プロジェクトオーナー関連リンク
●心華寺支援の会 応援団長 青木昌由美ことシャーマンまゆみ
・YouTube【シャーマンまゆみのきこえる声】|https://youtube.com/@shaman_mayumi
●心華寺支援の会 実行委員長 合同会社NewField
・公式HP|https://newfield-inc.com/
●心華寺金港辯財天
・公式HP|https://shingeji.jp/
・公式Instagram|https://www.instagram.com/jyocyo/?hl=ja
・公式YouTube|https://www.youtube.com/user/bonsan01
https://www.youtube.com/@osho_okadaプロジェクトページ:https://camp-fire.jp/projects/862098/view
昭和から続く「祈りの場」と奇跡の分灯

―心華寺金港辯財天について、まずは成り立ちから教えていただけますか?
岡田道顕和尚:心華寺は昭和30年代に創建された比較的新しい寺院です。「生きている人のために仏法を説く」という理念を掲げており、私と心華寺の縁も十数年前、先代の和尚様がご活躍されていた頃にまで遡ります。
お寺自体は新しいのですが、西川のりおさんや明石家さんまさんが無名時代に修行に訪れたことでも知られていて、今では「金運爆上がりのパワースポット」として多くの方に親しまれています。
―そんな心華寺に「不滅の法灯」が分灯されたというのは、とても特別なことだったのではないでしょうか?
岡田道顕和尚:その通りです。平成10年、比叡山延暦寺から「不滅の法灯」の分灯を許されたことは、まさに奇跡と言っていいでしょう。創建から間もない寺院がこの尊い火をお預かりすることは非常に稀で、これは前住職・斯波大和尚のご尽力の賜物でした。
この法灯は約1,200年前、伝教大師最澄が比叡山に点灯した灯火を起源としています。「明らけく、後の仏の御世までも、伝えよ法の灯しび」との願いが込められた、仏教の教えそのものを象徴する火なのです。
老朽化する観音堂と、“祈りの火”を救う決意
―法灯を巡って、どのような課題があったのでしょうか?
岡田道顕和尚:法灯は現在、観音堂2階に祀られていますが、建物の老朽化が進み、一般の参拝には適した環境とは言えませんでした。また、心華寺で撮影されたインタビュー動画が多くの方に届いたことで、「参拝したい」という声が全国から寄せられるようになりました。
しかし、既存の建物では受け入れが難しい状況だったのです。この灯火を未来へつなぎ、誰もが祈れる場を整えたい――そう考えるようになりました。
“法灯堂”建立へ。支援の輪を広げたシャーマンまゆみ
ここからは、プロジェクトを共に進めたシャーマンまゆみさんが語ります。
―プロジェクト立ち上げの背景について教えてください。
シャーマンまゆみさん:心華寺で撮影したインタビュー動画が100万回再生に近づき、多くの方が法灯の存在を知ってくださるようになりました。「今の私があるのは心華寺のおかげ」と言っても過言ではないほど大きなご縁をいただきました。
その恩返しとして、“誰もが自由に手を合わせられる祈りの場”を作りたいと強く思いました。そこで支援チームと共に「法灯堂建立プロジェクト」を立ち上げました。
―クラウドファンディングという手法を選ばれたのは、どのようなお考えからでしょうか?
シャーマンまゆみさん:法灯堂の建立には約1,450万円が必要でした。実は第1回のクラウドファンディングでは450万円のご支援をいただいたのですが、資材の高騰や追加工事の発生により、さらに1,000万円以上の資金が必要になったのです。
心華寺の住職である岡田道顕和尚自身が「お金より人を助けたい」との信念を貫いてこられたため、寺院に潤沢な資金がなかったという事情もあります。
でも、この法灯を未来へつなげたいという思いは強く、より多くの方々と共にこの思いを形にしたいと考え、クラウドファンディングという方法を選びました。

