【アメリカ発クラフトビール】こだわり抜いたラガービールで仙台の地を盛り上げたい!

来年30周年を迎えるアメリカ・ウィスコンシン州のクラフトビールブランドが、海外初進出として、宮城県仙台市秋保地区に醸造所を立ち上げます。地域を盛り上げるため、日本とアメリカの架け橋となるため、そして何より、ビールのさらなる美味しさと楽しさを伝えるため、日本人とアメリカ人の混成チームで頑張っています。

CAMPFIREクラウドファンディングアワード

現在の支援総額

14,138,111

282%

目標金額は5,000,000円

支援者数

495

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2023/11/30に募集を開始し、 495人の支援により 14,138,111円の資金を集め、 2023/12/31に募集を終了しました

【アメリカ発クラフトビール】こだわり抜いたラガービールで仙台の地を盛り上げたい!

CAMPFIREクラウドファンディングアワード

現在の支援総額

14,138,111

282%達成

終了

目標金額5,000,000

支援者数495

このプロジェクトは、2023/11/30に募集を開始し、 495人の支援により 14,138,111円の資金を集め、 2023/12/31に募集を終了しました

来年30周年を迎えるアメリカ・ウィスコンシン州のクラフトビールブランドが、海外初進出として、宮城県仙台市秋保地区に醸造所を立ち上げます。地域を盛り上げるため、日本とアメリカの架け橋となるため、そして何より、ビールのさらなる美味しさと楽しさを伝えるため、日本人とアメリカ人の混成チームで頑張っています。

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※2023年12月19日追記

多くのみなさんからご支援をいただきまして、3rdゴールである1000万円を達成することができました!本当にありがとうございます!ただ、これから12月31日まで、最後のチャレンジをさせてください。

飲食店などで使われているビール樽のことを「ケグ」と言います。私たちがメインで使うケグは15リットルのサイズですが、1つが約18,000円とそれなりに高価なこともあり、現状では300個しか保有していません。300個というと多く感じるかもしれませんが、1日1個も出荷できない数です。もちろんもっと欲しいとは思っていましたが、予算の制約で買えずにいるのが正直なところです。

しかし、今回のクラウドファンディングで多くのみなさんから応援をしていただいたので、ビールを売ることに対する自信も少し出てきました。そして自分たちがつくる美味しいビールを、ご家庭ではもちろん、飲食店でも飲んでいただきたいと強く思うようになりました。そこでファイナルゴールとして、ケグを200個購入することを目指したいと思います。1つが18,000円ですから200個で360万円です。私たちの最後のチャレンジに力をお貸しください!みなさんから応援をいただくたびに、私たちが持つことのできるケグの数がそのまま増えていきます。

【クラウドファンディング開始以降の経緯】

11月30日:クラウドファンディング開始
12月2日:目標の500万円をクリア(資金用途は小規模醸造設備)
12月9日:2ndゴールの800万円をクリア(資金用途は屋外用テーブル、イス、焚き火台)
12月19日:3rdゴールの1000万円をクリア(資金用途はレストランのテラス部分のウッドデッキ)

ここまで本当に多くのみなさんに応援していただいていることを強く実感しています。ありがとうございます!引き続きどうぞよろしくお願いいたします。(追記ここまで)


みなさん、はじめまして。GREAT DANE BREWING(グレート・デーン・ブリューイング、以下、グレートデーン)です。まずはこのページをご覧いただきまして、ありがとうございます!

「Brewing(ブリューイング)」とは「醸造」を意味する言葉ですが、日本では「小規模ビールメーカー」という意味で使われることが多いようです。私たちは宮城県仙台市の秋保(あきう)地区にて、2024年1月にクラフトビールのブリュワリー(醸造所)とレストランを開業予定です。

実は、グレートデーンはまったくの新しいブランドというわけではありません。1994年にアメリカ・ウィスコンシン州で創業し、来年30周年を迎える歴史あるブリュワリーです。

そんなブリュワリーがなぜ日本でビールをつくることになったのか、そしてなぜ仙台を選んだのか、さらにはこの地でどんなことをしたいと思っているのか。新しいブリュワリーにかける私たちの想い、そしてこれからの夢をお話しさせてください。


この記事では次のようなことをお話ししていきます。

●「グレートデーン」とは一体何者なのか?
● なぜ日本の中で宮城、そして仙台を選んだのか?
● これからどんなビールを作っていくのか?
● 地域にどのような形で貢献していくのか?
● 私たちが目指す世界とはどのようなものか?
● 今回応援いただいた資金を何に使うのか?

これらを順にご説明していきます。最後までお付き合いいただければ、とてもうれしく思います。


グレートデーンは1994年、アメリカ・ウィスコンシン州で産声を上げました。ウィスコンシン州と聞いても、ピンと来る日本人は少ないかもしれません。アメリカの中西部と呼ばれる一帯に位置し、五大湖であるミシガン湖とスペリオル湖に面しています。美しい自然と広大な農地が広がる、とても穏やかな地域です。

赤く塗ったところがウィスコンシン州

州内最大の都市はミルウォーキー、州は違うものの近隣には巨大都市シカゴがあります。ちなみにバイクのハーレーダビッドソン、自転車のトレック、ソーセージのジョンソンヴィルなど日本でも馴染みのあるメーカーは、実はウィスコンシンが発祥です。

州都マディソンにある州会議事堂

今から約30年前に、ウィスコンシンの州都マディソンで、二人の若者が「グレートデーン」と名付けたクラフトビールの製造を始めました。そして、出来立てのビールを併設のレストランで飲める「ブリューパブ(Brew Pub)」をつくったのです。

