クラウドファンディングの特性
1. 資金調達をすることができる
企画しているプロジェクトを実行するために資金を集めることができます。
プロジェクト実行のために必要なコストを算出し、目標金額を設定しましょう。
目標金額は10,000円という少額から設定することができますので、手数料を考慮して必要な資金を集めましょう。
2. テストマーケティングに使用できる
これから開発する製品の反響や妥当な販売価格を調べたい場合にもクラウドファンディングを活用することができます。
その製品をリターンに設定することで反響を知ることができます。
また、割引率の異なったリターンに限定数を設定することで、その製品がいくらまで受け入れられるか調べることができます。
ネット通販やECと似たものとしてとらえ、活用しましょう。
3. メディアとして活用できる
イベントや既に行っている事業、販売している製品などをクラウドファンディングで紹介することでPRに繋げることができます。
プロジェクトページを閲覧した方に会社の変遷やストーリー、事業・製品に込めている思いやこだわりなどもあわせてお伝えすることが可能です。
支援者の方は本文に記載されている文章や内容を確認した上で、リターンとなるイベントのチケットや製品を購入します。
自社の思いやストーリーに共感している支援者となるため、そのままファンの獲得にも繋げることができます。
クラウドファンディングの注意点
1.リターンを返すための手間がかかる
不特定多数の方にリターンを返すために梱包作業や発送手続き、支援者への連絡などクラウドファンディング終了後も多くの作業があります。
作業の手間も考慮に入れた上でクラウドファンディングを始めましょう。
2.Web上で不特定多数に公開される、削除することができない
クラウドファンディングで一度プロジェクトを公開すると、募集期間中はもちろん、目標金額の達成・未達成に関わらず、原則としてWeb上から削除することはできません。
CAMPFIREのサイト上だけではなく、他のWebサイトにも残る可能性があります。
後先を考えずにプロジェクトを公開すると、将来後悔することがあるかもしれませんので、プロジェクトについては十分考えてからスタートするようにしましょう。
3.炎上や批判などを受ける可能性がある
前述のとおり、クラウドファンディングはインターネット上で不特定多数に公開されます。
プロジェクトの内容を見て、第三者が好意的でないコメントを集中的に投稿、拡散したり、プロジェクトの内容が批判される可能性もあります。
拡散された情報は消去することが大変難しいため、そのような注意点も踏まえて利用を検討しましょう。
以上のクラウドファンディングの特性および注意点を踏まえた上で、うまく活用していきましょう。