こんにちは、熊本県合志市で地域おこし協力隊として活動している稗田雄基です。私が生まれ育った場所は佐賀県唐津市という地域で、海、山に囲まれ育ってきた「唐津っ子」です。そんな私がこの度、合志市の伝統行事、「竹迫初市」に関わらせて頂くようになりました。

 

【江戸時代より続く伝統行事!その名も竹迫初市!!】

私は、昨年の10月より熊本県合志市で地域おこし協力隊として活動させて頂いておりますが、今回は竹迫初市振興会が中心となって開催している、「竹迫初市」の賑わい創出担当として活動させて頂きます。

 

 ※地域おこし協力隊員として掲載して頂きました。

※右側が私で左側はもう一人の隊員の牧野内さんです。

 

【竹迫初市とは?】

 昔、合志郡の半分を占めていた「竹迫手永」という役所があった竹迫中町一帯で開かれていた「市」で、江戸時代より続くといわれる竹迫に春を告げる初市です。

 今回は35日(日)に開催される「竹迫初市」で販売するオリジナル市飴の製作資金をFAAVOで募集したいと思います!

 

※竹迫初市限定ポストカード(表)

 

【昔は商売ができなかった!?】

 江戸時代は商いに制限があり、「町(町村)」の称号を許されたところしか商売ができませんでした。竹迫初市は、宝暦7年(1757)細川重賢公が、竹迫町に限られた期間だけ開くことができる「日切市」と言われる「六斎市」を許したことに始まると伝わっています。

 

※昭和50年の竹迫初市の風景 

 

明治から昭和にかけて農村における欠くことのできない恒例の行事として、1年間に使う生活用品(茶碗・衣類など)や農具(鍬・鎌など)、苗木、 市飴などが販売されていました。

 

 ※昭和52年の竹迫初市の風景

 

また、村の経済と娯楽の場としても繁盛しておりましたが、車社会の発展とともに初市に来る人も徐々に少なくなってしまいました。

今もなお、伝統行事として続いており、現代に名残をとどめるものの、時代の移り変わりと共にその役割も変遷しています。

そこで、今回の竹迫初市は「原点回帰」をコンセプトに「時期」、「場所」、「目的」を再認識し「歴史の継承」に重点を置いた行事にしようと企画しました。

 

【竹迫初市、皆の想い出「市飴」】

 今回の竹迫初市は、原点回帰をコンセプトとしているため、当時開催していた旧合志町役場前の合志市道「参宮線」にて行い、内容も竹迫初市らしさを感じていただくために出店数を増やすことで当時の賑わいを創出する様に考えています。

また、竹迫初市の想い出として多くの方々から「市飴」が話題となったことから、歴史の継承として「市飴」に焦点を置き、竹迫初市限定のオリジナル市飴を作成したいと思います。

 

【私のプロジェクトにかける思い!】

 最近の竹迫初市を調べてみると、時代の移り変わりと共に「場所」、「内容」等も大きく変わってしまっているという印象を感じました。「場所」、「内容」等を再確認することにより、「竹迫初市が始まった当初の特別な空間」を再度感じてもらいたいと思い「原点回帰」をコンセプトにしました。

市飴については、以前は、同じ熊本県にある大津町の商店より市飴を仕入れていましたが、H284月に発生した熊本地震により被災してしまい、仕入れが出来なくなりました。

 

 ※昨年まで販売していた市飴

 

しかし、何としても市飴を販売したいとの想いから地元商工会にご協力頂き、市飴を販売している玉名市の「野田飴老舗」を紹介してもらい、新たに販売できるようになりました。野田飴老舗さんでは、「高瀬飴」という麦芽水飴を原料に製造された飴であり、純白で素朴な甘さが口の中に広がる飴です。ぜひ、ご賞味ください!

