2013/09/28 14:00
【増上寺「光摂殿」大広間会場出展者 12】


照本 美幸  TERUMOTO Miyuki


【略歴】
1988 東京都生まれ
2009 多摩美術大学造形表現学部 入学
2012 多摩美術大学造形表現学部 卒業、多摩美術大学大学院美術研究科 入学

【主な発表など】
2011 都内飲食店にて個展「曲展」
    デザインフェスタにてグループ展「ゲノミカ展」
2012 「東京五美術大学連合・卒業制作展」
    「世界堂絵画大賞展」・名村大成堂賞受賞
2013 「多摩美術大学大学院 版画・日本画合同展」
    「佐藤国際文化育英財団」・第22期奨学生


ステートメント


自分独自の新しい仏画を描きたい

東京のはずれにある真言宗の寺院で生まれ育った私は、その影響で人の信仰心によって具現化された宗教美術に関心をもっています。
お釈迦様がこの世から滅後500年して、弟子達は多くの不安、迷いを、美術の力を借り、拠り所を作りました。
それが偶像崇拝と禁じられていたとしても自分の中にある、存在を形にせずにはいられなかったのでしょう。
視覚というのはそれだけ私たちの精神に訴えかけ、私たち自身を見つめ返します。
私は自己に子供のころからある一つの絶対という存在を、現代を生き、日々変化する自身と混ぜ合わせ、画面に落としこんでいき、幾度もその存在を確認し、これを制作のうえでのテーマに据えています。


作品画像キャプション
「cyclone」2011年 / 72.3×60.6cm