2018/02/08 13:25

妻にお願いしてインタビュアーになってもらい、インタビュー記事をブログに掲載しました。
ご一緒に開発をご検討して頂けるパトロン(メーカー・企業)様向け、リターンの企画書についても少し触れてます。是非ご覧ください!

引き続き応援よろしくお願いします!

宮城

 

わたしの“とか”ブログ | 明日からイクメンになる。 より転載

バックパックの技術が搭載されたランドセルについて聞いてみた。

[目次]

・プロジェクトを立ち上げた理由

・ワイドナショーで取り上げられていた小学生の腰痛問題について

・ランドセル 高けぇーし、ダセーんだよ

・企画書の内容を少し教えて頂けませんか

・ランドセルがいじめをなくす

 

【プロジェクトを立ち上げた理由】

妻:今日はよろしくお願いいたします!早速ですがなぜ、このプロジェクトを立ち上げようと思ったのですか?

私:なぜだと思いますか?

妻:カッコいいランドセルを娘にプレゼントしたいと思ったからですか?

私:はい。一応は、プロジェクトをご覧になって頂けたんですね。安心しました。けど、それだけじゃないです。ランドセルは今から130年前、1887年に伊藤博文が大正天皇に献上したことが始まりと言われ、日本の文化に根付いています。ですが、時代に合わせてもっと進化してもいいと思ったんです。

妻:具体的に言うと?

私:ぶら下げてる体育着を入れる黄色の巾着袋が不安定なところや、教科書の取り出しにくさだったりを改善したいと思ったんです。

妻:確かに、言われてみると体育着を入れる巾着袋って黄色ってイメージあります。

私:色というかデザインです。私は、モノが好きでアウトドア用品を見るのが好きで良くみてるんです。その中で、巾着袋の役割と似ている円形のスタッフバックってモノがあんですが、あるメーカーは隙間をなくすために長方形にしたりだとか工夫されてるんです。そういうアウトドアの細かいデザインの進化がランドセルにもあっても良いのではないかと思ったんです。息子に、アウトドアブランドのランドセルを買ってあげることはできなかったんですが、娘には買ってあげたいです。ちなみに、息子の体育着は巾着袋ではなく、スタッフバッグに入れています。

妻:アウトドアブランドでなければならない理由はあるのですか?

私:はい。アウトドアブランドがかっこいいからです。

妻:かっこいいだけですか?

私:もちろん、かっこいいだけではありません。技術、信頼性があります。けど、やっぱりかっこいいからってのでかいですね。より多くの人に受け入れてもらわないといけないので。
今、アウトドアブームだと思うんです。東京に行った時なんて、ザ・ノースフェイスのシェア率がすごかったですし。
僕らの時代は、ランドセルも黒と赤しかなかったのですが、今はカラーバリエーションが増えてるので、アウトドアブランドのランドセルが発売されても受け入れられると思うんです。
あ。後、スポーツブランド?のランドセルは今もあるんですが、ただロゴが付いているという感じに思えた部分もあって。

妻:確かに。見た目に少し違いはありますが、ロゴがって感は否めないですね。

妻:あと、値段も、、、

私:高い!

妻:
私:すみません。高いと思うんです。値段。僕のバッグでも約20,000円で10年くらいは使っています。10年も使えば、1年約2,000円です。約50,000円のランドセルを購入した場合、約8,000円です。僕なんて、子供3人いるので150,000円ランドセルにかけることになるんですよ?高かいと思いませんか?リモワのキャリー買えちゃいますよ?しかも、ランドセルは小学生の間しか使用できないんですよ?僕のバックパックは、これからも使用できますし。

妻:そう言われてみると高いと思いますが、安いのもあるんじゃないですか?中古買ってもいいとも思いますし。

私:

妻:値段が1番ネックなんですね。

私:1番ではないです。

妻:このプロジェクト案のサンプルに少し似ているランドセルが1つあると思うのですが。その点はどう思いますか?

