高知県四万十町に「人と人が繋がる場所」を作りたい!地域おこし協力隊の飲食店開業プロジェクト

20歳という年齢で地域おこし協力隊として高知県四万十町に移住された岩﨑さん。 移住後2週間で、閉店予定の空き店舗を活用して飲食店をオープンすることを決意。店舗オープンの為にクラウドファンディングに挑戦されました! 「地域おこし協力隊クラウドファンディングアワード2023」ビジネス・開業部門賞を受賞されたプロジェクトの起案に至った経緯やクラウドファンディングだからこそ得られた体験談をお伺いしました。

プロジェクトデータ 

プロジェクト名:高知県四万十町で『人と人が繋がる場所』飲食店をオープンします!
募集期間:2023年7月14日~2023年9月30日(68日間)
調達金額:1,578,999円
支援者数:143人
プロジェクトURL:https://camp-fire.jp/projects/view/674503
プロジェクトオーナー:岩﨑姫無さん(四万十町地域おこし協力隊)  @tangled_shimanto(Instagram)


 以下、インタビュー形式にてお送りします。 
プロジェクトオーナー:岩﨑さん 
CAMPFIREモデレーター:佐藤(敬称略)

移住の決め手は直感!何にでもチャレンジできそうだと思った

佐藤:本日はお時間ありがとうございます。まずはじめに、自己紹介と併せて協力隊になったきっかけと活動内容ついてお伺いさせていただいてもよろしいでしょうか。 

岩﨑さん:はい。元々は東京に住んでいて、「東京以外の世界を知りたい、一人暮らしをしてみたい」という気持ちがあって移住を考え始めました。私は高校卒業する前ぐらいから、堀江貴文イノベーション大学校(以下、HIU)というオンラインサロンに入会していて、全国のサロンメンバーに移住を相談していたんです。そのメンバーの一人が四万十町で養鶏場をやっていたのがきっかけで四万十町を知りました。何度か遊びに四万十町を訪れているうちに、食や自然、そして四万十町の「人」に惚れて移住を決めました。割と直感だったと思います。自由だな、何にでもチャレンジできそうだな」って思ったんです。

協力隊の活動は、「移住定住支援業務」で、移住イベントへの出展、移住相談対応、SNSやYouTubeでの情報発信、移住者インタビュー記事の作成、空き家の内覧のご案内などをしています。

たまたま飲みに行った飲食店が近く閉店するという話を聞き、その場で引き継ぐ事を決意!

佐藤ありがとうございます。岩﨑さんは、2023年の4月から地域おこし協力隊に着任されていますが、着任の2週間後に、今回のプロジェクトを実施する事が決まったということですよね。今回のプロジェクト実施の経緯とクラウドファンディングをしようと思ったきっかけについて教えてください。

岩﨑さんはい。四万十町の役場前の物件なのですが、たまたま飲みに行った際に、5月から移転するから、ここの空き店舗を居抜きで使う人を探しているとういう話を聞いて、その場で「じゃあ、私やります」と手をあげて9月にオープンしました。

何をやるか全く決まっていなかったのですが、元が飲食店だったので、設備は充実していたのと、屋台餃子が高知で結構有名なことや、四万十町の食材で豚、ニラ、生姜が有名なので、餃子をやろうと思いました。

クラウドファンディングをしようと思ったのは、協力隊の起業支援補助金が2年目からしか使えなかったというのと、HIUのサロンの中にクラウドファンディングのグループというのがあって、クラウドファンディングを利用している人も多く、分からない事が聞ける環境で身近に感じていたのがきっかけです。

クラウドファンディング中は自分のプロジェクトを認知してもらえるようにとにかく発信

佐藤:なるほど、経験者が近くにいて、クラウドファンディングを身近に感じてらっしゃったのですね。そんな環境の中、プロジェクト作成中や実施中に気をつけていたことはありますか。

岩﨑さんページ作成では、画像を意識して作りました。やっぱり文章もすごく大事なんですけど、(TOP画面はタイトルと画像だけなので)中身を見てもらえる画像というのは意識しました。

プロジェクト実施中は、毎日何人に連絡するというノルマを決めて、連絡をしていました。もう嫌われる覚悟でやるという根性で(笑)総勢200人は連絡したと思います。

あとはInstagramやfacebookで見てもらえるように定期的に発信したり、協力隊や役場で繋がりが出来たり、広がったりするので、そこで発信をしたり声をかけたりという事をしていました。

