2014/07/07 23:22
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台湾に来るまで台湾の事を何も知りませんでしたので、この旅は『台湾を知りたい』という気持ちでスタートしました。

初めて自分の意思で来た海外。言葉の通じなければ、今いる場所がどこなのかすら分かりません。来た時は不安しかなく、とりあえず走るしか出来ませんでした。

台湾の地を自転車で走り、だんだん買い物もなんとなく出来るようになってきたころでした。それまでさまざまな台湾の人たちと会って来たものの、『ただ走っているだけのままでは感謝の気持ちを十分に伝えられていない、変わらなければいけない』と思うようになりました。

それからは自分から台湾の人に声をかけるようになりました。そうすると誰もが『ありがとう』や『頑張って』という言葉をくれました。また『台湾に良く来てくれた』、『来てくれただけでも感謝の気持ちは伝わってきてるよ』と快く僕の事を受け入れてくれたのです。ただただ嬉しかったです。僕のやって来たことは間違っていなかったと、自信が持てた瞬間でした。

そして、今でも日本語を話すことが出来るおじいちゃん達からは『昔いた日本人はみんな優しかった』、『日本人と台湾人は気が合う、だから友達になれるんだ』という事を聞くことができました。もしかしたらこれが昔から続いていて、今の関係が続いているのかと思わされました。

今は政治などもあり、なかなか単純に仲良くする事も困難な場面もあると思います。ですが、台湾に来て純粋に台湾、そしてその文化、人たちが好きになってしまいました。

この苦しくも楽しいかった思い出は消えません。その思いを伝えることはいつでも、どこでも出来ると信じています。伝えることでより僕らの関係も今よりもずっと良くなるはずです。  

僕は日本に戻りますが、さよならとは言いません。台湾、ありがとう。また会える日まで。