「遊ぼう十和田!キッズサマーキャンプ」ってどんなキャンプ? 

福島県伊達市に住む子どもたちを対象とし、命と健康を守るため、被ばくを避けて保養ができる十和田市の豊かな自然に触れながら、のびのびと過ごしてもらうことを目的としています。

子どもたちの被ばく線量を少しでも減らしたい、放射能汚染の不安の中、子育てをするお母さん方も、わが子が元気に遊ぶ姿を見ることで、少しでもストレスを解消してもらえたらと願っています。

今年は小川原湖キャンプ場を中心に子どもたちの自然体験プログラムを行います。
支援の輪は年々広がり、地元農家さんからは食材の提供を頂き、地元の商店街の皆さんに募金箱設置へご協力頂き、アーティストによるミニライブなども開催するまでとなりました。

年々と活動の規模も大きくなり、多くの十和田の人の支えがたくさんの被災地の子どもたちの笑顔へとつながっているのです。
そうしたコミュニテーが作り上げる、福島の子どもたちだけじゃなく、十和田のスタッフも、大人も子どももみんなが楽しんじゃう保養プログラム、それが「遊ぼう十和田!キッズサマーキャンプ」です。

 

 

1、子どもたちの笑顔と元気のために!今年も自然の中いっぱい遊んじゃおう!

原発事故から7年が過ぎ日常を取り戻している人々、放射能の不安を抱えている人々…色んな人が存在します。
放射能の健康への影響については様々な見解がありますので断言できるものではありません。
しかし、参加者の親御さんからお話を伺っていても、放射能への不安と、子どもの健康を守りたいという想いは強いのです。
本来、国民の健康を守り、子どもたちの健やかな成長を保証することは、国の責任であると思いますが、今はまだそのためのシステムが構築されていないため、保養プログラムは必要なのです。
遊ぼう十和田キッズサマーキャンプでは、今年も小川原湖の豊かな自然の中、湖畔浴、カヌー体験、ロープ木登り、スラッグライン大会、自然散策などなど。
とにかく遊ぶ!子どもたちが元気に遊ぶ!をメインテーマに笑顔溢れる夏休みをプレゼントします!

 

※昨年の「遊ぼう十和田キッズサマーキャンプ2017」カヌー体験

 

※昨年の「遊ぼう十和田キッズサマーキャンプ2017」ロープ木登り

 

※昨年の「遊ぼう十和田キッズサマーキャンプ2017」夕暮れまでとにかく遊ぶ子どもたち

 
2、子どもたちを音楽で笑顔にします!大人気プログラム、ウクレレワークショップ!

この保養キャンプに東京から応援に駆けつけてくれるのが「子どもからお年寄りまで音楽を楽しめるように」と、ウクレレ大使として元気と笑顔を届けるため被災地で活動を続けてきたハンサム判治さん。

遊ぼう十和田!キッズサマーキャンプではウクレレワークショップを開催するため東京から毎年応援に駆けつけてくれています。

子どもたちはもちろんお母さんたちみんなが笑顔いっぱいのワークショップです。

今年も湖畔に響くウクレレの音とみんなの笑い声を楽しみにしています!

※昨年の「遊ぼう十和田キッズサマーキャンプ2017」ウクレレワークショップの様子

※来年もまた一緒に歌おうと約束して記念撮影!

 
3、安心で美味しい食事で子どもたちを笑顔にします!

キャンプを主宰するみんな地球の子どもじゃんでは震災後、北海道や鹿児島県、徳島県、青森県などの生産者直の食品を放射能測定して販売。その収益で福島の子どもたちに安心できる食を届ける「プロジェクトフード」を運営しています。
この保養キャンプでは青森県の食材を使用することで安心で美味しい食事で子どもたちをお腹一杯にします!
そして保養に参加のお母さん方からは「食事が最高においしい」との評価もいただいています。
調理班で支援に駆けつけてくれるのは、震災後東北で炊き出しを日本一行って来たNPO法人BOND&JUSTICEの代表大土雅宏さん。
東北震災だけでなくその後も長野県豪雪被害、熊本県地震被害においても現地で炊き出しの支援を行っています。
この保養キャンプでは、そんな大土さんたちが青森県の安心な食材をおいしく料理して子どもたちをお腹一杯笑顔にします!

※調理場を仕切る NPO法人BOND&JUSTICE代表大土さん

※魅せる料理!おいしそうな匂いに歓喜の声が上がる!

遊ぼう十和田!キッズサマーキャンプ名物、一番人気メニュー「ドラム缶ピザ」

 
4、十和田のママたちによるリラクゼーションで、福島のお母さんたちを笑顔に、元気にします!

遊ぼう十和田!キッズサマーキャンプには十和田のママたちがたくさん参加してくれています。
子を持つ母として・・・それぞれの想いでこのキャンプを支えてくれているのです。
子どもたちだけじゃなくママを笑顔にしたい!ママが元気でいてこそ家族が幸せ!
福島での生活に不安を抱えるお母さんたちを十和田に来たなら、数々のリラクゼーションメニューでリラックスしてもらいたい。
それも私たちの目的のひとつであり、福島から参加するお母さんたちも楽しみにしているプログラムです。

※食のワークショップ、タイ古式マッサージ、耳つぼマッサージ、アクセスバース

 
5、馬との触れ合いで子どもたちを笑顔に!人気のプログラム「ポニーライダー検定」

遊ぼう十和田キッズサマーキャンプのもう一つの人気のプログラムが「ポニーライダー検定」
十和田市は馬が有名な地域です。身近に馬と触れ合ったり乗馬を楽しめる施設がたくさんあるのです。
そして、この保養プロジェクトを1年目から支えて頂いてるのが、一昨年「桜流鏑馬」で、ふるさとイベント大賞(内閣総理大臣賞)を今年受賞した十和田乗馬倶楽部様です。
毎年のプログラムではポニーライダー検定、体験乗馬などを被災地支援事業としてバックアップ頂いています。
最初の年は馬を怖がっていた子どもたちも今では乗馬をこなすまで成長しました。
今年も、馬とのふれあいを子どもたちも楽しみにしています。

※最初は大きな馬を怖がる子どももプロの指導により乗りこなせるように

※馬の世話の仕方も勉強します

※ポニーライダー検定気になる結果は・・・見事全員合格!

