CAMPFIREでは一度クラウドファンディングを実施した商品でも、追加生産や改良版として2回目のプロジェクトを実施できます。追加発注の前に予約を集められるため、前回買い逃した方や、まだ商品を知らない層へ届ける機会にもなります。ただし前回とまったく同じ内容では審査時に確認や修正依頼が入ることがあり、価格差や付加価値、前回支援者への案内を先に決めておくなど、過去の事例から2回目以降のプロジェクト実施のコツをまとめました。
この記事でわかること
一度クラウドファンディングを実施した商品を、もう一度実施したいの方に向けて、追加生産の数量を予約で決める進め方と、再販売・改良版・新色で実施された終了済みプロジェクトの公表値から見えてくるコツをお伝えします。
- 完売後の追加生産数を、予約の数で決める進め方
- 在庫を積む・自社ECの予約販売・借入と比べたときの、再販売の位置づけ
- 再販売・追加生産・改良版・新色の終了済みプロジェクト5件の公表値と、前回プロジェクトとの差
- 同じ商品をもう一度掲載するときの条件と、価格差・前回支援者への案内の決め方
CAMPFIREなら、追加発注をする前に予約を集めて、集まった数量を見てから発注する順序をつくれます。
・掲載は無料
・1プロジェクト1担当者制で、ページ構成やリターン設計をサポート
・既販商品の掲載条件や価格差の考え方も、応募前にご相談いただけます
完売・買い逃しのあとに、もう一度売る判断が必要になる5つの場面
一度売った商品を再び販売する判断は、完売後の追加生産、買い逃した方への再販、購入者の声を反映した改良版、新色や新仕様のテスト、新しい顧客層への展開という5つの場面で必要になります。
完売したが、追加生産の数量を決められない
完売したからといって、次も同じだけ売れる保証はありません。それでも追加生産では、工場の最低ロットや発注期限に合わせて数量を先に決めます。多めに置けば在庫が残り、少なめに置けばまた完売して機会を逃します。
前回買えなかった方から再販の要望が届いている
募集が終わったあとに「気づいたときには終わっていた」という連絡が届くことがあります。要望の数はわかっても、それが何個の購入につながるかはわかりません。お客様の要望をクラウドファンディングを通じて「予約」に変えることで、生産数を事前に把握できます。
前回購入者の声を反映した改良版を先行販売したい
サイズ、素材、付属品、収納の位置。届けたあとに集まるお客様から商品への指摘は、次の仕様を決める材料になります。改良版は前回と別の商品として設計できるため、価格やリターンの条件を変えてクラウドファンディングを実施できます。
一般販売済み商品の新色や新仕様を、在庫を持たずにテスト販売したい
色やサイズを増やすと、在庫の種類が増えます。どの色が売れるかは出してみるまでわかりません。派生商品だけを先にクラウドファンディングを通じて「予約」を募れば、売れた色だけを生産する形にできます。
実績のある商品を、新しい顧客層や用途へ広げたい
個人向けの商品を法人やギフト用途へ、趣味の道具を防災用途へ。商品が同じでも、届ける相手と使う場面が変われば伝える内容も変わり、反応を確かめる場が必要になります。
2回目のクラウドファンディングでも、需要の量は前回どおりにはならない
前回の支援者数は、次に何個売れるかの保証にはなりません。時期も告知の届き方も変わるため、追加生産の数量は前回の実績ではなく、今回クラウドファンディングで集まった予約の数で決めるほうが在庫のリスクを抑えられます。
2回目のクラウドファンディングには、1回目にはなかった条件が加わります。商品はすでに市場に出ていて、価格も知られています。前回の支援者は同じものを持っているため、同じ条件のままでは買う理由がありません。一方で、前回届かなかった層や、検討しているうちに募集が終わってしまった層は残っています。
つまり需要は、消えたわけでも前回と同じだけ残っているわけでもありません。量がわからないまま発注数を決めることがこの場面の問題で、先にクラウドファンディングで予約を集める順序はその量を測る手段です。
追加生産数の決め方を、5つの手段で比べる
追加生産の数量を決める手段には、在庫を積んで一般販売する、自社ECで予約を受ける、再入荷通知を集める、借入で資金を用意する、購入型クラウドファンディングで予約を集めるという5つがあります。
| 手段 | 追加生産数の決め方 | 資金が動く順番 | 買い逃した方への届き方 |
