【2025年版】クラウドファンディングのやり方完全ガイド:国内最大級のクラファンサイトCAMPFIREが徹底解説

クラウドファンディングの基本や種類、具体的なやり方や失敗しない方法をデータを用いてをわかりやすく解説。クラウドファンディングの成功のための戦略と事例を知ろう!

この記事でわかること

この記事では、クラウドファンディングの基礎知識、メリット・デメリット、そして具体的で失敗しない進め方意外な活用法などを学ぶことができます。

クラウドファンディングには6つの種類と2つの方式があり、起案者には返済義務のない資金調達やテストマーケティングなどのメリットがある一方で、手数料や競合リスクといったデメリットも存在します。

プロジェクトの成功には、目的設定、目標金額と方式の決定、魅力的なリターン設計、適切なプラットフォーム選び、プロジェクトページ制作、そして計画的な広報活動などの戦略が必要で、失敗を回避し成功するためのノウハウをCAMPFIRE独自のデータも用いて解説します。

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わかりやすく解説!クラウドファンディングとは?

クラウドファンディングは、「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」を組み合わせた造語で、「インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する」資金調達方法です。(以下図参照)

クラウドファンディングとは?という疑問に答える、仕組みと基本概念の図解
「起案者」は、新規アイデアや事業、製品開発、芸術活動など、様々なプロジェクトをCAMPFIREのようなプラットフォームで公開し、「支援者」は共感したプロジェクトを応援し、リターン品を入手するために資金を提供します。

クラウドファンディングと寄付や融資は何が違う?

クラウドファンディングは、寄付や融資とは異なる特徴を持っています。 特にクラウドファンディングの種類によっても異なりますが、主な違いを以下の表にまとめています。


クラウドファンディング寄付融資
リターン


支援者に対してリターン品に設定した商品やグッズ、サービス等を提供することが一般的です。※寄付型や融資型などは異なります。


通常、具体的なリターン品はありません。場合によっては、お礼として手紙・写真などが送られることがあります。利息と元本の返済が必要です。
返済
基本的に返済の必要はありません。
※「投資型」の場合は配当や元本返済の可能性があります。


寄付する仕組みのため、返済の必要はありません。
借り手は必ず元本と利息を返済する必要があります。

関係性
支援者はプロジェクトの進捗状況などを把握し、時にはプロジェクトの一部に参加することもあります。

支援者が、支援金を無償で贈り、起案者は活動でそれに応える関係となります。貸し手と借り手の関係が明確で、契約に基づいた公式な関係となります。

知っておくべきクラウドファンディングの6つの種類と方式

クラウドファンディングは大まかに2種類、細かく6種類、2つの方式に分けられます。

クラウドファンディングの大まかな2種類

まず大まかな種類を知り、クラウドファンディングの仕組みをより具体的にイメージしましょう。  

種類概要特徴
投資型・資金提供者が金銭的リターンを期待できる形式  ・主に事業への投資や融資を目的としている  
・法規制が比較的厳しく、投資家保護の措置を講じることもある  
非投資型・金銭的リターンを主な目的としない形式
(例)融資型、株式投資型、ファンド型
   購入型、寄付型、ふるさと納税型等 
・プロジェクトへの支援や社会貢献を目的としている 
・投資型に比べて規制が緩やかで、より幅広い分野で活用される  


クラウドファンディングの細かい6つの種類

次に、より細かい分類を把握し、あなたのプロジェクトに最適な種類を見つけていきましょう。  
起案者にとって、プロジェクトの性質や目的に応じて、最適な種類を選ぶのが成功につながるコツの一つです。
  
購入型非投資型に分類され、最も一般的なクラウドファンディングです。 支援者は製品やサービスを購入する形で資金を提供します。 

例:新商品開発、イベント開催、書籍出版など
寄付型非投資型に分類され、NPOや自治体など被災地支援や社会貢献性の高いプロジェクトで利用されることが多いです。リターン品はなく、お礼の手紙や報告書などが一般
的で、プロジェクトや活動を応援するために見返りを重視せずに資金を提供します。 

例:社会貢献活動、芸術支援、災害復興プロジェクトなど
融資型投資型に分類される、いわゆる小口融資で、ベンチャーやスタートアップ企業など新しい事業を行う企業の利用が増えています。 支援者は借り手に資金を貸し付け、利息とともに返済を受け取ります。 

例:事業拡大、運転資金の調達など
株式投資型投資型に分類され、株式会社が利用できるクラウドファンディングです。自社の株式を小口化して、クラウドファンディングプラットフォームを通じて投資家に提供します。 通常の株式投資よりも少額から株式を購入できることや、非上場企業の未公開株を取得できることが特徴です。

 例:ベンチャー企業への資金調達、事業拡大など
 ファンド型投資型に分類され、特定の「事業」に対して個人投資家から出資を募る仕組のクラウドファンディングです。 投資家は売上等の成果や出資額に応じた金銭的なリターンを受け取ることができます。 

例:不動産投資、再生可能エネルギー事業など
ふるさと納税型自治体が解決したい課題を具体的にプロジェクト化し、そのプロジェクトに共感した人からふるさと納税によって寄付を募る仕組みのクラウドファンディングです。 自治体への寄付を通じて地域支援を行い、税制優遇と返礼品を受け取ります。

 例:地方自治体の特産品開発や観光振興プロジェクトへの支援


クラウドファンディングの方式とは

クラウドファンディングには2種類の方式があります。支援金に対して目標達成したかどうかで支払うかどうかを決める方式です。All or Nothing方式とAll in方式があり、支援金の受け取り方が異なります。

クラウドファンディングの方式支援金の受け取り方

All or Nothing方式


目標金額に達した時のみプロジェクト成立となり、手数料を支払い、支援金を受け取り、リターンなどを実行する義務が生じます。


All in方式

目標金額に達しても達していなくても、1円以上(一人以上)でも支援があった場合プロジェクト成立となり、手数料を支払い、支援金を受け取り、リターンなどを実行する義務が生じます。


クラウドファンディングのメリット・デメリット

クラウドファンディングのメリット・デメリットのアイキャッチ画像
次に起案者目線から、クラウドファンディングのメリット、デメリットを紹介します。

起案者が知っておくべき10のメリット

まずは起案者目線で、クラウドファンディングのメリットを紹介します。 

1. 誰でも挑戦できる

まず、クラウドファンディングの最大の魅力は、「誰でも挑戦できる」という点です。 企業規模や個人の経歴に関わらず、魅力的なアイデアさえあれば、誰でもプロジェクトを立ち上げることができます。これは、従来の資金調達方法と比べて敷居が低く、新しいアイデアや革新的なプロジェクトが生まれる可能性を大きく広げています。
👉 チェックポイント
様々なクラウドファンディングサイトがありますが掲載条件があるサイトもあります。CAMPFIREでは規約に反しないプロジェクトに関しては、誰でも何度でも掲載が可能です。

2. 融資が受けられなくても成功する可能性がある

クラウドファンディングは、従来の金融機関の審査とは違い、支援者一人ひとりが支援するかどうかを判断します。そのため、金融機関から融資が受けられない場合でも、成功の可能性を秘めています。 

銀行などの審査基準を満たさない新規事業や革新的なアイデアであっても、直接支援者から資金を集められる可能性があるのです。 これにより、従来では日の目を見なかったかもしれないプロジェクトにも、実現のチャンスが生まれます。
 

3. 返済義務がない資金が調達できる

特に購入型や寄付型のクラウドファンディングでは、調達した資金に対する返済義務がないことも大きなメリットです。これにより、事業の初期段階でのリスクを軽減でき、起案者はより自由に、大胆にプロジェクトを進めることができます。 

4.目標金額を自由に設定できる

クラウドファンディングでは目標金額を自由に設定できるため、プロジェクトの規模や必要資金に応じて柔軟に対応できます。小規模なプロジェクトから大型の事業まで、幅広いニーズに対応できるのも魅力的です。 

5.成功すると信用度が高まる

クラウドファンディングが成功すると、単に資金を調達できるだけでなく、社会的な信用度も高まります。目標達成は社会的な支持を得た証となり、ブランドや事業の信頼性向上につながります。これは将来の事業展開や新たな資金調達の際に大きな強みとなるでしょう。 