クラウドファンディングをしたら頼れる仲間が増えた

佐藤すごくパワフルに活動されていたのですね!実際に143人という多くの方にご支援をいただきプロジェクトを成功された訳ですが、クラウドファンディングをしてみての気づきを教えてください。

岩﨑さんそうですね、もちろんお金が集まるっていうのもそうですが、この活動を知ってもらう機会にもなったという事と、支援してくださった人を仲間にできたというか、 私1人でやっている事ではあるのですが、みんなで作ったプロジェクトになり、頼れる人や仲間が増えたっていう印象があります。

飲食店運営は手探り、まずはやってみよう!精神で毎日の学びを楽しんでいます

藤:新しいファンや仲間を増やせるというところがクラウドファンディングの魅力の一つですよね!実際にお店の運営状況はいかがですか。

岩﨑さん現在、協力隊の活動があるので、金土日の夜17時から23時だけ営業しています。支援者の方や役場の方に利用してもらっています。仕込みから接客まで一人でやっているのですが、実は包丁もあまり持った事がなくて…今は自分が調理に必死なので、ドリンクなどはお客さんにセルフで飲んでいただくようにしています。

ちょっと大変な時もあるのですが、1人で考えてやるっていう面白さだったり、学びながら行動していくっていうことを意識して、楽しくやっています!

佐藤お客様との距離感も近くて楽しそうですね!

元々は活動的ではなかった、環境が行動力をつけてくれた

佐藤:学生の頃からオンラインサロンに入られたり、20歳で協力隊や飲食店の開業をされたり、とても活動的だと思うのですが、何か大切にされているマインドみたいなものはあるのでしょうか。

岩﨑さん:元々こういう性格だったかって言われると、そうでもなくて。サロンに入って、周りがすごく活動的なので、当たり前というか、むしろなんでやらないの?みたいな雰囲気があって、そこで行動力がついたかなって思います。マインド的にも、上手くいく、いかないとかは関係なく、とりあえずやってみようという感じです。やってみてどうなるか、上手くいかなかったら、なんでだろうって考えたりとか。それが結構楽しくて、トライアンドエラーでとにかく行動するっていうのは、 すごく意識しています。やったことがない事は考えてもきっと分からないので(笑)

自分の餃子で四万十の魅力を届けたい!

佐藤:ただただ感心させられます。そんな岩﨑さんだからこそ、応援したいという方も多かったのですね。そんな岩﨑さんの今後の活動や展望を教えてもらっても良いでしょうか。

岩﨑さん:まずは、どうしたら今の店鋪に来てくださる方に楽しんでもらえる場所になるのかっていうことを考えて、引き続き色々チャレンジしていきたいと思っています。
あと、四万十町の特産品で作った餃子なので、町内だけじゃなくて、全国に魅力を届けていきたいなって気持ちがあり、冷凍販売に挑戦したいと思っています。それがふるさと納税の返礼品にもなったりするといいなと思っています。

クラウドファンディングを検討している方は、結果ではなく過程を楽しんでほしい

佐藤:すごいですね。ぜひ、冷凍餃子のテスト販売の際はまたクラウドファンディングをご利用ください!
最後に、クラウドファンディングを検討されている方、地域おこし協力隊の方に一言お願いします。

岩﨑さん:少しでも興味があったり、考えたりしている方だったら、「もう、すぐに始めてください」っていうのをすごく言いたいです。
私自身も、何もわからない中で進めて、集まらなかったらどうしようとか、事業自体上手くいかなかったらと不安もあったのですが、それは結果に過ぎないので、考えてもしょうがない。クラウドファンディングの担当の方もすごく丁寧に対応してくださるので、応援してくれる人や周りの人を頼って仲間にして「まず、やってみる。一歩でも行動してみてほしい」という思いです。


佐藤:結果は後からついてくる、まずは行動!という事ですよね。実施者ならではのご経験談ありがとうございました!

「岩﨑さんのように、夢を実現したい!」とお考えの方へ

クラウドファンディングに興味はあるけれど、どのように準備を進めたらいいかわからない場合や、ページ制作やリターン設計にお困りの場合には、お気軽にご相談ください!

無料でスタッフに相談する