エンタメ応援プランが適用されています

このプロジェクトは、クリエイターの活動資金・時間を増やすために、システム料とは別に支援額の10%を支援者さまに「ご協力費」としてお支払いいただいております。

自己紹介

初めまして!

2008年開業、今年おかげさまで16周年を迎える札幌のムジカホールカフェ店主の田所と申します。

16年前、音楽とアートと食が一体となるような空間、あらゆるジャンルのアーティストやクリエイターたちが集いそれぞれの感性を表現出来るお店を作りたいという想いからムジカホールカフェを作りました。

16年後の今をここまでイメージ出来ていたわけではありませんでしたが、おかげさまで想像以上に素晴らしい空間を皆さんに育てていただきました。当時の自分の全財産を投げ打って作った我が城でしたが、今や自分だけのモノではなくたくさんの方にとって特別に、そして当たり前に存在する愛されるお店になれたことがなによりムジカを続けてきて嬉しいことでした。

16年前はもはやひと昔、ムジカの歴史

まず今回16年続けてきたムジカを移転させ、実質新規開業に匹敵する規模感に至った経緯をお話しする前にムジカの歴史を手短に少しだけ、いや長くなるかも!


僕にとってムジカは脱サラして初めて自分で作ったお店で正直に言うと実は飲食経験もほとんどなく、音楽業界のコネクションもほぼゼロ、もちろん経営もしたことがない状態でした。開業当時はリーマンショックや長引く不景気で出口の見えない情勢のなか、開業経験者からは「今はやめておけ」と言われるほど経験の乏しい自分にとっては大変厳しい中での船出でした。

当初エレベーターも無い古いビルのこんな急な階段で3階まで誰が来てくれるのだろう、そもそもこの辺りは日中ほとんど人が歩いてないけどランチ食べに来てくれるのかな、ライブイベントやりたいけどほとんど知り合いいないし誰が演奏しに来てくれるのかな、、カフェでお茶したり読書したりしたい人の前でライブしたらうるさいよな、じゃあライブは貸切にしないと、ということはその時間は珈琲飲みたい人は入れないのか、そんなお店に常連さまが定着するのかな。。心配なことばかり。

当時から宣伝広告費用はとても高く、そこにお金をかけてカフェの価格帯でどのくらいの費用対効果が得られるのか、探り探りの営業でした。

そんな中、僕にとってはとても幸運だったのがSNSの普及でした。

無料でお店の情報を毎日発信できたことでカフェとイベントの住み分けの告知などもスムーズにできるようになり、お客さまの間で定着化したことはなにより今に至るまで本当に運が良かったと思っています。SNSの無い時代だったらムジカはとっくに潰れていたと思います。

そして良くも悪くも経験が乏しかったことから、既成の常識や業界のルールに疎く、固定概念に囚われずいち経営者でありながら、お客さまやアーティストなどあらゆる立場の人の視点に立とうと必死だったため、安価で使いやすいお店として認知されることでムジカの存在を広めていただけました。「良心的な価格帯のわりに雰囲気良い、音も良い」「札幌でカフェライブが出来る場所と言えばムジカ」、薄利ではあったけど長い時間をかけてお店のプロモーションを続けて種を蒔いた結果、いまようやく実ったのかなと思っています。

ムジカはこちらから出演をお願いしているブッキングイベントは開店当初から現在に至るまでほとんどありません。ライブが無ければカフェになるだけです。それでもムジカでライブをやりたいと思っていただける問い合わせをたくさんいただき、毎月多い時は昼夜合わせて20以上のイベントが開催され、毎月初めましてのアーティストの皆さんと出会えるようなお店になりました。

移転プロジェクトについて

16年この場所で続けてきたムジカですが、コロナ禍なども経て今が一番お店として安定し、ようやく軌道に乗ったなと実感していました。お店として目指していた完成形に近くなったなと思っていたなかで、今回本当に悩んで悩んで悩み抜いた末に移転という決断をしました。