 

運営資金内訳

・福島から十和田往復バス料金 400,000円 (福島交通運転手付き)

・宿泊費 200,000円 (小川原湖キャンプ場コテージ4棟×3泊)

・イベント経費 100,000円 (食材、飲み物等)

・会議費 200,000円 (飲食経費 2000円×10回)

・消耗品費 30,000円 (花火、紙皿、コップ、箸、ゴミ袋、薬、等)

・謝金 50,000円 (動画撮影編集、遠方から応援で参加の方への交通費等)

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合計 800,000円

このプロジェクトを実行するには概算で80万円を必要とします。

※本予算は参加者25名での計算をしております。

※本プロジェクトは「All in 方式」でエントリーしていますが目標金額に達しない場合は参加人数の減少はあるかと思いますが実行は致します。

 

放射能汚染の不安から笑顔と元気を取り戻すためキャンプを続けたい!

キャンプに参加するお母さんたちは「保養という言葉は福島では言いずらい」と言います。

そのため私たちのプロジェクトは「遊ぼう十和田!キッズサマーキャンプ」としています。

外遊びが自由にできない子どもたちに素敵な夏休みをプレゼントしたいという想いからこのプロジェクトははじまりました。

しかし、一番印象に残るのは元気に遊ぶわが子を笑顔で見守るお母さんたちの姿です。

それは長い夏休みのほんの一瞬かも知れませんが、今年も青森県十和田で子どもたちに、お母さんたちに思いっきり楽しんでもらおうと思っています。

キャンプの運営には宿泊施設の使用料や食費、交通費の補助などの費用が掛かります。

今年で5回目を開催ですが様々な助成金制度が終わり、実行するための資金が不足しています。 

子どもたちの笑顔と元気のために、ご賛同、ご協力のほどよろしくお願いします。

※昨年のキャンプ終了後届いたありがとうのメッセージ・・・

最後に・・・

最後までご覧いただきありがとうございます。

この保養プロジェクト「遊ぼう十和田!キッズサマーキャンプ」を担当する木村と申します。

法人の活動と保養活動に至るまでの経緯を少し説明させていただきます。

みんな地球の子どもじゃんはインドネシアの孤児施設の子どもたちを支援するために10年前スタートしました。

ただ与えるだけでなく全員で参加し夢をつかむ!をスローガンに古い施設の改修やスクールバスを贈る活動をメインとしておりました。

http://www.chikyuunokodomo.com/project-id/art-bus-for-kids

 

しかし震災後活動は一変しました。

気仙沼への復興支援に始まり福島の子どもたちへの支援へと変わっていったのです。

震災の時は関東にいたのですが私の妻のお腹の中には子どもがいました。

原発事故を調べれば調べるほど不安の膨らむ毎日・・・

そこから福島はどうなっているのか、そこにいる子どもたちは大丈夫なのだろうかと現地へ入りました。

当時、災害救助法適用地域であれば他県の自治体が家賃無償で受け入れる制度を知らない人がほとんどでした。

「必要な情報が本当に必要とする人へ届かない」

そこから福島から北海道への自主避難のアテンドを行うこととなりました。

http://www.chikyuunokodomo.com/project-ja/hokkaido

 

自主避難の現場では様々な現実を見てきました。

とても一言では語ることが出来ない人それぞれにある現実を。

自主避難の多くが母子避難です。

家族の別れに毎月立ち会う現場でありました。

子どもたちへパパを届けたい・・・避難先の子どもたちへパパを届ける活動も行っています。

http://www.chikyuunokodomo.com/project-ja/papaniaitai

 

放射能汚染に不安を抱えて生きる人、避難を決意する人、決意するも周囲の反対によりあきらめる人、家族の別れ、不安を抱えたままそこで生きる人・・・実に様々です。

4年前私は家族と共に関東から青森県十和田市へ移住しました。

豊かな自然とあたたかい人々、伸び伸びと遊ぶ子どもたち。

不安を抱えながら福島県で生活をしている人たちを、子どもたちを、この十和田に呼ぶことが出来れば・・・

と思うに至り、ご縁にも恵まれ多くの人の協力を得てこのプロジェクトは5年目を迎えます。

「必要としている人へ届けたい」

放射能問題に関してはいろんな考えがあると思います。

しかしそれを語ることは私は意味のあることとは思いません。

それぞれの選択の中でおだやかに平和に過ごすこと・・・そのために私で出来ることがあるならば。

そんな想いでこのサマーキャンプを続けています。

十和田へ遊びに来た人たちとここ十和田の人たちが友達になる。

いつの日かこうしたプロジェクトではなく、友達の家に遊びに行くようになる。

それが私の願いであり目指すところです。

どうか皆様のご協力をお願い申し上げます。

※みんなを見送る・・・毎回別れは寂しいものです・・・

 

 

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