▼元公立小学校教員の大きな挑戦!

 こんにちは。昨年度まで公立小学校の教員として5年間働いておりました角谷僚亮と申します。今回は、「子どもの体力運動能力の低下」という社会的課題を解決するための、安城市初のパルクール・ケージボール(≒サッカー)ができる施設「RING パーク」づくりに支援してくださいというお願いに上がりました。


▼ゲームに負けないたまり場
 =パルクール・ケージボールができる施設「RING パーク」

 放課後のゲームに負けないたまり場として、パルクール・ケージボールができる施設「RING パーク」を愛知県安城市にオープンします。
住所:愛知県安城市横山町下毛賀知2-10


☆プロフィール☆

角谷僚亮(すみやりょうすけ)

 1997年、愛知県安城市生まれ。安城中部小学校、安城北中学校、刈谷高校、東京学芸大学中等教育教員養成課程保健体育専攻卒業後、愛知県安城市の公立小学校で5年間教員をし、2024年4月に独立。2023年9月には第一子が誕生し、現在は育児に奮闘中です!

 幼稚園からサッカーを始め、高校時代には、全国大会出場の夢は叶わなかったものの、愛知県高校新人体育大会サッカー競技で2連覇を達成。大学では、フットサル部を創設し、「関東国公立フットサル大会」や「全国教育系大学フットサル大会」の企画・運営をしました。

 また、大学では主に野外教育について学び、森永リトルエンゼル育成プログラム「チャレンジ!無人島探検隊inせとうち」や、「森と食の探検隊」で野外教育活動や"あそび"の面白さに引き込まれていきました。

 そこでの経験を踏まえながら、大学4年時には、安城市へUターンし、NPO法人アルフィンの設立に携わり、子どもの遊びイベントの企画運営や、無人島キャンプを含めたの季節毎のキャンプの企画運営、スポーツ鬼ごっこや幼児体育の指導員として、現場経験を積みました。
 その中で、森永リトルエンゼル育成プログラム「森と食の探検隊」でのご縁を機に、森永乳業株式会社に協賛を頂き、東京学芸大学と都立芝公園にて、自然あそびイベント「アウトドアプロジェクト」を開催。2日間で総勢約100名程の子どもたちと触れ合い、あそぶことの楽しさを体験を通して伝える活動を行いました。


▼地域と連携した教育活動へ

 その後、愛知県教員採用試験に合格し、念願の小学校教員となり、学生時代の経験を生かし、地域と連携しながら教育活動を進めていきました。1年目には、NPO法人アルフィンに月1回のクラブ活動の講師として来校してもらい、スポーツ鬼ごっこの指導を行ってもらい、退職した今でもその繋がりは継続され、今年度で6年目を迎えます。また、安城市役所のSDGs課や、市内で活動されているSHOW Tennis Projectさんの出前授業、さらには、プロバスケットボールチーム「シーホース三河」の選手をお招きし、夢についての講演やバスケットボールの授業にご参加頂きました。

 その他、「学ぼうさいプロジェクトin二本木」と題した2日間にわたる避難所体験を、児童と共に企画し、「安城市危機管理課」「安城防災ネット」「NPO法人コミュニティーサポーターほっぷ」の方々に講師として来校してもらい、いつ来るか分からない大地震に対する備えについて、実体験を通して学ぶ機会を作りました。

 以上のように、教員生活の5年間で、多くの地域の方々と連携し、子どもたちに「リアル」を体感してもらう中で、より深い学びの実現を目指してきました。学校の先生とは違う「おとな」から学ぶ時の子どもたちの「目」はいつもと異なり、学校現場における地域の方々の重要性を再認識し、それと同時に、自分の強みを生かし、民間から子どもの教育に携わっていきたいという思いが沸々と湧き上がってきました。


▼「民間からより多くの子どもに運動する楽しさを味わってもらいたい!」

 そのふんわりとした思いだったものが、「退職する」という決定打に変わったのは、ある2つの調査結果でした。
 1つ目は、毎年5月頃に全国の小中学生が行う、「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」(=体力テスト)です。スポーツ庁から出されている報告書によると、H30年度以降、新型コロナウイルスの流行も影響し、年々子どもの体力・運動能力が低下しているということでした。これは、新型コロナウイルスの流行により、子どもが遊ぶ機会を失ってしまったことが原因であると考えらます。文科省が提唱している「幼児期運動指針」では、「遊ぶ機会が減少することは、運動能力が育たず、意欲や気力の減弱、対人コミュニケーション能力の習得ができないなど、子どもの身体と心の発達に重大な影響をもたらす」と述べられています。