|---|---|---|---|
| 在庫を積んで一般販売する | 前回の実績と見込みで自分で決める | 発注時に先に支払い、売れた分だけ後から回収する | 再開を知らせる先を持っていないと気づかれない |
| 自社ECで予約を受ける | 予約数で決められる | 予約時に決済すれば入金は早い。集客は自前で行う | 既存の顧客名簿の外には届きにくい |
| 再入荷通知を集める | 登録数は目安になるが、購入の確約ではない | 販売を再開してから入金される | 登録した方には届く。登録していない層には届かない |
| 追加生産の資金を借入で用意する | 数量は自分で決める。買う人の数の実測にはならない | 借入金。日本政策金融公庫のQ&Aでは、申込から融資が決まるまで平均的には3週間程度とされる | 資金の手段であり、告知の手段ではない |
| 購入型クラウドファンディングで予約を集める | 募集終了時点の支援数がそのまま予約数になる | 支援金の入金は募集終了月の翌月末日。早期振込サービスを使えば最短4営業日 | 募集ページが公開されるため、前回届かなかった層にも見つけてもらえる |
それぞれにメリットデメリットがあり、クラウドファンディングが向かない場合もあります。継続して売れていて数量が読める商品、発注期限が数週間しかない商品、価格を下げられない事情がある商品では、在庫を積んで一般販売するほうが早く進みます。クラウドファンディングで予約を集める順序が向くのは、数量の根拠がほしいときと、前回届かなかった層に知らせたいときです。
再販売・追加生産・改良版のプロジェクト5件
ここでは、完売後の増刷、買い逃した方への再販、購入者の声を反映した改良版、新色の追加、キャラクターグッズの再販という5件の終了済みプロジェクトを、ページに掲載された公表値とともに見ていきます。
完売後の再販要望を、印刷数の根拠にした|どうぶつせかいちず(白)ポスター
7e8designの【2026年印刷分】どうぶつせかいちず(白)ポスター|再販リクエスト多数で増刷!は、目標金額100,000円に対して支援総額2,424,000円、支援者数308人、達成率2,424%で終了しました。募集は2026年1月9日から2月19日までの42日間、All-in方式です。
- 完売して買えなかった方から「再販の予定はありませんか」という声が届いたことを、実施の理由としてページに書いている
- 商品の内容は従来版と同一とし、「2026年印刷分の予約」という枠のつくり方で前回と区別している
- 2022年と2023年のプロジェクトで累計1,500名以上に届けた実績を、そのまま説明の材料にしている
- リターンは1,370円から28,560円までの幅で、ポスター単品から複数枚のセットまで用意されている

| カテゴリ | プロダクト |
|---|---|
| プロジェクトオーナー区分 | 法人 |
| 目標金額 | 100,000円 |
| 支援総額 | 2,424,000円(達成率2,424%) |
| 支援者数 | 308人 |
| 実施期間 | 2026/01/09〜2026/02/19(約42日間) |
| プロジェクトURL | https://camp-fire.jp/projects/916507/view |
買い逃した方向けの追加生産分として再実施した|クーロンズゲートSuzaku
株式会社ジェットマンのクーロンズゲートSuzaku Nintendo Switch版限定パッケージ再販は、目標金額6,000,000円に対して支援総額25,150,297円、支援者数2,936人、達成率419%で終了しました。募集は2026年6月5日から7月17日までの43日間、All-in方式です。
- 前回の募集終了後に届いた「気づいた時には終わっていた」「もう一度販売してほしい」という声を、実施の理由として明記している
- 前回間に合わなかった方と、改めてパッケージ版を手元に残したい方という2つの対象を、ページ上で分けて書いている
- リターンは6,000円から15,000円までの5種類で、いずれもシリアルナンバー入りの限定カードを同梱する設計

| カテゴリ | ゲーム・サービス開発 |
|---|---|
| プロジェクトオーナー区分 | 法人 |
| 目標金額 | 6,000,000円 |
| 支援総額 | 25,150,297円(達成率419%) |
| 支援者数 | 2,936人 |
