2024/05/07 13:00

こんにちは!TOIRO HOKKAIDOです。
4月20日(土)に春の農作業「床土(とこつち)づくり」体験をしました。
当日行った床土つくりは、お米作りにとても重要な作業!
稲が健康に育つための土壌環境を整える重要な工程です。
到着時点の午前10時の蘭越町の天気はあいにくの雨模様

佐々木家から4名、TOIRO HOKKAIDOからは2名の合計6人での作業がスタートしました!

当日の主な作業の流れは

①播種機(はしゅき)で床土づくり
②床土をハウス内へ運んで敷き詰める作業
③散水して保温(発芽させるための準備)

というものでした。

①は約30×60cm大のパレットの中に、ベースとなる床土をつくっていきます。
「床土」は三層でつくられており、

1層目は、栄養の成分量が多い土(ヒートモス+肥料+採取土)
2層目は、籾(お米の種)+水
3層目は、普通の土

ベルトコンベア式の播種機にパレットを流して、1~3を順番に重ねていきます。

1層目:栄養の成分量が多い土(ヒートモス+肥料+採取土)

3層目は、普通の土で籾に覆土します。

機械を使用するといえど、土や籾を適宜補充したり割合を確認したり、出来たパレットから積み上げたりを骨の折れる作業です。

この日はなんとこの床土を1000枚つくりました。

完成した「床土」。2層目の籾を敷き詰めた後に水を散布するため一つのパレットだけもかなりの重さ。役割分担をして二人がかりで土をつくります。
ある程度の量になったところで少しずつハウスへ。

土づくりとほぼ同時進行で、出来上がった土を並べていきます。
50mほどの長さのハウスの中に一つずつ、基準の位置を決めてきれいなグリッドになるように並べていきます。

ねこでハウス内まで15~20パレットずつ運び、それを大人3人でせっせと運びます。
普段デスクワークばかりのTOIRO HOKKAIDOは開始早々に筋肉が悲鳴を上げ始めます。

ねこでバランスをとりながら運ぶのも至難の業。熟年の技ですいすい運びます。ひたすら運ぶこと30分。大人3人でハウスの5分の一(約200枚)。
ハウスの奥が果てしなく遠く感じます。。ただ並べるだけでなくきれいにぴったり並べるのが中々大変です。

2時間ほど作業したところで、休憩時間。
佐々木家特製のトマトがたっぷり入った美味しいカレーをいただきました♩
トマトのほどよい酸味がカレーに良く合い疲れた体にとても染みます!

一時間、談笑しながらしっかり休憩。
農家さんは朝早くから体を動かし作業をしているので、作業と休憩のメリハリが大事です。

ご飯を食べてしばらくゆっくりしたら作業再開!
午前同様にせっせと運びます。

午後からは青空が見え始め次第に気持ちの良い天気に。

午後からは天気も回復しあたたかい陽気に♩
この日は約4時間かけて、1000枚のパレットを敷き詰めました!

ハウスの中にパレットが全部並ぶと中々の圧巻です!

並べきったところで30分間、まんべんなく水が行き渡るよう散水します。散水後は、保温シートをしっかり被せます。


シートを巻き付けている道具は、なんと佐々木さんお手製!効率的に作業が出来るよう、去年から準備を進めていたそうです!
最後は総出でシートを丁寧に巻き込み、完成!

約3~5日間、ハウスの中が40度を超えないように管理します。
この日の床土づくり作業はこれで終了!

美味しいお米が出来るまで、土作りからコツコツ丁寧に積み上げられていることを実感した一日になりました。そして少ない人数でも効率的にスムーズに作業ができるよう、仕組みや道具を変えながら工夫して毎年ブラッシュアップされていることも大きな気づきでした。

体はへとへとになりましたが達成感のある気持ちの良い一日になりました!

4日後で新芽がどんどんでてきたようです!これからの成長がとても楽しみですね^^♩

佐々木さんの田んぼ周辺でとれたた山わさび



次回のサタデーズファーマーは、5月18日(土)「田植え」を予定しております。

CAMPFIRE MESSAGEへぜひご連絡をください。
田んぼの風景を見に来たいという方もお気軽にお越しください^^

※現地集合・現地解散。交通費・食費・宿泊費等は参加者様にてご負担願います。
※作業しやすく汚れても良い服持参。

ご興味のある方は、ぜひ!

活動報告では、ご支援いただいた皆様に「いま」と「これから」の蘭越ささき農園をお伝えしてまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします。