
プロジェクトページ(第一弾):https://camp-fire.jp/projects/view/694795
プロジェクトページ(第二弾):https://camp-fire.jp/projects/view/731274プロジェクトオーナー紹介
一般社団法人スポーツリレーションプロジェクト代表としてフットサル日本女子代表の活動を発信している。
公式HP
https://www.panna-futsal.com
公式X(旧Twitter)
https://twitter.com/panna5
公式Instagram
https://www.instagram.com/panna__futsal/
公式販売サイト(実店舗あり)
https://www.shop-panna.com/
https://www.instagram.com/shop.panna/
フットサルとの出会いから女子日本代表を支える存在へ
―海野さんがフットサルの世界に関わるようになったきっかけを教えてください。
海野さん:
友人が女子フットサルの競技リーグでプレーしていて、それを見るために会場によく足を運んでいた時に、取材をやってみないかと知人に依頼された事がきっかけです。その後、取材をやりながら10年以上フットサルの指導者として活動していていました。
今ではFリーグTVという有料チャンネルでほぼ全試合の実況も担当しています。長年この競技に携わってきたので、かつての教え子や対戦相手だった選手たちが、今では日本代表として活躍していることも少なくありません。彼女たちの成長を間近で見てきた者として、その活躍をもっと多くの人に知ってもらいたいという思いが強くありました。
―フットサル日本女子代表の現状について教えてください。
海野さん:
フットサル日本女子代表の選手たちは、実はプロではないんです。ほとんどの選手が仕事や学業と両立しながら競技に打ち込んでいます。そして驚くことに、リーグ戦の遠征費も一部選手が負担しているというチームも少なくありません。
特にコロナ禍の影響で、ここ数年は活動が国内に限定されていました。2023年に久しぶりの海外遠征が決まった時、「この活動を記録として残し、多くの人に伝えたい」という思いが強くなったんです。ただ、その取材費用の確保が大きな課題でした。

「やってみなければ何も始まらない」クラウドファンディングへの挑戦
―クラウドファンディングに挑戦するというアイデアはどのように生まれたのでしょうか?
海野さん:
取材費用の確保に悩んでいた時、周囲から「クラウドファンディングを活用してみては?」というアドバイスをいただいたのがきっかけです。それまで他のプロジェクトにパトロンとして参加した経験はあったのですが、自分でプロジェクトを立ち上げるのは全くの初めての挑戦でした。
正直なところ、女子フットサルという、まだ認知度が高いとは言えない競技の取材活動に果たして支援が集まるのか、不安も大きかったです。でも「やってみなければ何も始まらない」という思いで、一歩を踏み出すことにしました。
―初めてのプロジェクト立ち上げは、どのような手応えがありましたか?
海野さん:
最初のプロジェクトでは目標金額を30万円に設定しました。これは現地での最低限の取材活動ができる金額として設定したものです。正直なところ、達成できるかどうか半信半疑でした。
ところが驚いたことに、開始からわずか1日半で目標を達成してしまったんです!最終的には87万円まで支援が集まり、予想をはるかに上回る反響でした。この結果に私自身が一番驚きました。
この予想外の成功を受けて、「これは毎回やってもいいのでは」と周囲も盛り上がり、2回目のチャレンジにも繋がりました。1回目の成功は、久しぶりのフットサル日本女子代表の対外試合ということで注目度が高かったこと、そして私が運営しているメディアやSNSで積極的に発信できたことも大きかったと思います。