| 実施期間 | 2026/06/05〜2026/07/17(約43日間) |
| プロジェクトURL | https://camp-fire.jp/projects/948495/view |
購入者の声を集めて第3弾の仕様を決めた|プラポケ
株式会社アリオンの【改良版】もうリュックをゴソゴソしない。より使いやすくなって再登場『プラポケ』は、目標金額70,000円に対して支援総額1,570,550円、支援者数180人、達成率2,243%で終了しました。募集は2026年5月25日から6月30日までの37日間、All-in方式です。
- 国内外から届いた応援コメントと提案を集約し、素材を改良してより多くの場面に対応させたと説明している
- シリーズの第3弾という位置づけを明示し、前回からの変更点を軸にページを構成している
- リターンは980円から9,835円までの幅で、単品から複数個のセットまで用意されている

| カテゴリ | プロダクト |
|---|---|
| プロジェクトオーナー区分 | 法人 |
| 目標金額 | 70,000円 |
| 支援総額 | 1,570,550円(達成率2,243%) |
| 支援者数 | 180人 |
| 実施期間 | 2026/05/25〜2026/06/30(約37日間) |
| プロジェクトURL | https://camp-fire.jp/projects/943889/view |
新色の追加と既存色の再販を1本にまとめた|反射ナップサック
株式会社Eco Buildsの暗い夜道でも安心感を!新色シルバー反射&再販オーロラ反射のナップサック登場!は、目標金額100,000円に対して支援総額578,050円、支援者数156人、達成率578%で終了しました。募集は2025年12月10日から2026年1月20日までの42日間、All-in方式です。
- 新色のシルバー反射と、既存色のオーロラ反射の再販を、1つのプロジェクトの中で並べている
- リターンは2,625円の単品から5,250円の2色セットまでで、新色と既存色をまとめて買える枠を用意している
- 夜道の安全という用途を軸に、同じ実行者が同シリーズで複数回のプロジェクトを実施している
- 新色の追加だけで前回を超えたわけではなく、同シリーズの以前のナップサックは下回っている

| カテゴリ | プロダクト |
|---|---|
| プロジェクトオーナー区分 | 法人 |
| 目標金額 | 100,000円 |
| 支援総額 | 578,050円(達成率578%) |
| 支援者数 | 156人 |
| 実施期間 | 2025/12/10〜2026/01/20(約42日間) |
| プロジェクトURL | https://camp-fire.jp/projects/901519/view |
目標達成を条件にして再販した|代理さんぬいぐるみ
CAMPFIRE Creationの【再販!】F.A.Lの代理さんぬいぐるみ化プロジェクト!は、目標金額800,000円に対して支援総額6,646,650円、支援者数739人、達成率830%で終了しました。募集は2026年3月6日から4月5日までの31日間、All-or-Nothing方式です。
- 5件のうちこの1件だけがAll-or-Nothing方式で、目標金額に届かなければ生産しない設計になっている
- リターンは8,500円のぬいぐるみ1点と記念カード、14,900円のぬいぐるみ2点と記念カードの2種類
- 達成後の追加目標を置き、到達すると支援者全員へ再販企画限定のデスクトップ画像を配布する設計にしている

| カテゴリ | プロダクト |
|---|---|
| プロジェクトオーナー区分 | 企業✕個人 |
| 目標金額 | 800,000円 |
| 支援総額 | 6,646,650円(達成率830%) |
| 支援者数 | 739人 |
| 実施期間 | 2026/03/06〜2026/04/05(約31日間) |
| プロジェクトURL | https://camp-fire.jp/projects/920424/view |
事例5件の横断比較表
5件の目標金額は70,000円から6,000,000円、支援総額は578,050円から25,150,297円まで幅があります。募集期間はいずれも31日から43日の範囲に収まっていました。