プロジェクト中の予期せぬ困難と向き合う日々
―プロジェクトを進める中で、特に困難だったことや予想外の出来事はありましたか?
シャーマンまゆみさん:最も大きな困難は、当初の見積もりより大幅に工事費用が膨らんだことでした。第1回のクラウドファンディングで450万円を集めた時点では、それで十分だと思っていたのですが、実際に工事を進める段階で追加費用が次々と発生したのです。
資材の高騰や老朽化の進行度合いが予想以上だったこともあり、最終的には当初の3倍近い1,450万円が必要になりました。これは私たちにとって大きな試練でした。どうやってこの追加資金を集めればいいのか、本当に実現できるのかと不安になる時もありました。
―そうした不安の中、支援者の方々からはどのような反応がありましたか?
シャーマンまゆみさん:正直なところ、第2回のクラウドファンディングを始めた当初は「また資金が足りないのか」という声も一部ありました。でも、多くの方々は私たちの真摯な思いを受け止めてくださり、「祈りの火を未来につなげたい」という思いに共感してくださったのです。
特に印象的だったのは、初めて心華寺を知ったという方からも「この時代だからこそ、祈りの場所が必要だ」という温かいメッセージと共に支援をいただいたことです。目に見えない価値、形のない文化財を守る難しさを実感しながらも、多くの方の理解と応援に支えられました。
予想を超える支援と広がる「祈りの輪」
―目標を大きく超える支援が集まったとのこと、どのような工夫をされたのでしょうか?
シャーマンまゆみさん:最初の目標である500万円を超え、第3ゴールの1,500万円も達成できたのは本当に驚きでした。
工夫としては、まず「祈りの火」という目に見えない価値を、できるだけ具体的に伝えることに注力しました。 1,200年前から続く法灯が今の混迷の時代にどのような意味を持つのか、なぜ守る必要があるのかを丁寧に説明しました。また、リターン設計にも力を入れ、著名人の協力を得たり、参拝や祈祷の体験型リターンを用意するなど、支援者の方々に心華寺との縁を感じていただける内容を心がけました。
―プロジェクトを進める中で、特に印象に残っているエピソードはありますか?
シャーマンまゆみさん:支援が1500万円を超えた時点で、私たちは金額ではなく「支援者1,500人」という新たな目標を掲げたことが大きな転換点でした。単に資金を集めるのではなく、より多くの方に祈りの輪を広げることに主眼を置いたのです。
驚いたのは、SNSで自発的に拡散してくださる方がどんどん増えたことです。「このプロジェクトを応援したい」と言ってくださった369Mindさん、斎名智子アワーさん、天日矛さん、工藤奈月さんがYoutubeに取り上げて下さり非常に大きな力となってくださいました。坂口拓さん、石井東吾さん太田誉志さんや工藤奈月さんはリターン提供にも協力してくださいました。
―支援者の方々とのコミュニケーションで心がけていたことはありますか?
シャーマンまゆみさん:「一人ひとりの祈りを大切に」ということを最も心がけていました。岡田住職からのメッセージでは、「ただ訪れるだけでは金運は上がらない」「神仏は、あなたの日々の在り方を見ている」と率直に伝え、表面的な利益だけではない、心の本質に目を向ける大切さを伝えました。
この誠実な姿勢が共感を呼び、多くの方が「応援したい」と思ってくださったのだと思います。

約2000万円の支援と広がる「祈りの輪」が拓く未来
―目標を大きく超える約2000万円を達成された今、率直な心境をお聞かせください。
シャーマンまゆみさん:本当に言葉では表せないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。第1回目のクラウドファンディングでの450万円、そして今回の約2000万円、合計約2450万円という大きなお力をいただけたことは、私たちの想像をはるかに超えていました。
特に嬉しかったのは金額だけでなく、1,500人以上の方々が「祈りの輪」に加わってくださったことです。一人ひとりの思いが集まり、この火を未来へ繋ぐ力になったのだと実感しています。ここまで導いてくださった支援者の皆様、告知にご協力くださった方々に心より感謝申し上げます。
―法灯堂の完成後、どのような未来を描いていらっしゃいますか?
岡田道顕和尚:2025年12月の完成を目指して工事が進められますが、完成した法灯堂が多くの人の心の拠り所になることを願っています。誰もが自由に訪れ、1,200年にわたって受け継がれてきた祈りの重みを感じられる場所にしたいのです。特に現代のような混迷の時代だからこそ、立ち止まって自分自身の心と向き合える空間が必要だと考えています。
シャーマンまゆみさん:今回のクラウドファンディングで繋がった1,500人以上の方々との縁を大切に、心華寺が「祈りの輪」の中心となって、さらに多くの人に希望の光を届けていけたらと思います。
―最後に、クラウドファンディングに挑戦する方へのアドバイスがあれば教えてください。
シャーマンまゆみさん:大切なのは「本気で取り組む覚悟」と「ビジョンを明確に伝えること」だと思います。私たちの場合、「不滅の法灯を未来へ繋ぐ」という明確なビジョンがあり、それを誠実に伝え続けました。
時には挫けそうになることもありましたが、一人ひとりの支援に対して丁寧に向き合い、感謝の気持ちを伝え続けることで、思いが共鳴し広がっていったと感じています。
また、金額だけを目標にするのではなく「何のために」を大切にすること。私たちは途中から「支援者1,500人」という新たな目標に切り替えましたが、これが多くの方の共感を呼んだのだと思います。
挑戦される方には、ぜひ自分の思いを率直に伝えることの力を信じていただきたいです。
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