2023/03/05 02:52

「りとりと」のクラファン開始4日目の日記です。(小笠原)

今日は、14時頃から23時頃まで、ジュースに加工する予定のにんじんを収穫し、葉っぱを切り落とす作業に参加。今年度は、全部で5トンのにんじんをジュースにするが、今日はそのうちの半分の2.5トンを掘って加工の下処理をする日だった。腕を使い続けてめちゃめちゃ疲れたが、非常に心地よい疲れだった。

今日、収穫をして下処理をしたにんじんは、朝イチで加工場に運んで、すぐにジュースになる予定。(鮮度をキープするために、掘ったらすぐに葉っぱを切って、きれいに洗って、搾ってジュースにして、急速冷凍する)

ガッツリにんじんの収穫作業をしたのは今回が初めてだったけど、本当にやって良かった。

何が良かったか。


(1)無心になれて心がととのった

クラファン公開をしてから、新しいチャレンジがうまくいくのか、自分がやっている動き方はこれで良いのか、いろいろと不安になったり、あれこれ考えて一昨日、昨日は動けなくなってしまっていた。

しかし、今日、畑で目の前のにんじんをひたすら掘り続けていた時間、葉っぱを切り続けていた時間は、いろいろなことを考えずに身体を動かすことに没頭できた。デスクで頭を使う時間が多い中で、畑で農作業をすること自体が自分にとってのリトリートになった。運動もジムや自宅でほぼ毎日やっているけど、それとはまた違った形で、自然の中で集中できる農作業はとても心身に良かった。

「りとりと」のお客様にも、心と体をととのえる一環として、小野寺さんの畑での農業体験を提供できるようにしたいと思った。


(2)がんばっている生産者と一緒にサービスを拡げたいという気持ちが再認識できた

23時の時点では作業がまだ終わっていなかったのだが、体力がない自分を見かねて小野寺さんから「もうあとはやるので、小笠原さんは帰って大丈夫ですよ(^^)」と言われて自分は帰ってきた。まだやりたい気持ちもあったが、これ以上冷えると風邪をひいて逆に迷惑になるとも思った。

しかし、小野寺さんは、「にんじんがちょっと足らなそうなので、3時半くらいに、明るくなってきてからまた畑に行って掘ってきます」と言っていた。たぶん今もまだ作業している。

小売業者である我々は、こういう生産者さんの不断の努力があって、良い商品をお客様に届けて喜んでもらうことができる。ついつい忘れがちになるので、それをこのタイミングで再確認する意味でも大事な時間だった。

収穫フェーズのほんのちょっとしか参加していないので、これだけで小野寺さんのがんばりを理解したとはとても言えないが、それでも一日、作業に参加できたのは大きい。

現場感覚が抜けないように、来年度のにんじんを作る春夏秋冬のプロセスには、定期的に手伝いに来たいと思った。


(3)自分の役目を果たす意識を再確認できた

農作業の要員としてはそれほど役に立てなくとも、サービスの魅力、にんじんの魅力を伝えてきちんとサービスを立ち上げることは自分の役割だから、その役割をまっとうしていく。自分は自分の持ち場でがんばろう。という気持ちになった。

オーガニックエコフェスタで日本一を取った小野寺さんが魂を込めたにんじんジュース、本当に美味しいので、色んな人に体験してほしい。そのまま呑んでも美味しいし、ファスティング(断食)中に呑むとより味わいが分かる。