当時はまだ大手ビールメーカーの存在が圧倒的でしたが、「もっと美味しいビールを!」「もっと地域に愛されるビールを!」という想いから生まれたブリュワリーの1つがグレートデーンです。

マディソンにあるグレートデーンの店舗

グレートデーンはそのビールの美味しさが評判となり、順調にブリューパブを増やしていきました。現在、地域で5店舗を展開しており、マディソンの街に欠かすことのできない存在となっています。

創業者の一人でブリューマスター(醸造総責任者)を務める Rob LoBreglio(ロブ・ロブレグリオ、以下、ロブ)のビールづくりの知識や経験、そして何より実際に生み出すビールの味に対する評価は極めて高く、2012年には全米の年間最優秀醸造家(Brewer of the Year)にも選ばれました

グレートデーンの創業者のロブ


そんなロブですが、実はお兄さんが日本と深い繋がりがあります。ロブのお兄さんは仏教の研究者なのですが、日本の大学で教鞭をとっていたこともあるほどで、もちろん日本語はペラペラ。

また、ロブは縁あって、長野県松本市で2016年に創業した「松本ブルワリー」の醸造アドバイザーを務めることになりました。仕事で頻繁に来日して日本のビール業界を見るにつけ、ロブの心の中には「いつか日本で自らブリュワリーをつくりたい」という想いが沸き上がってきたのです。

松本ブルワリーの皆さんと

アメリカのビールと言うと、今でもバドワイザーなどの大手メーカーを思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、アメリカは市場の4分の1をクラフトビールが占めるほどの「クラフトビール大国」なのです(ちなみに、日本ではクラフトビールのシェアは2%程度と言われています)。

アメリカに移民が多いことはよく知られていますが、イギリスはもちろん、ドイツやベルギー、イタリア、そしてメキシコやブラジルなど各地のビール文化が融合し、そこにアメリカらしいテクノロジーやチャレンジングスピリットが掛け合わされています。

その結果、アメリカには極めて多様で奥深い、世界最先端とも言えるクラフトビールの世界が広がっているのです。

ロブは自分自身がアメリカのクラフトビール文化の体現者の一人として、多様で面白く、美味しいビールを自ら日本人に届けたいと思うようになったのです。

ロブのそんな想いに呼応するように、その夢を一緒に追いかけるメンバーが1人また1人と集まり、現在はアメリカ人3人と日本人2人の合計5人のチームで開業準備に奔走しています。それぞれのメンバーについては後ほどご紹介します。

ちなみに、ロブはアメリカの自宅を売却して、仙台の秋保に新たに家を購入して移住しました。


「日本でビールづくりをする!」という大きな目標こそできたものの、果たしてどこから手を付けたものかと、ロブをはじめチームの面々は頭を悩ませます。その際に相談をした先が、ジェトロ(日本貿易振興機構)のシカゴ事務所でした。

シカゴのジェトロがグレートデーンの情報を日本サイドに共有したところ、それを知った宮城県職員の皆さんが強い関心を持ってくれました。そして何と遠路はるばるウィスコンシンのグレートデーンまで視察に来て、その上で「宮城県にぜひ来てください!」と熱烈に誘致をしてくださったのです。

ウィスコンシンのグレートデーンの店内

実は立地については、「巨大消費地である東京に近いほうがいいのでは?」「自分のパートナーの故郷である●●県でやりたい」など、チームの中でも色々な意見が出ていました。

しかし、せっかく声をかけてくださったのだからと宮城県を訪れたところ、その魅力にだんだんと惹かれていきました。そして県内のあちこちを見て回る中で、最終的に候補となったのが仙台市の秋保(あきう)地区だったのです。


秋保(読み方は「あきほ」ではなく「あきう」です)は「仙台の奥座敷」と称されます。仙台駅からは車で30分ほど行ったところにあり、一帯には里山の風景が広がっています。

秋保は温泉でその名を知られています。秋保温泉は開湯から実に1500年を誇り、伊達政宗公の入湯場として守られてきました。長野県の別所温泉、野沢温泉と並ぶ「日本三御湯」の一つにも数えられている名湯なのです。

秋保の老舗旅館「緑水亭」の露天風呂

そんな秋保は、コロナ前の2019年には年間240万人が訪れる人気の観光地でした。ようやくコロナの状況も落ち着き、すっかり以前の活気が戻ってきています。

秋保の中心部には清流の名取川が流れ、その周辺には由緒ある旅館やホテルが点在しています。豊かな自然に加えて、近年では移住をしてくるアーティストやクリエイターも多く、個性的なショップやカフェがどんどん増えている、今注目のエリアなのです。

秋保の人気カフェ「アキウ舎」

そんな魅力的な地域であることに加えて、秋保ではたくさんの素晴らしい人たちとの出会いがありました。中でも「秋保ワイナリー」の毛利親房さんや「アキウ舎」の千葉大貴さんなど、地域の魅力を精力的に発信している皆さんとの交流は、私たちを強く後押ししてくれました。

ぶどう畑が広がる「秋保ワイナリー」

また、秋保で新たにワインづくりを始めたMONKEY MAJIKのブレイズ・プラントさんも私たちの活動を温かくサポートしてくれています。

一言で言えば「ご縁」となるのかもしれませんが、点と点が少しずつ繋がっていくように、ごく自然な形で、何かに導かれるようにして、グレートデーンは秋保の地にたどりついたのです。


さて、ここでブリュワリーについてご紹介しましょう。場所は秋保の見どころの一つである「磊々峡(らいらいきょう)」という美しい峡谷から歩いて、わずか3分ほどのところに位置しています。

秋保を代表する観光スポット「磊々峡」(提供:仙台観光国際協会)