| プロジェクト | 実行者 | 目標金額 | 支援総額 | 支援者数 | 達成率 | 募集期間 | 募集方式 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| どうぶつせかいちず(白)ポスター 2026年印刷分 | 7e8design | 100,000円 | 2,424,000円 | 308人 | 2,424% | 2026年1月9日〜2月19日(42日間) | All-in |
| クーロンズゲートSuzaku 限定パッケージ再販 | 株式会社ジェットマン | 6,000,000円 | 25,150,297円 | 2,936人 | 419% | 2026年6月5日〜7月17日(43日間) | All-in |
| プラポケ(改良版・第3弾) | 株式会社アリオン | 70,000円 | 1,570,550円 | 180人 | 2,243% | 2026年5月25日〜6月30日(37日間) | All-in |
| 新色シルバー反射&再販オーロラ反射のナップサック | 株式会社Eco Builds | 100,000円 | 578,050円 | 156人 | 578% | 2025年12月10日〜2026年1月20日(42日間) | All-in |
| F.A.Lの代理さんぬいぐるみ 再販 | CAMPFIRE Creation✕F.A.L | 800,000円 | 6,646,650円 | 739人 | 830% | 2026年3月6日〜4月5日(31日間) | All-or-Nothing |
前回と今回を並べると見えてくる4つのこと
同じ商品で前回と今回を比べると、募集の時期、期間、目標金額、告知の状況など読み取れる4点が見えてきます。
| 商品 | 前回プロジェクトの公表値 | 今回プロジェクトの公表値 | 今回用意した差分 |
|---|---|---|---|
| どうぶつせかいちず(白) | 1,549,970円・191人(2023年11月15日〜12月20日) | 2,424,000円・308人 | 商品は同一のまま、2026年印刷分の予約という枠を新たに設けた |
| クーロンズゲートSuzaku | 33,062,602円・3,877人(2025年11月11日〜12月25日) | 25,150,297円・2,936人 | 追加生産分と位置づけ、買い逃した方向けの募集であることを明記した |
| プラポケ(mini) | 565,990円・81人(2025年12月7日〜2026年1月31日) | 1,570,550円・180人 | 購入者の声をもとに素材と仕様を改良した |
| 反射ナップサック | 1,259,975円・326人(2024年4月12日〜5月12日) | 578,050円・156人 | 新色シルバー反射を追加し、既存色は再販として並べた |
| 代理さんぬいぐるみ | 10,479,735円・872人(2025年7月1日〜8月3日) | 6,646,650円・739人 | 目標金額を1,000,000円から800,000円へ置き直し、達成を生産の条件にした |
1つ目|前回との差分を、ページの入口に置いている
5件はいずれも、タイトルの時点で前回との違いを示しています。改良版、新色、限定パッケージ、印刷年。同じ言葉で出し直したものはありませんでした。
2つ目|目標金額は、前回の実績ではなく今回の発注量で置いている
目標金額は前回の支援総額と一致していません。クーロンズゲートSuzakuは3,000,000円から6,000,000円へ上げ、代理さんぬいぐるみは1,000,000円から800,000円へ下げるなど、その時々のニーズや状況に応じた判断をしていると推測できます。
3つ目|募集期間は1か月前後に収めている
5件の募集期間は31日から43日です。CAMPFIREの募集期間は1日から79日(All-or-Nothing方式は1日から59日)で設定できますが、追加生産の発注期限がある場合は、期限から逆算して終了日を決めることになります。
4つ目|最低ロットがあるなら、達成を条件にできる
5件のうち4件はAll-in方式で、1件はAll-or-Nothing方式でした。All-or-Nothing方式では目標金額に届かなければ不成立となり、支援金は返金され、リターンを届ける義務も発生しなくなります。追加生産に最低ロットがある場合、その金額を目標に置けば、届かなかったときに発注しない設計になります。
