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はじめまして、こんにちは。
お久しぶりです。
山口明宏です。

僕は写真家とWebデザインのお仕事をしています。
今年の春に、クラウドファンディングでひとつの写真集を作りました。
幸運なことに多数の方にご支援いただいて達成することが出来ました。様々の方に支えられていると、強く感じました。

そして、今回は2度目となります。
僕にとっては大きすぎる額であり、身の丈を越えたチャレンジになります。

結論からいうと
おこがましい事に「写真展を開く為の資金」を集めたいってことになります。

その展示は、タイトルにあるように「LITTLEGROWTH II」です。
そうなんです。
2015年10月に開催した写真作品の展示、その第二弾で「II(ツー)」なのです。

展示期間は、2018年12月23日〜2019年1月5日までとなります。
すべての日程で12時〜20時まで開催します。年末も新年もオープンします。
是非、ご来場ください。

 

会場はこちら

atelier fluss
尾山台駅から徒歩5分の場所にあるピアノアトリエです。
http://fluss.es

 

これまでの経緯 1/4 「はじめに」

経緯を説明しようと思います。
すこし長いですが、お付き合いください。

僕は、2015年10月に写真展「LITTLEGROWTH」を開催しました。
展示についてはこちらの僕のWebサイトにまとめてあります。

その時の会場の様子です。
http://yamaguchiakihiro.com/exhibition/littlegrowth/

この展示は、その時の自分ができる事を全力で表現した展示でした。
「LITTLEGROWTH」というのは、小さな(LITTLE)、成長(GROWTH)を合わせた造語です。
この言葉が生まれた時、僕は人生の行き止まりにぶち当たっていました。

 

これまでの経緯 2/4 「本当のはじまり」

20代のころ、システムエンジニアの会社に入社して、憤りの中で生きてました。
結構な残業もしていたんですよ。今でいうブラックなところで。

会社から家に帰る道で、よく考えていたんですよ。
「ここでずっと働いて、このまま死ぬのかなぁ」と。
「これでいいのかなぁ」って。
「誰か助けてくれないかなぁ、この現実から」って。
「もう嫌だなぁ、死んじゃうな〜、死のうかなぁ」って。

そうは思っても死ぬことはなくてね。
現実は変わらず、そのまま7年間もその会社で働いていました。

自分に自信がなかったんですよね。
世の中にいる人たちと比べて、自分なんて何もできないし。

でも、これではダメだと思って会社を辞めて転職したんですよ。
一大決心でした。
ただ、その後もどうも自分の思い描いたような世界にはならなくて。
あんまり人との関わり合いが上手くなくて、結局新しく転職したところも辞めることになったんですよ。

もう終わってますよね。
何をしても上手くできない。

そこで思ったんですよ。
もうこうなったら、「今ある技術とか、言いたいことを全部ぶちまけてしまえ!」と。
もうほとんどヤケです。
そう決意してから、はじめに浮かんだのが友人の書いた詩の一編で、第一回のLITTLEGROWTHのメインコピーになった言葉「世界はいつだって遊び場だってこと」です。

不思議なもので、それからは色んなものが頭の中に浮かんできて、手を動かしたぶんだけ制作物が形になっていきました。手元にあった写真を集め、構成して写真集にする。写真をプリントして額を買って組み上げる。
フライヤーをデザインして印刷所に出して、届いたら自分で色んな店を回って置いてもらう。

そんな準備を経て写真展「LITTLEGROWTH」は開催されました。
人生はじめての個展でした。

ちなみに、こちらから前回の作品の写真集をご覧いただけます。
http://yamaguchiakihiro.com/exhibition/littlegrowth/allphoto/

これまでの経緯 3/4 「なぜ展示するのか?」

自分の全てを投げ打った展示が終わりました。
(その時、貯金がほとんどなくなって、とんでもなくピンチだった記憶があります笑)

はじめての展示が終わってから、僕は気付いたことがありました。
展示会にきたお客さんで「やりたい事があるけど自信が持てなくて出来ない」という方が結構いて、会場で人生相談みたいな展開になることがありました。(思ったより多く)

はじめの一歩って大変なものですよね。
本当にそうだと思います。自分なんてほとんどヤケだったので笑
でも「一歩を踏み出すと、自分が思ってるより色んなことがスムーズに進む」って僕は自分の経験から答えていたと思います。よくよく考えると、そんなもんですよね。

もちろんね、全ての「やりたい事があるけど自信が持てなくて出来ない」人に対しての答えにはならないですけど。
でも、僕はどうしても、そういう人たちの背中を押す事をしたいなぁと思うようになりました。

とかね。
綺麗事っぽいこと言ってますけど、実際のところ僕は「過去の自分」をみているのだと思います。
「誰か助けてくれないかなぁ、この現実から」と思っていた自分へ手を差し伸べているような気持ちで、こういう事を言っているのだと。
結局のところ、これは自己欲求、自己満足です。
その自己満足が、もしも誰かの役にたったらなら、それはそれで意味があると思うのです。