CAMPFIREで起案をされた方からも「クラウドファンディングの成功がきっかけになり、金融機関から新たな融資を獲得できた」といった声も多く寄せられています。

6.販売前に認知度向上が見込める

クラウドファンディングは商品販売前や、サービスリリース前から認知度向上が見込めます。 プロジェクト実行前からプロモーションが可能で、製品やサービスの認知度を高められるため、販売前から市場での存在感を高めることができます。 

7.テストマーケティングができる

クラウドファンディングを通して、支援者の反応を通じて市場ニーズや価格設定の適切さを事前に確認できるため、テストマーケティングの場としても活用できます。
 

8.優良顧客との繋がりが見込める

クラウドファンディングを通じて得られる支援者との繋がりも重要です。プロジェクトに共感し、支援してくれる人々は潜在的な優良顧客となる可能性が高く、早期の顧客基盤構築につながります。これは長期的な事業成長の基礎となる貴重な資産です。 

9.失敗しても手数料等はかからない

リスク面でも、クラウドファンディングには大きなメリットがあります。CAMPFIREでは、目標未達成の場合に手数料が発生しない仕組み(All or Nothing方式の場合)になっているため、財務的なリスクを最小限に抑えつつ挑戦できます。 

10.失敗しても繰り返し挑戦できる

クラウドファンディングは失敗しても繰り返し挑戦できるという点も重要です。一度の失敗で終わりではなく、そこから得た教訓を活かして再挑戦が可能です。この特性により、起案者は失敗を恐れず、より大胆にイノベーションに挑戦できるのです。  

これらのメリットを理解し、適切に活用することで、起案者はクラウドファンディングを通じてプロジェクトの成功確率を高め、新たなビジネスチャンスを創出することができます。
 
ただし、各メリットを最大限に活かすためには、綿密な計画と戦略的なアプローチが不可欠です。クラウドファンディングは単なる資金調達の手段ではなく、プロジェクトの価値を最大化し、市場での成功を導くための総合的なツールとして捉えることが重要です。 


起案者が知っておくべき5つのデメリット

クラウドファンディングには多くのメリットがある一方で、起案者が注意すべきデメリットもいくつか存在します。 クラウドファンディングはあくまで選択肢の一つにすぎません。 これらのリスクや課題を理解し、適切に判断することが大切です。  

ここでは、起案者が知っておくべき5つの主要なデメリットについて詳しく解説します。 

1. 成功時に手数料がかかる

クラウドファンディングが成功した場合、プラットフォームに対して基本的には手数料を支払う必要があります。 この手数料を考慮せずに計画を立てた場合、想定以上に資金が残らない可能性があります。  
対策として、標金額を設定する際に必ずこの手数料を考慮しましょう。  

👉 チェックポイント
手数料に関する詳細はこちらのページをご覧ください。  

2. プロジェクト内容が競合他社に知られるリスクがある

次に、クラウドファンディングを実施することで、プロジェクトの内容が競合他社に知られてしまうリスクがあります。 特に革新的なアイデアや新製品の情報を公開することは、市場での優位性を失うことに繋がる可能性もあります。 

対策として、 

  • 技術面などの情報は公開しない
  • 特許などの知的財産権を活用する

などを行いましょう。

3. 融資よりも手間がかかる可能性が高い

クラウドファンディングは従来の融資と比べて、準備や実施に多くの手間がかかる可能性が高いです。魅力的なプロジェクトページの作成、支援者とのコミュニケーション、リターンの準備と発送など、起案者には多岐にわたる業務が発生します。 これらの作業は、プロジェクトの成功には不可欠ですが、同時に起案者の時間と労力を大きく消費します。特に小規模なチームや個人で実施する場合、この負担は無視できないものとなるでしょう。

4. 失敗した時のイメージダウンリスクがある

最後に、クラウドファンディングが失敗した場合のイメージダウンリスクも考慮する必要があります。 
目標金額に達しなかった場合や、プロジェクトが予定通りに進まなかった場合、それは公開の場で明らかになります。これにより、起案者や企業のブランドイメージが傷つく可能性があります。 特にソーシャルメディアの発達した現代では、こうしたネガティブな情報が急速に拡散するリスクがあります。

5. 実施すれば簡単にはやめられない

クラウドファンディングを一度開始すれば、簡単には中断・変更できない点も重要なデメリットです。支援者との約束や、プラットフォームの規約などにより、途中でプロジェクトを中止することは難しく、たとえ状況が変わっても最後まで遂行する責任が生じます。これは、プロジェクトの柔軟性を制限し、予期せぬ事態への対応を困難にする可能性があります。 

この対策として、プロジェクトの企画内容・リターン品の想定などを事前に検討して計画を立てておくことが重要です。

CAMPFIREでは、起案者お一人おひとりに専任のスタッフがつくため、初めての挑戦でも相談しながらプロジェクトを進めることができますので安心です。

個別のリスクがないかプロに相談したい方はこちら▼


絶対抑えるべきクラウドファンディングのやり方と失敗しないためのポイント

クラウドファンディングの流れのイメージ画像

クラウドファンディングのやり方0:全体の流れを知る

まずクラウドファンディングをやる際の全体の流れを把握しましょう。クラウドファンディングの全体の流れは大きく分けて以下の4つに分かれます。

  • プロジェクトの計画・準備段階
  • プロジェクト立ち上げ段階
  • プロジェクト運用段階
  • プロジェクト完了後

ここでは以下のステップをそれぞれ解説し、プロジェクトの成功確率を高め失敗しないためのポイントをご紹介します。

  • クラファンのやり方1:目的設定
  • クラファンのやり方2:目標金額と方式
  • クラファンのやり方3:リターンを決める
  • クラファンのやり方4:クラファンサイト選び
  • クラファンのやり方5:プロジェクト登録
  • クラファンのやり方6:プロジェクトページ制作
  • クラファンのやり方7:審査を受ける
  • クラファンのやり方8:プロジェクト公開前の広報活動
  • クラファンのやり方9:プロジェクト公開後の広報活動と定期的な進捗報告
  • クラファンのやり方10:完了と後対応

👉 企画段階で失敗しないためのポイント

プロジェクト内容によりますが、公開までの目安は「約45日」です。そこから「30〜45日」でクラウドファンディングを実施される方が多いため、資金調達まで最短で2〜3ヶ月程度と見立てておくとよいでしょう。

クラファンのやり方1:目的設定

クラウドファンディングの流れ・プロジェクト 計画・準備段階イメージ画像
クラウドファンディングを始めるには、まずプロジェクトの目的設定をしましょう。

成功する目標設定のコツ

プロジェクトを始めるにあたり、

  • 何をやるのか(What)
  • なぜそれをやるのか(Why)
  • 誰が喜ぶのか(Who)
  • いつ実行するのか(When)
  • どこで実行するのか(Where)
  • どのようにやるのか(How)
  • どれくらいの資金が必要になるのか(How much)
  • なぜクラウドファンディングで資金を集めるのか

などを考えましょう。

クラウドファンディングは、プロジェクトを実行する人とそれを支援する人が共感しあうことで、達成への道筋が生まれます。プロジェクトやクラウドファンディングの目標や目的が明確でないと支援者からの共感は得られにくいです。なぜクラウドファンディングで支援してほしいのかを明確に言語化できるようにしましょう。

資金調達だけが目標ではない

クラウドファンディングを「資金調達だけのツール」と思ってはいけません。

この活動を通して、

  • 自分たちのアイディアは本当に求められるものなのか?
  • 支援してくれる人は何に共感してくれるのか?
  • 人気のリターンから支援者のニーズは何か?

