作家活動が持続可能なマーケットを創るプロジェクト TOKYO DESIGNERS PARTY
TOKYO DESIGNERS PARTY(以下tdp) は入場料を作家に還元するトータルアートイベントです。
お客様から頂戴した入場料を作家に還元し、販売のみに頼るイベントの形ではなく、入場料還元を通して作家の活動を安定的にマーケットのエンドユーザーがサポートするシステムを提案しています。
エントリーレベルでの作品発表は若手の作家には費用がかかりすぎ、継続性を持たせるのが難しいマーケット状況となっています。当イベントは入場料を作家に還元することで、作品発表+経済面での継続的なサポートを、マーケットからの資金循環で行えるマーケットシステムの構築を目指しています。
【tdp#1,tdp#2そしてtdp#3】
tdp#1 は2011年6月に銀座にて行われ、160名のお客様に足を運んでいただき、入場料から180,250円を作家へ還元いたしました。
tdp#2では会場を月島に移し、179名のお客様にお越しいただき、210,000円を作家へ還元いたしました。
tdp#1会場写真、会場に入りきらないほどのお客様にご来場いただきました。
美術館などではできない作品の撮影も作家とのコミュニケーションのひとつです。(作品撮影の際は作家に一言おつたえください。)
tdp#1 http://memobytdp.com/special_contents/tdp/201106.html
初めてのtdpでは開場18:00にはエントランスに入りきらず外まで行列ができるほどの盛況でした。(参加作家数26名、来場者数160名、還元金額合計180,250円)
tdp#2会場写真、天高6mの空間でtdp的プレゼン(表現方法)を追求しました。
立体作品も見た瞬間に“面白い”と思える作品を展示しています。
平面作品はF30(910mm×727mm)と見ごたえのある大きな作品を中心に展示しています。
tdp#2 http://memobytdp.com/special_contents/tdp/201111.html
第二回目のtdpでは、初回に空間的な制約でできなかったプレゼンテーションに挑戦しました。(参加作家数31名、来場者数179名、還元金額合計210,000円)
tdp#3では600平米の空間を120名程度の作家のアート作品で飾りお客様をお迎えします。又、5-6名のディレクターセクションを設け、それぞれのコンセプトをディレクターの世界観で表現します。
バブル崩壊後アートマーケットが1/10にまで縮小し、現在では3000億円産業にまで小さくなってしまいました。コレクターの数も減り、ギャラリーの海外志向が進む中で、国内のマーケット建て直しは急務です。tdpが掲げる“入場料の還元システム”が作家達の活動をサポートしていけるマーケット作りに寄与できればと思っています。
【買い続けるサポートから、共に作品を楽しむサポートへ】
美術館の動員数は世界的にも1,2を争う東京でのアートイベントの形として、高所得者層のコレクターを狙ったビジネスモデルより、中間所得者層をターゲットにした新しいビジネスシステムが構築できれば、マーケットの収縮を食い止め、ひいては拡大に寄与できると考えています。
tdpでは展示会のような方式をとらず、1日限られた時間のみ作家が造った空間を楽しんでいただくデザイナーズ・パーティーの形をとり、一般のお客様にも足を運びやすくしています。また、最も重要なマーケットの資金の循環という点で、作家へ入場料を還元し、彼らの作家活動をマーケットが継続的にサポートできる入場料還元というシステムを採用しています。
作品を買い続けるサポートの形から、デザイナーズ・パーティーへ足を運び、作家たちの作品を見ながら、彼らと話す形のサポートは、創り手と消費者の間にある大きな壁を取り払い、作家という職業をより身近な存在へとしていくと考えています。
見せる展示から魅せる展示へ、買い続けるサポートから共に楽しむサポートへ、マーケットの新しいインフラの形となればと思っています。
ライトミールも協賛いただくレストランにtdp用に新作を開発していただいています。
tdp#2のコンセプトイメージとなった6m×6mの大きな蝶のインスタレーション。
【CAMPFIRE内パトロン様へ】
tdpはプロジェクトの特性からイベント開催を目的としておらず、あくまで入場料還元という新しいマーケットシステムの文化としての定着を目的としています。CAMPFIRE内パトロン様には共に新しいマーケットインフラを育てる活動の一端となっていただければと思います。ご支援のほどよろしくお願いいたします。
*ご支援いただいた資金の¥1,800分は入場料として処理し、70%を作家に還元いたします。(ご支援¥500を除く)
*tdp#3後、送付させていただくアンケートには、今後のtdp運営へのご提案をご記入いただき、tdpが目指す新しいアートインフラの構築にパトロンという形で関わっていただければと思います。(ご支援¥8,000以上のパトロン様)
【TOKYO DESIGNERS PARTY#3 概要】
日時:2012.06.02 (土曜日)*スペースの都合により変更あり
時間:17:00 - 22:00
場所:ベルサール九段 (住友不動産九段ビル内)
東京都千代田区九段北1-8-10(エントランス3F)
「九段下駅」7番出口徒歩3分(東西線)
「九段下駅」5番出口徒歩3分(半蔵門線・新宿線)
「神保町駅」A2出口徒歩7分(半蔵門線・新宿線・三田線)
エントランス:¥1,800 ( Free Drink + Light Meal )
HP:http://memobytdp.com/special_contents/tdp/201206.html
協賛: 三井住友不動産ベルサール株式会社
プロモーション協力:Gallery ART POINT、TEMPORARY CNTEMPORARY
最新の活動報告
もっと見るTDP#3 参加作家情報アップ
2012/03/28 16:07こんにちは 本日、TDP#3参加作家情報をアップいたしました。 http://memobytdp.com/special_contents/tdp/201206.html イメージは仙台から参加していただく作家さんの作品です。 今回も面白い作品がそろいそうです。 MEMO もっと見る
TDP#3 コンセプトイメージ
2012/02/11 10:50こんにちは 初の活動報告となります。 TOKYO DESIGNERS PARTY#3の参加作家さんぞくぞくと決まってきております。絵画、写真、立体、ファッションんど現在、60人程度が決定しています。 毎回TDPではコンセプトイメージを決め、そのイメージを中心に作家を集めています。今回は写真作家の佐藤理絵さんの fig という作品を使わせていただくこととなりました。 彼女の作品は身近にある被写体に下部から光を当て、接写するという方法で撮影されています。TDP#3にてコンセプトイメージとして使わせていただいた fig は英語でイチジクという意味で、その名の通りこの作品の被写体はイチジクです。 コンセプトイメージはできるかぎり ” よくわからないが素敵そうな作品 ” を採用させていただいています。これは、TDPにまだ評価の定まっていない若い作家の作品が多く出展され、お客様に自身でその価値を判断していただきたいという思いをこめています。 今回のコンセプトイメージもお客様にとって ” よくわからないが素敵そうな作品 ” であればと思っています。 プロデュース 樋高 もっと見る
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