埼玉県熊谷市の源宗寺には江戸時代初期に制作された「平戸の大仏」が伝わっています。県内の木造寄木造の仏像としては最大級で、熊谷市の文化財にも指定されています。近年の調査で老朽化が著しいことが判明し、3年にわたり修復を進めています。今回は造形的に重要な欠損部分の復元をおこない、修復がいよいよ完結します。