など、自分たちのプロジェクトを評価してもらい、より良い事業・サービスにしていくきっかけがたくさん得られます。資金だけに目を向けず、支援者との対話を通して様々なヒントを得られるようにしましょう。

👉 目的設定で失敗しないための2つのポイント

クラウドファンディングでは、プロジェクトを応援してくれる想定支援者層(年代、興味、ニーズ)がイメージできていることが重要です。事前にそのイメージを固めるために以下のポイントが意識できているか注意しましょう。


ポイント1. 支援者のイメージを明確にする
成功するクラウドファンディングプロジェクトの多くは、明確な支援者像を設定しています。できるだけ多くの人に支援してもらいたいという気持ちはわかりますが、「誰にでも」という漠然とした対象設定では、逆に誰にも刺さりません。 支援してくださる方々を明確にするためには、以下の2つの手法があります。 

まず、人口統計学的属性から絞る方法です。主に以下の項目から絞ります。 

  • 年齢 
  • 性別 
  • 家族構成 
  • 収入 
  • 住居エリア 
  • 学歴 
  • 職業 
  • 所得層

次に、消費者の心理的な属性から絞る方法です。主に以下の項目から絞ります。 

  • 価値観 
  • ライフスタイル 
  • 興味関心

例えば、「環境に配慮した生活を心がける、30代後半〜40代前半の都市部在住の女性」といった具体的な像を描くことが重要です。 支援者のイメージが明確になれば、そのユーザーの視点に立ってプロジェクトを見直し、より魅力的な提案ができるようになります。また、マーケティング戦略も効率的に立てられ、限られた資源を最大限に活用できます。

ポイント2. 参考プロジェクトを分析する
参考プロジェクトの分析は、自身のプロジェクトの質を高め、成功の確率を高めるために不可欠です。

具体的には以下の点を分析します。 

  • 成功したプロジェクトの共通点 
  • 失敗したプロジェクトの問題点 
  • 似たプロジェクトの資金調達の目標と達成率 
  • 成功事例のリターンの種類と価格設定 
  • プロジェクトページの構成と訴求ポイント 
  • 成功事例のSNS活用方法やPR方法

この分析を通じて得られた洞察を自身のプロジェクトに反映させ、プロジェクトの質を高めます。ただし、単に真似るのではなく、自身のプロジェクトが、独自性を失わないよう注意が必要です。

クラファンのやり方2:目標金額と方式

目的から逆算して、目標金額や支援金の方式を決めていきます。この設定を間違うと、せっかく資金調達をできたのに、本来の目的が達成できないこともあるため、必ず事前に設計しましょう。

目標金額の決め方

目標金額を設定する考え方は、以下の3つで考えられます。

  1. プロジェクト実施に最低限かかる費用の合計金額
  2. リターンにかかる費用の合計金額
  3. クラウドファンディング手数料

※リターン費用とクラウドファンディング手数料は支援金額によって変動するので計算時には注意が必要です

👉 目標金額と方式選択で失敗しないための4つのポイント

クラウドファンディングの成功は、プロジェクトの魅力だけでなく、現実的で説得力のある「目標金額」「方式」の選択に大きく左右されます。ここで計画を誤ると、資金が集まらなかったり、たとえ集まってもプロジェクトが頓挫したりするリスクがあります。

ポイント1. 必要な費用を正確に算出する
プロジェクトの実現に最低限必要な費用をすべて洗い出しましょう。

  • 製品の開発費・イベント費用などやりたいことを実現するために必要な費用
  • リターンの制作・梱包・配送料
  • クラウドファンディングサイトに支払う手数料

これらを網羅して、目標金額に含める必要があります。資金の使い道を明確にし、なぜその金額が必要なのかを支援者が納得できるように示すことが、信頼を得る第一歩です。

ポイント2. 見込める支援額から現実的な目標を立てる
「3分の1の法則」という考え方があります。

これは、支援金の構成は

  • 友人や知人が、3分の1
  • 友人や知人のつながりが、3分の1
  • サイトなどを通じてプロジェクトを知った全く知らない人が、3分の1

という構成になりやすいというものです。

まずは、自身の直接のつながりからどれくらいの支援が見込めるかを考え、それを基に目標金額を設定するのがおすすめです。

ポイント3. 支援者の共感と信用を得られる見せ方を意識する
目標金額が高すぎたり、達成率が低すぎたりすると、支援者が「どうせ達成しないだろう」と感じてしまい、支援をためらう可能性があります。

CAMPFIREの調査では、公開1週間で目標額の30%以上の支援が集まると目標到達しやすくなるというデータがあります。この最初の30%はポイント2でも解説をした、友人や知人などが対象になることが多いです。

スタートダッシュ時に、そういった方々から、どれくらいの支援を集められそうかも意識した、現実的な目標設定が成功の鍵となります。

ポイント4. 適切な方式選択
クラウドファンディングの方式選択で失敗しないためには、まずプロジェクトの性質に合わせて決済方式を選ぶことが重要です。

All-or-Nothing(オールオアナッシング)方式に適しているプロジェクト
一定の資金が集まらなければ、そもそも計画の実行が困難になるプロジェクトに適しています。

  • 新製品・ガジェットの開発でこれから資金を集めるもの
  • イベントの開催
  • 映画製作や書籍出版

などが当てはまります。


All-In(オールイン)方式に適しているプロジェクト
目標金額に達しなくても、集まった資金の範囲内で活動規模を調整できたり、計画を実行できたりするプロジェクトに適しています。

  • 新製品・ガジェットで、すでに在庫があるもの
  • 店舗運営の継続支援や活動資金
  • 社会貢献活動や地域活性化プロジェクト

などが当てはまります。


クラファンのやり方3:リターンを決める

クラウドファンディングにおけるリターンとは、資金や支援者へのお返しや特典です。このリターンをしっかり設計しておくことで支援が集まりやすくなったり、支援単価を向上させることができます。

ユーザーが支援する理由は、全てが無償の応援というわけではありません。

  • 頑張ってる人を応援したい
  • 面白い商品やサービスは使ってみたい

という二つの思いを持っている方が大半です。

そこで重要になるのがリターンです。想いに共感してもらうこと、そして多くの支援者の目に留めてもらえること、この二つを両立できる魅力的なリターンを設定することが望ましいです。

👉 リターンで失敗しないための4つのポイント

リターンの設計に失敗すると、せっかく生まれた支援者との繋がりを今後の活動にうまく活かすことができなくなります。ここでは、失敗しないためのポイントを紹介いたします。

ポイント1. 必要な費用を正確に算出する
リターンの価格設定を考える際には、リターンそのものの金額に加えて、プロジェクトを実行するために必要な金額を乗せて設定する必要があります。

  • 集まった費用で実現したいことにかかる費用
  • 制作費(原価)
  • 梱包費、送料
  • プラットフォームの手数料

これらをすべて含めて計算する必要があります。これらのコストを考慮しないと、本来実現したいことを実現するための資金が不足する事態に陥ります。


ポイント2. 複数のリターンを用意する
公開時のリターン数と目標到達率のグラフ
CAMPFIRE統計データによると、リターンを10個以上用意すると目標到達率が高い傾向にあります。これは支援者が自分の好みのものを選べる選択肢があることが重要です。また、支援数で見ると、1万円以下の支援が7割以上の割合を占めています。

ここから、種類を増やすのはもちろん、個数や回数の調整、セットなどを作ることで、支援者に合う金額感のリターンを用意できるようにしましょう。

ポイント3. どのようなリターンなのか丁寧に説明する

リターンの説明文と目標到達率のグラフ

CAMPFIRE統計データによると、リターンの説明文は200文字以上だと目標到達率が高い傾向にあります。これはより具体的なイメージや詳細な情報があることで、支援者が安心して支援出来るからだと考えられます。

具体的なイメージ画像、個数、サイズ、容量、配送方法や配送時期など支援者が安心して支援できるよう、具体的に記載しましょう。

ポイント4. 実現可能な計画を立てる
リターンの準備や発送には時間がかかるため、製造や配送の遅延なども想定し、スケジュールには十分な余裕を持たせましょう。

もともと掲載してあった予定時期を過ぎてもリターン届かない場合、クレーム対応などが発生してしまうおそれもあります。予期せぬトラブルで遅延が生じた場合は、速やかに支援者に理由と新たなスケジュールを誠実に説明することが不可欠です。

クラファンのやり方4:クラファンサイト選び

クラウドファンディングをするなら、自分にあったクラウドファンディングサイトを選ぶのも大切です。

クラファンサイトの選び方

特に重要な視点として、

  • 同ジャンルで盛り上がっているクラウドファンディングを選ぶこと
  • 利用者が多いこと
  • 成功事例があるもの
  • 自分のやりたいジャンルの手数料

これらを意識して選ぶことがおすすめです。

👉 サイト選びで失敗しないための5つのポイント

自身のやろうとしているプロジェクトとサイトには相性があります。途中まで
ポイント1. サイトの実績からプロジェクトとの相性を確認する
各サイトには得意なジャンルや集まる支援者層に特色があります。どのようなユーザーが集まっているかを確認し、自分のプロジェクトのターゲット層と合っているかを見極めることが重要です。