 2つ目が、同調査における愛知県の順位です。令和4年度の「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」によると、都道府県別で見たときに、愛知県の小学校の体力テストの平均が、男子は46位(ワースト2位)、女子は47位(ワースト1位)であることが判明しました。


▼放課後の主役は常に「ゲーム」

 これらの結果に対して、自分は体育の教員として何が出来るのかを考えました。以前から、一人でも多くの子が運動が苦手でも「身体を動かすことが楽しい」と感じてもらえるような体育の授業づくりを行ってきました。しかし、体育の授業だけでは限界を感じ始めます。なぜなら、いくら体育で楽しい経験をしても、子どもたちの会話の中に出てくる放課後の主役は常に「ゲーム」なのです。

 子どもの体力運動能力の向上、さらには、子どもの心身の健やかな発達のためには、ゴールデンエイジと言われる9歳~12歳、プレゴールデンエイジといわれる5歳~8歳の時期に、たくさんの多様な動きを経験することが大切です。しかし、そんな大切な時期の子どもたちの主役はいつでも「ゲーム」なのです。

 「ゲーム」は必ずしも「悪」ではないかもしれません。大人だって暇さえあれば携帯でゲームをしている人も多いはずです。だって楽しいから。それならば、「ゲームに負けないくらい楽しい遊び場(たまり場)を作ればいいんだ!」と一念発起し、子どもの体力運動能力や、少子化という社会的課題にアプローチするための団体「RING ANJO」を設立することにしました。

▼パルクールとの出会い

 小学校教員時代に、運動の得意な子も苦手な子も自分のレベルに合わせて楽しめる教材はないかと考え、たどり着いたものが「パルクール」でした。

 「パルクール」とは、今でこそアクロバティックで華やかなパフォーマンスとして認知されてはいますが、元々はフランス生まれの走る・跳ぶ・登るなどの「移動動作」で心身を鍛える運動方法です。「はねる」「のりこえる」「つかまる」「バランスをとる」「はしる」という様々な身体の使い方(=5大基礎力)を経験することができます。動作の基本である5大基礎力を伸ばすことによって、イメージした通りに動ける機能的な身体作りを行います。こうした基本動作を正しく行えるようになることで、人間本来の持つ潜在能力が引き出され、神経伝達の強化や怪我の防止はもちろん、今後あらゆるスポーツを行う上での、競技の専門性によらない全てのスポーツにおける「ベース」作りができます。

 体育の授業で、跳び箱や平均台等のあらゆる障害物を用意し、パルクールの授業を行っていく中で、子どもたちの体育の授業に対する意欲が明らかに変化していくのが分かりました。

▼ボールをける楽しさを誰でも味わえる「ケージボール」

 幼少期から始めたサッカー。大学生の頃に、スペインの16歳以下の選手を指導できる資格「AFEN公認スペインサッカー指導者ライセンスモニトール」を取得し、指導者としての道も考えていました。しかし、教員になり、いざ体育でサッカーをやろうとしても、なかなかうまくいかない。その原因を突き詰めていった時に、自分の中で出てきた答えが、足で操作することが難しいが故の「コートからすぐに出てしまう」ということでした。



 そこで、見つけたのがドイツで生まれヨーロッパから全世界に広く普及している「Cage(カゴ)」の中で、壁を使いながらゴールを目指すボールゲーム「ケージボール」でした。 ケージボールであれば、幼少期から、男女、年齢問わず、ボールをける面白さに触れさせることができ、遊びの延長として身体を動かすことの楽しさに触れさせることができるのではないかと考えるようになりました。

▼みんなが幸せを感じられる社会へ

 以上のように、子どもが大好きなあそびの延長戦にある「パルクール」「(簡易化された)サッカー」をできる施設を作ることで、ゲームよりも楽しい場として子どもたちが集まり、その結果「体力運動能力の向上」さらには「コミュニケーション力の向上」「意欲や気力の向上」に繋がり、みんなが幸せを感じられる社会の実現に向かうのではないかと考えました。

