新商品・ガジェット・プロダクトのクラウドファンディング成功事例7選

新商品・ガジェット・プロダクトのクラウドファンディング成功事例7選

新商品・ガジェット・プロダクトの先行販売にクラウドファンディングを活用する方法を解説します。量産前のテストマーケティングで需要を確かめ、予約数から初回の生産数量を決める進め方、CAMPFIRE本体とmachi-yaの使い分け、手数料や配送などの条件、商品化まで進んだ成功事例7件をまとめました。

新商品やガジェット・プロダクトの先行販売にクラウドファンディングを使うと、量産に入る前に予約を集めて、集まった数から初回の生産数量を決められます。売れるかどうかを在庫を持つ前に確かめられるうえ、最初に買ってくれた方へ活動報告を継続して届けられ、発売前から商品を知ってもらう機会にもなります。CAMPFIREでは初期費用と掲載費用がかからず、All-or-Nothing方式で目標金額に届かなかった場合は手数料も発生しません。


この記事でわかること

新しい商品を販売する際に、量産前に需要を確かめるテストマーケティングの進め方と、実際に商品化まで進んだプロジェクト7件の調達実績をまとめました。また、そこから見えてくるノウハウや、CAMPFIREの活用法をまとめています。


  • 新商品の先行販売方法でクラウドファンディングが選ばれる4つの場面
  • 量産の前に予約を集めることで何が変わるか
  • 成功事例7件と、その設計方法
  • CAMPFIRE本体とmachi-yaの使い分け
  • 手数料・入金時期・配送・保証など、実施前に決めておく条件
  • 2回目以降を見据えた、1回目の書き方

量産に入る前に、その商品が売れるかを確かめたい方へ

CAMPFIREなら、在庫を持つ前に予約を集めて、集まった数から初回の生産数量を決める順序をつくれます。

・掲載は無料。不成立なら費用は一切かかりません
・1プロジェクト1担当者制で、ページ構成やリターン設計をサポート
・試作段階での掲載可否や価格の書き方も、応募前にご相談いただけます




新商品の先行販売でクラウドファンディングが選ばれる4つの場面

新商品の先行販売にクラウドファンディングが使われる代表的な4つの場面を解説します。


量産の前に、売れるかどうかを確かめたい

金型や初回ロットの費用は、売れる前に支払うことになります。想定した数が売れなければ、その分が在庫として残ります。先に予約を集めれば、つくる前に反応の大きさを数字で見られるので、量産後の在庫リスクが減ります。


初回の生産数量を、予約の数で決めたい

何個つくるかは、発売前にはどうしても読みきれません。募集終了時点で確定した数量を発注に使えば、多くつくりすぎることも、足りずに機会を逃すことも減らせます。


発売前に、商品を知ってもらう機会をつくりたい

プロジェクトページは、価格とスペックだけでなく、開発の経緯や試作の過程まで載せられます。広告では伝えきれない部分を読んでもらったうえで、購入まで進んでもらえます。また、実際に使ったユーザーの声を聞き改善してから大量生産することも出来ます。


最初に買ってくれる顧客を、名前のある形で持ちたい

CAMPFIREでは支援してくださった方に、活動報告機能などを通じて発売後の状況や次の商品の構想を継続して届けられます。リターンの発送のために受け取る個人情報は、リターンの履行とプロジェクトに関連する活動に必要な範囲でのみ利用でき、それ以外の目的で使うには支援者ごとの同意が必要です(利用規約 第16条)ので注意が必要です。


量産の前に予約を集めると、支出の順番が変わる

ものづくりでは、金型・初回ロット・保管という3つの支出が、売上より先に発生します。予約を先に集めると、この順番を入れ替えられます。


開発資金は、融資や補助金の対象になる場合もあります。ただし融資には返済があり、補助金は返済こそ不要なものの、対象になるのは原則として採択後に発注する経費で、入金は費用の支払いを終えたあとです。いずれも「その商品が売れるかどうか」には答えてくれません。自己資金なら制約はないものの、需要を読み違えたときの損失のリスクが大きいです。予約販売クラウドファンディングでは、資金と需要の確認が同時に進む点が大きく違います。


ただし、予約を集めてから発注するということは、支援金の入金と発注の支払期日が前後する可能性があるということでもあります。この点は実務の要点で詳しく解説いたします。