自身のプロジェクトがサイトの方向性と一致しているかを確認しましょう。

また、実績豊富なサイトを利用することで、支援者が安心して決済できるということも念頭においておくとよいでしょう。

ポイント2. 手数料の割合を把握しておく
集まった支援総額に対して、一般的に10%~20%程度の手数料が発生します。

これには、プラットフォームの運営手数料と決済手数料が含まれることが多いです。手数料が安いという理由だけで利用者数の少ないサイトを選ぶと、結果的に資金が集まらない可能性があるため、集客力とのバランスを考えることが重要です。

👉 チェックポイント
手数料に関する詳細はこちらのページをご覧ください。  

ポイント3. 入金のタイミングを把握しておく

プロジェクト終了後、支援金がいつ振り込まれるかはサイトによって異なります。プロジェクト実行のスケジュールに関わるため、事前に確認しておきましょう。

CAMPFIREでは募集終了日に自動的に振込申請が行われ、振込申請日当月末締めにてCAMPFIRE側で入金手配を行い、翌月末日にお振込をする流れになっています。

👉 チェックポイント
振込に関する詳細はこちらのページをご覧ください。  

ポイント4. サポート体制の充実度を確認する

特に初心者にとっては、プラットフォームのサポート体制がプロジェクトの進行を大きく助けてくれます。

  • 専門スタッフ(キュレーター)の存在
  • サポートの範囲

サイトによってはサポートが受けられないプロジェクトもありますので、事前にどのようなサポートを受けられるか調べておくとよいでしょう。

CAMPFIREでは、プロジェクト作成を始めることで、起案者お一人おひとりに専任のスタッフがつくため、初めての挑戦でも相談しながらプロジェクトを進めることができますので安心です。ページ作成には何が必要かもわかるので、まずは気軽にページ作成をはじめてみるのもオススメです。

ページを作り始めてプロに相談したい方はこちら▼


ポイント5. 決済方式が選択できるか?

プロジェクトの性質によって、「All-or-Nothing方式」と「All-In方式」のどちらが適しているかが異なります。サイトによってはこの選択ができない場合があります。

CAMPFIREでは、どちらの選択もできるようになっています。

ポイント6. 審査の基準を知っておく
サイトによっては、審査や掲載基準がきびしく、そもそもその基準に達していないと掲載ができず、クラウドファンディングが始められなかったりする場合があります。事前にどのような基準で掲載されるのか調べておきましょう。

CAMPFIREはカテゴリも広く、多くの方がチャレンジしやすいプラットフォームです。掲載基準の詳細は以下を御覧ください。

👉 チェックポイント
掲載基準に関する詳細はこちらのページをご覧ください。  

どんなカテゴリでも挑戦できてどんなプロジェクトでもサポートがある、CAMPFIRE(キャンプファイヤー)

どんなカテゴリでも挑戦できるCAMPFIRE(キャンプファイヤー)のイメージ画像
日本国内最大手のクラウドファンディングサイトであるCAMPFIREは、ジャンル・規模を問わずどんなジャンルにも挑戦できるといった特徴があります。企業や自治体だけでなく、個人の方にも多く利用されているので、初めての方、企業窓口の方など、どんな方にもおすすめです。

また、CAMPFIREは以下のように豊富なプロジェクト実績*に基づいた支援体制も豊富です。

  • 累計支援額:1000億円以上
  • 累計プロジェクト掲載数:10万件以上
  • 累計支援者数:13万人以上
  • 困ったら誰でもメールで無料サポートを受けられる

*2025年3月時点

迷ったらまずは無料で相談も可能なCAMPFIREを検討してみてください。

CAMPFIREのジャンル一覧
  • アート・写真
  • 音楽
  • 舞台・パフォーマンス
  • プロダクト
  • テクノロジー・ガジェット
  • ゲーム・サービス開発
  • フード・飲食店
  • ファッション
  • 映像・映画
  • 書籍・雑誌出版
  • アニメ・漫画
  • スポーツ
  • ビジネス・起業
  • チャレンジ
  • ビューティー・ヘルスケア
  • ソーシャルグッド
  • まちづくり・地域活性化

カテゴリ選択はひとつしかできないため、どのカテゴリにすればよいのか、迷われる方もいらっしゃると思います。もし迷われたら以下のリンクからお気軽にお問い合わせください。

カテゴリの選択で迷われた方はこちら▼



クラファンのやり方5:プロジェクト登録

クラウドファンディングの流れ・プロジェクト 立ち上げ段階イメージ画像クラウドファンディングを開始するまでには以下の5つのステップがあります。作成から募集開始まで、およそ2〜6週間程度かかります。募集時期をコントロールしたい場合は、2ヶ月前には事前に準備を進めるようにしてください。
  1. アカウント作成
  2. プロジェクトページの作成
  3. プロジェクトページの申請
  4. プロジェクトの審査と審査結果通知
  5. クラウドファンディング募集開始

👉 チェックポイント
作成から公開までの流れに関する詳細はこちらのページをご覧ください。  

👉 プロジェクト登録で失敗しないためのポイント

クラファンのやり方5:プロジェクト登録のイメージ画像
CAMPFIREのクラウドファンディングはページ作成から公開まで、ご自身で進めることが可能です。

一方で、特別なプラン・手数料を利用されるためには別途事前にお申し込みをいただく必要があるものがあります。

以下の表を参考に、ご自身のカテゴリにあったプランの窓口へご相談ください。

 
クラウドファンディングサービス
特徴手数料(別途消費税)サポート
CAMPFIRE国内最大手のクラウドファンディングサービスで、ユーザー数は510万人以上。支援資金総額1000億円超で、様々なジャンルで成功事例のある初心者などにおすすめのサービス。完全成功報酬で17%プロジェクト作成時に専任スタッフがつき、ページに対するフィードバックなども有
CAMPFIRE for Social Good社会課題の解決に取り組む起案者が支援金100%を受け取れるクラウドファンディングサービス。なし
※対象プロジェクトの手数料は支援者とCAMPFIREが全額負担
負担ゼロで専属スタッフによるサポート有
CAMPFIRE Creationクリエイターが商品化したグッズをクラウドファンディングを活用して多くの方に届けるクラウドファンディングサービス。なし企画からグッズの商品化、発送までの一貫サポート有
CAMPFIREふるさと納税
ふるさと納税の制度を活用し、「好きな地域を応援する」という想いを実現するクラウドファンディングサービス。個別契約により決定自治体様向けに担当スタッフによるサポート有
Machi-yaデジタル家電、小物などのガジェット関連のプロジェクトに特化したクラウドファンディングサービス。25%プロジェクトごとに担当スタッフによるサポート有
SNSに商品レビュー掲載有
CAMPFIRE for Entertainmentクリエイティブな活動を行う方々がより創作活動に専念できるよう、誕生したエンターテインメント特化型クラウドファンディングサービス。なし~17%(最大)
※プロジェクトオーナーは、CAMPFIRE for Entertainmentの手数料について、プロジェクトオーナーと支援者の手数料をそれぞれ設定することができる
プロジェクトページの制作からリターンの準備と配送にいたるまでのフルサポート有(有料)
CAMPFIRE for Sportsスポーツ領域に特化したクラウドファンディングプラン。各主要なスポーツ団体とも連携しており、手数料の優遇もある。基本プラン:17%
サッカー関連:15%
ラグビー関連:15%
※ それぞれのページからの申込みが必須。
(1)おまかせ初期原稿作成
(2)クラウドファンディング企画書作成
(3)専任スタッフによる実施支援

👉 チェックポイント
手数料に関する詳細はこちらのページをご覧ください。  


クラファンのやり方6:プロジェクトページ制作

支援者の方は、プロジェクトページを見て支援するかどうかの意思決定をします。つまり支援目標を達成できるかどうかはプロジェクトページの内容に左右されると言っても過言ではありません。

CAMPFIREの調査では、

  • タイトルが最大文字数に近い方が目標到達率が高い傾向
  • 本文の文字数が多いほど目標到達率が高い傾向
  • 画像・動画が11枚以上だと目標到達率が高い傾向
  • 画像・動画が200文字程度に1枚入っていると目標到達率が高い傾向

