新規事業としてはじめた、クラウドファンディング支援が飛躍のきっかけに【ラシン株式会社・武 耕太郎氏】

ホームページ制作事業を中心に、ダイレクトマーケティング・クラウドファンディング支援を行う、ラシンの武 耕太郎氏。2018年7月から、福岡エリアのプロジェクトをリードしてきた、ベテランの公式パートナーです。本業とクラウドファンディングをかけ合わせることで見えてきた「新しいパートナーの形」について、お話をお聞きしました。

プロフィール



ラシン株式会社 取締役COO
武 耕太郎(たけ こうたろう)

サイト: https://rashin.jp/

1983年福岡県生まれ。大学卒業後、株式会社リクルートに入社し、人材領域で営業職に従事。
2018年、ラシン株式会社に参画。クラウドファンディング支援事業の立ち上げを行い、現在は同社の取締役COOを務めている。豊富なビジネス経験を活かし、商品の企画設計などの上流工程から、クラウドファンディングのページ作成・公開後のフォローまでワンストップの伴走が可能。

クラウドファンディングと本業であるホームページ制作の“かけ算”により、
総支援実績は9億円以上、ホームページ制作本数は1,400件以上の実績を更新中!

「福岡でクラファンをするなら、ラシン株式会社」培った信頼が、かけ算になる 

 
 
 -「ラシン株式会社」について教えてください。

ラシン株式会社ではいくつかの事業を行っているのですが、メインは大きく3つあります。サブスク型ホームページ制作「ベリウェブ」・ダイレクトマーケティング・クラウドファンディング支援事業です。

CAMPFIREパートナーとして「クラウドファンディングのチカラで、実現したい事をあと押し」をモットーに、福岡エリアを中心に地域活性化・特産品の販路拡大など様々なプロジェクトをサポートしてます。
 
 
- 「ラシン株式会社」に入社するきっかけはどのようなものだったのでしょうか?

創業者の原とは、同じ大学の同級生で、一緒に学生起業家のような活動をしていました。実は新卒で入社した会社も同じ、お互いが別々の会社に転職した後も、10年近く定期的に会って近況報告をする仲でした。原は2015年に、ラシンを起業。私は別の会社で執行役員をしていたんですが、2018年に転機が訪れました。

地域特化のクラファンサイト「FAAVO(ファーボ)」が「CAMPFIRE」に事業譲受され、しかも「福岡のエリアオーナーを募集している」というニュースが舞い込んだのです。自分自身でも、過去にクラウドファンディングを起案した経験もあり、是非ともチャレンジしたいと思いました。

ただ、募集要件に「法人格を有すること」があり、会社員だった私は、どうしようかと原に相談をしました。すると原が「ラシンの屋号を使って、クラウドファンディング支援事業を立ち上げてもいい」と言ってくれました。原としても新規事業を作っていきたいと考えていた時期だったので、私は2018年の10月にラシンに入社、支援事業をスタートさせました。
 
 
- クラウドファンディング支援は、武さんが持ち込んだ新規事業だったんですね!

実はそうなんです。やりたいと言い出した本人なので、それは無我夢中ですよ。特に「Twitter」や「Facebook」といったSNSに力を入れて集客をしました。他にもWEB広告出稿・セミナー開催・知人からの紹介など、様々な方法で集客を行いました。

幸運なことに当時、地元の福岡では「クラウドファンディング」自体がまだまだ珍しく、県内の自治体・テレビ局・金融機関・学校で講演する、貴重な機会もいただけました。頑張った甲斐があり、初年度から25件のプロジェクトをサポートすることができました。
 
 
- 1年目から25件!  すごい件数ですね。

ありがとうございます。ただ、実際に1年間パートナーとして活動をしてみて、クラウドファンディングのサポートフィー“だけ”では、そこまで儲かるものではない。単体で事業として成り立たせるのは、なかなか難しいかもと感じていました。

そんな時です。これまで「CAMPFIREの公式パートナー」として接点があった企業・自治体から「クラウドファンディング支援以外のお仕事」が来るようになったんですよ。これには本当に驚きました。
 
 
「ラシン株式会社」=「クラウドファンディング支援をやっている、ユニークな会社」として認知されることで、普通のホームページ制作会社では出会えないような面白いプロジェクトが次々と舞い込んできます。この独自のポジショニングこそが、地域での信頼を築く大きな鍵となりました。

特に、講演会がきっかけで西日本新聞社との提携が叶ったことで、ラシンの柱であるHP制作事業「ベリウェブ」が大きく拡大しました。
 
- まさに、クラウドファンディングとホームページ制作の“かけ算”ですね!

クラウドファンディングを「入り口」にした、トータルブランディング支援

- 御社はHP制作・EC販売代行もされていますが、クラファン後に利用される起案者さんはいますか?

ご利用いただく機会はありますね。事業の立ち上げや新しいことにチャレンジする上でクラウドファンディングって「最初の入口」だと思うんですが、その後きちんと形にしていく際に、商品・サービスのホームページが必要だったりするので、希望される方には提案させていただいてます。
 
 
- 印象的なプロジェクト事例を教えていただけますか?