当初ビルの老朽化という話だったのですが、まだ取り壊しには至らず立ち退きにもならない、再契約も出来るという話になったため、ビルが在る間はここに居座ることも選択肢としてあったし、その方が確実に楽な道でした。

でももうひとつここに残る上でネックだったイベント時の音量の規制など、不自由な点がイベントの開催に支障があったことは事実で、僕自身も長年ストレスに感じていたこともあり、そういった部分から解き放たれてより自由に営業がしたい。そしてここでやれることはある程度やり切った部分も大きかったので、これからはここでは出来なかったことが出来る場所、そういう空間を僕自身欲していました。

やりたいことをやる上で一番意識したのがお店のサイズです。移転するなら現状維持ではなくお店として発展、進化しないと面白くないなと常に思っていたため物件探しの条件は音の縛りがなく、ここより広い場所でした。その結果最終的に決めたのが以下の物件です。

この写真だけで本当にたくさんの反響がありました。ここが新しいムジカです。

菊水にあるこの物件は、アクセスを重視していた観点からも比較的札幌中心部からも近く、最寄り駅からも徒歩1分、札幌駅からも車で15分かからない、大通りやすすきのも10分かからないくらいの距離なのでお客さまはもちろん道外のアーティストの皆さんも非常にアクセス面でよいかなと思っています。

そしてなによりサイズが今のムジカの1.5倍あります。

今のムジカにライブ時MAX60人入れてたことを考えれば、100人入れることも不可能ではないですがおおよそ80人くらいは収容可能な市内では最大キャパのアコースティック専門ライブカフェになると思います。

お店は2階ですが、階下が就労支援施設の事務所のため、土日や平日夜は基本お休みのため音の問題もクリア出来ています。

フルバンド編成も可能なようにいずれはドラムセットも入れたいとは思っていますが、ライブハウスとは少し趣の違うあくまでアコースティックの雰囲気にこだわった箱として認知いただけたらありがたいです。

今までのムジカがそうであったように、自分の推しの部屋に遊びに行ったようなそんな距離感で生演奏が楽しめるあたたかい空間を作ります。

また広さを有効に使えるように、音楽イベント以外に例えばお芝居やお笑いなどのイベント、トークショーやファンクラブイベント、ワークショップ、フリマ会場などにも使えますし、定休日の間貸しやアート系のギャラリーも稼働させていく予定でいます。

一度は閉店することも頭をよぎった時期もあったムジカの存続を喜んでいただいたみなさんには、本当にムジカを応援していて良かったと思っていただけるお店を末長く続けていきたいですし、恩返し出来たらと思っています。

リターンについて

今回本当はクラウドファンディングに関しては僕自身消極的で出来ればみなさんのご支援の負担に頼ることなく進めたかったのですが、自分のやりたいことを追求した結果、単なる移転引っ越しではなく、実質新規開業並みの開業資金がかかってしまいました。アコースティックの生音の質感を出すためにどうしても譲れなかった木の床。現状木材の資材費がとんでもなく高騰していて一からお店を作るとなると開業資金総額は600万円くらいになりそうです。

今回このプロジェクトを通じてご支援いただいた皆さまには、新しいムジカに更に期待を持ってもらえるような僕らの想いを乗せたリターンをご用意しました。

ご協力、ご支援いただいたお金はできる限り有効的によりよいムジカにするために大切に使わせていただきます。


スケジュール

現ムジカの営業予定は6月上旬予定

6月末引っ越し、クラウドファンディング終了

7月工事着工、開業準備

8月20日(店主誕生日)新店開業予定


資金の使い道

契約金およそ120万円

内装設備工事費400万円

人件費等50万円


新店舗情報

札幌市白石区菊水2条3丁目

営業時間:12時オープン、水木日19時半ラストオーダー、金土20時半ラストオーダー、月火定休日

サービス内容:カフェ、ライブイベント、ギャラリー、ワークショップ、雑貨販売

主要メニュー:珈琲、紅茶、焼き菓子、ごはんもの、軽食、パフェ、アルコール

料金価格帯:ランチタイム(1.100円〜)、ティータイム(1.000円前後)、ディナータイム(1.500円〜)



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