このような傾向が分かっており、これらを意識するだけで、支援者が安心して支援しやすくなるページが作成できます。


👉 プロジェクトページ作成で失敗しないための4つのポイント

クラウドファンディングでプロジェクトを成功させるためには、支援者の心に響くプロジェクトページを制作することが極めて重要です。

失敗しないためのポイントは、「共感と信頼を生むストーリー」「視覚的な魅力」「支援を後押しする具体的な情報」、そして「データに基づいたページ構成」に集約されます。

ポイント1. なぜこのプロジェクトをやるのか(Why)を明確にする
支援者の共感を集めるためにも、「何をやるか」だけでなく、

  • なぜそれをやるのか
  • 実現したい未来は何か
  • それは支援者やその周りの人にもどんなメリットがあるのか

といった、プロジェクトの背景や起案者の情熱、原体験、起案者や支援者を中心としたコミュニティに対してのメリットなどを共感を生むストーリーとして伝えることが重要です。これにより、支援者はプロジェクトを「自分ごと」として感じ、共感が生まれやすくなります。


ポイント2. 起案者の人柄を伝える
プロフィール画像の設定と 目標到達率とプロフィールの文字数と 目標到達率を示したグラフ
プロフィールも重要な要素です。CAMPFIREの調査では、プロフィール画像を設定するだけで、設定しない場合に比べて目標到達率が約2倍になるというデータがあります。

知り合い以外の方からの支援を集めようとすると、支援者がどんな方なのかはとても重要な情報です。個人の顔やチームのロゴなどを設定することで信頼感を与えやすくなります。

また、経歴やプロジェクトへの想いを伝えるプロフィール文は、100文字以上あると目標到達率が高くなる傾向にあります。

ポイント3. 事前に設計をした内容を漏れなく反映する
本文の文字数と目標到達率を示したグラフ
ここまでの、流れの中で以下の要素を整理してきました。
  • 何をやるのか
  • なぜそれをやるのか
  • 誰が喜ぶのか
  • なぜその金額が必要なのか
  • どんなリターンが手に入るのか
  • プロジェクト実現までのスケジュール

これらの要素は企画段階でどのようなプロジェクトをするかをまとめた設計図を、プロジェクトページにも反映し、支援者の方々へも伝わるようにページ内に反映しましょう。

CAMPFIREの調査では、本文の文字数が多いほど目標到達率が高い傾向があります。企画時に整理した内容がくまなく網羅されていることで、支援者に納得感が生まれるからだと考えられます。

  • プロジェクトの背景や目的を伝え、共感させるストーリーテリング 
  • チームメンバーの紹介 
  • 資金の使途の透明性 
  • 明確なタイムラインと実現可能性の説明

これらの要素を通じて、支援者がプロジェクトの成功をイメージできるようにし、共感を得ることが重要です。

逆にページの内容が少ないと、熱量がページから伝わらず、支援をする必然性を感じてもらいにくくなります。

ポイント4. 第一印象を決めるタイトルとメイン画像にこだわる
タイトル文字数と目標到達率を示したグラフ事前に企画をした内容をまとめ、凝縮して瞬時につたわるようにしたものが、タイトルとメイン画像です。支援者が最初に目にするタイトルとメイン画像は、ページのクリック率や第一印象を左右する重要な要素です。タイトルはプロジェクトへの想いや内容が十分に伝わるようにしましょう。CAMPFIREの調査では、タイトルは最大文字数に近い方が目標到達率が高い傾向にあります。プロジェクトの想いや意味をプロジェクトタイトルに反映させて伝えることが、達成へ大きく貢献します。

また、画像や動画をページ内に11枚以上設置すると目標到達率が高い傾向も見られ、ページに視覚的なアピールを加えることの重要性が示唆されています。

メイン画像・動画、そしてページ内画像・動画も、プロジェクトの魅力を凝縮した高品質なものを選びましょう。


CAMPFIREでは、プロジェクト作成を始めることで、起案者お一人おひとりに専任のスタッフがつくため、初めての挑戦でも相談しながらプロジェクトを進めることができますので安心です。ページ作成には何が必要かもわかるので、まずは気軽にページ作成をはじめてみるのもオススメです。

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クラファンのやり方7:審査を受ける

CAMPFIREでは、申請されたプロジェクトそれぞれに担当者が付き、CAMPFIREの規約に基づき、審査・修正事項・アドバイスをしています

修正事項や確認項目がなくなればプロジェクトページの公開が可能です。審査結果は申請後、最大5営業日以内に登録のメールアドレスに送信します。

メールには審査事項について記載されていますので、プロジェクトページを確認し、修正があれば対応しましょう。審査事項が全てクリアになるまでは、複数回差し戻されることがあります。

👉 チェックポイント
作成から公開までの流れに関する詳細はこちらのページをご覧ください。  

👉 審査段階で失敗しないためのポイント

折角作ったページも、審査を通過できなければ公開されません。CAMPFIREでも、広告などと同様、薬機法・景品表示法・許認可が必要なリターン(中古品、酒類、食品など)をチェックしています。

以下の点などを審査前に注意して提出してみてください。

 
特に注意すべきカテゴリ例
注意すべき理由
フード・飲食店、ビューティー・ヘルスケア、プロダクト(中古品など)法律に基づく許認可の取得と表示が必須なためです。食品衛生法、酒税法、医薬品医療機器等法(薬機法)、古物営業法などが関わり、許認可番号などをプロジェクトページに明記する必要があります。広告表現も関連法令に準拠しているか厳しく審査されます。
テクノロジー・ガジェット、プロダクト(輸入品など)プロジェクトの実現可能性と、関連法規の遵守が厳しく問われるためです。特に輸入品は、正規代理店であることの証明書や、電波法に基づく技術基準適合証明(技適マーク)の有無などが審査で重要視されます。また、アイデア盗用のリスクも考慮すべき点です。
音楽、映像・映画、アニメ・漫画など第三者の知的財産権を侵害するリスクが高いためです。プロジェクト内で使用する楽曲、映像、キャラクターなどが他者の著作権や肖像権を侵害していないか、厳密な確認が求められます。権利関係が不明確な場合、掲載が承認されない可能性があります。


👉 チェックポイント
CAMPFIRE利用規約に関する詳細はこちらのページをご覧ください。  

クラファンのやり方8:プロジェクト公開前の広報活動

クラウドファンディングの流れ・プロジェクト 運用段階イメージ画像クラウドファンディングで審査を通過し、プロジェクトページがです。まだ活動を知らない人にもプロジェクトを伝える、広報活動を行う必要があります。開始と同時にが支援があつまるとその後の支援も集まりやすくなる傾向があるため、事前の広報活動がです。

なぜ広報が必要なのか?

ずばり、「支援してくれる可能性のある人に、知ってもらうため」です。

クラウドファンディングは確かに応援したいユーザーが日々アクセスしていますが、本当にあなたのプロジェクトのターゲットとマッチするかというと、そうではないケースが大半です。そこでサイト内だけでなく、SNSや広告を使って、本当にニーズがある人に発信していくとさらに広報効果は高くなります。

CAMPFIREでは有料のサポートサービスで広報支援を受けることもできます。

やるべきSNS4選

クラウドファンディングの広報で、日本において効果的に使えるSNSには以下の4つがあります。

  • X(旧Twitter):SNSの前進となった、テキスト型で拡散力の強いSNS
  • Instagram:日本で最もユーザー数が多いSNS
  • TikTok:今最も利用時間、再生数が増えているSNS
  • YouTube・YouTubeショート動画:世界的に最も有名な動画配信サイト

上記4つの媒体は、同じスマホ型の短い動画を作成すれば、同じ動画で配信可能です(Xもツイートに動画添付可能)。そのため、自分の想いを込めたプロジェクトをアピールするショート動画を制作するのが、効率がよくおすすめです。

発信すべき内容

SNS等でプロジェクトを広報していくなら、
  • なぜこのプロジェクトをするのか
  • プロジェクトを支援してくれた人へのリターン
  • プロジェクトオーナーの目指す世界

を発信内容に盛り込みましょう。2025年現在だと、文字だけではなく動画でも配信することで、より多くの人に見てもらいやすくなります。

ターゲットユーザーが多い集客チャネルを見つける

プロジェクトの成功には、適切な集客チャネルの選択と活用が欠かせません。 ターゲットユーザーが最も活発に活動している場所(オンライン・オフライン問わず)を特定し、そこに焦点を当てたマーケティング戦略を立てることが重要です。

