~カンボジアの現状~
カンボジアには、たくさんの問題が存在しています。
それらの中で、私達は「教育」問題に着目しました。
約40年前、ポルポトによる独裁政権によりカンボジアの教育システムは崩壊しました。
ポルポト政権では教師などの知識人は政権を脅かす存在として虐殺していました。それだけではなく、学校を次々に破壊し教材や本も焼却していました。
その結果、当時教育を受けられなかった世代が、現在親や教師の立場となっており教育の大切さを十分に理解していません。そのため、学業よりも家族と共に働くことを優先しているのが現状です。また、学校に通える子供たちも楽しさを感じず、学校に通わなくなってしまう子もいます。教育カリキュラムの面では日本と違い、音楽・美術・体育の授業が浸透していないことも学校が楽しくないと子供たちが感じてしまう一因となっています。
~なぜ運動会なのか?~
私たち学生団体CHADは、「両国の学生が、諸問題を解決する第一歩となるムーブメントを起こす」という活動目的を掲げてプロジェクトを企画・実施しています。そこで私たちは、プロジェクトを企画するにあたって、下図のようなカンボジアに存在する問題と要因構成を考えました。カンボジアに存在する大きな問題の中で、私たちは「教育が育たない」という問題に着目しました。その問題が起こる要因として、下の三つの要因が主に考えられました。その中で、私たち学生ができる範囲を考え、真ん中の「学校に行ける子供が行かない」という問題に注目しました。その問題の要因として、さらに下の三つの要因が考えられました。その中で、私たちが注目したのは「授業が面白くない」です。
では、どうすれば最上の問題「教育が育たない」を解決する第一歩となれるのでしょうか。私たちは体育の延長上である運動会を継続的に行うことで、体育科目の普及を目指そうと考えています。体育が普及することによって子供たちは授業を面白いと感じ、自然と学校に通い始めるでしょう。つまり「運動会」をすることが、カンボジアの大きな問題である「教育が育たない」を解決する第一歩となるのです。
~2016年夏 「未来へつなぐプロジェクト」~
そこで、今回私たちは、「カンボジアにおける体育科目の普及」を目標に、2016年9月10日〜19日にかけてカンボジアに渡り、シェムリアップの小学校で運動会を開催します。 現在カンボジアの学校では体育の授業はあるものの、うまく成り立っていないのが現状です。こういった実技科目の不足は子どもたちが学校の楽しさを感じられない一つの原因ではないでしょうか。
その際、未来のカンボジアを担う現地の大学生(王立プノンペン大学日本語学科の学生・カンボジアトップの大学)10人と協力してプロジェクトを行います。現地の大学生には、プロジェクト実施だけではなく、企画からともに活動しています。カンボジアで生まれ育った大学生と共に、プロジェクトの企画・実施をすることにより、現地の人の声をしっかりと聴くことができ、よりカンボジア現地に密着したプロジェクトを行うことができています。
これからのカンボジアを背負うであろう彼らに、体育科目の大切さを感じてもらい、未来へつなげてもらうことで、私たちの目標である「カンボジアにおける体育科目の普及」は、カンボジアの教育問題を解決する大きな第一歩となることができると考えています。
しかし、現地の大学生らが居住している場所から、運動会を行う小学校まで距離があり、苦学生である彼らには活動費を捻出するのもままなりません。問題を解決する意欲だけではどうしようもならず、彼らの活動費が必要になってきます。本気でカンボジアを変えたいという強い信念を持っている、彼らのこの一歩が、未来のより良いカンボジアの実現につながるでしょう。ぜひ僕たちに力をお貸しください!
↑ 去年のプロジェクトに参加した現地の大学生10人
全員、プノンペン大学の日本語学科に所属している。
~学生団体CHAD 発足理由~
カンボジアが発展するために解決すべき問題がそこには多く残されているのが現状でした。しかし人と目が合うと自然にこぼれるその笑顔は、先進国となった私たち日本人が、その発展と引き換えにどこかに置き忘れた大切な何かを思い起こさせてくれるのです。
そこで、両国の学生が、友達として結ばれたその強固な絆を糧として、世界のあらゆる問題解決の第一歩となる活動に挑戦してみてはどうかという考えに至りました。キーワードは国境をこえた仲間と行う「挑戦」です。
これが学生団体CHAD~カンボジアには夢がある~設立のきっかけです。
~学生団体CHAD これまでの活動内容~
私たち学生団体CHADは、2年前の2014年に設立しました。
設立から現在に至るまで、私たちはカンボジアで、3つの大きなプロジェクトを行いました。
2014年 夏 カンボジアにスタディツアー
世界遺産であるアンコールワットだけでなく、ゴミ山・孤児院・独裁政治時代の資料館などを訪れました。
カンボジアの現状・問題を発見し、私たちができることを考える機会になりました。
↑キリングフィールド
↑孤児院で、子供たちと交流会
2014年 冬 プノンペン大学で体育祭
カンボジアのプノンペン大学で大学生260人と共に、体育祭を行いました。
ラジオ体操から始まり、玉入れ・綱引き・障害物競争など、日本の体育祭を行いました。
カンボジアの大学生は、何事にも全力で。また笑顔が絶えない体育祭になりました。
・綱引き
・ちょこっと休憩
・現地の大学生260人と集合写真!!!
2015年 夏 シェムリアップの村の小学生と運動会
昨年の冬の体育祭を共に行った、カンボジアの大学生10人と共に、シェムリアップの田舎の小学校で運動会を行いました。
・CHADとRUPP(カンボジアの大学生の略称)
・台風の目
・大盛り上がりの玉入れ
・勝利して、みんな大喜び
・いい笑顔( `ー´)ノ
~資金の使い道~
今回ご支援いただく30万円を、下記の通りに使わせていただきます。
滞在費(10人・6日分) 210,000円
移動費(バス代・10人分) 50,000円
食費(10人・6日分) 42,000円
運動会費用(食費・雑費) 180,000円
合計 482,000円
ご支援いただいた30万円は、現地の大学生の活動費用の一部として使わせていただきます。
~リターンについて~
~ご支援していただいた方全員に(金額に関係なく)~
・学生団体CHAD公式HP・活動報告動画にお名前を記載(希望される方)
・活動報告書のメールでの送付
運動会中の様子がわかる写真も数多く添付させていただきます。
~3000円ご支援していただいた方に~
・ポストカード(小学生からのメッセージ付き!!)
毎日勉強している日本語で、一生懸命思いを込めて書きます。
~5000円ご支援していただいた方に~
・手紙(RUPPメンバー1人から)
毎日、大学で勉強している日本語で、ご支援していただいた方に感謝の気持ちをつづります。
~10,000円ご支援していただいた方に~
・カンボジアのお土産
カンボジア胡椒・アンコールクッキーなど、数多くある有名なお土産の中から一つ
差し上げます。
~30,000円ご支援していただいた方に~
・カンボジアTシャツ(RUPPメンバー全員からのメッセージ付き)
カンボジアでしか購入できないオリジナルTシャツに、現地の大学生10人からの
メッセージ(日本語)を添えて、差し上げます。
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*上記記載の写真は全てイメージです
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