2018/02/22 16:35

「cone and the city その2」写真集制作プロジェクトにご支援、ありがとうございます。
写真集のタイトル「cone and the city」ですが、あの人気テレビ映画「Sex And The City」をパクったの?とよく言われますが(ま、それもあるんですけどね)実は敬愛する写真家、ジョエル・マイヤーウィッツの写真集「St. Louis and the Arch」に因んでいます。

1980年に刊行されたこの写真集、アメリカ合衆国ミズーリ州の都市、セントルイスのランドスケープをまとめたもので、ミシシッピ川のほとりにある有名なゲートウェイ・アーチがあちこちに写り込んでします。でかいので当たり前ですが。

ウイリアム・エグルストンやスティーヴン・ショアなどと並ぶ、ニューカラー・フォログラフィの元祖、マイヤーウィッツに僕は心酔していて、この何気ない風景に唐突とも言えるアーチが差し込まれる写真の数々が、ヤングな頃の僕の心に深く残っているのでした。
もちろん地元に住む人たちにはごく普通の風景で、毎日見ているアーチなんて無視しちゃってるのでしょうが。

この違和感は、レッド・ツェッペリンのアルバム「Presence」のジャケットを見たときにも感じました。これは英国の奇才、ヒプノシスのデザイン。日常の風景に差し込まれるモノリスのようなオブジェの謎加減が、中の音楽よりも強烈に中学生の脳裏に刻まれたのでありました。(音楽ももちろん素晴らしい!アキレス・ラスト・スタンド!)

このアルバムのタイトル「Presence 」(存在)というのもジャケットとリンクしているのだと感じたのは随分後のことですが、そういう、日常の中の「存在」としての「コーン」が、ながーく僕のサブカル史の中でリンクしてしまったのではないかと感じている次第です。伝わるかなー。

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