秋保の町を車で走ると、メイン道路沿いに黒い壁のブリュワリーが現れます。敷地面積は約5,000平方メートル、建物面積は約1,000平方メートルです。いわゆる大手ビールメーカーの工場とは比べるまでもありませんが、この数年日本で急増している「マイクロブリュワリー」と比較すると、やや大きい部類に入るかと思います

建物の中は「醸造所」と、それを楽しめる「レストラン」に分かれています。ビールの場合、いくら「クラフト」といっても、工場的なニュアンスも強いので、私たちのブリュワリーにもたくさんの機器がずらりと並んでいます。

そして併設のレストランでは、最大16種類の出来立てビールを楽しんでいただける予定です。そこでお出しする料理については、後ほどご紹介します。


レストランの内装では、限られた予算という現実的な問題もあり、様々な工夫をしています。市販の家具を買うと高くつきますから、近所の材木屋さんに木材を安くわけていただき、それを加工してオリジナルのテーブルをつくりました。

ちなみに、テーブルは自分たちで色(ステインやペンキ)を塗りました。これによってコストが抑えられるとともに、手をかけたおかげで一層愛着も湧いてきます。

また、レストランの吹き抜けには、こんな壁をつくりました。

実はここで使っている木材は、海外から輸入した醸造機器の梱包に使われていたものなんです。放っておけば産業廃棄物になってしまう梱包材を、何とか再利用できないかと知恵を絞った結果、こんなアイディアが生まれました。

醸造機器の梱包材

解体した木材を壁面に貼り、そこに自分たちの手で白いペンキを塗りました。自画自賛かもしれませんが、なかなか良い雰囲気になったと思っています。

レストランのこの照明も、ブリュワリーの建設現場に転がっていた廃材を活用してつくっています。

廃材にエジソンライトをぶら下げたシンプルな照明

なお、建物の裏手にはガーデンが広がっていて、ここでは出来立てのビールを飲んだり、バーベキューをしたり、あるいは色々なイベントをしたりできます。

文字通り「ビアガーデン」として、皆さんに存分に楽しんでいただきたいと思っています。ガーデンはワンちゃんもOKなので、愛犬とともにゆったりとビールを楽しんでもらえます!


ビールの原材料は、麦芽とホップ、そして水が基本です。クラフトビールをつくる以上、地元の食材を使いたいという気持ちはもちろんあります。ただし、副原料はともかく、主原料である麦芽とホップをすべて地元産や国内産で調達するのは現実的には困難です。

アメリカのグレートデーンは地元ウィスコンシン州産の高品質な麦芽を使用しているのですが、日本においても、まずはその麦芽を輸入してビールをつくります。そしてホップについても、選び抜いたものをアメリカとヨーロッパから輸入して使用します。

しかし、せっかくこんなに自然豊かな土地にいるのだから、自分たちでもホップを栽培したいと考えました。仙台市から「認定農業者」のお墨付きをいただき、3年前からは畑を借りてホップ栽培にチャレンジしています。

現在は「ハラタウ」と「カスケード」、そして「信州早生」という品種に取り組んでいます。数量限定の特別なビールに、自分たちで育てたホップを使う予定です。

今年自分たちの畑で収穫したホップ


さて、では私たちがここでどんなビールを作りたいのかについて、次に説明させてください。まずビールは大きく2つのタイプに分けられます。一つは「ラガー」、もう一つは「エール」と呼ばれます。

ビールに詳しい人にとっては常識かもしれませんが、日本の大手ビールメーカーのつくる主力商品のほとんどは、このうちのラガータイプです。中には「大手の商品はどれも味が似すぎていて、目隠しをして飲んだら、どれがどれだかわからない」などという皮肉を言われることもあります。

しかし、裏を返せば、それだけ多くの日本人がラガータイプのビールを深く愛していることにほかなりません。日本人はラガータイプの持つ飲みやすさや、のどごしの良さを楽しむ傾向が強いようです。

一方で、クラフトビールの人気商品の多くはエールタイプです。エールタイプは香りが華やかなものが多いので、一口飲んだ時に「おっ、いつものビールと全然違う!」という反応が返ってきやすいものです。

ビール好きの間では近年「IPA(アイ・ピー・エー)」、正確には「India Pale Ale (インディア・ペール・エール)」と呼ばれる、ホップを存分に効かせた非常に苦味の強いビールが大人気です。こちらは「エール」という単語が入っている通り、上面発酵スタイルの香り高いビールです。


さて、私たちは考えました。自社を代表するビール、いわゆる「フラッグシップビール」はどんなタイプであるべきなのだろうか。

個性を出すという点では、エールタイプのほうが取り組みやすいのは間違いありません。そしてクラフトビールファンから歓迎されるのも、おそらくエールタイプでしょう。

けれども、随分長い時間をかけて考えた後に、ロブはこう言いました。

" The most popular beer style in Japan, and around the world, is Pilsner, a type of Lager. "

「日本で、そして世界でもっとも愛されているビールは、ラガーの一種であるピルスナーだよね?」

" Great Dane will create it's own unique style of Pilsner, with flavors and aromas that have never been combined before. "

「僕たちグレートデーンならば、これまでにないフレーバーとアロマを持つ、独自のスタイルのピルスナーを、きっと生み出すことができると思うんだ」

" We will do our best to make a Great Lager for you! "

「僕たちはグレートなラガーを作るために、最善を尽くそうよ!」

5人の創業メンバーで記念撮影

ロブのこの意見を聞いて、チーム全員が深く納得しました。もちろん私たちは全員が大のビール好き。IPAをはじめ、エールタイプのビールの美味しさは十分に理解しています。そしてグレートデーンとしても、エールタイプのビールをこれからたくさんつくっていくつもりです。

