2018/01/25 19:45

2018年1月25日 活動報告 No.6 

 

1月22日 17:00より「ロケットナイト2 ~今度こそ宇宙へ!~」が開催されました。当日の悪天候の中、会場にお越しいただいたみなさまに感謝申し上げます。また、多くのみなさまにネット中継をご覧頂き、イベント終了後からご支援の数も増え続けており、ありがたいかぎりです。

今回もファンクラブ通信から当日のレポートを転載させていただきます。また、今回の活動報告は一般公開とさせていただきます。

なつのロケット団ファンクラブページ

https://camp-fire.jp/projects/view/9443


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みなさま、こんにちは!

本日のファンクラブレターは、昨夜開催したMOMO2号機の記者発表イベント「ロケットナイト2」の様子をお届けします!

 

動画はこちらにアップしていますので、お時間ある方はぜひ見てみてくださいね!

https://www.youtube.com/watch?v=oM13-45PFi0

 

この日の東京は大荒れ。都内では異例の積雪10cm超えに、交通ダイヤは乱れに乱れ・・・。それでも多くのメディアの方や一般参加者の方が来てくださいました。本当にありがとうございます!

 

【MOMO2号機の実物大モックアップを初お披露目】
東京都内に、実物大のMOMO2号機が出現。この日、初公開となるMOMO2号機の実物大のモックアップを会場に展示いたしました。

 

  

 

 

 

MOMO2号機のメインスポンサーは、ひふみ投信を運用するレオス・キャピタルワークス様。MOMO2号機はそのマスコットキャラクターのひふみろをイメージして作られています。

 

実物大のひふみロケットを見た藤野社長は「感動しました。これが宇宙に飛んで行くのかと思うと。」と、ロケット打ち上げへの期待を言葉にされていました。

 

【初号機が打ち上がったその直後にメッセージ】
藤野社長がスポンサーの検討をはじめてくださったのは、MOMO初号機の打ち上げのとき。堀江と20年来の友人である藤野社長は、それまではロケットがこれほど感動するものだとは思っていなかったのだとか。MOMO初号機の映像を見て、”半分成功、半分失敗”という結果に「次があるなら、ぜひ関わりたい」と堀江にすぐメッセージを送ったそうです。

 

 

「投資はリスクを負ってチャレンジする人を応援するためにある。北海道十勝・大樹町という町から、いつか人を乗せて宇宙に運びたいなんて大それた夢を掲げてるなんて、すごいじゃないですか。」

 

投資家として十分に応援する価値があると感じた藤野社長。

 

「まだ一部の人しかこの面白さを感じていないかもしれない、でもこの挑戦を続けていった先にインターステラテクノロジズやロケットブームが来るかもしれません。」

 

これまで多くの企業をみてきた藤野社長の力強い言葉に、その場にいたスタッフもとても励まされました。

 

【MOMO2号機は初めてのペイロード搭載機】
今回のイベントで正式発表させていただいた情報の一つとなりますが、MOMO2号機にはインターステラテクノロジズとしては初めてペイロード(搭載実験機器)を搭載します。高知工科大学が研究を進めるインフラサウンドの測定センサを搭載し、空気の薄いところで音がどう伝わるかを測定します。この測定結果は、津波などの自然現象を感知する技術などに応用されるのだとか。

 

MOMOが日本の技術研究に役立てることをとても嬉しく思います。なんとしても打ち上げを成功させたいですね!

 

【軌道投入機のコードネームはZERO】
すでにMOMOと平行して開発が進んでいる軌道投入機のコードネームが決定し、社外向けとしては初めて公式に発表させていただきました。

 

軌道投入機の開発コードネームはZERO。ミッションマークも初お披露目となりました。

 

 

 

名前の由来は改めてご報告させていただこうと思います!

 

【CAMPFIRE Fireballと連携したライブ中継】
今回のライブ中継では、クラウドファンディングのCAMPFIRE社からリリースされた新機能「CAMPFIRE Fireball」を使わせていただきました。

 

イベント中にMOMO2号機の支援がされると、ライブ中継の画面上にメッセージが表示されるというもの。

 

 

 

イベント直前と直後も含めて、総額60万円以上をMOMO2号機に支援いただきました。本当にありがとうございます!

 

イベント中に藤野社長も「こんなにワクワクするロケットの打ち上げに、数千円で参加できる。しかもみんなの力でロケットが打ち上がる。これこそ投資の醍醐味です」とおっしゃっていました。

 

ISTはたった十数人の小さな会社ですが、MOMO初号機の打ち上げの際には本当に多くの方が会場に足を運んでくださり、その感動を共有いたしました。

 

「みんなの力で、ロケットを宇宙に。」

 

MOMO2号機ではより多くの方にこの感動を感じていただけたらと思っております。MOMO2号機のクラウドファンディングは2月10日までです。1000万円の発射ボタンもまだ残っていますよ!

 

■今度こそ宇宙へ! MOMO2号機をみんなで飛ばそう

https://camp-fire.jp/projects/view/54332

 

 

以上、ロケットナイト2の開催レポートでした^^

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というわけで、なつのロケット団ファンクラブからの転載をさせていただきました。

ちなみに軌道投入機ZEROのTシャツを2月3日から4日までベルサール六本木1F HALLで開催される、ホリエモン万博 のロケット展会場 にて販売予定です。

ZERO-Tシャツの他、

・MOMO-Tシャツホリエモン万博.ver

・なつのロケット団 宇宙征服Tシャツ

・これまで打上げたロケットのミッションマークを集めたミニステッカーセット

なども販売予定となっております。そして会場展示品としては

・ロケット「MOMO」実物大モックアップ

・1/8スケールモデル衛星軌道投入ロケット

・ホリエモンロケットの歴史パネル

・これまでの打ち上げ時に使用されたエンジン、機材等

・これまでの打ち上げや実験等の動画

・秘密基地大公開!IST本社や打ち上げ場をVR体験

など、様々な展示でみなさまをお待ちしております。ロケット以外のイベントも目白押しですので是非お越しください。

 

さて、イベントと並行して、MOMO2号機の準備も進んでいます。

 

ロール制御用GGG(Gas jet Gas Generator)の燃焼実験はまだ続いています。様々なパドル形状をテストして性能向上を目指してきました。

 

 

GGGパドル Ver.1からVer.4まで

 

GGG パドルv4加工中動画

(作者…かずくん feat. NCフライス)

本日行ったVer.5の燃焼実験で、可変ノズルの作動中の所定の結果が出たため、ノズル形状の改良は一段落し、いよいよ、実機で想定される様々な状況での動作実験に入ります。

担当者談「超音速流の気持ちにちょっとだけ近づいた」


また、MOMO初号機の打上げ時には、液体酸素の入ったタンク周辺が冷やされることによって、霜が付きました。極低温の液体酸素を使う他のロケットでもみられる現象ですが、活動報告のNo.3でも触れた通信途絶の原因を探るためのFTA(フォルトツリー解析 Fault Tree Analysis)では、この霜が一度融けて再び固まった事による着氷の剥離が、機体の破損を招いた可能性も捨てきれませんでした。

そこで、霜が付きにくくなる、もしくは付いてもすぐに剥離する、そして、霜が融解しても水滴が表面に残りにくくするような、様々な表面処理剤をテスト中です。

 

このようなアルミとカーボンの接合部を模した箱を作り。

 

液体酸素を入れた状態。

 

今度はさまざまな表面処理剤を塗って、着氷の様子を確認します。


地味な実験ですが、MOMO初号機のトラブルの原因と思われるものを一つづつ検証、改良しながら、MOMO2号機の開発は進んでいます。