追加生産する商品と数量を相談したい方
CAMPFIREで2回目のプロジェクトを実施するメリット
CAMPFIREでは、量産や追加発注を済ませていなくても予約を集めてから発注できます。1回で終わらせず、集まった支援者を自社の名簿として引き継ぎ、前回の実績を次の販路の交渉材料にするところまで続けて設計できます。
量産していなくても実施できる
CAMPFIREの購入型では、商品を先につくって在庫として持っておく必要はありません。募集終了後に確定した数量で発注し、そこからリターンを届ける順序で設計できます。改良版や新色のように、まだ1個もつくっていない仕様でも予約から始められます。
CAMPFIREならテストから流通までを一続きで設計できる
2回目のプロジェクトは、数量を測るためだけのものではありません。1回目で需要を確かめ、2回目以降で訴求の軸を変えながら需要を掘り起こし、積み上がった実績を流通につなげる。この3つのフェーズを、同じ場所で続けて設計できます。
| フェーズ | このフェーズでやること | CAMPFIREで使えるもの |
|---|---|---|
| 1回目|テストマーケティング | 量産の前に、需要と価格の受け止め方を確かめる。在庫を持たずに先行受注し、確定した数量で発注する | 初期費用・掲載費用は0円。目標金額を達成しない場合は手数料などは一切かからない。支援者の傾向を見るダッシュボード(無料、Google アナリティクスにも対応) |
| 2回目以降|訴求のテストと需要の掘り起こし | 改良版・新色・再販として訴求の軸を変え、反応を測り直す。買い逃した層と、まだ商品を知らない層へ広げる | 前回の支援者リスト(CSV)。活動報告とメッセージ機能で前回の支援者へ直接告知できる。自社の名簿の外へ広げるならmachi-yaもオススメ。 |
| 流通|継続して売る | 積み上がった支援総額と支援者数を「売れる根拠」として、売り場やバイヤーへ持ち込む | ビックFIRE(ビックカメラの一部店舗やECサイトでの販売機会)。海外はAlibaba.comでのB2B販路開拓(出品ページ制作と問い合わせ一次対応の代行つき) |
1回目の実績と支援者が、2回目以降の材料になる
2回目を実施する時点で、手元には前回の支援者リストと、前回いくら売れたかという数字が残っています。この2つは次の設計に使えます。支援者リストはリターン履行予定日から1年間ダウンロードできるため、次の回の告知先として引き継げます。売れた数量と支援者数は、店頭やECへ持ち込むときの判断材料になります。回を重ねるほど、告知できる相手と提示できる数字は積み上がります。
国内の店頭・ECへ広げる|ビックカメラ共催「ビックFIRE」
実績を売り場につなぐ枠組みとして、ビックカメラと共催のビックFIREがあります。応募要件は、募集テーマに合う商品の開発・販売を考えていること、CAMPFIREでクラウドファンディングを実施していること、ビックカメラのECサイトおよび店頭での販売が可能な商品であることです。クラウドファンディングの実施中に応募する仕組みで、募集期間がエントリー期間内に収まっていることが条件になります。2026年のエントリー期間は2025年12月1日から2026年11月30日で、応募はビックFIREエントリーフォームから行います。募集の設計段階で組み込むかどうかを決めておくと動きやすくなりますが、再販や追加生産の回が対象になるかは公表されていないため、エントリー前にご確認ください。
海外の事業者へ広げる|Alibaba.comでのB2B販路開拓
売り先を国内に限らない場合は、Alibaba.comを使った海外販路の開拓も選べます。Alibaba.comは、世界のバイヤーが仕入れ先を探すために使う企業間取引(B2B)のマーケットプレイスで、200を超える国と地域から5,000万を超えるバイヤーが利用しています。相手は一般の消費者ではなく、卸売や輸入商社、代理店、小売、飲食店といった事業者です。展示会のように会期が区切られていないため、出しておけば継続的に問い合わせを受けられる形になります。
海外向けの営業担当がいない場合でも始められるよう、CAMPFIREが出品ページの制作を代行し、バイヤーからの問い合わせの一次対応と内容の精査を行って、商談に進みそうな案件を日本語でお渡しします。英語でのやりとりを自社で抱え込まずに、商談だけに集中できる形です。2回目以降で積み上げた支援総額と支援者数は、ここでも「どれだけ売れた商品か」を示す材料になります。対象となる商材や進め方は個別に異なるため、まずはCAMPFIREへご相談ください。