けれども、一部のビールマニアのためではなく、大手メーカーの商品を愛飲している「普通のビール好き」の皆さんに「いつものビールとはちょっと違うけれど、これも美味しいね」と言ってもらうために、ラガービールにこそチャレンジしたいと考えたのです。


日本人に愛される、グレートデーンらしいラガービールをつくろうということで、チームではロブを中心に詳細な議論が始まりました。

どの麦芽を使う? ホップの品種は? それらの比率は? 液体の色はどうあるべき? 香りは? 苦味は? アルコール度数は? 一つ一つの要素を徹底的に話し合い、そして何度も試作を重ねていきました。

と言っても、日本ではまだビールをつくる設備も揃っておらず、ましてやビールの製造免許がない状態でしたから、自分たちでビールをつくることはできません。そこでアメリカのグレートデーンや、ロブの友人のブリュワリーで、何度も実験的につくってもらいました。

アメリカで実際に試作したビール

試作を繰り返すこと実に11回。サンプルが出来たとなれば、確認のためにわざわざアメリカまで試飲に行ったり、あるいは国際便で日本に送ってもらったりして、そのたびに微調整を繰り返し、少しずつ完成形に近づけていきました。

こうして出来上がったのが、私たちのフラッグシップビール「GREAT LAGER(グレートラガー)」です。この商品の絶妙なバランスの味わいを、ぜひ多くのみなさんに楽しんでいただきたいと思っています。

GREAT LAGERのサンプル缶


最初はフラッグシップである「GREAT LAGER」に力を入れていきますが、脇を固める商品も続々と開発中です。まずは先ほども触れた「IPA(India Pale Ale)」。IPAはブームということもあって、多くのブリュワリーから、かなり先鋭的なものが登場しています。

IPAでは苦味のもとでもあるホップを大量に使うので、そうして出来上がったビールの中には、驚くほど苦味の強いものもあります。もちろんそれはそれで美味しいのですが、私たちが目指したのは苦味のパンチが強すぎるものではなく、「食事にも合う、バランスの良いIPA」。刺身や豆腐のような薄味の和食とも合わせることができる、そんなIPAを理想としています。

名前はずばり「EVERYDAY IPA」。飲み飽きず、毎日でも飲みたくなる。そんなことをイメージして開発しています。

IPAのラベルデザイン案

この他にも、ウィート(小麦ビール)、スタウト(黒ビール)、スコッチエール、アメリカンペールエールなど、様々な定番のビールタイプを商品として打ち出していきます。それに加えて、季節ごとにもっと遊び心のある、そしてチャレンジングなビールも生み出していきます。それらは、まずは秋保のブリュワリーで発表していくつもりです。

ちなみに、私たちが調べた限りでは、海外でビール醸造の実績のあるブランドが、輸入や委託醸造ではなく、日本で自らブリュワリーを立ち上げてビールづくりに取り組むのは、初めてのケースだと認識しています。それだけ難しいチャレンジなのかもしれませんが、やり甲斐と覚悟を持って取り組んでいきます!


クラフトビールは1990年代後半から2000年代初頭にかけて、「地ビール」という名前でブームになったことがありました。そのブームは残念ながら終わってしまいましたが、2010年代以降に「クラフトビール」として再度注目されることになりました。

ブリュワリーの裏側。将来的にはここにドッグランを作りたいです

ただし、私たちは地ビールの「地」、つまり「地元」や「地域」に込めた想いは、改めて大切にすべきだと考えています。アメリカのグレートデーンも地域の社会貢献活動に非常に積極的に取り組んでいて、それがごく自然な形で定着しています。

もちろん、いきなり大きなことができるわけではありませんが、まずはレストランで使用する食材はできるだけ地域のものを使いたいと思っています。

ウィスコンシン州は酪農がさかんで、チーズが名産です。「チーズカード」と呼ばれる、ひとくち大のモッツァレラチーズのようなものを揚げた「チーズカードのフライ」は大人から子どもまでみんなに愛される地元の名物料理です。

ウィスコンシン州のビアレストラン名物「チーズカードのフライ」

幸い、ブリュワリーから車で30分ほどのところに「蔵王チーズ」さんがあり、相談をしたところ特別に「チーズカード」をつくっていただけることになりました。これで地元産の美味しいチーズを使った、ビールにぴったりのおつまみをつくることができそうです。

蔵王チーズさんにつくっていただいたチーズカードのサンプル

また宮城県と言えば、三陸の海の幸も名物です。石巻を中心に水産業活性化のために活動している「フィッシャーマン・ジャパン」とも連携することで、三陸産のカキや金華サバ、またホヤを使った特別なメニューもレストランで提供予定です。

それら地元の素晴らしい食材を、アメリカらしいスタイルで提案していきます。具体的には「オイスターポーボーイ(カキフライのサンドイッチ)」や、クラムチャウダーならぬ「ホヤチャウダー」などをメニュー化する予定です。

三陸産のカキを使ったサンドイッチ「オイスターポーボーイ」

アメリカを感じさせる料理でありながら、そこにきちんと地元の食材を使うことで、日米の食文化の架け橋の役割も果たせればと思っています。

クラム(貝)の代わりにホヤを使った「ホヤチャウダー」


またアメリカ文化と言えば、スポーツの存在感も強いものです。実際に現地のスタジアムでは、スポーツを観戦しながらその地域のクラフトビールを楽しむことが、ライフスタイルとして定着しています。

私たちが最終的に仙台の地を選んだ「影の理由」として、仙台には野球(東北楽天ゴールデンイーグルス)、サッカー(ベガルタ仙台)、バスケットボール(仙台89ERS)という、3大プロスポーツのチームがあるということも挙げられます。

