本インタビューでは、
プロジェクトオーナーである 桜井美帆さん
全体のマネジメントを担った鶴見麻衣子さん
CAMPFIREパートナーとして伴走した 瀬田崇仁さん
の3名に、成功の裏側と意思決定のプロセスを伺いました。
プロジェクトオーナー関連リンク
●桜井美帆さん
公式 Instagram|https://www.instagram.com/mihocream/
公式YouTube|https://www.youtube.com/@kinunmegamiho想像を超えた結果。「奇跡」という言葉しか出てこなかった
―まず、2025年CAMPFIREプロジェクトで支援金額総合1位、歴代3位※2025年12月時点 となる「2億7,389万円」という支援を集めた今、率直なお気持ちを教えてください。
桜井さん:正直に言うと、奇跡としか言いようがありません。想像をはるかに超える結果で、本当に驚いていますし、心から感謝しています。
特に最後の追い上げは自分でも予測できないほどで、支援額が伸びていく中で「これはもう、支援者の皆さんの強い想いや愛と共に積み重なっている出来事なんだ」と実感する日々でした。
―プロジェクトの最終日にはカウントダウン配信などもされていましたが、支援者の反応で、印象に残っているものはありますか。
桜井さん:プロジェクトが終わった直後に、「終わってしまって寂しい」「2ヶ月間、本当に楽しかった」という声をたくさんいただきました。
みんなでお神輿を担ぎ、楽しくお祭りの中で盛り上がってくださった感覚だったのかなと思います。
―まさに、毎日花火が上がる『お祭り』のようなプロジェクトでしたよね。
瀬田さん:僕は普段CAMPFIREパートナーとして多くの方のクラウドファンディングのプロデュースや伴走サポートをしているのですが、『お祭り型クラウドファンディング』®というクラファンの形を提唱しており、起案者と支援者で作り上げるお祭りのような空気感の中で感謝経済を循環させていくことを目指しています。
今回の美帆さんとのプロジェクトはまさにこの構想とよくマッチしたと感じていて、ファンのみなさんと共に大きな熱狂の波を作り広げていけたのが印象的で、嬉しく感じています。
クラウドファンディングを選んだ理由は「出会い」だった
―まず、今回のプロジェクトを立ち上げるまでの背景について教えていただけますか?
桜井さん:私はタロット鑑定歴33年になりますが、長年の活動の中で、成功者や長い血統を持つ家系が密かに継承してきた宇宙の叡智と秘技があることを学びました。それは一部の人だけが知る「隠された哲学」であり「運命を切り開く方法」なんです。
この叡智は、本来なら多くの人々が知るべき宝なのに、歴史的に一部の人にしか伝えられてこなかった。私はそれを「精神的にも経済的にも豊かになるための知恵」として、より多くの人に届けたいと考えていました。
どのようにしてお届けすればいいかと考えていた時に、とある出版社のパーティーで出会ったのが、CAMPFIREパートナーである瀬田さんだったんです。
瀬田さんとの出会いが、クラウドファンディングに挑戦するきっかけになりました。

―元々コミュニティもお持ちで、様々な選択肢がある中で、最終的にクラウドファンディングを選んだ理由を教えてください。
桜井さん:実はクラウドファンディングは過去にも検討したことはありました。
自社プラットフォームでのクラファンの成功体験もございました。
しかし、それでは、自分の周りの人にしか知らせることができない。今回は、一人でも多くの人に、この貴重なタロットカードについて知ってもらい、宇宙の叡智を受け取ったり、自分の潜在能力に気がつく人を増やしたいという想いがありました。
そんな中でタロットカードが完成間近というベストなタイミングで瀬田さんと出会い、「今ならクラウドファンディングに挑戦できるかもしれない」と思えたんです。
鶴見さん:自社販売や出版社経由など、選択肢はいくつか考えていました。
ただ、一般販売にすると「想い」や「背景」が削ぎ落とされてしまう感覚があって。
クラウドファンディングなら、『桜井美帆のストーリー』をしっかりと伝えられる。
きっと想いごと応援してもらえる。それが一番クラファンがしっくり来た理由でした。