手数料と入金の時期を、発注の支払期日から逆算する
CAMPFIREの購入型は、利用手数料12%と決済手数料5%(別途消費税)です。目標金額を達成しない場合は手数料などは一切かからないため、予約が集まらなかったときの費用負担を抱えずに試せます。
支援金は募集終了日に自動で振込申請が行われ、当月末締めで翌月末日に振り込まれます(土日祝の場合は前営業日)。工場への支払期日がそれより早い場合は、早期振込サービスで最短4営業日に短縮できます(別途追加手数料あり)。
新しい顧客層に届けたいときの掲載面を選べる
実績のある商品を、自社の名簿の外にいる層へ広げたい場合は、machi-yaという掲載面もあります。購入型との違いは、告知を自分で担うか、メディアジーンが運営するメディア(GIZMODO、lifehacker、ROOMIEなど)での記事制作から任せるかという点です。
| 比べる点 | CAMPFIREの購入型 | machi-ya |
|---|---|---|
| 手数料 | 利用手数料12%+決済手数料5%(別途消費税) | 利用手数料20%+決済手数料5%(いずれも税抜) |
| 告知のしかた | プロジェクトページの公開と、自分で行う告知 | メディアジーンが運営するメディアでの記事制作と、各メディアのSNSでの配信 |
| 準備期間 | 審査は最短即日〜5日。修正を含めて1週間程度 | 申請から公開まで最短2週間。審査やページ修正を含めて約1か月 |
| 向く場面 | 前回の支援者や既存の名簿に届けたいとき。発注期限が近いとき | 自社の名簿の外へ広げたいとき。machi-yaは公式ページで「ガジェット関連のクラウドファンディング」と掲げており、掲載メディアもガジェットや暮らしの領域が中心です。フードなど他のカテゴリもありますが、自分の商品が対象になるかは応募前にご確認ください |
キャラクター・イラストの商品化から扱う|CAMPFIRE Creation
キャラクターやイラストの商品化から再販までを扱う場合は、CAMPFIRE Creationという選択肢もあります。クリエイターのアイデアの商品化を目指すSPA(製造小売)型のサービスで、利用手数料と決済手数料はかかりません。事例5件目の代理さんぬいぐるみは、この枠組みで実施されたプロジェクトです。アイデアの応募は同ページ内のフォームから、仕組みや対象を先に確認したい場合はCreationの資料請求から進められます。
同じ商品をもう一度掲載するときの条件
CAMPFIREでは複数のプロジェクトを掲載できますが、完全に同一または矛盾する内容は審査時に確認や修正依頼をすることがあります。既販商品では価格と付加価値の設計が必要です。
一律に掲載できない運用ではありませんが、前回と同じページをそのまま出せるわけでもありません。募集前に確認しておきたい条件は次の4点です。
STEP1 前回との差分を決める
完全に同一または矛盾するプロジェクト内容は、審査時に確認や修正依頼をすることがあります。改良点、色やサイズ、限定要素、生産の時期など、前回と何が違うのかを先に決めてください。
STEP2 価格と付加価値を設計する
審査基準では、すでに一般販売されているものについて、リターン価格を他ルートでの入手価格より安くすること、「感謝のお手紙」などの付加価値をつけることで支援が集まりやすくなる可能性があります。一方で、市場価格との乖離が著しく、不当廉売・転売行為などに該当するおそれがある設計は掲載基準に反する可能性があります。
STEP3 価格の表記を確かめる
「定価」として価格を記載する場合、その価格は最近相当期間にわたって販売されていた価格であることが必要です。また「一般販売価格」など将来の販売価格と比べて書く場合は、景品表示法により、合理的かつ確実に実施される販売計画がなければなりません。
STEP4 公開後に直せない項目を確定させる
公開後は、タイトル、目標金額、募集期間、募集方式、カテゴリ、リターンの削除と編集を変更できません。リターンの追加はできますが、編集後は再度申請が必要です。価格差やリターンの条件は、公開前に決めておく前提で準備が必要です。