まだ事業もスタートできていない中ではありますが、仙台89ERSについては、昨シーズンからスポンサーとなり、応援をさせていただいています。少しずつではありますが、こうして地域のスポーツをサポートできるような存在になっていきたいと願っています。


もう1つ、私たちには早期に取り組みたい案件があります。それは「ビール神社」再建のお手伝いです。

宮城県石巻市にある鹿嶋神社は、かねてより「ビール神社」の愛称で、地元で親しまれていました。通常、神社には日本酒を御神酒(おみき)として奉納する風習がありますが、こちらの神社では地域のみなさんが日本酒ではなくビールをお供えしていたことが、ビール神社の名前の由来です。

では、なぜビールを奉納することになったのでしょうか。言い伝えによれば、遥か昔に飢饉があって米が不作となり、どうしても日本酒をお供えすることが難しかった年があったそうです。その時は仕方なく何とか収穫できた麦でお酒をつくり、それを奉納しました。

その後、米が豊作となって再び日本酒をお供えしたところ、悪いことが連鎖して起こってしまったそうです。それ以来、日本酒ではなく、あえて「麦の酒」をお供えすることで、平穏を願うようになりました。そして「麦の酒」が、いつしか「ビール」へと変わっていったのだとか。

鹿嶋神社にまつわるそんなエピソードからは、ビールに込められた平和への祈りや願いを感じることができます。ところが、2011年の東日本大震災で、石巻は壊滅的な被害を受け、海が目の前の鹿嶋神社は、わずかに基礎を残して完全に跡形もなくなってしまいました。

現在の鹿嶋神社跡地

震災後は様々な補助金によって、神社の周辺は綺麗に整備され、今では美しい海浜公園として生まれ変わっています。しかし、鹿嶋神社は宗教関連施設ということで、そうした公的な資金が投入されることもなく、今でもそこだけが「跡地」として、ぽつんと取り残されているのです。

私たちとしては、せっかくご縁があって宮城県でビールづくりに携わることになったのですから、地域で愛されてきたこの鹿嶋神社の再建に何とか協力したいと思っています。

と言っても、現実的には自分たちだけで再建資金を全額捻出することは難しいので、これから数ヶ月以内に新たなクラウドファンディングを立ち上げて、みなさんと一緒に応援していけたらと思っています。

ありし日の鹿嶋神社


世の中全体を見渡せば、「お酒離れ」が長らく指摘されています。また、たとえお酒を飲むとしても、若い世代はビールを飲まなくなっているという話も、よく耳にします。けれども、私たちは「1杯のビールの力」を信じています。



私たちのビールが、飲んだ人に「このビール、ものすごく美味しい!」と驚きを与えられたら。

私たちのビールが、飲んだ人に癒やしをもたらして、小さな幸せを感じてもらえたら。

私たちのビールが、誰かのうれしい出来事に花を添えたり、その喜びを大きくする触媒となれたら。

私たちのビールが、地域のスポーツや音楽に寄り添い、その魅力を高めるお手伝いができたら。

私たちのブリュワリーを目的として、秋保や仙台に足を運ぶ人が一人でも増えたら。そして地域の魅力を感じてもらえたら。



私たちは、美味しいビールにはそんなパワーがあると本気で信じています。そして私たちには、アメリカ発のクラフトビールとしてお伝えしたい価値観があります。

それは「ビールを楽しもう!人生を楽しもう!」というものです。

ビールの歴史は紀元前4000年以上前までさかのぼると言われるくらい、ビールは人類の横に常にあり続けてきました。いつの時代にも、ビールは人々を楽しませ、その暮らしに彩りを添えてきたことでしょう。

小難しい理屈は一旦抜きにして、美味しいビールを心から楽しんで欲しいと思っています。そして美味しいビールのある人生を、存分に楽しんで欲しいと思っています。もちろん、まずは私たち自身がそれを楽しむところからスタートです。

アメリカではブリュワリー併設のレストランに、週末にはたくさんのファミリーが訪れます。大人は出来立てのビールを、子供はソフトドリンクを飲みながら、みんなで食事を楽しみます。

家族や友人が集まって、笑顔と笑い声が溢れる、実に楽しそうな時間を過ごしているのです。私たちのブリュワリーも、そんな幸せな光景をたくさん生み出せるようにと願っています。

「ビールを楽しもう!人生を楽しもう!」

明るくて、ポジティブで、ピースフルな世界。私たちは美味しいクラフトビールを通して、そんな世界をつくっていきたいと思っています。

私たちのチャレンジに、皆さんの力を貸してください。応援をよろしくお願いいたします。


ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます!この後は、チームの紹介、応援いただいた資金の用途、応援メッセージ、リターン一覧と続きます。

日本のグレートデーンは、バックグラウンドや得意領域が異なる5名のメンバーでスタートします。それぞれが力を合わせながら、そして時には激しく議論を戦わせながら、毎日奮闘しています!


アメリカ・ウィスコンシン州マディソンにて、1994年にグレートデーンを創業し、地域を代表するクラフトビールブランドへと育て上げる。ビール醸造の技術も卓越しており、2012年には全米年間最優秀醸造者に選出。グレートデーンの日本進出は、日本を愛する彼の強い希望であり、開業にあたって秋保の地に自宅を購入し、移住をした。


ウィスコンシン州マディソンに留学し、その後、同地にてレストランを開業。複数店舗を展開してビジネスとして成功をおさめるとともに、ジェームズ・ビアード財団賞の中西部最優秀シェフ賞に何度もノミネートされ、マディソン・フード&ワイン・ショーのデュエル・シェフ・コンクールで3年連続優勝するなど、料理人としても確かな評価を獲得。