私:高いです。

妻:

私:

後、コンセプトが異なります。生地が皮革、人工皮革じゃないという点は同じですが、ランドセルの不便な箇所が改善したいんです。
先程も話したんですが、体育着を持っていく時なんか、巾着袋がランドセルの横でぶらんぶらんしている状態です。低学年の子供達は、遊びながら登下校するのでとても危ないと思います。現在、その状態を改善しているランドセルはありません。

妻:1つもですか?

私:はい。ですが、唯一その点を解決しているモノがあります。それは、「BPcover」というランドセルカバーではあるんですが、バックパックの技術を使って解決してるんです。
バックパックの技術を使って解決しているという点でランドセルカバーの方がコンセプトは近いです。

妻:そうなんですね。少しずつですが、「バックパックの技術が搭載されたランドセル」が見えてきた様な気がしてきました。

 

【ワイドナショーで取り上げられていた小学生の腰痛問題について】

妻:ワイドナショーで取り上げられていた小学生の腰痛問題についてはどう思ってますか?

私:放送してましたね。小学生の腰痛については、息子が腰痛に悩まされていないのでなんとも言えませんが、玄関に置きっぱなしのランドセルを片付けようとした時に「おっもっ!」っと思わず言ってしまったことがあります。昔と違って今は、水筒も持って登校しているので、かなり重いと思います。

妻:私たちが小学生の頃は、腰痛の人はいなかったと思うのですが。どうですか?

私:そうですね。いなかったし、聞いたこともありません。僕が小学生の頃は、宿題道具以外は学校に置いて帰っていたし、水筒も水道水を飲んでいたのでそこまで重くなかったと思うんです。今は、いじめが関係しているせいなのか、教科書も全て持って帰らないといけないですし、水道水を飲ませる訳にもいかないですし。今の時代は昔よりは確実に重いと思います。

妻:バックパックの技術が搭載されたランドセルだとこの腰痛問題は解決すると思いますか?

私:そうですね。容量が60Lのバックパックに荷物をパンパン詰め込むと約20kgにらるらしいです。20kgってかなり重いですよね?その荷物をどう体に負担をかけないかということを研究し尽くしてる中でさらに毎年、新商品を開発して発表しているので、確実に腰への負担を解決してくれると思います。

妻:約20kgってすごいですね。

私:ビジネスマンも最近はバックパックを通勤に使用している人が増えていると思います。PCを持つと結構な重さになりますからね。スーツに合うデザインのバックパックも各アウトドアメーカーから販売されていまし、様々なシーンに配慮されてて、機能性も高く、使いやすいです。子供のために通学用のランドセルも是非開発して欲しいです。

妻:腰痛に悩まされてたりしますか?

私:はい。

妻:バックパックを使用しているのにですか?

私:はい。でも、デスクワークだからだと思います。毎日座って仕事しているので。
あ。小学生もデスクワークって言ったらそうなりますね。今、腰痛の子供たちが大人になったらとても大変なことになりそう。今、少しゾッとしました。

妻:同感。私も腰痛持ちなので。

私:

 

【ランドセル 高けぇーし、ダセーんだよ】

妻:色々話を伺って、1に価格、2に価格、3、4に価格で5にデザインという風に感じたのですが、如何でしょうか。
 
私:「ランドセル 高けぇーし、ダセーんだよ」って思ってると思ってません?
そんなこと思っていませんよ。
今まで、残り続けてきたデザインなのでジーンズやTシャツのように素晴らしいデザインだと思っています。なんというか、やっぱりジーンズにフレアやスリムがあるようにというか、Tシャツにポケットがついた様にというか、ユーザーに合わせて色々なバリエーションがあってもいいと思うんです。
スポーツブランドのランドセルにはそういう要素があっても良さそうなんですが、まったくありません。もし、バックパックのメーカーさんがランドセルを製品化したら新しいランドセルが生まれてもっと良くなると思ったんです。
ランドセルではないんですが、初めて、バリカンズのビッグポケットショーツを見た時なんかはは、「かっけぇ。」って思わず口から溢れてしまいましたよ。たくさんモノが溢れているのに、まだ、ハーフパンツで見た事のないカッコいいデザインが出てくるんだなって感動しました。まだ、手に入れることは出来てないんですが、虎視眈々と狙ってます。
 
妻:同感です。私もカッコイイと思いました。
 
私:そんな感じでいうと、ミシュランのマスコットやベイマックスの様なダウンがあっても面白いと思いません?
 