 

これまでの経緯 4/4 「伝えられたら嬉しいこと」

誰もが何かしらの才能ってあると思うんですよ。
それぞれの意味だってある。
「無い」「何も無い」っていうのは探し方が違うだけだと思いますし、
本当は、一番大事なものを世に出して、それを傷つけられるのが耐えられないから、
無意識に隠してしまってるんじゃないかと思います。

僕は、はじめて写真展を通して、友達でもない他の人に「いいね」と言われて初めて自信みたいなものを手に入れた気がします。自分に対して後ろ向きであることを諦めた瞬間でした。
(もちろん、それが皆んなにも通用するかはわかりませんけどね。)

より多くの「今、立ち止まっている誰か」が後ろ向きであることを諦めて、
新しいエネルギーを手に入れたら、すごく面白いことしそうだし、僕はそれが見てみたいなぁと思います。

とはいえ、もっと簡単な意味で、この展示が自分自身の定点観測になってもらえたら嬉しいです。
その定点観測を経て、「自分の中にあった小さな成長を見つけることで、何かが生まれたら」って。

第2回目を開催したのは、そういう理由です。
あの「はじまりの写真展」から3年経ちました。

僕は、こうなってます。
クラウドファンディングをやっています。

みなさんはどうですか?
3年前と今、どんな小さな成長を感じてますか?

 

何故、クラウドファンディングをするのか?

さて。
クラウドファンディングをなぜやるのか。
端的にいうと、自分のハードルを上げる為です。

今回のクラウドファンディングは、All-In方式でやってます。
つまり、資金が集まろうと集まらなかろうと写真展は開催します。それは変わりません。

ただ、そうなると集まらなかったら金銭的に詰みます。
生活から何から全てが詰みます。

また、100万越えのクラウドファンディングなんて、
冷静に考えると僕の知名度では身の丈を超えているような気がします。
これを書いているいまでも不安がいっぱいです。

ただ経緯でも述べたように、僕は「やりたい事があるけど自信が持てなくて出来ない」人たちの背中を押したいと思っているわけなので。それって相手からすると結構な決断を強いることですよね?
等価交換ではないですが、それなら僕も相応のリスクを背負うべきなのかなぁと思って、クラウドファンディングをする決意をしました。

もう一度言いますが、このクラウドファンディングで支援が集まらなかったら、
生活から何から全てが詰みます。本当に。

よろしくお願いします。

 

 

展示の装飾・照明や什器・額について

今回、それぞれの部門に専門家をあて、本格的に展示会場を彩ります。
上のイラストは、建築家の久米氏が描いてくれた予定図です。

協力者の一覧
ロゴデザイン協力:un(http://u-n.tokyo/)
建築家:久米岬 (http://misakikume.com)
英語翻訳:小澤あゆみ (http://sirimiri.moritoumi.jp)
装花:SOSTENUTO (http://www.sostenuto.jp/)

※随時更新していきます。



この展示で、このクラウドファンディングで作った額や照明は、
この展示が終了した後、レンタルできるものにしようと思っています。
もちろん無料で。
その権利については、リターンにてご選択ください。
今回、展示で作成する額や購入する照明は、とてもシンプルなものになります。
きっとこれから展示をするアーティストや写真家の作品の世界を手助けするものになると思うのです。
共有財産としての額や什器や照明があってもいいなぁと。

今までの経歴

2015年10月 写真展 LITTLEGROWTH(詳細はこちら)
2015年12月 共同展 冬の祈り (詳細はこちらから)
2016年10月 共同展 SIRIMIRI (詳細はこちらから)
2016年12月 共同展 冬の祈り (詳細はこちらから)
2017年10月 写真展 すべての夜で泣くために (詳細はこちらから)
2017年10月 写真展 あれから、日々を摘む (詳細はこちらから)
2017年12月 共同展 冬の祈り (詳細はこちらから)
2018年1月 写真展 ちいさな花 (詳細はこちらから)
2018年1月 写真展 森 (詳細はこちらから)
2018年12月 写真展 LITTLEGROWTH II (今回の展示です)

展示はこれで10回目です。

資金の使い道

資金は展示のための会場・印刷・装飾などに関わる全ての代金です。
ただ写真についての準備は自分で用意します。
概要としては、このような感じです。

1)展示会場の費用
¥240,000

今回の会場は、去年「すべての夜で泣くために」を開催させてもらった場所と同じピアノアトリエFlussです。
オーナーであるピアニスト小松陽子さんと黒川成樹さんに、展示の事を説明しました。
年末年始という普段はイベントをしない時期に写真展を開催したい(更に長期間の使用)という僕の無茶苦茶なお願いを受け入れ、協力していただきました。
3年前から、計画していたこの作品を飾るのは、ここしかないと思いますし、聞いてくれるのもここだけだと思います。
Flussの協力を得て、この展示は始まります。
本当に感謝です。