プロジェクトの立ち上げから終了後のマーケティング支援までサポートさせていただいた「研究者出身の醸造家が辿り着いた、日本酒の新境地。」ですね。最初は「酒蔵免許が取れたので初のどぶろくの販売をクラウドファンディングでやりたい」という相談でした。

でも、話を聞くとボトルのデザインや今後の販路戦略がまだ固まっていなかったんです。そこで「宗田さんはお酒造りに集中してください。クリエイティブやブランディング、売り方はプロであるうちが整えます」と提案しました。
 

 
クラウドファンディングのページ制作だけでなく、ボトルのラベルデザイン、価格設定、化粧箱の制作、さらにはお酒を卸す先の販売戦略まで伴走しました。これは、僕らに「HP制作」や「EC代行販売」という事業があるからこそできる、トータル支援です。クラウドファンディングという一過性のイベントを、持続可能なビジネスへと昇華させるのが僕らの役割だと思っています。
 
 
-まさに相乗効果のある、素晴らしい取り組みですね。販路まで相談できるのは、本当に心強い!

ありがとうございます。やっぱりクラウドファンディングの起案って大変なので「クラファンやって終わり」になりがちなんですが、その後に繋げることをすごく大切にしています。起案者さんにはできるだけ自分のプロダクトやプロジェクトに集中していただき、マーケティングやブランディングは我々で整えるという役割分担がいい形なのではないかと思っています。
起案者さんの想いを大切にして、クラウドファンディング以降のサポートも我々ができる範囲のことはできるだけお手伝いしていきたいと思っています。

CAMPFIREはいい意味で「雑多」。だから面白い

 
 
-パートナーとして活動される中で、ギャップを感じる瞬間などはありましたか?

おかげさまで、多くの方が「福岡でクラファンをするなら、ラシン株式会社だ」と言ってくださり、日々お問い合わせをいただきます。ただ、そこから実際にプロジェクトの立ち上げまで進むのは「10人中1人くらい」なので、あれ?意外と少ないぞと言うことですね。

毎回、最初に1時間の面談をするんですが、クラウドファンディングを立ち上げる手前の準備が整っておらず、話をするうちに現実が見えてきて、そこで一旦立ち止まる方が多い印象です。これは悪いことではありません。私自身、無理に進めることがパートナーの仕事だとは思っていないからです。そのため、相談者の目的を聞いて解決方法がクラウドファンディングじゃなさそうだったり、タイミングとしてまだ早いと思った際には、正直にお伝えしています。
 
 
- 武さんにとって、パートナー活動の「やりがい」とは?

やっぱり、クラウドファンディングの良さってお金集めだけで終わらず、新しい出会いや挑戦が生まれることだと思っています。「企業の取締役として、それはどうなんだ」と言われそうですが、クラウドファンディング支援事業で生計を立てることよりも、その後の「人との繋がり」に面白みを感じています。色んな方と出会えるということが、CAMPFIREの良さだと思います。
 
 
- CAMPFIREのパートナー制度の魅力、強み

CAMPFIREって、いい意味で「雑多」なんですよね。何でもありだけど、その分、多様な思いを持った人たちが集まってくる。そこが魅力です。最近は、元々あった「熱量を大切にする」世界観に、実務的な「お金もしっかり集まるプラットフォーム」としての力が噛み合ってきたと感じています。

クラウドファンディング×ホームページ制作で、挑戦者の夢を叶える

 
 
- 今後の展望をお聞かせください。

CAMPFIREで日本国内のマーケットを獲得し、海外でのクラファンに繋げるような支援がしたいと思っています。また、起案者の方の中では「公式パートナーがいる」ってことを知らない方もたくさんいるので、多くの方にパートナー制度を知ってもらいたいですね。
 
 
- 続いて、パートナーを検討している方への「応援メッセージ」をお願いします。

起案者さんも、パートナー仲間も面白い人が多いので、クラウドファンディングは出会いの宝庫だと思っています。パートナーとして活動していくうちに自社の事業とのシナジーが生まれ始めたり、他の事業の代理店になることでマネタイズできたりもするので、色んな出会いの場だと思ってまずはパートナーに是非なってみて欲しいです。
 
 
- 最後に、武さんにとって「クラウドファンディング」とは何でしょうか?

挑戦者の受け皿だと思っています。やりたいこと叶えたい夢を持っている方はたくさんいるのですが、クラウドファンディングがあることで叶えられる世界になると思いますし、パートナーが1人でも増えることで挑戦者も増えていくんじゃないかなと思います。
 
 
- 本日は貴重なお話、ありがとうございました!
 
【編集後記】
今回は、ラシン株式会社の武さんにお話をお伺いしました。武さんは、地元・福岡から全国の挑戦者を支え、起案前から起案後の販路開拓まで一気通貫の手厚いサポートでプロジェクトを成功に導きます。クラウドファンディングの相談ごとがありましたら是非、ラシン株式会社さんへ。
  編集部では今後も、パートナー企業様の活動をお伝えしていきます。少しでも興味を持っていただけましたら、下記のページをご覧ください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。   ▼ラシン株式会社 お問い合わせ先 https://rashin.jp/crowdfunding/contact   ▼「CAMPFIREパートナーシッププログラム」紹介ページ https://camp-fire.jp/partner