例えば、 

■オンラインの場合
  • SNSプラットフォーム(Facebook、Instagram、X、LinkedInなど) 
  • 関連する専門フォーラムやコミュニティサイト ・ブログやニュースサイト ・イベントやセミナー(オンライン) 
  • インフルエンサーマーケティング

■オフラインの場合
  • 新聞・雑誌
  • TV・ニュース 
  • イベントやセミナー(オフライン) 

などが上げられます。

選択したチャネルごとに適切なコンテンツを作成し、ターゲットユーザーとの効果的なエンゲージメントを図ります。また、各チャネルの特性を理解し、それぞれに合わせたアプローチを取ることが成功の鍵となります。

またテレビや新聞というと、ハードルが高く感じられるかもしれませんが、地元密着型のプロジェクト、例えば飲食店の開業・改装や、地域のイベント開催・継続などを目的にしたプロジェクトなどは、ぜひ地元のメディアに情報を送ってみてください。

オンラインのメディアはもちろん、地元の新聞・テレビなどでも取り上げられることで、支援金額が大きく伸びることがあります。

👉 チェックポイント
CAMPFIREでは、無料で利用できる集客・宣伝用チラシテンプレートをご用意しております。

ダウンロードはこちらのページをご覧ください。  

👉 公開前の広報活動で失敗しないための3つのポイント

公開1週間目の目標到達率と達成率を示すグラフクラウドファンディングを成功させる鍵は、公開直後の「スタートダッシュ」にあります。CAMPFIREの統計データによれば、公開後最初の一週間で目標金額の30%の支援を集めると、プロジェクトの成功確率が大幅に高まります。

この初速を生み出すために、公開前の広報活動が極めて重要です。失敗しないためのポイントは以下の通りです。

ポイント1. 1ヶ月以上前から計画的に情報発信する 
プロジェクト公開の1ヶ月以上前から準備を始め、SNSやブログ、プレスリリースなどを通じてプロジェクトの存在を早期に告知しましょう。なぜこのプロジェクトを立ち上げたのか、実現したい未来は何か、といった共感を呼ぶストーリーを発信することで、潜在的な支援者との関係を築くことが大切です。

ポイント2.  身近なネットワークに応援を依頼する 
友人や知人といった最も身近な応援団に事前に声をかけ、公開直後の支援をお願いしましょう。クラウドファンディングの支援金の約3分の1は、起案者の直接の知人から集まるとも言われています。

公開後すぐの支援を集め、注目を集めるためにも、事前に依頼をしておきましょう。

ポイント3.  「限定公開URL」と「お気に入り登録」を最大限活用する 
お気に入り登録後の支援率を示すグラフと、限定公開URLでお気に入りを集めるイメージプロジェクトページを早めに作成し、支援をお願いしたい人には「限定公開URL」を共有して、事前に内容を確認してもらいましょう。

また、CAMPFIREでは公開前でも可能な「お気に入り」登録を積極的に促すことが非常に有効です。お気に入り登録者にはプロジェクト公開時に通知が届き、登録者の約40%が実際に支援するというCAMPFIREの調査データもあります。

これらの事前活動を通じて、公開と同時に支援が集まる状況を作り出すことが、「注目のプロジェクト」として取り上げられるなどの好循環を生み、成功へと導きます。


クラファンのやり方9:プロジェクト公開後の広報活動と定期的な進捗報告

クラウドファンディングの定期的な活動・進捗報告をすることも、プロジェクトの成否を左右します。ここでは、なぜ進捗報告が必要なのか、について説明します。

なぜ進捗報告が必要なのか?

期間中の活動報告投稿と目標到達率を示すグラフプロジェクトの活動や進捗報告を定期的に行うことは、新たなファンや支援者の獲得や、既存の支援者へのプロジェクトの信頼につながります。

CAMPFIREの統計データでは、活動報告の投稿回数が多いほど目標到達率が高くなる傾向が見られました。活動報告を3回以上投稿したプロジェクトでは、投稿しない時に比べ集めた金額が約2倍にもなる傾向もみられました。

もちろんプロジェクトが別物なので一概には言えませんが、定期的な活動や進捗報告を行っているプロジェクトは信用されやすく、支援の後押しにつながる可能性が高いといえます。

発信すべき内容

プロジェクトの進捗報告は、プロジェクトページのようにしっかり作り込む必要はありません。
  • 今何をしているのか?
  • それが今後どうなっていくのか?
を報告することで十分です。

また、成功体験だけでなく、苦戦していることや失敗したことなど正直に掲載すると、より信用につながり応援したい気持ちになるかもしれません。

定期的に報告を行う場合は、1つの投稿に内容を盛り込み過ぎないようにするのもコツです。ユーザーも長文を読む時間がない可能性もあるため、量より頻度を増やせるようにしましょう。

プロジェクト公開中に達成したら


プロジェクトが達成したら、そのまま続けることもできますが、次のゴール(ネクストゴール)設定をすることもできます。それに伴い、リターンの追加をすることもあります。

  • ネクストゴールの設定
  • リターンの追加

このようなプロジェクトアップデートに合わせて、ページを更新し、SNSで発信し続けることで、さらに大きな資金があつまるプロジェクトとなる可能性が高まります。

👉 公開後の広報活動で失敗しないための3つのポイント

クラウドファンディング公開後の広報活動は、プロジェクトの成否を分ける重要な要素です。特に「公開直後」「中間期間」「終了間際」の3つの期間で、それぞれ計画的に情報発信を行うことが失敗しないためのポイントです。

ポイント1. スタートダッシュ(公開直後)
CAMPFIRE統計のデータによると、公開後1週間で目標金額の30%以上の支援を集めると、プロジェクトの成功率が大幅に高まるというデータがあります。この初速がさらなる支援を呼び込み、クラウドファンディングサイト内での注目度を高めるため、事前に協力をお願いしていた友人・知人への呼びかけや、SNS、プレスリリースなどを活用し、大々的にプロジェクト開始を告知しましょう。

また、初速が高まることで、CAMPFIRE内のランキングにも掲載される可能性が高まり、新たな支援者層の目に留まる可能性も高まります。

ポイント2. 中間期間(中だるみ対策)
クラウドファンディングの支援の波は、前と後に集中しやすい傾向があります。つまり公開後しばらくすると支援のペースが一時的に停滞しがちです。

この時期に最も重要なのが「活動報告」の定期的な更新です。集まった金額や支援者数などの進捗状況、プロジェクトの裏話などをこまめに報告することで、支援者の信頼感を高め、プロジェクトへの関心を維持します。活動報告は、支援を迷っている人の背中を押し、新たな支援にも繋がります。

ポイント3. ラストスパート(終了間際)
終了直前の1週間は、再び支援が集まる大きなチャンスです。「あと〇日で終了」と締め切りが迫っていることをSNSなどで強調し、緊急感を伝えることで、迷っていた層の支援を後押しします。既存の支援者へSNSでの最後の拡散をお願いしたり、ライブ配信で直接感謝と応援を呼びかけたりすることも効果的です。

これらの期間に応じた継続的な情報発信と、支援者との丁寧なコミュニケーションが、プロジェクトを最後まで盛り上げ、成功へと導きます。


クラファンのやり方10:完了と後対応

クラウドファンディングの流れ・履行期間 支援金受け取りイメージ画像
クラウドファンディングは、募集期間の終了がゴールではありません。むしろ、完了後の対応こそが支援者との信頼関係を築き、次の成功に繋げるための最も重要な期間です。

目標達成した場合

プロジェクトの目標金額を達成できた場合は、プロジェクトが終了する前でも活動報告を更新しましょう。支援してくれた方々へのお礼を掲載し、リターンについてや今後の更なる発展計画などを掲載するのもおすすめです。

特に「今後の活動はSNSで報告」として、SNSのフォロワーに繋げるのもおすすめです。

目標に届かなかった場合

目標達成ができなかった場合でも、プロジェクトが終了したらお礼を記載しましょう。プロジェクトに関わった全ての方に向けたお礼と報告を記載し、今後どのように改善していくかなど、次につながる報告をあげると、次回のプロジェクトなどに繋がりやすいです。

クラファンは何度もトライできる

クラウドファンディングは原則、何度でも同じ人が利用できる仕組みになっています。

そのため、一度失敗した方はもちろん、成功した方も何度でも挑戦することができるのです。失敗したからといっても諦める必要はなく、何度でも挑戦して成功できるように頑張りましょう!