「1億円を通過点にする」と最初に決めていた
―プロジェクト設計で、最も大きかったポイントは何でしょうか。
瀬田さん:アスリートのような発言なのですが、美帆さん、鶴見さんともお話していく中で、まず最初に「1億円を通過点にする」と、チーム全員で合意していたことが大きかったと思います。
目標金額は前例のカード販売を参考に500万円としましたが、、僕たちの中では「1億円」という明確なゴールを設計し、なおかつその状態を言語化していました。
その前提があったからこそ、全員がコミットしきる覚悟をもてた。
共通認識を持った上で、ページのクオリティ、世界観の統一、オープン時期、すべてを「その金額に耐えられるか」という基準で判断して設計できていたとも感じています。
桜井さん:正直なところ、私の思いがどれだけの方に届くか未知数でした。ただ、このタロットカードの持つ価値をしっかりと伝えることができれば、必ず共感していただける方がいると信じてもいました。また、様々な準備期間の中で、待ってくださるファンがいることも大きな支えとなり「まずは1億円は絶対に達成できる」と確信を持ってスタートすることができました。
―プロジェクトの準備時間はどのくらいだったのでしょうか。
瀬田さん:ページの準備だけでも3ヶ月以上です。美帆さん、鶴見さんにまずは文章をガシッと作っていただいてから、「どうすればどなたにも伝わりやすくわかりやすい表現ができるか」何度もブラッシュアップを重ねましたし、ビジュアルも世界観に合うまで調整しました。
「このページなら、1億円以上集まっても違和感がないか」そこを徹底的に詰めました。
鶴見さん:これまでにCAMPFIREで成功された方々のページも拝見し、どのような書き方がいいか研究しました。
はじめは他の方のストーリーの書き方を真似してみようかとも思ったのですが、試行錯誤の後、「なぜ美帆さんがメディチ家の認定を受けられたか。そこにどんな想いがあるのか」その一点を大きく前に出すのがシンプルで最も伝わりやすいのではないかと考えて、最終的には本当にいいページができたなと感じています。
「2ヶ月で成功した」のではなく、「何年も積み重ねてきた」
―大規模成功の要因として、どのような点があるでしょうか。
鶴見さん:よく「2ヶ月で成功した」と言われますが、実際は違います。
ここ数年は特にYouTubeなどを通じて、ファンとの関係性を少しずつ少しずつ築いてきました。
毎日の発信を見続けてくださる方がいて、今回のプロジェクトでも「一緒に応援している」状態が自然に生まれていたような気がします。
また、スタート直後には『タロットカード起業フェス』というイベントも開催して、クラファンと一連の流れでみなさんに発信できる機会も設けました。
桜井さん:人脈づくりも同じです。
2年ほど前から「応援される人になるにはどうしたらいいか」を考え、行動してきました。
今回の結果は、その積み重ねが形になったものだと思っております。
実際に、クラファン実施中、達成金額がまだ2-3000万円くらいの時にも『予祝 ※編集者注:前もって夢や願望が叶った状態を祝うこと』だからと1億のお祝いのお花をいただいたりして。
いつも「予祝は大事よ」ってお伝えしてるんですが、「自分がされるとプレッシャーになっちゃうものね」なんて冗談で言ったりもしましたね(笑)
そうこうしてたらロケットのように、あっという間に1億どころじゃない金額になっていったのは嬉しかったですね。

支援総額の裏側にあった、想像以上の「現場」
―ここまでのお話を伺うと、華やかな成功のイメージが強いですが、正直「一番大変だったこと」は何だったのでしょうか。
桜井さん:これはお話しておきたいエピソードがあって。プロジェクト終了後すぐのことなんですが、事務所で私がミーティングをしていて、終わってふと見ると鶴見さんがリュックを背負ったまま寝ていたんです。
本当にそれくらい大変だったんだなと思いましたね。
鶴見さん:ありがたいことに支援が伸びれば嬉しい反面、当然それだけやることも増えていく。
イベント開催に始まり、発信、問い合わせ対応、リターンの準備、調整業務……全部が同時並行でした。
でも、大変だったからこそ得られた経験だったとも感じています。
瀬田さん:本当にお二人が素晴らしいのは、プロジェクト終了して「ちょっとしばらくお休みします」ではなくて、みなさんへのお礼やご報告はもちろん、翌日から配送作業をスタートされるなど、すぐに行動開始されていたことなんです。
そこにも実は桜井さんの想いがあって、「このタロットをクリスマスまでにできる限り多くのみなさんにお届けしたい」と。そのストーリーも含めて全てがクラウドファンディングらしい感謝の循環が生まれていると感じましたね。
クラウドファンディングページは「信頼の証明」になる
―今回のクラウドファンディングを振り返って、改めて感じたことはありますか。
鶴見さん:クラウドファンディングのページは、単なる販売ページではなく、信頼の履歴が刻まれる場所だと強く感じました。どんな想いで、どれだけの時間をかけて、どんな人たちが、どれだけ応援してくれたのか。
それが、すべて一つのページに残る。
これは、通常のECや自社販売では得られない価値だと思います。
桜井さん:このページがあることで、これから先、初めて出会う人にも「私はこういう想いで、こういう挑戦をしてきました」と、言葉以上に伝えられるものができました。
金額だけではなく、コメントや支援の流れ、盛り上がりの過程そのものが、私たちの歩みを証明してくれています。
だからこそ、クラウドファンディングは“覚悟を持った挑戦”になるのだと感じました。

―最後に、今回のクラウドファンディングを応援してくださったファンの皆さんへ、メッセージをお願いします。
桜井さん:本当に、心からありがとうございます。
この2ヶ月間、私は一人で走っていたわけではありませんでした。
コメント、メッセージ、応援の言葉、そのすべてが、ずっと背中を押してくれていました。
支援という形で参加してくださった皆さんは、お客さまというよりも、このプロジェクトを一緒につくった仲間だったと感じています。
「楽しかった」
「終わってしまって寂しい」
「一緒にお祭りを体験できた」
そんな言葉をもらえたことが、何よりの宝物です。
これからも、タロットを使って皆さんの夢や目標が叶うことを願っています。
CAMPFIREパートナー関連リンク
![]() | CAMPFIREパートナー 瀬田崇仁さん(インスピレンサー株式会社) 公式X: https://x.com/SetaTakahito 公式サイト: https://inspirancer.world/ |
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