2016/06/06 10:38

国連の世界幸福度報告書にて1位に輝き「世界一幸せな国」と称されるデンマーク

(ちなみに日本は大きく後ろに引いた53位でした)

 

なんといっても社会福祉が充実しているため、”ゆりカゴから墓場まで” 様々な生活サービスが無料です。特に子供のために使う予算は世界一で、0歳から18歳、さらに18歳以上も社会人になるまでのすべての学生に手当が出るそうです。

さらに全ての教育、医療、介護、年金の全てが税金でまかなわれるため無料。

たとえ社会人から学生になるとしても、勉強がしやすいのです。

 

その他、有給の取得や労働時間の制限、再生可能エネルギーの普及率など、挙げればきりがないほど出てくる、デンマークの魅力。

それらを発信しているデンマーク大使館のツイッターで、今年3月こんなことが発信されました。

なんと選挙制度も世界一

これは、各国の選挙制度の清廉性を調べるプロジェクトにおいて、デンマークの制度と実態が評価されたということです。

では一体、具体的にはどんな点が評価されたのでしょうか?

 

まず比例代表制であるため1つの政党が過半数の議席を占めるということがなく、多数の党が連立政権を組むことも一般的だそう。

1909年以来、絶対多数となった党はなく、和解や中立を望むことから協力的民主主義と呼ばれることもあるそうです。

また、一票の格差もないとか。

 

さらに選挙権同様に被選挙権も18歳から。しかも外国籍でも立候補可能ということで、事実上どんな人でも立候補できると言われています。なんと選挙資金も10万円以下で済むそうで、10〜20代が参加しやすいのも納得です。

そして汚職の少ない国としても世界一。

これは透明性や公平性を重んじる国民性もさることながら、行政監査機能が有効に機能している証拠。

 

これらのデータを見ているとついつい「うらやましい」と言いそうになりますが、逆に見るとこれらは日本の政治における課題とも言えそうですね。

デンマークだって、長い年月の間に国民が勝ち取ってきた権利なのですから、日本でできないことはないと思いたいです。

  自分たちが暮らす社会がどうあってほしいのか。

  何が変わればもっと快適なのか。

  理想的な国に近づくには何が必要か。

そんなことを自分ごととして考えることから、政治への参加が始まるんだと思います。

 

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