妻:
 
私:すみません。
あと、なんというか。親になってランドセルを選んでみて、どのブランドのランドセルも同じに見えたんです。バックパックを買う時って、それぞれのブランド色々長所があって、どれもカッコ良くて選ぶのとても迷いませんか?
お気に入りのブランドはあるんですけど、各ブランドの新商品が出る度、「欲しい!」と思うけど、お金がないので、「俺はコイツを愛している」的な感じで我慢したり。
 
妻:同感です。私もかなり悩みました。
 
私:親父から「この時計使っていいぞ。」ってCITIZENの時計もらったことがあるんですけど、その時とても嬉しかったんです。ランドセルも父親が使ってたものを押し入れから引っ張り出してきて、「このランドセル使っていいぞ。」アウトドアブランドの旧ロゴが付いたビンテージランドセルを渡されたら、なんか嬉しくなりませんか?「おおっ!お父さんのかっこいい!」って。
あと、みんなあまり考えていないと思うんですが小学校を卒業する分のほとんどのランドセルが毎年捨てられていると思うんです。寄付やリメイクがあると思いますがそれはほんの少しだと思っています。このプロジェクトを通してランドセルのリサイクルについて考えるきっかけになってもらえたら嬉しいですね。
 
妻:ランドセルのリサイクルですか。
 
私:私がビンテージが好きだからそう思うのかもしれませんね。
 
妻:プロジェクトは、皆さんのコメントでアウトドアメーカーさんを動かそうってことでいいんですよね?
 
私:はい。Tシャツとキャップのリターンを用意したんですが、ブランドモノじゃないので反応は薄いです。ですが、四苦八苦してBODYは伸びないヘインズの50/50のポリコットンをに採用してますし、デザインもかっこよくできたと僕は思っています。
けど、何処の何奴かわからないヤツがデザインしたものモノだと、あまり欲しいと思わないと思うんです。僕もそうですし。
このプロジェクトもそういう面では似てるので「バックパックの技術が搭載されたランドセル」はアウトドアブランドから販売されないと意味がないと思っています。
 
妻:私もかっこいいと思います。
あ。ちょっと、言いにくいんですが。
メーカー側からしたら、今回のプロジェクトのこと「なんだ、こいつ。ウザイ。」って思ってると思うんですが、その辺はどう思ってるんですか?
 
私:そうですね。おっしゃる通りです。ご迷惑をおかけしているかもしれません。でも、いいモノがたくさんある今の時代に、代わり映えしないランドセルを当たり前に買って子供にもたせるって…。
こうでもしないとランドセルは何も変わらないと思うんです。ランドセルいらないという声をネット上では沢山見かけるのですが、実際息子ににバックパックで登校させる訳にはいかないので。
 
妻:そうですね。自分の子供だけランドセルを持たせないということはできないですね。
 
私:ランドセルが代わり映えしない理由は、ランドセル認定書ってものが原因じゃないかと思うんです。
①すべての縫製が日本国内で行われ6年間の使用に耐え得るもの。
②日本鞄協会発行の「信頼のマーク」を縫着したもの。
③素材は皮革又は人工皮革とする。
④形状はかぶせ部が本体を覆う長さで縦型であるもの。
⑤サイズは大マチ部分の内寸の縦(最高部)が31cm前後、幅が23cm前後であること。
この5つなんですけど、小学生のために考えられた決まり事ではなくて、ランドセルを守るための決まり事だと思いました。
僕の持っているバックパックは全て海外製だし、革より丈夫な素材は沢山ある。
6年間の使用にこだわってるせいで1年生には大きくて6年生には小さい。
かぶせ部が本体を覆う長さって決めるなんて、かぶせは不要って言ってるようなもんじゃないですかね。
信頼なんて企業やメーカーさんが築き上げるものだし。この決まりがごとのせいで、ランドセルは進化してないのかもしれません。私は、この決まり事が嫌いです。
 