審査期間は最短即日から5日間で、不備がある場合には再度提出・審査が必要です。申請後の修正も含め、余裕を持って1週間程度をみておくと安全です。個別の商品が掲載できるかどうかは規約と掲載基準にもとづいてCAMPFIRE側で判断するため、迷う点は応募前にご相談ください。
前回支援者への案内と、価格差の決め方
CAMPFIREでは前回の支援者へは活動報告とメッセージ機能で知らせられます。支援者リストはリターン履行予定日から1年間ダウンロードできるため、次回の告知先として使えます。価格差は公開前に決めます。
知らせる手段は3つ
CAMPFIREの活動報告は、プロジェクトオーナーが投稿できるブログ機能です。投稿すると、支援者やお気に入りに登録している方へメールでお知らせが届きます。支援者のみに公開範囲を限定する設定もあるため、前回の支援者だけに先に知らせることもできます。メッセージ機能では、一斉送信、リターンごとの送信、個別送信ができます。
支援者情報を取得できるのは、リターンの履行が確定したときです。プロジェクト管理ページから支援者リスト(CSV)をダウンロードでき、期間はリターン履行予定日から1年です。住所や氏名を受け取るには、リターン設定の段階で取得項目にチェックを入れておく必要があります。
価格差は、前回支援者から見て説明できる形にする
2回目のほうが安い、または特典が多い場合、前回の支援者から見ると先に買ったほうが不利に感じる可能性があります。前回のリターンにしかない限定要素を残す、今回は改良点や新色という別の価値で差をつける、前回支援者向けの枠を用意するなどの工夫をすることで全ての支援者の不公平感をなくします。
納期と保証の線引きを決めておく
追加生産では、工場の稼働状況によって納期が前回と変わることがあります。初期不良への対応範囲、保証の期間、前回購入分の扱いを募集前に決めて本文に書いておくと、届けたあとの対応が整理できます。生産が遅れたときは、活動報告で進捗を知らせられます。
掲載条件を確かめてから進めたい方
よくある質問
Q. 一度クラウドファンディングを実施した商品の追加生産前に予約を集める方法を教えてください
CAMPFIREでは同じ商品をクラウドファンディングで実施できます。支援を集め、募集終了時点で確定した数量を追加発注に使う方法があります。前回との差分を決めてページをつくり、募集終了後に確定数量で発注します。工場の最低ロットがある場合は、その金額を目標に置いてAll-or-Nothing方式を選ぶと、目標に届かなかったときに発注しない設計にできます。
Q. CAMPFIREでは一般販売済みの商品や同じ商品の再起案ができますか
はい可能です。ただし完全に同一または矛盾するプロジェクト内容は、審査時に確認や修正依頼をすることがあります。すでに一般販売されているものは、リターン価格を他ルートでの入手価格より安くする、付加価値をつけるといった設計が必要です。市場価格との乖離が著しい場合はお断りすることもあるため、応募前にご相談ください。
Q. 2回目のプロジェクトの目標金額は、どう決めればよいですか
前回のクラウドファンディングの支援総額ではなく、今回発注したい数量から決めるのが基本です。掲載事例では、前回より上げた例も下げた例もありました。達成率は目標金額の置き方で変わるため、前回との比較には使えません。
Q. 前回の支援者に、2回目の実施をどう知らせればよいですか
CAMPFIREでは活動報告を投稿すると、支援者とお気に入り登録者へメールで通知が届きます。支援者のみに公開範囲を限定する設定もあります。あわせてメッセージ機能で一斉送信や個別送信もできます。
▼テストマーケティングとしての使い方はこちら。
テストマーケティングをクラウドファンディングで成功させる方法と事例集
▼物販でのクラウドファンディング活用はこちら。
クラウドファンディングで物販を成功させる方法と成功事例
▼手数料と総費用の比較はこちら。
【CAMPFIRE比較表あり】クラウドファンディングの手数料を徹底解説!
▼掲載基準の全体像はこちら。
CAMPFIREの掲載基準を知ってスムーズに公開しよう
再販売・追加生産の進め方に迷ったときは
前回と同じ商品を出せるか、価格差をどう説明するか、発注期限に入金が間に合うか。判断に迷う点があれば、応募前にCAMPFIREへご相談ください。
1プロジェクト1担当者制で、前回との差分の整理からリターンの設計までご一緒します。サービス資料では、仕組みと費用、実施の流れをまとめてご確認いただけます。





