無視して、委託者である被告末吉が「作品届」を提出しなければ、その著作物は自己管理に属するという主張を繰り返す(調停時の準備書面である甲31の2~8頁,乙28の 1~2頁)。

 

そもそも、委託者は、信託契約約款3条1項において「将来取得するす べての著作権を……信託財産として受託者に移転」することを約しているのでるから、被告末吉のいうようなご都合主義がまかりとおるはずはない。しかし、他を非難するのに急な被告らは、このように初歩的な誤りにも気づかないようで、本件訴訟においても誤解に基づく主張を繰り返している。

この誤解は、被告末吉が「作品届」を原告に提出することさえしなければ、誰がどこで当該著作物を演奏利用しようとも、原告の著作権を侵害することにはならないとの恣意的な議論に結びついてゆくことになる。

 

ーー引用ここまでーー

 

作品届けなど、そもそも発売でも決まって共作者の同意がなければ出せないではないか!!作ってすぐ提出など到底不可能である……。

それに今のこの時代、共作者が別の著作権団体に預けたいと思ったらどうすればいいと言うのだ?!(また、JASRACがこの裁判で「著作権侵害」として提出した楽曲の中には北朝鮮の作詞曲もあり、今の国際情勢でこの団体が権利を管理することは不可能である)

 

そう、JASRACがここで言ってるのは「契約違反」などではない。裁判には「著作権侵害」として提出して来たのである。

つまり自分の作った未発表楽曲を勝手に演奏したら「著作権侵害」、こんなことがまかり通ったら「まだ未完成だけど試しに演奏してみよう」なんてことも出来ない話になる。

 

今までJASRACがそれを理由に音楽家を訴えたことはない。

しかし今回、JASRACは私が他のライブハウスで演奏している現場にまでやって来て、著作権登録していない曲なども「著作権侵害」として裁判所に提出した。

 

つまりこれは「会員になってる音楽家をいつでも訴えることが出来るんだぞ」と主張しているようなものである。

末吉はJASRACに逆らったからやってやったが、従順なヤツは訴えないでおいてやろう、私にはこの団体がこう言って薄ら笑いを浮かべているようにしか思えない。

 

従順な音楽家はそのままでいいだろう。

私は「役目を終えた」とばかりさっそくこのバカな契約は即座に解約した・・・

 

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