アメリカ留学中、創業間もないグレートデーンにてロブのもとで働いたことをきっかけに、ビールの世界に足を踏み入れる。帰国後は日本最大手のクラフトビールメーカーで醸造家として働いていた経験を持つ。ビールのみならず、国内数多くのワイナリーや蒸留所のプロデュースや製造コンサルティングにも関わり、農業を絡めた地域活性にも精力的に取り組んでいる。


スポーツメディアのパーソナリティとして活躍し、ESPN、FOXスポーツ、ターナースポーツ、ウィスコンシン大学などで働いてきた。彼の日本のクラフトビールへの情熱は、日本人の妻とともに日本を訪れた時に芽生え、以来、日本のクラフトビールの歴史や市場動向、文化を理解することに専念。マディソン・カレッジではクラフトビール醸造と発酵科学の資格を取得。


博報堂でマーケティングプランナーとして経験を積んだ後、外食産業の世界に転身。飲食店・商業施設・ホテルの企画開発やコンサルティング、飲料や食品の商品開発など、食をテーマに様々な活動を行っている。また、過去に書籍を2冊上梓しており、大手メディアでも複数の連載をするなど、執筆活動や情報発信にも精力的。


ここで、今回ご支援いただいた資金を何に充てるのかをご説明します。

それは「パイロットプラント」と呼ばれる、少量でビールを生産するための設備です。定番商品を仕込むための比較的大容量の設備とは別に、300〜350リットルほどのビールを作るための設備を導入します。

これは自分たちの新商品のテスト用という側面もありますが、地域のみなさんからの「オリジナルのビールをつくりたい!」というリクエストに応えるのが、一番の目的です。



「うちのお店で、自分たちだけのビールを出したいんですよね」(居酒屋店主)

「お風呂上がりにぴったりのビールを作ってもらえませんか?」(温泉旅館経営者)

「お中元やお歳暮で、会社のオリジナルビールを贈ったら喜ばれると思うんです」(建設会社幹部)

「結婚式のときに、自分で仕込んだビールで乾杯するのが夢です」(ビール好きの女性)



これらは実際に仙台の街のみなさんからいただいた声です。こうしたリクエストにお応えするためにも、少量生産設備を導入することにしました。

私たちが定番商品をつくるために使う設備は、1回の仕込みで3,000リットルものビールが出来上がります。これは350ミリリットルの缶ビールに換算すると、8,500本もの量になってしまいます。

生産性という点では優れているのですが、これでは地域のみなさんから挙がってきた「オリジナルのビールをつくりたい!」という期待に応えることはできません。

そこで、350リットル程度(缶ビール1,000本分)のビールをつくることができる、少量生産用設備を導入することにしました。350リットルと言われてもピンとこないかもしれませんが、バスタブには200リットルくらいの水が入るとされますから、お風呂2杯分とイメージしてみてください。

これによって、地域のお店や旅館のオリジナル商品、地元企業の周年記念やイベント向け、あるいは個人の方の特別なシーンを演出するためのビールをつくることができるようになります。

オリジナルのラベルをつくって貼ることもできるので、みなさんに「自分だけの特別なビール」をつくってもらえたらと思っています。

こちらの機械はすでに購入をしましたが、ブリュワリーの立ち上げでは金融機関から大きな金額を借りていて、会社の財務的にはかなりカツカツで厳しい状態です。その負担を少しでも減らすことができたら大変嬉しく思います。

【パイロットプラントのための費用】

設備購入費:350万円
輸送費・関税:120万円
据付人件費:30万円
ーーーーーーーーーーーーーー
合計:500万円


今回の私たちのプロジェクトは本当にたくさんの方々に支えられています。そんな「応援団」の皆さんからメッセージをいただきましたので、ここでご紹介させてください。


 秋保にビール醸造所がやってくる!しかもアメリカから!私がその情報を耳にしたのは確か6年ほど前。その頃に「ブリュワリー」という言葉を知り、ワクワクしながらオープンを待っていました。

その間に地震災害にコロナにと、秋保地域が暗くなることばかりが続きました。いつしか自分の宿のことだけで頭がいっぱいになってしまっていたところに、ブリュワリー着工の知らせが入りました。秋保にまた光が射し込みました。明るい話題に欠けていたところに、新規事業所誕生のニュースです。

秋保へお越しいただくお客様に、また新しいお店をご紹介できる!秋保に住み、働く私達にも楽しみが増える!秋保の活性化にまた力が加わりました。グレートデーンブリューイングさんと共に、秋保を盛り上げていきたい。この秋、一押しの秋保ニュースです。

立ち上げたメンバー皆さまの情熱がここにあります。私も応援いたします。16種の樽生ビールとウィスコンシン州のご当地メニューが楽しめるレストランで、ぜひ熱く語り合いたい!賑わう秋保のスポットとなりますよう、皆様もぜひお出かけください。多くの温かいエール、お待ちしております。


ロブさんに初めて会ったのは今から8年ほど前、当時コンサルタントをしていた清沢さんに醸造設備の相談をしていた頃でした。私たちが念願のブリュワリーの物件を取得した日に、清沢さんの故郷でもある松本にたまたま来ていたロブさんと一緒に記念写真を撮った、運命のような偶然が今でも忘れられません。

それから何度かマディソンに足を運びました。そして、グレートデーンのブリューパブでロブさんや清沢さんからグレートデーンのお話を沢山聞いて、ロブさんがつくったビールを沢山飲んだことで、自分たちの街をクラフトビールで盛り上げたいという想いを込めた「あなたにエールを!地域に潤いを!」という私たちの理念が生まれました。