予想外の壁に直面した2回目のチャレンジ
―2回目のプロジェクトでは、何か変化や課題はありましたか?
海野さん:
2回目のプロジェクトでは、正直なところ出だしが思わしくありませんでした。1回目のような一気に目標を達成するという展開にはならず、かなり焦りました。1回目の成功体験があったので、同じように支援が集まると期待していたのですが、現実はそう甘くなかったんです。
その原因を振り返ると、いくつか要因があったと思います。まず、1回目のプロジェクトで約束した返礼品のフリーペーパーの発行が4〜5ヶ月ほど遅れてしまい、サポーターの方々に少しネガティブなイメージを与えてしまったかもしれません。
また、1回目は「物珍しさ」もあって多くの方が興味を持ってくださいましたが、2回目ではその新鮮さが薄れていたのかもしれません。さらに、2回目では返礼品として現地のユニフォームを提供しようと考えていたのですが、レギュレーション上それができなくなり、急遽内容を変更する必要も生じました。
クラウドファンディングの仕組み上、内容変更には申請が必要で、そのタイムラグにも戸惑いました。
―その困難をどのように乗り越えたのでしょうか?
海野さん:
状況を打開するため、まずはYouTubeチャンネルで動画を撮影・配信し、プロジェクトの告知を強化しました。私は毎週1回のライブ配信を行っているのですが、その場でも積極的に呼びかけを続けました。
また、Twitter(現X)、Facebook、Instagram、Bluesky、Threadsなど、複数のSNSプラットフォームで情報を発信し続けました。私の場合、Webサイトやメディアの運営経験があり、YouTubeチャンネルの登録者も約2,000人いたことが強みになったと思います。
そして予想外だったのは、選手たちの協力です。私からは特に依頼していなかったのですが、選手たちが自主的に情報を拡散してくれたり、返礼品のアイデアを提案してくれたりと、多くの協力を得られました。フットサルの魅力は選手とファンの距離が近いことにあります。
熱心なファンの方々が選手を直接応援したいという気持ちが、支援に繋がったのだと思います。結果的に2回目のプロジェクトも68万円の支援を集めることができました。
支援の輪が広がる感動と予想外の成果
―クラウドファンディングを通じて得られた成果や予想外のメリットはありましたか?
海野さん:
最も印象的だったのは、全く知らない方々からも多額の支援をいただけたことです。もちろん身近な仲間や既存のファンからの支援もありがたかったのですが、女子フットサルという競技に興味を持ち、応援してくださる方が想像以上に多くいることを実感できました。これは金銭的な支援だけでなく、私たちの活動への大きな励みになりました。
また、クラウドファンディングを通じてフットサル日本女子代表の活動を広く知ってもらえたことも大きな成果です。取材活動を通じて選手たちの姿を発信することで、競技の認知度向上にも貢献できたと思います。
そして何より嬉しいのは、この支援のおかげで、今年3月のタイ遠征、今年5月に中国で開催されるアジアカップの大会の取材予算を確保できる見通しが立った事です。
ただただ11月にフィリピンで開催されるフットサル日本女子代表にとって初めてのワールドカップの取材予算をどうするかは大きな悩みとなっています。特にフィリピンでのワールドカップは複数の島を移動しながらの開催となるため、現地での飛行機移動なども必要になります。
もう1度クラウドファンディングにチャレンジする可能性もあります。

―フットサル日本女子代表の今後の展望についても教えてください。
海野さん:
フットサル日本女子代表はこれまでAFCに2回出場していて、今年の大会が3回目になります。アジアではイランが最強ですが、世界的に見ても日本は侮れない実力を持っています。過去にはスペインに勝利したこともあるんです。今回のワールドカップでは、組み合わせにもよると思いますが、
ベスト4を狙える位置にいるのではないかと思っています。
このワールドカップを機に、女子フットサルをより多くの方に知ってもらい、競技全体を盛り上げていきたいと考えています。選手たちはプロではなく、ほとんどの遠征費用を自腹で賄っている現状を変えていくためにも、まずは認知度を高めていくことが重要だと感じています。
次なる挑戦へ 〜女子フットサルの未来を切り拓く〜
―今後の展望や次なる挑戦について教えてください。
海野さん:
現在は取材活動に力を入れていますが、将来的には自分たちで大会を開催したいという夢があります。公式大会には様々な制限がありますが、独自の大会であれば自由度も高く、選手たちの魅力をより多くの方に伝えられると思うんです。そして、そこにクラウドファンディングを組み合わせることで新しい形の大会運営も可能かもしれません。
最大の課題は会場の確保です。他のスポーツとの取り合いになりますので、地域のサッカー協会などと連携しながら進めていく必要があります。できればワールドカップで盛り上がって、競技人口が増えて、2026年以降、日本の様々な地域で大会を開催できるようになれば理想的です。
女子フットサルの選手たちは、ほとんどの遠征費用を自腹で賄っています。彼女たちの負担を少しでも軽減し、競技に集中できる環境を整えることも、私たちの重要な使命だと考えています。メディア業だけでは収益化が難しい面もありますが、他のメディアとも連携しながら可能性を模索していきたいと思います。

―最後に、これからクラウドファンディングに挑戦する方へのメッセージをお願いします。
海野さん:
一歩踏み出すことで、想像以上に多くの方が応援してくれることに気づくと思います。私たちの場合も、全く知らない方々から多額の支援をいただいたり、選手たちが自主的に協力してくれたりと、様々な形での応援がありました。
不安や迷いはあると思いますが、まずは一歩踏み出してチャレンジしてみることが大切です。その一歩が、新たな可能性や繋がりを生み出すきっかけになるはずです。
クラウドファンディングは私たちにとって、フットサル日本女子代表の海外遠征を支援する貴重な手段となっています。次回実施する場合は、過去の経験も踏まえて内容を考えていく予定です。
また、これからはクラウドファンディングを支援してくださった方々の声にもっと耳を傾け、より良いプロジェクト運営に活かしていきたいと思っています。応援してくださる方々との対話を通じて、女子フットサルの未来をともに創っていければ嬉しいです。
海野さんのストーリーは、「やってみなければ何も始まらない」という挑戦の大切さを教えてくれます。知名度が高いとは言えない女子フットサルという競技の支援のため、クラウドファンディングという新たな手段に挑戦し、予想を超える成果を上げた海野さん。自らの情熱と行動力で、支援の輪を広げ、競技の認知度向上に貢献する姿勢は、多くの人の心を動かしています。
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