👉 完了と後の対応で失敗しないための3ポイント

支援者の方々、そして見守ってくれている方々との関係性を大事にしていくために、失敗しないためのポイントは以下の通りです。
ポイント1. 迅速かつ誠実な感謝と結果報告
プロジェクト終了後は、目標金額の達成・未達成にかかわらず、まずは支援してくれたすべての人々に速やかに感謝を伝え、結果を報告しましょう。報告が早ければ早いほど誠実な姿勢が伝わり、信頼の第一歩となります。

逆に遅くなることで、プロジェクトが終わったら急に何も連絡がなくなったと感じ、お金集め目的の印象が強くなり、折角できた支援者の方々との繋がりが今後に繋がらなくなってしまう可能性もあります。

ポイント2. リターンの確実な実行と丁寧な対応
約束したリターンを計画通りに準備し、遅滞なく届けることは起案者の最も重要な責任です。発送時には感謝の手紙を添えたり、今後の活動につながるSNSアカウントのQRコード付きカードを同封したりする工夫も、支援者をファンへと育てる上で効果的です。

そして、もし何かしらの影響でリターンが遅れてしまう場合も、すぐに報告をしましょう。速やかに理由と新たなスケジュールを伝える誠実な対応が求められます。

当初プロジェクトページに記載していた時期に、リターンが届かないことで、問い合わせが増加し、そのための対応に追われるなどの可能性が増えます。迅速で誠実な対応があれば、大きなトラブルを避けることができます。

ポイント3. 継続的な情報発信による透明性の確保
プロジェクトの進捗や集まった資金がどのように使われているかを、SNSや活動報告で継続的に発信することが不可欠です。この透明性が信頼を維持し、万が一のトラブルを防ぎます。

これらの丁寧な対応が、一時的な支援者を長期的なファンへと変え、あなたの次の挑戦への大きな力となります。

ポイント4.  着金までのスケジュールを把握しておく
プロジェクトが成立してから、振込までには規定の時間がかかります。すぐに入金されるわけではないことを前提に資金の利用計画を立てておきましょう。

CAMPFIREの場合は、募集終了日に自動的に振込申請が行われ、振込申請日当月末締めにてCAMPFIRE側で入金手配を行い、翌月末日にお振込をする(※土日祝の場合は前営業日)流れとなっています。

<例>
2025/5/25に募集終了 → 2025/6/30に振込
2025/5/31に募集終了 → 2025/6/30に振込

👉 チェックポイント
振込タイミングに関してはこちらのページをご覧ください。  

こんな使い方もできる!クラウドファンディングの意外な活用法4選!

クラウドファンディングの多様な使い方にヒントを得ているイメージ
クラウドファンディングの一般的なイメージは、社会貢献や個人・個人事業主の方のチャレンジ、困っている企業の資金集めなどのイメージがあるかもしれません。しかし、昨今ではクラウドファンディングの特性を活かした様々な活用方法が生まれていますので、ご紹介いたします。

テストマーケティング✕クラファン

クラウドファンディングは、新商品やサービスを本格的に市場投入する前のテストマーケティングの場として非常に有効です。プロジェクトを公開することで、市場の反応をダイレクトに知ることができ、アンケートなどでは把握しにくい「実際にお金を払ってまでその商品を求めてくれるか」というリアルな需要を測ることが可能です。

支援額やコメントは、市場性や価格設定、ターゲット層の属性を把握する貴重なデータとなります。

支援者の属性や地域分布、支援が集まった価格帯などを分析することで、販売価格の妥当性、メインターゲット層、需要の高い地域、効果的な販売経路などを事前に検証できます。これにより、本格的な販売開始前にマーケティング戦略を最適化し、広告費などの無駄を省くことができます。また、需要予測が立てやすくなるため、過剰な在庫を抱えるリスクも軽減できます。

👉 チェックポイント
テストマーケティング✕クラファンの事例や活用法に関する詳細はこちらのページをご覧ください。 

コミュニティマーケティング✕クラファン

クラウドファンディングは、プロジェクトに共感した支援者との間にコミュニティを形成し、そのつながりを活用するコミュニティマーケティングの手法としても注目されています。

プロジェクト期間中、起案者は活動報告やSNSを通じて支援者と継続的にコミュニケーションを取ります。この双方向のやり取りを通じて、単なる資金提供者と受け手という関係を超え、プロジェクトを共に進める仲間としての一体感や信頼関係が生まれます。

形成されたコミュニティは、商品やサービスに対する貴重なフィードバックの源泉となるだけでなく、メンバーによる信頼性の高い口コミや紹介を通じて新規顧客の獲得にも貢献します。さらに、CAMPFIREコミュニティのようなプラットフォームを活用すれば、クラウドファンディング終了後もファンクラブやオンラインサロンといった形でコミュニティを継続させ、顧客のファン化やLTV(顧客生涯価値)の最大化につなげることも可能です。

👉 チェックポイント
コミュニティマーケティング✕クラファンの事例や活用法に関する詳細はこちらのページをご覧ください。  


ファンマーケティング✕クラファン

クラウドファンディングがファンマーケとして機能するイメージ
クラウドファンディングは、プロジェクトのファンを獲得するための強力なマーケティングツールでもあります。支援者は、単に商品やサービスを事前購入するだけでなく、起案者の想いやプロジェクトの背景にあるストーリーに「共感」して資金を提供します。この共感がベースにあるため、支援者は単なる顧客ではなく、プロジェクトを共に応援する熱心なファンになりやすいのです。

プロジェクト期間中の定期的な進捗報告や支援者との丁寧なコミュニケーションを通じて、開発段階から成功までの道のりを共有することで、支援者は当事者意識を深め、企業やブランドへの愛着を育みます。

こうして獲得したファンは、プロジェクト終了後も継続的に商品を購入してくれる優良顧客になるだけでなく、SNSなどを通じて自発的に情報を拡散してくれる強力な応援団となり、広告費をかけずに新規顧客を獲得するきっかけも作ってくれます。

👉 チェックポイント
ファンマーケティング✕クラファンの事例や活用法に関する詳細はこちらのページをご覧ください。 

ふるさと納税型✕クラファン

ふるさと納税型クラウドファンディングは、自治体が抱える地域の課題解決などを目的としたプロジェクトを立ち上げ、その資金をふるさと納税制度を通じて募る仕組みです。

寄付者は、通常のふるさと納税と同様に、寄付額に応じた返礼品を受け取れるほか、所得税や住民税の控除が適用されます。

最大の特徴は、寄付金の使い道が「自治体への寄付」とひとくくりにされるのではなく、「特定のプロジェクト」に指定できる点です。これにより、寄付者は自分の意思で地域の活性化や社会課題解決に直接参加している実感を得やすく、自治体側も寄付者の意向を具体的に把握できます。クラウドファンディングサイトに掲載されるため、社会貢献に関心の高いユーザー層にアプローチでき、既存の地域住民だけでなく全国から支援を集めることが可能となります。

👉 チェックポイント
ふるさと納税✕クラファンの事例や活用法に関する詳細はこちらのページをご覧ください。  

参考になるクラウドファンディングの成功事例6選

まちづくりの事例

「ぎふコーラ」開発プロジェクトのアイキャッチ画像
・支援者数:410人 
・支援総額:2,762,255円 
・実施期間:2020/10/19〜2020/11/29(41日間) 
・プロジェクトURL:https://camp-fire.jp/projects/319715/view 
岐阜県旧春日村の薬草を使った「ぎふコーラ」開発プロジェクトです。 成功の要因は以下の3点です。 

  1. 地域の伝統を活用:薬草を使い、岐阜の伝統的な文化や自然をアピール。 
  2. 健康志向のアピール:無添加のコーラという健康意識に訴えるポイントを強調。 
  3. 魅力的なリターン設定:クラフトコーラや地域特産品、体験型リターンが支援者に好評。 