先行販売の手段のなかで、なぜクラウドファンディングを選ぶのか

先に売る手段は他にもあります。自社ECの予約受付、展示会、小売への商談、受注生産の告知です。クラウドファンディングが違うのは、集客と決済と説明の場が1つにまとまっている点です。


手段集客つくる前に代金を受け取れるか開発の背景を伝えられるか
クラウドファンディング掲載面の利用者に届く受け取れる本文と活動報告で伝えられる
自社ECの予約受付自分で集める必要がある受け取れる商品ページの範囲
展示会来場者に限られる商談次第対面で伝えられる
小売への商談店舗の客層に届く納品後の支払いが一般的売り場の説明に委ねる
 ← スクロールできます → 

すでに自社に集客の仕組みがある場合は、自社ECの予約受付のほうが手数料はかかりません。はじめての商品で、届ける相手をまだ持っていない段階ほど、CAMPFIREなどのプラットフォームの利用者に届くことの価値が大きくなります。


新商品・ガジェット・プロダクトの成功事例7件

実際に商品化まで進んだ7件を取り上げます。目標の置き方とリターンの設計に注目してみましょう。


最初で最後。カバン職人と製本職人が本気で作る #カワニシカバンレザーブック

目標金額5,000,000円に対して支援総額28,208,000円、達成率564%、支援者数1,030人で終了したプロジェクトです。

参考にできるポイント

  • 香川県高松市に店舗と工房を構えるカバンメーカーが、カバンづくりの技術と製本の技術を組み合わせた革製本を新商品として立ち上げました。既存商品の延長ではなく、職種の違う職人が組んで初めて成立する商品です。
  • リターンには、創業期を支えた人気カバンのプロジェクト限定版と、支援者の名前を本に記載する枠を用意しています。商品そのものに加えて、参加した記録が残る形をつくったことで支援者数が1,000人を超えました。

最初で最後。カバン職人と製本職人が本気で作る #カワニシカバンレザーブックのCAMPFIREプロジェクトページ。支援総額28,208,000円・達成率564%
カテゴリ/プロジェクトオーナープロダクト/法人(カワニシカバンプロダクト)
目標金額5,000,000円
支援総額28,208,000円(達成率564%
支援者数1,030人
実施期間2025/10/11〜2025/11/30(51日間)
リターン型購入型(限定版・支援者名の記載あり)/All-in方式
プロジェクトURLプロジェクトページ
 ← スクロールできます → 

遊び心と機能美が融合した、支払いをショーに変える、大人のための新世代ウォレット

目標金額100,000円に対して支援総額6,414,296円、達成率6,414%、支援者数473人で終了したプロジェクトです。

参考にできるポイント

  • 機構部分の動きを見せるミニマル財布で、国内では2回目の先行販売にあたります。掲載面はガジェット関連に特化したmachi-yaを選んでいます。
  • リターンは一般販売予定価格17,600円(税込)を明示したうえで、超早割20%OFFの14,080円、12%OFFの15,488円と段階を分け、セットでは最大23%OFFまで幅を持たせています。支援後の活動報告では、想定を上回る支援で量産体制が整った場合に販売価格が予定を下回る可能性があることも先に伝えています。

遊び心と機能美が融合した、支払いをショーに変える、大人のための新世代ウォレットのCAMPFIREプロジェクトページ。支援総額6,414,296円・達成率6,414%
カテゴリ/プロジェクトオーナープロダクト/法人(MONO PLUS合同会社)
目標金額100,000円
支援総額6,414,296円(達成率6,414%
支援者数473人
実施期間2026/02/12〜2026/03/31(48日間)
リターン型購入型(超早割20%OFF・12%OFF・セット割)/All-in方式
プロジェクトURLプロジェクトページ
 ← スクロールできます → 

日本人のための次世代ワーキングチェア | ZaRAKUエルゴノミクスチェア

目標金額100,000円に対して支援総額4,814,283円、達成率4,814%、支援者数94人で終了したプロジェクトです。

参考にできるポイント

  • 希望一般販売価格76,800円のワークチェアを、超早割30%OFFの53,700円から並べています。単価が高いため支援総額は4,814,283円になりました。
  • 製造は海外の工場で行い、自社倉庫へ輸入して検品してから国内配送する流れを本文で説明しています。通関手続きや物流の混乱で1か月を超える遅れが出る可能性があることも、支援を受ける前に書いています。

日本人のための次世代ワーキングチェア | ZaRAKUエルゴノミクスチェアのCAMPFIREプロジェクトページ。支援総額4,814,283円・達成率4,814%
カテゴリ/プロジェクトオーナープロダクト/法人(合同会社Ryoboo)
目標金額100,000円
支援総額4,814,283円(達成率4,814%
支援者数94人
実施期間2025/07/25〜2025/08/31(38日間)
リターン型購入型(超早割30%OFF・早割25%OFF)/All-in方式
プロジェクトURLプロジェクトページ
 ← スクロールできます → 

【頭痛ーる×アットアロマの共同開発】“持ち歩ける”気象病サポートアロマが誕生!

