5月11日のデーリー東北に、クラウドファンディング挑戦の記事を掲載していただきました。
皆さま、はじめまして!
青森県八戸市の南郷地区で有機農業を営んでいる、なんごうゆめファームの鈴木正樹と申します。
有機農業を志し、2017年に開園しました。農薬、化学肥料を使用せず、土の力や植物の力を最大限に発揮できるよう、MOA自然農法に学び、人参、大根、長芋、にんにくなど、根菜類をメインに育てています。
2024年2月26〜27日にかけて、青森地方は大雪となり、夜中から湿気を含んだ重たい雪が降り続きました。
八戸市では記録的な43センチの積雪となり、標高が高い南郷地区では、膝上まで届く60センチくらいの雪が一晩で降り積もりました。
除雪が全然間に合わず、家から畑に向かうのに相当時間がかかってしまい、畑に着いた時には、残念ながらビニールハウスが1棟倒壊していました。
倒壊したビニールハウスには、野菜を洗浄する設備があり、根菜類の多いうちの農園では、出荷のために必要不可欠な設備となっています。
代替施設もありません。
県や市に被害を報告し、何か支援策はないか相談したのですが、もっと大規模な災害でないと、支援の予算は出ないとのことでした。
1日も早くビニールハウスを再建し、設備を使えるよう準備を進めたいのですが、現状では生産量や売り上げも低く、一から農業を始めたため設備投資に相当お金がかかっており、ビニールハウスの再建のための資金の目処が立たない状態です。
このままでは出荷もままならず、まさに「農業の継続の危機」に陥っています。
そこで、この度クラウドファンディングを立ち上げ、皆さまのお力をお借りできればと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
1、大雪で倒壊したビニールハウスを再建し、農業を続けたい!
2、有機栽培を続け、美味しい野菜を育て、お客様にお届けしたい!
3、過疎化、高齢化の進んでいる南郷地区を農業で盛り上げたい!
なんごうゆめファームでは、全ての野菜をMOA自然農法のガイドラインに沿って育てています。
MOA自然農法とは、農薬・化学肥料を使用せず、適地適作を心がけ、土の力・植物の力を最大限に発揮し栽培する農法です。
毎年決められた研修を受け、栽培期間中における農産物や農地の検定を受けることにより、栽培されている野菜に農薬や化学肥料が使用されていないことの証明を受けています。
また、2018年より、有機JASの認証を受けています。
有機JASのガイドラインに従い栽培し、毎年農地設備の検定を受けています。
私の畑のある地区は、根菜類の栽培に向いている、黒ボク土(くろぼくど)の土壌です。
黒ボク土は、火山灰土で柔らかく作物が地中で肥大しやすく、根菜類の栽培に適しています。
技術不足や、人手不足により、まだまだ収穫量も少ないのですが、主に地元の産直施設や、県内外の自然食品店、産直ECなどで野菜を販売しています。
農薬、化学肥料を使用せず、土壌や気候に合った野菜を選び、栽培しています。安全で美味しいという評価を少しづついただいています。
皆様からご支援を受けることで、これからもより美味しく安全な野菜を皆さまにお届けできるよう、一生懸命頑張っていきたいと思います。
【南郷地区はこんなところ】
南郷地区は2005年に八戸市と合併するまでは南郷村でした。
丘陵地であり、冷涼な気候で、昔から蕎麦の栽培が盛んです。また、ブルーベリーやさくらんぼ、りんごなどの果物の生産にも適しており、ワイン用ぶどうも生産しています。
主な産業は農業ですが、高齢化、過疎化が進み、空き家や耕作放棄地が増えてきています。
青森県は人口減少率で全国2位となっており、中でも中山間地区の南郷地区は、他の地区と比べても人口減少が激しい地域となっています。
このように大変厳しい状況ですが、少しずつ農業や南郷地区に興味を持った人が、南郷に集まってきています。
小さな種が育ち大きな花を咲かせるように、私たちが農業を継続し発展させることで、農業や南郷地区に興味を持つ人が増え、少しでも南郷地区を盛り上げていきたいと思っています。
にんにく生産日本一の青森県。6月〜7月に収穫したにんにくを、4週間ほど自然乾燥させたものを出荷しています。
品種は県南地域在来種の、福地ホワイト六片。生ですりおろして薬味として、また、炒めもの、ホイル焼きや揚げものなど、様々な料理でお楽しみいただけます。
通常のにんにくと比べ、マイルドな辛味、まろやかな味わいで、食べやすいと評価を頂いています。