そうです!私たちのお手本は、ロブさんがやってこられたグレートデーンの歴史であり、街づくりなのです!もちろん、ロブさんのつくる洗練されたクラフトビールの味わいも、私たちを魅了しました。グレートデーンで開業当初から町の人に親しまれているエールを飲んだ時には、その味わいに感動し「こんな素晴らしいエールを私たちもつくりたいよね」と語り合い、ロブさんに当社の醸造アドバイザーになってもらいたいとお願いしました。そして、快く承諾してくだったロブさんのもとに、当社の醸造長の勝山を送り込み、ロブさんの自宅に住み込みで醸造を学ばせていただきました。また、5年前の私たちのブリュワリーの竣工式にも来てくださいました。以来ずっと、私たちが心から尊敬する醸造家であり経営者、そして大切な大切な友人です。

グレートデーンのこれからの挑戦は、クラフトビールで秋保の街に潤いを与えるだけでなく、日本のクラフトビール業界に大きな貢献をし、そして多くの人の人生を豊かにしていくだろうと確信しています。私たちはそんなロブさんたちの挑戦を応援せずにはいられませんし、グレートデーンの背中をずっと追いかけていきたいと思っています。是非、皆さんもご支援をよろしくお願いいたします。


ブリュワリー&レストランのオープン、おめでとうございます!!

「歴史ある温泉地・仙台の秋保に、アメリカからブリュワリーが進出してくるらしい」。何やら黒船来航のような話を聞いたのは、かれこれ5年以上前の話です。それぞれのプロフェッショナルが集まった、アヴェンジャーズのような創業メンバーの方々には度々ご来店いただき、一緒に乾杯してお話しいただいています。ブリュワリーの話を伺う時にビールは必須です。笑

今年の2月、当店で、アメリカのグレートデーンで作られたビールの試飲会を行いました。参加された皆さんは飲み比べをしながら、ブリューマスターのロブさんや創業メンバーのお話を興味津々で聞いていました。その最中にロブさんが、当店の冷蔵庫から1本のビールを取り出し、「このビールが、私がビール醸造家になるきっかけでした」と教えてくれました。そのビールとは、私自身も大好きなシュナイダー・アヴェンティヌス。私が2010年にドイツのブリュワリーにも行った話をして、盛り上がりました。

ブリュワリーが出来ると、地域活性に大いに良い影響があります。日本でのクラフトビールの流行は、首都圏から派生し、地方へも広がりました。そして、お店から家庭へと飲む場面・機会も広がり、現地のブリュワリーで味わうビール旅行も人気です。

仙台駅や中心部から、車やバスで30分ほどの秋保には、温泉と宿泊施設やグルメ、自然の名所と各アウトドア・アクティビティ、工芸品店など、魅力的なコンテンツが沢山あります。

是非、仙台市秋保のGDBにお出掛けください。GDBのビールは、長年の技術と経験によって培われた、確かな美味しさがあります。それはビールの各品評会での受賞歴や、何よりも飲んでいる時の皆さんの笑顔が教えてくれます。直営レストランのビールに合うお料理とのマッチングは最高です。秋保の街の魅力も堪能すれば、素晴らしい1日になることは間違いありません。

私もグランドオープンを楽しみにしながら、伺える日を楽しみにしています。創業メンバー並びに関係者の皆様、この度は誠におめでとうございます!! 乾杯!!


この度はブリュワリーとレストランのオープン、本当におめでとうございます!!グレートデーンがいよいよこの仙台・秋保の地でオープンの日を迎えることに唯々、感動と興奮で気持ちが高ぶっております!

かつて2011年の東日本大震災の復興支援の一環で、米国に研修で訪問した際、ブリュワリーがまちを元気にしている現場にたくさん遭遇しました。 “美味しいビールを飲みながら人々がつながり、語り合い、新たな取り組みが生まれる”。 まるで発酵と醸造を繰り返すように、まちが進化していく様子を現場で体験しました。

今回、グレートデーンのブリュワリーとレストランがオープンすることは、この秋保にとって本当に大きな転機になるものだと思っています。そして仙台市民にとっても大きな魅力になるのではないかと思います。

これまでの自然と温泉旅館が中心のまちから、秋保は現在カフェめぐりやアート、サイクリングなど、周遊を楽しめる若者にも支持されるまちに変化をしてきました。そして、これからは新たにグレートデーンという頼もしい仲間たちが加わり、美味しいクラフトビールの魅力で、夜までの滞在や、新たな取り組みが生まれるまちとして進化していけるのではないかと期待しています。

この場所で、ブリュワリーを中心に人々がつながり、語り合い、新たなドラマが生まれ、このまちの新たな魅力と歴史ができていくことを楽しみにしております。ぜひ、秋保でグレートデーンの美味しいクラフトビールで乾杯しましょう!みなさま、応援のほど宜しくお願い致します!!


「クラフトビール」と聞くと、新しいというイメージがありましたが、グレートデーンブリューイングさんは、アメリカではすでに30年の歴史を持つ本格的なブリュワリー。そんな彼らが、日本の、しかもこの宮城県を選び、ビールづくりを始める。単なる「ご縁」と言ってしまえば簡単ですが、ご縁というのは、その出会いを生んだたくさんの人の繋がりや背景があるものです。

そんなこのご縁に感銘を受けるだけでなく、地域の皆さんの小さな声を集め、「少量生産でのオリジナルのビールにも応えていきたい。街に愛される、かつ美味しいビールを提供したい」という想いです。

私が創業者のお一人であるロブさんに初めて出会ったのは、2019年2月のこと。私がいる街(石巻市北上町)には、「ビール神社」という愛称で親しまれている小さな神社(鹿嶋神社)があります。その情報を聞きつけたロブさんたちは、実際にアメリカから足を運んでくださり、地域住民の皆さんとも直接会って話したいと交流もしています。オープンしたら、今度は私たちが街のみんなと行きますね!

