2017/11/30 21:15

PPKPでは、動力にジェットエンジンを使っているのですが、推進用のプロペラはエンジンの後ろにあります。
と、いうことは、プロペラにジェットエンジンの排気(結構高温)がかかるということ。
プロペラは遠心力とかいろんな力がかかっているので、あまり熱くなって、強度が落ちるとまずいのです。
計算上は大丈夫なことは確認したのですが、実際何度になっているかはやっぱり確認したい!と悩んでしたところ、
岩通さんが、協力してくれることに!
今回は、サーモグラフィと言う機械を持ってきてくださいました。
温度が高いところが赤く表示されるアレですね。

早速、エンジン回して測定開始!

が、プロペラの回転数が早すぎて、画面に映らない~
なんでも、計測機のヘルツ(フレームレート?)の半分くらいまでがギリ測定できる速さとのこと。
プロペラはMAX5000rpmで回るので、83Hz。倍にすると167Hz!さらに2枚羽なので330Hzが必要になる計算ですね。
高速度カメラの領域だそうです・・・

と言うことで、作戦変更。
ある程度運転させてプロペラがいい具合にあったまった所で、プロペラを止めて表面温度を測定!

これはばっちり、温度分布見ることが出来ました!
加熱される温度も50℃程度で問題なし!

これで安心して、試験を続けられます!

このプロジェクトがいろんな人の協力で進んでいると言うことを改めて実感。
岩通さんありがとうございました!!