プロジェクトオーナー紹介

地元に屋外バスケコートがないという課題を解決するため、インスタのフォロワーわずか300人という状況からクラウドファンディングに挑戦。
地域の協力者とともに、念願のバスケットコート建設を実現させた。
● 公式Instagram|https://www.instagram.com/joetsu_rainbowbasketballpark
平凡な日常のなかで眠っていたバスケへの情熱
―クラウドファンディングに挑戦する前の山岸さんは、どのような日々を過ごされていたのですか?
山岸さん:私は上越市で保育園の保育士として働きながら、バスケットボールへの思いを持ち続けていました。
高校卒業後にプレーする機会はなくなったものの、大好きな気持ちは変わらなかったんです。
地元に屋外バスケコートがなかったので、子供も大人も混じってプレーできる場所がないという課題を感じていました。
―バスケットコートを作りたいと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
山岸さん:初めて出会った屋外バスケットコートは代々木公園のバスケットコートです。
老若男女問わずバスケが好きな人が集まりバスケを楽しんだり、時に熱い戦いを繰り広げる屋外コートという場に衝撃を受けたことを覚えています。
そしてバスケットコートを作りたいと思うきっかけになったのは、アメリカへの訪問体験です。
3ヶ月近く滞在して、地域の子供たちが楽しむコミュニティに入り、バスケットボールの文化の違いを肌で感じました。
そこで「自分たちの手でプレイする場所を作る」という発想に出会い、帰国後も「地元にもこういう場所があったらいいのに」という思いが消えませんでした。
「バスケコートを作りたい」未知の世界への第一歩

https://camp-fire.jp/projects/728938/view
―クラウドファンディングという選択肢をどのよう知ったのですか?
山岸さん:SNSで「バスケコートを作りたい」と発信していたら、フォロワーの方から「クラウドファンディングで資金を集めてみたら?」というアドバイスをもらいました。
ただ、最初に知ったクラウドファンディングの成功例は知名度の高い方々ばかりだったので、「保育士の私がやって本当に達成できるのだろうか」という不安はありました。
―クラウドファンディングを始めようと決意したときの気持ちを教えてください。
山岸さん:正直、「絶対に達成できない」と思いながら始めました(笑)。
でも、「言わないと始まらない」「やらないで後悔するより、やって駄目だった方がいい」という気持ちで、重い腰を上げることにしたんです。
特に背中を押してくれたのは、地元を盛り上げたいという強い思いを持った、ある社長さんとの出会いでした。
彼はバスケットボールのことは全く分からない方でしたが、「若者が頑張った風を演出しよう」と言って、プロジェクトを陰ながら全面的に後押ししてくれたんです。
また、CAMPFIREのAI機能に文章作りを手伝ってもらえたことも、大きな支えになりました。

試練の連続と予想外だった温かいメッセージの数々
―プロジェクト期間中に直面した最大の困難は何でしたか?
山岸さん:一番大変だったのは、知名度の壁でした。
インスタグラムのフォロワーも300人程度しかなく、どうやって多くの人に知ってもらうかが最大の課題でした。
特に最初の頃は支援が思うように集まらず、「このままでは絶対に達成できない」と何度も不安になりました。
―精神的に厳しかった瞬間はありましたか? どう乗り越えましたか?
山岸さん:保育士という仕事は子どもたちのために全力を尽くすもので、帰宅後にSNSの更新や問い合わせ対応をするのは想像以上に大変でした。
支えになったのが、支援者からの温かいメッセージでした。
「地元にバスケコートができるのを楽しみにしています」「子どもたちのためにがんばってくださいね」といった言葉をいただくと、「この人たちのためにも諦めるわけにはいかない」と力が湧いてきました。
街中で「クラウドファンディングやってますよね」と声をかけられることも増え、思いがけない形で応援の輪が広がっていったことも、大きな励みになりました。
転機となったメディア取材と、収束していく地域の力
―プロジェクトの認知度を高めるために、どのような工夫をされましたか?
山岸さん:大きな転機となったのは、地元のテレビや新聞が取材に来てくれたことです。
メディアの力は本当に大きくて、報道された後は地元の方々からの支援が一気に増えました。
スーパーや病院の受付で「支援しました」と声をかけていただくことも多くなりました。
返礼品のTシャツを早めに作って配布したことで、それを着た人が歩く「動く広告塔」ができたのも効果的でした。
地道な活動ですが、目に見える形で応援の輪が広がっていくのを実感できました。

―プロジェクトを進める中で、予想外だったことはありますか?
山岸さん:予想外だったのは、バスケットボールに全く詳しくない方々からの協力が多かったことです。
最初は「バスケ好きの若者が集まるプロジェクト」をイメージしていたのに、冒頭の社長さんをはじめ、実際には年齢も職業もバラバラな方々が応援してくれて、想定していなかったコミュニティが生まれていきました。
夢の実現に必要だった、たったひとつのこと
―目標達成の瞬間はどのような気持ちでしたか?
山岸さん:目標が達成されたという通知を見たときは信じられない気持ちでした。
嬉しさと同時に「ここからが本番だ」という責任感も強く感じました。
特に印象的だったのは、知っている方々からのコメントの数々でした。
「応援しています」「頑張ってください」といった言葉一つひとつが、本当にありがたく感じられました。
達成後も、街で声をかけられることが多く、地域の方々の温かさを実感しました。
―クラウドファンディングを通じて、当初の予想と違った発見はありましたか?
山岸さん:最大の発見は、「思いを声に出すことの力」です。
最初は「バスケコートを作りたい」という漠然とした思いを、SNSで発信し続けていただけでした。
でも、それを聞いた人たちが次々とアドバイスをくれて、少しずつ形になっていったんです。
今でもインスタのDMなどで、全国のバスケコートを作りたい人から「どうやったの?」と質問されることが多いです。
Bリーガーからも問い合わせがあったほどで、自分の小さな挑戦が思いがけない影響を与えていることに驚いています。
―これから挑戦したい人へのメッセージをお願いします。
山岸さん:一番大切なのは、「やりたいこと」を声に出してリアルでもオンラインでも発信し続けることだと思います。
発信しないと、同じ思いを持つ人とつながることができないんです。
最初から完璧な計画がなくても大丈夫です。
「こんなことをしたい」という思いを伝えることから始めれば、クラウドファンディングに挑戦してから道が見つかることもあります。
私自身、資金面の不安はありましたが、 冒頭の社長さんが助けてくれ、文章の不安はAIが解決してくれました。
一人で全部抱え込む必要はなくて、得意な人に助けてもらいながら進めばいいんです。
何より大切なのは、「なんらかの思いを人に伝えること」。
それが第一歩になると信じています。
山岸さんのストーリーは、「やりたいこと」を声に出すことの大切さを教えてくれます。
保育士という本業を持ちながら、バスケットボールへの情熱だけで始めた小さな挑戦と、SNSや街で声をあげつづけたことが地域の人々を巻き込み、ついには念願のコート建設という形で実を結びました。
あなたも「やりたいこと」を声に出してみませんか? CAMPFIREは、そんなあなたの挑戦を全力でサポートします。
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CAMPFIRE for Sports(スポーツ)はファンマーケ・遠征費調達・練習環境の設備投資などのスポーツ課題をクラウドファンディングで解決するために、日本を代表するスポーツ団体とCAMPFIRE(キャンプファイヤー)によって立ち上げられたサービスです。



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