2)写真集の編集・デザイン・印刷
¥469,368 (概算見積)150冊ほどを予定
自分で制作編集します。

3)フライヤーなどの広告費
¥30,000
自分で制作編集します。

4)照明&什器:
¥250,000
建築家 久米岬くんにオーダーし、専用の照明と什器を作成します。
これは、今後の展示でも使用しますし、今後の無料の貸し出しを予定しています。

6)会場装飾:
¥80,000
フラワーアーティスト、イラストレータをお招きして会場を装飾します。

7)会場音楽
¥90,000
自分で制作編集しますし、現場での会場音楽には、
音楽家の方が時折演奏をします。

7)手数料
・CAMPFIRE手数料 12%
・GoodMorning手数料 9%
・決済手数料 5%

ここにあるものを合計すると、1,461,600円です。
すごい金額です。

最後に

2015年のはじまりの展示から3年経ちました。
あれから、どうですか?

相変わらずの自分ですか?
周りの環境は変わらずですか?
もしかして、思いもよらない世界に導かれていますか?

これは、前のクラウドファンディングでも書きましたが、
作家が何かするときに、先に支援してもらうのは、
それはとても緊張感のあるもので、それをもってまた一段階、成長する機会になる。
それもまた、この作品の意図にあってますね。
納得された方だけで良いので、ご支援お願いします。

それでは、どうぞよろしくお願いします。

山口明宏
http://yamaguchiakihiro.com

 

 

- introduction

Hi, nice to meet you. Or nice to see you again.
I'm Akihiro Yamaguchi, photographer / web designer in Japan.

I made the original photo book 'Jus Premae Noctis' in this spring with success of crowd-funding. I really appreciate a lot of people's support for it.

My next challenge on crowd-funding : organizing photo exhibition 'LITTLEGROWTH II'
(venue : atelier fluss - 5 min walk from Oyamadai station, Tokyo)

- Beginning

My first solo exhibition 'LITTLEGROWTH' was held in October, 2015.
I put my whole self into it, to express everything which I could do at that time.

- Origin of LITTLEGROWTH

I was wasting my twenties - overwork, no hope, no confidence.
"That's enough, change job and start new life."
But things didn't go well, I was at a dead-end. Giving up on myself.

In desperation, I decided to give vent to everything which I want to say someone, with using my all skills. Then, a piece of poetry come to mind.
 'The world is still your own field, where you can always go free'
I chose it as theme of LITTLEGROWTH.

After that, the path toward exhibition became clear - collect photos, design, edit, frame...
My first-ever solo exhibition was held.

- Why I run exhibition

I had some chats with visitors during LITTLEGROWTH, I realized that many people had dreams but they couldn't try. Because of no confidence.
I really understood how they felt. I was one of them.

Taking one step toward everyone's dream, is scary.
But experience tells me that if you decide and begin something, it goes forward smoothly than you expect.
People around you will help your challenge.

So do I.
I want to give someone a supportive push.

- Message to everyone

Everyone has talents for something - if you say "nothing", just try shifting your vision a little.
Or you might hide them for fear of being hurt by others.
I think I'd got tiny confidence through LITTLEGROWTH, by someone new said "Like it".
I quit being negative to myself.

If someone who hesitates notice own potentiality, what happen next? - Sounds really interesting. I want to be with them.

I hope the series of LITTLEGROWTH become a fixed-point observation with your ordinary days. And it would be great if you can find some growth through it.

It's been 3 years since first exhibition. 
I'm here, challenging new project.
How about you? Do you feel any change or little-growth from 2015?

- Why crowd-funding?

The reason is simple : Raise the bar and aim higher
'LITTLEGROWTH II' will be held in December 2018 to January 2019.
Never change any contents and quality of it,even if fund-raising reachs target or not.

The project over 1,000,000 yen is too big challenge to me, I understand. Really nervous.
But as I said, I want to support someone who has dream.
So, I have a strong determination to start crowd-funding.

I am truly thankful for your support.

- About equipment for exhibition

I'm going to co-create LITTLEGROWTH II with collaborators (professionals and artists).
Some furniture, fixtures, lighting equipment and frames will be common property.
Any artists or photographers can use them at no charge.
Please choose reward "Free rental of lighting equipment"

This is a rough sketch by Misaki Kume.

- Use of funds

1) venue costs
2) production costs for photo book
3) advertising costs
4) furniture, fixtures, lighting equipment and frames
5) decoration by flower artist & illustrator
6) making original music
7) commissions

- Outroduction

It's been 3 years since then.
How have you been? Same as before, or stepping toward somewhere else?
Receiving support in advance gives creator good pressure and opportunity to grow up.

Thank you.

Akihiro Yamaguchi
http://yamaguchiakihiro.com

(English by Ayumi Ozawa)

 

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