 

※協力頂いた「野田飴老舗」の野田様ご夫婦、本当にありがとうございました。

 

 ※今回の竹迫初市の市飴として販売させて頂く「高瀬飴」

 

【賑わい創出による地域活性化!】

 合志市は人口減少時代において、他の地域に比べると人口が増えておりとても恵まれた環境にあります。東洋経済の「住みよさランキング2016」では全国43位(九州1位)という結果も出ています。

しかし、一方では都市計画の規制によりまちづくりにも制約があることから、職場、買い物、レジャーも周辺市町村に依存しており、多くの住民にとって合志市は「住むだけのまち」となっているのが現状です。

合志市の地域行事を盛り上げること(賑わい創出)により、多くの人々に認知され、周辺地域住民が合志市を訪れる目的ができ、結果として地域の価値が上がっていくと考えられます。

このイベントをきっかけに、合志市を「住むだけのまち」から「住みたいまち」、「選ばれるまち」へ格上げしていきます!

 

※昨年、みよし△で開催したヤミ市 

 

【竹迫初市の概要やイベント内容】

イベント名   :竹迫初市

実施日時    :平成2935日(日) 9001700 ※少雨決行

場所      :合志中央団地前市道(少雨決行)

イベント内容  :20程度の出店。

その他のイベント:合志中学校吹奏楽部演奏

        :バルーンアート体験教室

        :竹細工作成体験

 

※竹迫初市のチラシ

 

※バルーンアート

 

【集まった支援の用途とその内訳】

(用途) 

竹迫初市オリジナルステッカーと共に、竹迫初市の由来を記したポストカードを併せて添付し、この日限定の「竹迫初市限定のオリジナル市飴」を作ります。

 

(内訳)

オリジナルステッカー :45,000円

オリジナルポストカード:45,000円

返礼品配送費:14,000円

FAAVO成功報酬手数料:26,000円

合計:130,000

 

【返礼品について】

 今回の返礼品については私の故郷である唐津の特産品も入れさせていただきます。

竹迫初市と唐津の両方をお楽しみ下さい。

※リターン品の配送予定は5月末から6月になります。

※状況等についてはレポート機能でお知らせします。

 

 

【自己紹介パート2】

 改めて自己紹介になりますが、私は生まれてから18年間、唐津に住んでいましたが私の故郷、唐津には「唐津くんち」という唐津神社の秋季例大祭があり、豪華絢爛な曳山(ひきやま)が城下町を駆け巡ります。

昨年の12月には「唐津くんちの曳山行事」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録され、「唐津の宝(日本)」から「世界の宝」になりより一層盛り上がりを見せています。(因みに熊本県では八代市の「妙見祭」が登録され、熊本県も益々盛り上がっていきそうですね。)

 

 ※獅子、鯛、兜などの豪華絢爛な曳山が14台制作されています。

 

 唐津くんちには、私も縁があり小学生低学年の時から曳き子として参加していました。

社会人になってからは以前のように参加できなくなりましたが(県外にも出たので)、昨年は私が曳いている14番山「七宝丸」が30年振りに「修復総塗替」が行われれましたので、これは参加せずにはいられないということで休みを取って帰省しました。久しぶりに囃子の音色を聴いていると「唐津」に産まれて良かったと改めて思いました。

 

※手を挙げてカメラ目線なのが私です。

 

 最後に唐津くんちの動画も載せておきます。(雰囲気を感じていただければと思います。)

 

  • 2017/05/06 18:18

    こんにちは 地域おこし協力隊の稗田です。   GWも残り1日となりましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか? 私は昨日の夕方に唐津に帰って来て、ゆっくりと過ごしながら故郷を満喫しています。   本日は、「ふるさと会館アルピノ」に稗田雄基セレクションコースをご支援いただいた方の返礼品...

  • 2017/04/28 18:04

    こんにちは! 地域おこし協力隊の稗田です。   しばらくの間、更新ができておらず申し訳ございませんでした。 竹迫初市も無事に終わり、本プロジェクトも最終的には26人の方にご支援をいただき達成することができました。 ご支援をいただいた方には感謝の気持ちでいっぱいです。 本当にありがと...

  • 2017/03/19 19:44

    皆様のご支援のおかげで、3月17日(金)に無事、プロジェクトが成立しました!心より感謝申し上げます。 また、「竹迫初市」当日も午後からは生憎の天気に見舞われましが、多くの方々にご来場して頂くことができました。 この様に無事に終わることができたのも、ご支援頂いた皆様のお陰です。 本当にありが...