農薬、化学肥料を使用せず、自然農法で育ったまろやかにんにくを、専用工場でじっくりと時間をかけて熟成させたものをお届けします。
充分に熟成された黒にんにくは、糖度が増し、自然農法で育ったにんにくのまろやかで濃厚な風味は保ちつつ、まるでプルーンのような味わいをお楽しみいただけます。
寒い冬〜春にかけて、土の中で熟成したながいもを、大切に一本一本掘り上げています。
通常のながいもよりも甘み、ネバリが強く、美味しく召し上がっていだだけます。
栄養価が高いながいも。定番のとろろや、短冊切りにしておかか、しょうゆをかけて食べたり、焼いたり、炒めたりしても美味しく召し上がっていただけます。
南郷では、冷涼な気候を活かし、夏にんじん、秋冬にんじんを栽培しています。
夏にんじんは、4〜8月にかけて栽培しており、品種は恋夏(れんか)という、夏にんじんに向いた品種がメインで、柔らかく、爽やかな甘みが特徴です。
秋冬にんじんは、6〜11月にかけて栽培しており、新黒田五寸という品種をメインに栽培しています。
寒い時期に収穫するため、しっかりと甘みが乗り、香り高い逸品です。
品種は、男爵、メークイン、とうや、キタアカリの4種類を栽培しています。
全ての品種の特徴として、身がしっかりとしており、煮崩れしづらく、味がしっかりとしているのが特徴です。じゃがいも本来の風味をお楽しみ頂けます。
○そのほか、大根、かぶ、ビーツ、アピオス、紫菊芋、糠塚きゅうり、なす、ピーマン、おくら、みょうが等を栽培しています。
収穫時期に合わせて、おまかせお野菜セットにも入れていきたいと思います。
リターン追加して、20種類になりました!
これまでの17種類に加え、以下の3種類の¥6,000応援コースをご用意しました。
*追加*
【¥6,000(有機にんじん)応援コース】
【¥6,000(有機じゃがいも)応援コース】
【¥6,000(にんじん&じゃがいも)応援コース】
↓リターン一覧でご確認いただけます。どのリターンも心を込めてお届けいたします。
現在、倒壊したビニールハウスの内外を片付け、解体しやすいように準備を進めています。
【スケジュール】
3月下旬:ビニールハウスの見積もり依頼
4月上旬:業者決定、発注依頼
4月中旬:クラウドファンディング開始
5月上旬:ビニールハウス解体
ビニールハウス建設
6月下旬:クラウドファンディング終了
8月上旬:リターン発送(1回目)
ビニールハウスの材料費、人件費の他、クラウドファンディングの手数料、チラシ、ハガキの制作費、印刷費に充てさせていただきます。
【クラウドファンディングの目標金額】
1.500.000円
【内訳】
ビニールハウス 材料費
968.000円
ビニールハウス 解体・建築 人件費
198.000円
キャンプファイヤー手数料(17%+税)
280.500円
チラシ・ハガキ制作 印刷費
53.500円
ビニールハウスの再建を考えた時に、まずは借り入れをして、再建することを考えました。
しかし、よく考えてみると、売り上げも低い現状では、次第に返済が厳しくなり、農業が継続できなくなると思いました。
物価上昇や賃金上昇の影響を受け、農業にかかるコストは2〜3年前と比べて、大幅に上昇しています。それに比べると、農産物の価格は、そこまで大きく値上げされておらず、スーパーなどでも今までとあまり変わらない価格で販売されています。
価格に反映されないコスト上昇分は、農家が負担しているのが現状です。
ビニールハウスの価格も、7年前に建てた時と比べると2倍になりました。
今回、農業コストの増大に加え、ビニールハウスの倒壊という、農家にとって非常に厳しい状況となりました。
一瞬、「廃農」という文字が頭をよぎりましたが、農業は、人間の暮らしにとって大切な「食」を支える仕事です。私自身、農業にはやりがいを持って取り組んでいます。簡単にあきらめる訳にはいきません。
なんごうゆめファームのモットーは、「有機野菜をもっと、身近に」です。
この逆境を力に変え、有機野菜をより身近に感じていただき、南郷地域を盛り上げていきたいと思っています。
皆さまからのご支援にお応えできるよう、一生懸命頑張ります。
どうぞよろしくお願いいたします!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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