自己紹介
北海道の十勝清水町を拠点に
樽生クラフトビールのケータリングカー「BeerBus OnYourSide」と、
拠点店舗のフリースペース「3rd Place」を運営しております、
松永正宗と申します。
開業から6年目を迎えております。クラフトビールの専門店の無い地域を中心に、全道各地へ出張して参りました。
各種イベント出店をはじめ、他店舗様前での営業もしております。
ご自宅などでのBBQや誕生会、ご親戚やご友人とのホームパーティー、また他会場などでの結婚パーティー、コテージやキャンプ場など、出張貸し切りビアバーとしても多数ご利用頂いてまいりました。
また3年前に取得した拠点は屋内外をフリースペースとして、お客様と楽しむ場を開放しております。
このプロジェクトで実現したいこと
中古で取得した車輌の劣化、老朽化が酷く、開業直後から何度か分からないほどの修理を繰り返して参りました。しかしこの度エンジンの故障という致命的な故障が起こり、車輌更新の必要性を感じ、出張活動の休止に至りました。
拠点以外への出張活動休止にあたり、直後から道内各地の多くのお客様より、復活への応援の声をいただいております。
ありがとうございます。
しかしながら今までの数多くの修理歴もあり、慎重に車輌選びを進めております。
活動再開に向け、中古車輌の取得とコスト削減のため自作での車輌改装を致します。
今までかけてきた多額の修繕費により予算は厳しく、知人の薦めもありクラウドファンディングに挑戦することに致しました。
ご支援どうぞ宜しくお願い致します。
また現在は拠点にて営業をしております。拠点は各種イベント、ワークショップ会場として、またお一人様でも気軽に遊びに来ていただける、友達の家のような場所になれるようにと想いを込めて運営しております。
商品・お店が作られた背景、実績
北海道、日高地方の酪農家の長男として生まれ育ちましたが、高校卒業後上京し東京、千葉などで飲食業、サービス業にてバーテンダー、サービススタッフなどを主体に、他にも様々な仕事や経験をしてきました。
実家での酪農経験も5年ほどあり、30代半ば頃、生活や人生を見直した時に、放牧酪農がしたい、新規就農しようと決意し、10年ほど前に帰郷いたしました。
すぐに十勝に移住してチーズ製造を約2年学び、新規就農研修にて2年半放牧酪農に従事しておりましたが、就農直前で体調を崩し、放牧酪農、新規就農の道を諦めました。
5年近くに及ぶ田舎暮らし、札幌も遠く行く暇もなく過ごし、就農を断念して入院中のベッドの上で思ったのは「クラフトビール飲みたい」、でした。当然ですが住んでいた環境には近場で飲める場所がありません。
仕事も白紙となったままで考えたのは、自分と同じように選択肢の少ない地域、身動きの取りにくい職業で、色々なことを我慢している人、諦めている人がたくさんいるのだろう、ということでした。
そういう方たちの、たまの楽しみの1つになれるなら、笑顔に繋がるなら。そこにむ人たちの笑顔が、地域の活力や子どもたちの笑顔に繋がるなら。
それまでの人生や生活を思い出しながら、そこには無いけど心の底では欲しかったもの、どうせ、と諦めていたものの多さ、大きさを感じていました。
キッチンカーで樽生クラフトビールを提供して回るというのは日本全国で見ても前例がほぼなく、北海道では初の業態でありました。
当時まだ地域的に馴染みのないクラフトビールという商品に難しさも感じつつ、しかし取り組む価値のあることだと思い起業しました。
それから5年半、利尻島、奥尻島の離島や、函館、根室、札幌近郊、旭川、オホーツク、そして拠点である十勝と、全道各地端から端まで数多く出張してきました。
また来てね!次はいつ来るの?とたくさんのお声掛けもいただけるようになり、沢山のご縁に恵まれました。
そして今年は本州、広島県へのオファーも頂いております。
過去にも数度本州からのご依頼はありましたが、ここ数年の様々な情勢、状況もあり叶いませんでした。今回は初めて実現できるところまで来ることができました。
これを機に北海道から全国各地に向けて、今までとは異なる方向性が見えてきている状況でもあります。
私たちの商品・お店のこだわり
希少性の高い限定醸造の樽生ビールがほとんどで、全国各地の醸造所から取り寄せ、1樽ごとになくなり次第、異なる銘柄に替えながら、一期一会のクラフトビールとして提供しております。
ビールメニューの1例としてはこんな感じですが、他にも色々な醸造所とお取引させて頂いております。
同時提供は5種類、車内の冷蔵庫には10~15種類のビールを用意しております。
なぜクラフトビールなのか?
私が大好きだから、というのが最大の理由です。私は一人の飲み手、ファンであり、醸造家ではありません。
なぜ好きになったのか?