目標金額3,000,000円に対して支援総額3,773,209円、達成率126%、支援者数309人で終了したプロジェクトです。

参考にできるポイント

  • 気象病対策アプリの運営会社が、アロマメーカーと組んで持ち歩けるロールオンタイプを開発しました。同じアプリのプロジェクトとしては3回目にあたり、前回までの内容を踏まえて「気軽に持ち歩ける」というテーマを立てています。
  • 目標金額を3,000,000円と高めに置いたため達成率は126%です。達成率は目標金額に対する比率なので、目標の置き方で見え方が変わります。すでに利用者がいるサービスから商品をつくる場合は、初期費用を賄える水準を目標に置くという考え方もあります。

【頭痛ーる×アットアロマの共同開発】“持ち歩ける”気象病サポートアロマが誕生!のCAMPFIREプロジェクトページ。支援総額3,773,209円・達成率126%
カテゴリ/プロジェクトオーナービューティー・ヘルスケア/法人(頭痛ーる)
目標金額3,000,000円
支援総額3,773,209円(達成率126%
支援者数309人
実施期間2025/07/10〜2025/09/25(78日間)
リターン型購入型(共同開発商品)/All-in方式
プロジェクトURLプロジェクトページ
 ← スクロールできます → 

【イヤホンからの解放】枕の下に挟むだけの骨伝導スリープスピーカーver.3.0

目標金額50,000円に対して支援総額1,670,356円、達成率3,341%、支援者数188人で終了したプロジェクトです。

参考にできるポイント

  • 枕の下に入れて使う骨伝導スピーカーの3代目です。これまではガジェット関連に特化したmachi-yaで実施しており、今回はCAMPFIREの通常の掲載面で募集しています。同じ商品ラインでも、代を重ねるときに掲載面を変えるという選択があります。
  • リターンは一般販売予定価格9,460円に対する早割15%OFFの8,041円が中心で、各300名の数量上限を付けています。アイマスクを組み合わせた快眠セットは21%OFFとし、単品より割引率を上げています。

【イヤホンからの解放】枕の下に挟むだけの骨伝導スリープスピーカーver.3.0のCAMPFIREプロジェクトページ。支援総額1,670,356円・達成率3,341%
カテゴリ/プロジェクトオーナープロダクト/法人(垣衣合同会社)
目標金額50,000円
支援総額1,670,356円(達成率3,341%
支援者数188人
実施期間2025/10/15〜2025/11/17(34日間)
リターン型購入型(早割15%OFF・快眠セット超早割21%OFF/各300名限定)/All-in方式
プロジェクトURLプロジェクトページ
 ← スクロールできます → 

燕三条の職人技で仕上げた、軽さ・強さ・美しさを兼ね備えたチタン製の超薄型名刺入れ

目標金額10,000円に対して支援総額1,638,900円、達成率16,389%、支援者数226人で終了したプロジェクトです。

参考にできるポイント

  • 新潟県の燕三条で純チタンを加工した、重さ19gの名刺入れです。掲載面はmachi-yaで、金属加工の技術を新しい日用品に転用した形になります。
  • 一般販売予定価格6,000円に対して超早割15%OFFの5,100円、早割10%OFFの5,400円という小さな価格帯です。リターンには割引率が送料を含む合計金額に対するものであることと、適格請求書に対応しないことを明記しています。

燕三条の職人技で仕上げた、軽さ・強さ・美しさを兼ね備えたチタン製の超薄型名刺入れのCAMPFIREプロジェクトページ。支援総額1,638,900円・達成率16,389%
カテゴリ/プロジェクトオーナープロダクト/法人(TSUBANE PROJECT)
目標金額10,000円
支援総額1,638,900円(達成率16,389%
支援者数226人
実施期間2026/06/03〜2026/08/21(80日間)
リターン型購入型(超早割15%OFF・早割10%OFF)/All-in方式
プロジェクトURLプロジェクトページ
 ← スクロールできます → 

