センキョ割で若い人が積極的に関わる選挙をつくるために、センキョ割と統一地方選挙についてのWEBサイトを整備し、広報物によるPRを行います。
こんにちは、株式会社ワカゾウの伊藤 和徳です。横浜市にあるベンチャー企業で、「センキョ割」というサービスを運営しています。

▲伊藤和徳 1984年生まれの30歳
センキョ割は、投票に行った人が商店街でお得なサービスが得られるというシンプルな企画です。若い人の投票率をもっとアップしたいと考えたワカゾウが、地域の飲食店さん・専門店さんにご協力を願い、選挙に行ったらお得なサービスを利用できるようにして頂いた、街ぐるみで選挙を楽しくするイベントです。
私たちはこれまでも複数の選挙でセンキョ割を行ってきており、来年4月にある統一地方選挙でも行いたいと考えております。

「選挙に行くことは義務だ」とか、「政治に興味を持とう」といった呼びかけでは若者は投票には行かない。ではどうすれば若者が投票に行くのか?そう考えたときに思いついたのが、この「センキョ割」でした。
若者がすすんで選挙に行きたくなり、社会に関心を向けたくなるための仕組みがなければ、次の社会は興りません。

「来年4月に統一地方選挙があることをご存知ですか?」と聞くと、「知らない」と大半の人が答えます。統一地方選挙は、全国で一斉に首長や地方議会議員を決める選挙であり、神奈川県でも県内のいたるところで行われる選挙である一方で、全体の投票率も低く若い人が最も無関心な選挙でもあります。
若者がすすんで選挙に行きたくなり、社会に関心を向けたくなるための仕組みがなければ、次の社会は興りません。
だから私たちは、今、センキョ割を統一地方選挙に向け実行し、若い人が統一地方選挙に投票しに行きたくなる雰囲気づくりを行いたいのです。
統一地方選挙でのセンキョ割。その準備として誰もが閲覧でき、理解できるセンキョ割と統一地方選挙についてのWEBサイトを整備し、広報物によるPRを行います。センキョ割は多くの皆様と一緒にやってこその企画です。皆様に共感頂け、「来年の統一地方選挙でセンキョ割をやってみようよ」とご賛同頂き、ご協力頂きたく存じます。皆様に何卒、クラウドファンディングへのご協力のほどお願い申し上げます。
※センキョ割は特定候補者の支援を表明している店舗。親族(3親等内)に候補者がいる店舗では実施いたしません。また、選挙の趣旨も損なわないように様々な規約の上運営しております。
政治や選挙に参加するきっかけがあれば、若者の意識は変わる
センキョ割は、2012年の衆議院選挙から始めました。2013年参議院選挙でも行い、横浜市を中心に神奈川県内の商店街など含め134店舗の協力を得て行いました。その後も各種選挙で行っております。センキョ割は政治に対して興味関心が薄い若者に、政治や選挙に参加するきっかけを与えるための企画です。