妻:ランドセル認定書というものがあることを初めて知りました。
 
私:今回のプロジェクトを通してそういうことを色々知っていく中で、ランドセルなんかなければという思いと残したいという思いとでぐちゃぐちゃになるんですが、やっぱり子供がランドセルを初めて背負った愛くるしさが忘れなれなくて。だから、日本人にしかわからないその感覚や気持ちは大事にしたいと思って、結局ランドセルはこれからも残していきたいなという気持ちになっちゃうんです。
 
妻:可愛いですからね。
 
私:だからといって、代わり映えしないランドセルを子供にプレゼントをするのは嫌なので、まずはこのランドセルの決まり事を壊してたいと思っています。
メーカー側からしたら「なんだ、こいつ。ウザイ。」って思ってらっしゃるかもしれないですが、署名運動の様なものなので、ご理解頂きたく思っています。

 

【企画書の内容を少し教えて頂けませんか】

妻:企画書の内容を少し教えて頂けませんか。

私:企画書は全部で、約10ページです。正直少ないと思いますが、資料集めや撮影やらコピーやらほぼ僕1人でやったので制作に6ヶ月ほどかかりました。デザイナーなので、ビジュアルを前面に出した企画書になっています。素人に少し毛が生えた感じですが内容は、市場調査、競合分析、プロモーション、売上計画、スケジュールなどです。
 
妻:企画書として最低限必要な項目は揃ってそうな感じですね。現在の反応はどうですか?
 
私:プロジェクトページのアクセス数は伸びているので、少しずつではあるけど、アウトドア派のキャンプや登山、釣り好きの方に届き初めてると思うんです。
なので、「子供がいたらあってもいいかもね」ってほんの少し思ってくれた方があと一歩踏み出してくれたらという思いはあります。
プロジェクトページのコメントはアカウント取らないといけないので面倒ですが、欲しいと思う方はTwitterのリプでのコメントやアンケートにご協力頂けたら嬉しいです。
 
妻:パトロンは今何人ですか?
 
私:
 
妻:何人ですか?
 
私:今のところ4人です。全て身内です。
 
妻:言いたくなかったんですね。

 

【ランドセルがいじめをなくす】

妻:ほかに、何か伝えておきたいことはありますか。

私:今思い出したんですが、忘れ物が多い息子が鍵盤ハーモニカをなくしたことがあったんです。
なくしたことに気づいてなくて、明日必要だけどないって当日、慌てて。しょうがなく私が使っていた30年前のランドセルを押入れから出してきて、いじられないか心配だったんですが、それを持たせたんです。 息子が登校した後に、私の名前が入っていたの思い出して更に心配になって。
でも、帰ってきて息子が言ったのが「友達がこの鍵盤ハーモニカかっこいいって言ってた!」と話だしたんです。
いじられなくて良かったと安心したのと同時に、今の子供たちは昔と違って良い子たちが多いんだなって思ったんです。
その時、不図 頭を過ぎったのがランドセルのカラーバリエーションの多さや、学校で使う道具に指定のものがないということでした。なので、もしかしたら今のランドセルはいじめをなくす役割にもなっるのかと。

妻:ランドセルがいじめをなくす?

私:はい。もしアウトドアブランドからランドセルが発売されたらランドセルのバリエーションが増えるので、それがきっかけとなって、もっともっと色んなメーカーのランドセルがることになったら子供たちは、もっともっともっと感受性豊な子に育つんではないかとも思います。
ランドセルがなくなってバックパックになったらいいって...。無限ループです。

妻:応援してくれる方に最後に何かメッセージをお願いします。

私:「登山家の相棒であるバックパックのように、これから経験する新しい出来事を自ら切り拓き、羽ばたいていく子供達の相棒になってくれるランドセル。」 皆さまのお声でメーカー・企業様の心をつかみ、アウトドアブランドのかっこいいランドセルを製品化したいです! 頑張ります!応援宜しくお願いします!

妻:アウトドアブランドのランドセルが販売されるといいですね。応援してます。頑張ってください。