【噴射×吸引】スマホサイズで風速35m/s。デスクに置きたい2in1エアダスター

目標金額300,000円に対して支援総額1,041,562円、達成率347%、支援者数101人で終了したプロジェクトです。

参考にできるポイント

  • 噴射と吸引を1台にまとめた小型のエアダスターです。性能そのものに加えて、しまい込まずにデスクに出しておける見た目を訴求の軸にしています。同じ用途の商品がすでに市場にある場合、何を新しさとして置くかを示した例です。
  • 目標金額を300,000円に置き、達成率は347%でした。配送に関する記載が本文で繰り返されており、量産と発送の見通しを支援前に共有する形をとっています。

【噴射×吸引】スマホサイズで風速35m/s。デスクに置きたい2in1エアダスターのCAMPFIREプロジェクトページ。支援総額1,041,562円・達成率347%
カテゴリ/プロジェクトオーナープロダクト/法人(PLUSDEN)
目標金額300,000円
支援総額1,041,562円(達成率347%
支援者数101人
実施期間2025/06/27〜2025/08/10(45日間)
リターン型購入型(一般販売予定価格を明示)/All-or-Nothing方式
プロジェクトURLプロジェクトページ
 ← スクロールできます → 

事例7件の横断比較表

7件を並べると、目標金額の置き方が大きく違うことがわかります。


プロジェクト目標金額支援総額(達成率)支援者数商品の段階
カワニシカバンの革製本5,000,000円28,208,000円(564%)1,030人自社の技術を活かした新商品を立ち上げる
Mech Wallet100,000円6,414,296円(6,414%)473人海外で実績のある商品を、国内で2回目の先行販売にかける
ZaRAKUワークチェア100,000円4,814,283円(4,814%)94人高単価の家具を、在庫を持たずに初回生産する
気象病サポートアロマ3,000,000円3,773,209円(126%)309人既存サービスの利用者に向けて、別業種と組んで商品をつくる
骨伝導スリープスピーカー50,000円1,670,356円(3,341%)188人改良を重ねた3代目を、別の掲載面で売る
燕三条の純チタン名刺入れ10,000円1,638,900円(16,389%)226人地域の加工技術で、単価の低い日用品をつくる
2in1エアダスター300,000円1,041,562円(347%)101人既存カテゴリの商品に、置き場所という価値を足す
 ← スクロールできます → 

目標金額を100,000円以下に置いた事例が7件中4件あります。一方で、初期費用を賄える水準を目標にした事例は3,000,000円と5,000,000円で、達成率はそれぞれ126%と564%です。どちらが良いということではなく、目標金額は資金として必要な額から決めましょう。


7件に共通していた4つの設計

掲載面も価格帯も違う7件ですが、リターンの組み立て方には共通する型がありました。はじめて先行販売を設計するときの手がかりになります。


1つ目|一般販売の予定価格を先に書いている

割引率を示した事例はいずれも、一般販売予定価格を書いたうえで、そこからの割引として価格を並べています。将来の販売価格と比べて安いことを示すには、CAMPFIREの審査基準で合理的かつ確実な販売計画が求められます。送料や税を含むかどうかも記載しましょう。


2つ目|割引率を段階に分け、数量の上限を付けている

超早割・早割・通常という段階を設け、それぞれに数量の上限を置く形が共通していました。早い段階の支援ほど割引率が高く、上限に達すると次の段階へ移ります。セット商品では単品より割引率を上げ、まとめて購入する動機をつくっています。


3つ目|出荷が遅れる可能性を、支援を受ける前に書いている

部材の供給状況や製造工程の都合、輸入時の通関手続きによって出荷時期が遅れる場合があることを、リターンの説明に含めている事例が複数ありました。後から伝えるのではなく、支援を受け取る前に書いておくことで支援者の方に不安を与えないようにします。


4つ目|量産が進んだ場合の価格変動にも触れている

想定を上回る支援が集まって量産効率が上がった場合、正規販売価格が予定価格を下回る可能性があることを書いた事例がありました。ただし予定価格の変更に触れる書き方は、審査基準で慎重な検討が求められます。