▲昨年実施したセンキョ割の様子
2013年参議院選挙でセンキョ割キャンペーンが終わった後に、センキョ割を利用した多くの方々から
「(投票をしに行くとき)周りの人に選挙とか社会問題について聞いてみた。」という反応を頂きました。センキョ割を通して「選挙に行く」というきっかけを作ることが同時に、若者が社会へ関心を向けるきっかけにもなるのです。
また、センキョ割を行なった地域では投票率が上がりました。2013年参議院議員選挙においてセンキョ割を行った横浜市では、国政選挙において2001年以来、
12年ぶりに投票率が全国平均を上回りました。他の政令市や特別区と比べても横浜市の投票率は高く、神奈川県と横浜市の双方ともに全国平均を上回ったのは平成に入って初めてのことでした。
センキョ割を行なう中では、どうしても数多くの批判を受けます。その一方で、センキョ割にご参加頂いた皆様にご理解をいただき、お陰様で「また、選挙の時にセンキョ割やってよね!」と多くのリクエストも頂けました。様々な意見がありますが、
まずは若い人たちに関心を持ってもらうことが重要だと思います。私たちは、それほど若者の政治参加が重要だと考えております。
ワカゾウの伊藤について
私は小さい頃から「社会が悪いのは政治のせい」という発言をたくさん聞いてきました。発言をした人に「自分たちで投票に行って政治家をちゃんと選んでいるじゃないの?」と聞くと、「良い政治家がいないから投票してない」という人がたくさんいました。
「きちんと社会のために活動している良い政治家がそんなにもいないのか?」という疑問を確かめるために、悩みながらも一般企業への就活を途中で切り上げ、政治の世界に飛び込み衆議院議員秘書になりました。
【政治家秘書時代】
衆議院議員の秘書になり、様々な政党の国や地方に所属する政治家と話す機会を得られました。1年ほど活動する中で、政党によって主義主張の違いや価値観の違いはあったけれど、多くの政治家は政治に対して真摯に取り組んでいることがわかりました。しかし、確かに中には視野が狭く、話も下手で必死さもない政治家もいました。同じ政治家なのに、何故こうした質の違いが出てくるのか、新たな疑問が湧きましたが、後に自分が候補者になることで疑問を解決できました。

▲議員さん達とシンポジウムを行った時の写真
【候補者になった25歳】
私は25歳で横浜市議会議員補欠選挙に立候補することになりました。(結果は落選でした。)
候補者として駅前で演説していると、(みんな素通りしていると思われるかもしれませんが)演説者側からは、うなずいている人や、反対を態度に示す人などたくさんの反応がよくわかります。演説以外でも多くの方々と対話しました。

▲候補者時代の写真
選挙を通じて、常に大勢と向き合っていることを意識した言葉遣いや態度などを学び、多くの価値観や立場を持った方々がいると認識することは、とてもとても政治家にとって大きな成長の機会と気付くことができました。
若い世代まで含め多用な価値観を持つ目を選挙に向けることが、良い政治家を作ることになると改めて実感できました。

落選後、株式会社ワカゾウの設立に関わり、現在に至ります。センキョ割のように、社会の難しい問題をわかりやすくすることや、知られていないけど大切なことをPRし、社会参加が楽しいことだと多くの方に伝えていきたいです。
【詳細スケジュールなど】
2014年 9月 PR活動第一弾 クラウドファンディング開始
2014年12月 「センキョ割」サイトオープン
2014年 1月 協力店舗募集開始 統一地方選挙PR開始
2014年 4月 統一地方選挙の投票啓発活動 開始/センキョ割キャンペーン開始
【うちわけ】
サイト構築費 20万円、広報物制作費 20万円、事務経費 10万円
最後に

▲昨年のセンキョ割の様子
株式会社ワカゾウは少人数で、資金も潤沢ではありませんが、これまで様々な選挙でセンキョ割を行ってきた実績だけはあります。4月に向け多くの店舗様にご協力をお願いし、WEBと広報物を制作しPR業務を行いながら、事務局運営として公職選挙法違反が出ないよう候補者へ説明、選挙管理委員会にも注意を払って業務をすすめて参ります。
不十分な組織体制ではありますが、若い人たちが社会参加することで街が明るくなることを多くの皆様に思い出して頂き、「神奈川の若者は社会に対して面白い仕掛けをどんどんするね。」と言われる社会にしていきます。大人からすすめられるだけではなく、若者が自分たちの社会のために何が欠けていて、何が必要であるかを(若者文化の中だけではなく)社会に対して示すことができる世の中にするために、皆様のお力をかしてください。
みなさまの御支援、どうぞよろしくお願い致します!
起案者情報
【団体名】株式会社ワカゾウ
【代表者】伊藤和徳
【(株)ワカゾウ HP】
http://www.wakazo.co.jp/
【センキョ割 Facebook】
https://www.facebook.com/senkyowari.org