「これもビールなんだ!?」という衝撃、感動の出会いがありました。
それまでも伝統的スタイルの海外のビールを飲む機会はありましたし、ある程度飲み慣れてはいました。
しかしクラフトビールと呼ばれているビールは、そのどれでもありませんでした。
材料はホップ、麦芽、水とシンプルに見えます。
が、しかし
ホップ1つとっても個性豊かな品種が驚くほど多くあり、麦芽も品種や焙煎度合いなど様々で、仕込み水の違いも大きく、さらに酵母の種類がまた多い。
そこに副材料としてのフルーツやスパイスや、、、
品種改良による新品種の登場や、技術の進化も日々あります。
無限の組み合わせ、可能性がそこにありました。
伝統を踏まえつつ、最新の知識や技術をもとに、世界中の醸造所で、個性豊かな醸造家の皆さんの美味しさのイメージの1つ1つが、自由と創造というチャレンジを経て、次々に生まれてきています。
しかもそれが何万円もするような高級品ではなくビールという、一人でも大勢でも、いつでも気軽に楽しめる、ごく身近なものとして。
その魅力に、面白さに取り憑かれました。
そしてそれは概念として私のそれまでの人生に重なるところもあり、そこから今までの人生にも大きく影響を与えてきました。
固定観念、既成概念からの脱却。
人生の自由さ、創造の楽しさ、
それらを経て成長する無限の可能性、
そして、それを信じることの大切さ。
私がクラフトビールを通じて本当にお伝えしたいことは、もっと気楽に自由に人生を楽しんでもいいんだよ!というメッセージです。
本当に色々な経験をしてきました。色々な職業で職場でたくさんスキルを身につけてきました。必死で結果も出してきました。
趣味引っ越し、特技転職と履歴書に書けるくらい、氷河期をサバイバルしてきました。なんなら酷い欝も、ホームレスも経験しました。
そんな私でも今とても幸せに生きさせていただいてます。
今までの職業の形に囚われず、持っているスキルやツールを組み合わせて駆使して、色々な形で、サービスを提供しております。
屋号につけた「OnYourSide」は、「あなたの味方」という意味です。
あなたを応援したい、元気に笑っていてほしい、あなたを笑顔にすることが、私の提供したい1番の商品です。
拠点で活動するようになり、一人一人のお客様とゆっくりお話する機会が増えました。
夢や希望をいきいきと語るお客様のお話を伺うのも大好きな時間です。色々教えてほしいと言われることも多々あります。
お客様から色々相談をされたり、悩みを伺ったりする機会も多くあり、よりお役に立てるようにとコーチングも過去に学び、活用しております。
北海道は広く、十勝まで来ていただくのも有り難いですが、やっぱり、「来て!」って言っていただけるのが嬉しく、「かしこまりました!」って言えることが幸せだなと思いますし、再開しなきゃ!と強く感じています。
イベント出店などですと、ゆっくりお話をする機会もなかなかないですが、是非お気軽にお声掛け頂ければ幸いです。
この度のご支援いただいた支援者の皆様の優しさを、ビアバスを通してたくさんの方の笑顔へと循環していけるよう精進してまいります。
今もこれからも、活動へのご協力、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
リターンについて
初めてなので色々思い悩みましたが、色々リターンをご用意する余裕もなかなか取れないため、基本的には純粋なご支援をお願いしたく存じます。
また団体様向けには飲み放題貸切パーティケータリング、法人様向けに車体への広告掲載など、ご用意致しました。
ケータリングですが、通常は飲み放題は行っておらず、キャッシュオン(ご注文毎のお支払)となっておりますので、この機会に是非お楽しみ頂ければと存じます。
ビールの銘柄についてはその時々により異なりますが、醸造所や銘柄、ビールのジャンル、また大手メーカーの樽など、リクエストも承っておりますので、飲みたいビールがない!ということが無いようにしております。ご希望がある場合はお早めにお知らせ頂ければ幸いです。
スケジュール
5月 クラウドファンディング終了 4~5月 車輌の取得と改造
6月〜 準備出来次第リターン開始
資金の使い道
キッチンカーのベース車輌となるトラックの購入資金の一部、営業許可取得などに必要な改造の費用に致します。
車輌費:約100万円
改造費:約30万円
手数料その他:約20万円
最後に
アルコールというジャンルは年齢や体質、好みなど制約も多く、万人受けとは言い難いニッチな商材でもあります。
しかし交通の便が悪い地方の町村部においては車社会であり十分に楽しめるものでもありません。これは北海道に限らず、過疎化の進む日本中の全域で言えることでもあります。
ご自宅や近隣に伺える業態というのは、帰りの心配もなく楽しめる機会の創出であり、楽しみの選択肢が少ない地域においては貴重なサービスとなっております。
今回のエンジントラブルによる休止では、本当に多くの応援や励ましを、再開を希望されるお客様や、今までお世話になったキッチンカーの皆様から頂いております。
もしかしたら休止ではなく廃業の危機ともなり得る状況で、これだけの声を聞かせていただけたのは本当に有難く、何がなんでも再開したいと、語り尽くせない感謝とともに心から思いました。
私のお店から、みんなのお店として、一緒に作りあげることが出来たら幸せだなと感じています。
少子高齢化が進む中でお店やサービスが減り、日々の楽しみが少なくなることは、そこに住む人の活力を減退させることにもなります。私もそうでしたが都市への憧れから上京し、故郷へ帰らないというのも当然かと思います。
大人が笑っている、楽しく生き生きと生活していることは、子どもたちにとって大切なことであり、様々なリムーバブル、ポータブルなサービスがあり、選択肢があるということが、地方に住むことのデメリットを打ち消す1つの手段になり得ると思います。
ここで生きていきたい、ここに住んでいても楽しいことがたくさんある、楽しそうな大人を見て、自分もそうなりたい、と、子どもたちが思えるような環境を作るのが、壮大な1つの私の夢です。
これからも幸せな大人を増やしたいと思います。
応援どうぞ宜しくお願い致します。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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