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▼「RING ANJO」の展望・ビジョン

☆RING ANJOとは☆

 愛知県安城市の基本理念である「市民一人ひとりが生活の豊かさとともに幸せを実感できるまち」の実現に向けて、健康で過ごすために自分の身体と向き合うための「コンディショニングセンター」や、子どもが自ら学び夢の実現に向かって成長できる「学習塾」、大人も子どもも楽しみ心身ともに成長できる運動施設「RINGパーク」、親だけではなく地域のみんなで子どもを育てられる「習い事付き学童保育」や「フリースクール」、子育て世帯が集うことの出来る「親子カフェ」の運営をする中で、近所の方、大学生、高校生、中学生、子ども、親、お年寄り、企業の方がみんなで関わり支え合える地域作りを目指しています。

 生涯にわたって楽しいを追い求め続けて、多くの他者とつながり、心身ともに健康で幸せな人々があふれる地域生活を作るために、従来の子育てではなく、新たな”Co”育てをすべく「RING ANJO」を立ち上げました。”Co”育てとは、「cooperation(協力)」「community(地域社会)」「coalition(一緒に)」の頭文字「co」を使い、地域で一緒に協力して子育てをしていこうという思いが込められています。

▼少子化の原因はどこにあるのか…

 現在、社会的な問題ともなっている「少子化」。BIGLOBEの調べによると、子どもが欲しいと思わない理由として「育てる自信がないから」や「自由がなくなるから」といった意見が上位を占めていることが分かります。

 

 そこで、「RING ANJO」では、「安城市をさらに子育てがしやすい街へ」をコンセプトに立ち上がりました。今から数十年前までは、子どもが地域の方とたくさん触れ合い、ときには厳しく指導され、ときには一緒に遊び、地域で子どもを育てていくというような意識があったのではないでしょうか。しかし、時代とともに核家族化が進み、そういった意識が薄れてきていると感じます。本来ならば、女性の社会進出が促され、共働き世帯が増えてきたこの時代だからこそ、もう一度地域で子どもを育てていくという意識が必要なのではないでしょうか。

▼「RING ANJO」の事業概要  ★HPはこちら

 小学校の教員を経験し、経済格差が子どもの教育格差に影響をもたらすのではないかと感じることがしばしばありました。しかし、どのような家庭環境であっても、それが理由で子どもの成長を妨げてはならないと思います。そこで、全ての子育て世帯の選択肢の1つとなれるよう、学童保育の保育料を「習い事の売上の一部」と「住民からのサポート金」と「企業様からのサポート金」で補助していこうと考えております。そうすることで、金銭面が理由で学びの選択肢を閉じることのなく、子どもたちの可能性を広げることができます。

 また、地域のみんなで子育てをしていこうとするプラットホームがここ「RING ANJO」によってできることで、子どもを産むことに対する不安を軽減し、後には現在社会的な問題ともなっている少子化対策に貢献できるのではないかと考えております。


▼リターンについて

 【個人様向け】
 ・RING パークオープン後のイベントへご招待
 ・RINGコンディショニングセンターの先駆けとなる「すまいる回復院」の施術料金をCAMPFIRE特別価格で提供
 ・親子カフェRINGオープン後、お好きなドリンクの提供
 ・RING ANJO主催のBBQパーティーにご招待
 ・お子様の学校等での悩みの相談
 ・レンタルスペース

 【企業様向け】
 ・市内小学校へ配布予定のパンフレットに企業名掲載
 ・社員の福利厚生として従業員分の「すまいる回復院」の施術料金をCAMPFIRE特別価格で提供
 ・RING パークの施設内に企業名を掲載

▼スケジュール

       4月 テナントの契約完了
       5月 工事開始
       6月 RING パークオープン

     クラウドファンディング終了
   7月 リターン発送
       8月 学童保育RINGプレオープン
       9月 学童保育RINGオープン
   12月 親子カフェRINGオープン
R7年1月 RINGコンディショニングセンターオープン


▼資金の使い道

テナント初期費用:約120万円
RING PARK(1F部分遊び場)工事費:約200万円
RING PARK(1F部分遊び場)備品費:約100万円
手数料(17%+税):約43万円


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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