2024/04/09 18:00
チューリップの切り花を長く楽しむためのポイント!

チューリップの切り花の魅力は何といっても飾る場所やメンテナンスによっては数週間と長く楽しめること、そして球根では流通してない珍しい品種もたくさん楽しめることです。より長くチューリップをお楽しみいただくために、お花の管理や生け方のポイントをご紹介します!

①包装紙やラッピング資材を外す

セロファンなどの包装資材などで包んだままにしておくとムレてお花が呼吸できなくなってしまいます。すぐにセロファンを外し水揚げをしてください。

②水揚げのポイント(真っすぐに立てて、大きな葉は取る)

バケツ等に水を用意します。茎が新聞紙からしっかり出るように包み、茎を約3cm斜めに切ります。傷んだ葉や一番大きな下の葉、水に浸かる葉は取り除いてください。葉が水に浸かっていると水が腐りやすくなることと、下の大きな葉は水をたくさん吸いやすく、浅水などの場合、一晩で水がなくなることを防ぐためです。新聞紙で包んだら真っすぐに立てて、涼しい場所で約2時間水揚げして下さい。斜めにバケツに入れておくと、茎が曲がることがあるため、必ず真っすぐに立ててください。

飾った後、チューリップはとてもお水を良く吸うため、こまめに水替えをしてください。暖かいお部屋では、水がなくなりぐったりする時があります。茎を切って、涼しい場所で水揚げをすると、またシャキッと戻ります。

チューリップは光や温度に反応し、花が大きく開いたり閉じたりします。温かい場所に飾ると花が開き、開閉を繰り返すことで花の鑑賞期間が短くなってしまいます。そのため、暖房付近や直射日光の当たる場所を避け、できるだけ涼しい場所に飾ることで長くお花を楽しむことができます。 

チューリップは光に向かって茎が伸びる性質があります。飾った時とは異なる雰囲気になるため、チューリップを生けるのが難しいと感じる人もいるかもしれません。

しなやかな曲線を描き、踊るように変化する姿はチューリップならでは!アレンジで楽しむよりは花瓶に入れて楽しむことをお勧めします。伸びてきたら、茎を10~15㎝つけて切り、束ねてミニブーケとして飾るのもいいですよ。

また、当組合で花束をご購入いただくと、花の開閉や茎の伸長を抑え、花持ちを良くするチューリップ用の延命剤がついています。ぜひ、ご利用ください。