この事例から学べるポイントとして、以下の3点が挙げられます。

  1. 地域資源を活かそう!:プロジェクトに地域の独自性や伝統を取り入れることで、地元やそれに興味を持つ人々を巻き込むことができます。特に地方のプロジェクトでは、地域性を打ち出すことが大きなアピールポイントになります。 
  2. ニーズに訴求する:無添加や健康志向の商品は、コロナ後から「健康志向」(45.7%、前回比+3.4 ポイント)は2半期連続で上昇し、近年でも特に消費者の注目を集めています。※参照:日本政策金融公庫(https://www.jfc.go.jp/n/release/pdf/topics_240229a.pdf)
    このような市場でのニーズも把握し、訴求することも重要です。 食品や飲料のプロジェクトでは、健康面での価値があれば、しっかり強調することをおすすめします。
  3. 他にはない魅力的なリターンを設計しよう!:「ぎふコーラ」ではクラフトコーラや関連グッズに加えて、地域ならではの特産品や、他にはあまりない体験型リターンが支援者に提供され、リターンの多様性がプロジェクトの魅力を高めました。支援者がプロジェクトに関与しやすい形でリターンを設計することが成功のカギです。 

プロジェクトを検討中の方は、これらの要素を参考にして、クラウドファンディングを成功に導くプランを立ててみてください。

飲食店・フードの事例

コロナ禍で閉店してしまった仙台名物厚切り熟牛タンを全国のご家庭へ届けたい!!のアイキャッチ画像
・支援者数:739人 
・支援総額:5,110,300円 
・実施期間:2022/02/18〜2022/03/31(42日間) 
・プロジェクトURL:https://camp-fire.jp/projects/558028/view 
仙台名物の厚切り熟牛タンを全国に届けるプロジェクトです。 成功の要因は以下の3点です。 

  1. 地元のブランド活用:仙台牛タンという地域特産品の強いブランド力が支援者を引き付けました。 
  2. フードロス削減の訴求:コロナ禍で廃棄される牛タンを有効活用するという社会的な目的が共感を呼びました。
  3. 支援しやすいリターン設定:500gや1kgなど少量から支援できるリターンが幅広い層に受け入れられました。 

この事例から学べるポイントとして、以下の3点が挙げられます。 

  1. 地域特産品を活用しよう!:地域の名産やブランドを活かすことで、地元の魅力をアピールでき、特に全国展開を目指す際に効果的です。地元に誇りを持つ人や観光客に訴求することができます。 
  2. 社会的意義を掲げよう!:このプロジェクトではフードロス削減という社会的な意義が多くの支援者に共感されました。持続可能な取り組みや環境問題など、社会に貢献できる要素をプロジェクトに組み込むことが支援を広げる手助けになります。 
  3. 支援者の幅を広げるリターン設計を!:支援額が少額から選べるリターン設定は、広範囲な支援者層を取り込むのに効果的です。特に食材系や物品販売型のプロジェクトでは、手軽に試せるリターンが重要です。

近しいプロジェクトを計画中の方は、これらの要素を参考にしてクラウドファンディングを成功に導きましょう。

モノ・服・美容の事例

TourBox Elite:クリエイターの究極Bluetoothコントローラーのアイキャッチ画像
・支援者数:6,596人 
・支援総額:146,230,261円 
・実施期間:2022/03/01〜2022/04/30(60日間) 
・プロジェクトURL:https://camp-fire.jp/projects/view/547861 
「TourBox Elite」は、クリエイター向けの究極のBluetoothコントローラーです。 成功の要因は以下の3点です。

  1. ニーズを捉えた機能性:クリエイティブ作業の効率を大幅に向上させる独自の機能が支持を集めました。 
  2. 専門性と信頼感:多くのプロのクリエイターが使用した実績と口コミで信頼感を高め、より支援がしやすくしています。 
  3. ニーズに最適なリターン:コントローラー自体や専用アクセサリーなど直接的なリターンを、シンプルに価格差や組み合わせで欲しくなるリターン設定です。 

この事例から学べるポイントとして、以下の3点が挙げられます。 

  1. 専門的な市場を狙おう!:クリエイティブ分野に特化した製品は、特定のターゲット層に強く訴求できます。 製品の専門性や実績が信頼感を高め、支援者の関心を引く要因となります。
  2. 独自の機能性と価値を強調しよう!:ユーザーの作業効率を向上させる独自の機能や付加価値を、特にイメージ画像などで強調してアピールすることで、製品の魅力が引き立たせています。 また具体的な使用シーンや事例を共有することで、支援者の購入意欲を高めることができます。 
  3. シンプルでも効果的なリターンを設定しよう!:特に商品力をアピールする製品プロジェクトでは、実際の製品や関連アクセサリーなどのリターンを、早く支援すればするほど安く購入できる設定にする非常にシンプルでも効果的なやり方がお勧めです。 特

に製品を扱うプロジェクトの方はぜひご自身のプロジェクトに生かしてみてください。

スポーツ・学生活動の事例

日本代表の未来をみんなでつくろう!ユース育成から世界トップへ #JFAクラファンのアイキャッチ画像
・支援者数:621人 
・支援総額:19,739,500円 
・実施期間:2023/12/07〜2024/01/31 
・プロジェクトURL:https://camp-fire.jp/projects/697604/view 
このプロジェクトは、日本代表のユース育成からワールドカップ優勝を目指すプロジェクトです。成功の要因は以下の3点です。 

  1. JFAによる信頼感:日本サッカー協会が主催し、サッカーファンの信頼を得ました。 
  2. 共感できる未来ビジョン:日本代表の未来を応援したいという共感が支援者を引き寄せました。 
  3. 特別なリターン:限定グッズやトレーニング見学など、魅力的な体験型リターンが提供されました。
 
この事例から学べるポイントとして、以下の3点が挙げられます。 

  1. 強いビジョンで支援者を引きつけよう!:日本サッカー代表の未来というビジョンに、支援者が共感を持ちました。 特に、ユース育成とワールドカップ優勝という大きな目標が、ファンの心に響きました。 プロジェクトを計画する際には、こうした大きなビジョンを打ち出し、その未来像を描くことが重要です。 
  2. 信頼性の高い主催者を活用しよう!:JFAのような実績ある主催者が関与することで、プロジェクトへの信頼感が生まれました。大規模なプロジェクトでは、主催者や関係者の信頼性が支援者を安心させる要素となります。 
  3. リターンに特別な体験を組み込もう!:このプロジェクトでは、サッカーファンにとって特別なグッズやトレーニング施設の見学といったリターンが人気を集めました。物品だけでなく、体験型リターンを提供することで、支援者に深い関与感や特別な満足感を与えられます。 

プロジェクトを計画する際には、こうした要素を参考にして支援者を引き込む設計を考えてみてください。

社会課題・福祉の事例

#withくまもと 長期化する水害復旧活動。全国の皆さん、力を貸してください!のアイキャッチ画像
・支援者数:2,203人 
・支援総額:20,261,500円 
・実施期間:2020/07/25〜2020/08/19 
・プロジェクトURL:https://camp-fire.jp/projects/view/309788 
「#withくまもと」プロジェクトは、熊本の水害復旧活動を支援するために立ち上げられました。成功の要因は以下の3点です。 

  1. 熊本支援チームの信頼性:東日本大震災や熊本地震の支援経験があり、信頼を得ている 
  2. 社会貢献への共感:水害被災者の救援と支援のニーズが支援者の共感を呼びました 
  3. 地域リターン:「奇跡のカボチャスープ」など、地域産品を通じたリターンで、魅力的かつより現地を応援したくなる内容 
この事例から学べるポイントとして、以下の3点が挙げられます。 

  1. 信頼ある主催者の力を活用しよう!:熊本支援チームのように、過去の実績と信頼を活かしたプロジェクトは成功しやすいです。信頼を築いた団体や個人が主催することで、支援者の安心感が高まり、支援を集めやすくなります。 
  2. 社会貢献と地域復興の意義を強調しよう!:このプロジェクトでは、熊本の水害復旧活動という社会貢献的な意義が支援者に響きました。特に災害支援や地域復興といった大きな目標は、できるだけ自分ごととして広く共感を得る必要があります。プロジェクトを設計する際には、支援の具体的な内容や目的、どれだけ必要なのかを明確に伝えることが重要です。 
  3. 地域の特産品をリターンにしよう!:地域復興などの場合は、被災地域の特産品をリターンにすることが大事です。 特に支援者は自らの支援が地域復興に直接貢献していると実感できるため、支援者も応援しやすく、満足度もあがります。もちろんなんでも良いわけではありませんが、特産品ではなくとも、地域の特徴を捉えていればプロジェクトが成功する要因になります。

これらの要素を参考に、ご自身のクラウドファンディングを計画してみてください。

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