宮城県は、海、山、川と自然に囲まれた、豊富な水、肥沃な大地を有する街です。グレートデーンのビールと食を通じて、この街の、海と大地と人が、また新しい出会いを育む場所になるのでしょうね。新しい宮城のスタンダードともなり得るビール醸造所!楽しみにしています!!


2011年、東日本大震災の津波で宮城県唯一のワイナリーが消失し、頭首も犠牲となり、宮城県のワイン産業が途絶えてしまいました。当時私は仙台市内の設計事務所に勤めており、被災調査で瓦礫と化した街並みを見て「なんとかしないと復興出来ない」との思いで、多くの復興会議に参加しました。復興会議では被災した農家や漁師と議論する機会が多く、生産者を応援したいとの思いから、宮城県のワイン産業の復活とワインと食のマリアージュを通して生産者の応援、そして産地を巡る食のツーリズムを造成するため、秋保ワイナリーを立ち上げました。

当時設計事務所に勤務しながら研修を受け入れて頂いた山形県のワイナリーの社長から「あるワインコンサルタントが毛利さんを応援したいと言っているから、一度連絡してみたら」との話があったのですが、なんとその方がかつてグレードデーンで醸造家として働いていた清沢さんだったのです。そのご縁がきっかけでワイナリーのコンサルをして頂くことになり、2015年に秋保ワイナリーを立ち上げることが出来ました。全くの素人の私が復興を応援したいという思いだけでワイナリーをスタートできたのは、清沢さんとの出会いが無ければ実現出来なかったことでしょう。

その後2017年に、清沢さんから「かつて働いていたグレートデーンが日本進出を検討しているので、仙台を案内して欲しい」との連絡があり、翌年ロブさんが来日した際、候補地の札幌、東京、大阪、長野、新潟などがある中で仙台をご案内させて頂くことになりました。候補地の視察の結果「東京」と「仙台」が最終の候補として絞られ、議論が重ねられていたそうです。そして候補地が決まったとの連絡があり、オンラインで結果を聞くことになりました。「マーケットとして東京は非常に魅力的だけれども、震災のあった東北を応援したい」と、仙台そして秋保ワイナリーのある秋保町をブリュワリーの建設地として選んで頂いたのです。その言葉に感激し涙をこらえて打ち合せをしたことは今でも忘れられません。

「東北を応援したい!」こんなに想いのあるメンバーが集まったチームが、仙台のグレートデーンブリューイングです。間もなくオープン予定です。秋保ワイナリーのみならず、多くの生産者や料理人が今後共に東北を盛り上げる活動を進めて行きます。是非、我々の仲間「グレートデーン」を応援してください。よろしくお願いします!


アメリカのブリュワリーが宮城に拠点を構える、さらには地元産シーフードを活用したメニューづくりに取り組んでいるという相談を受けて、僕たちの胸は高鳴りました。奇しくもここ数年、僕たちも、石巻・三陸産水産物のアメリカ向け輸出を重点テーマとして掲げ、かつ確かな成果が出つつあるタイミングだったからです。

彼らがブリュワリーに併設してオープンするレストランで、アメリカンスタイルで提供される僕たちのシーフードは、僕たちがターゲットとするアメリカ市場においても、必ずや消費者の方々に受け入れていただけることでしょう。日本とアメリカで同時に食文化の交流が進む、とても面白いコラボレーションだと期待しています。

僕たちの漁師仲間も、やはり喉越し爽やかなラガービールが大好きです。グレートデーンらしいグレートなラガーで、宮城・三陸を代表する新たな乾杯シーンと楽しい食卓を、一緒につくっていけたらと思います。



応援してくださった方には次のようなリターンをご用意しました。


<リターンに関するご注意事項>
・20歳未満の方による飲酒は法令で禁止されていますので、20歳未満の方はビールを含むリターンは選択できません。
・日本に住所がある方にしかリターンをお届けできませんのでご注意ください。

<リターンのビールに関して>
●名称:ビール
●原材料名:麦芽(米国ウィスコンシン州産)、ホップ
●アルコール分:5%
●内容量:350ml
●保存方法:冷暗所で保存しお早めにお飲みください。
●消費期限:製造日より6ヶ月

※原材料及び添加物等の食品表示はお届け商品のラベルに表記されます。お届けのリターンに貼付されたラベルや注意書きをご確認ください。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


今後については以下のようなスケジュールを想定しています。

■2023年11月30日:クラウドファンディング開始
■2023年12月1日:ビール醸造開始
■2023年12月下旬:ウェブサイトオープン
■2023年12月31日:クラウドファンディング終了
■2024年1月19日:グランドオープン(予定)
■2024年1月下旬:リターン発送


【ブリュワリー所在地・問い合わせ先】
〒982-0241
宮城県仙台市太白区秋保町湯元字枇杷原5
022-397-7276
https://www.greatdanebrewing.jp/

【SNSアカウント】
●X(旧twitter)
https://twitter.com/GreatDaneJPN
●Instagram
https://www.instagram.com/greatdanejapan/
●Facebook
https://www.facebook.com/profile.php?id=100066969794351

【製造免許に関して】
ビール製造免許:令和5年11月30日交付 仙台南法第7078号
発泡酒製造免許:令和5年11月30日交付 仙台南法第7080号


【酒類販売管理者に関して】
1.販売場の名称及び所在地
Great Dane Brewing 株式会社
宮城県仙台市太白区秋保町湯元字枇杷原5
2.酒類販売管理者の氏名
子安大輔
3.酒類販売管理研修受講年月日
2023年9月8日
4.次回研修の受講期限
2026年9月8日
5.研修実施団体名
一般社団法人全国スーパーマーケット協会

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