量産に入る前に、その商品が売れるかを確かめたい方へ

CAMPFIREなら、在庫を持つ前に予約を集めて、集まった数から初回の生産数量を決める順序をつくれます。

・掲載は無料。不成立なら費用は一切かかりません
・1プロジェクト1担当者制で、ページ構成やリターン設計をサポート
・試作段階での掲載可否や価格の書き方も、応募前にご相談いただけます




CAMPFIREで新商品を先行販売するメリット

CAMPFIREでは、量産をしていない段階から掲載でき、集まった支援を初回の生産数量に使えます。これまでに約124,000件のプロジェクトが生まれ、のべ約1,500万人が支援しています(CAMPFIRE 統計データ)。


量産前でも掲載できる

在庫を持っていることは掲載の条件ではありません。募集期間中に集まった数量をもとに初回のロットを決められるため、つくってから売る順序を、売ってからつくる順序に変えられます。


商品の種類を問わず、掲載面を選べる

ガジェット関連に特化したmachi-yaのほか、CAMPFIREの通常の掲載面があります。掲載事例では、同じ商品ラインでも代を重ねるときに掲載面を変えたものがありました。商品の性質と、届けたい相手に合わせて選べます。


ほかで実施した商品でも掲載できる

別のクラウドファンディングで先行販売した商品でも、CAMPFIREでは掲載できます(他社のクラウドファンディングと併用することはできますか?)。新たに掲載をする意図や、前回との差分などをわかりやすく記載することで、より支援者の納得感を得られます。


最初の顧客が、次の商品の相手になる

CAMPFIRE支援してくださった方には活動報告を届けられます。発送の連絡だけでなく、次の色や仕様を一緒につくるファンになってくれる可能性があります。


不成立なら費用がかからない

手数料は、プロジェクトが成立した場合にのみ発生します。初期費用と掲載費用はかからず、All-or-Nothing方式で目標金額に届かなかった場合は、支援金が全額返金され、手数料も発生しません。


CAMPFIRE本体とmachi-yaの使い分け

CAMPFIREには、通常の掲載面とガジェット関連に特化したmachi-yaがあります。手数料とサポートの内容が違うため、商品の性質と準備できる期間で選んでいただく形になります。


比較項目CAMPFIREmachi-ya
利用手数料(別途消費税)12%20%
決済手数料(別途消費税)5%5%
得意な領域分野を問わないデジタル家電・小物などのガジェット関連
特徴掲載カテゴリが広く、幅広い層に届く専任担当者が付き、提携メディアで記事として紹介される
 ← スクロールできます → 

手数料の詳細はCAMPFIRE掲載時の手数料をご覧ください。machi-yaは会員数が約11万人で、2019年のサービス開始以降、累計1,500件以上のプロジェクトを掲載しています(machi-yaとは)。


手数料の差は、記事としての紹介や専任担当者のサポートを含むかどうかの差です。商品の見せ方から相談したい場合や、ガジェットに関心の高い方へ届けたい場合はmachi-ya、分野を問わず広く届けたい場合や手数料を抑えたい場合はCAMPFIREが向いています。


クラウドファンディングのあとに広がる販路

募集が終わったあとは、自社のECや小売への商談へ進む方が多くいらっしゃいます。先行販売で残った販売数量と支援者の反応は、そのまま商談の材料になります。


CAMPFIREでは、ビックカメラの仕入れ担当者による審査を経て、募集終了後の店頭販売につなげる取り組みビッグFIREを実施しています。現在のエントリー期間は2025年12月1日から2026年11月30日までです。審査があるため、採用や販売が確約されるものではありませんが、新たな販路開拓のチャンスにもなります。


販路を広げる前提で実施する場合は、募集期間中の売れ方を記録しておきましょう。どの価格帯が先に埋まったか、どの色や仕様が選ばれたかは、小売との商談でそのまま使える数字になります。


ガジェット・プロダクトの掲載を検討している方へ

商品の性質に合わせて、掲載面と進め方をご案内します。販路を広げたい場合は、店頭販売につなげる取り組みへのエントリーもご検討ください。



実施する前に決めておく7つのこと

先行販売では、支援を受け取ってから商品を届けるまでに時間があります。その間に起きうることを、募集を始める前に決めておきます。


公開後に変更できない項目を先に固める

タイトル・目標金額・募集期間・募集方式・カテゴリ・リターンの内容は、公開したあとは変更できません(公開後にプロジェクト内容は変更できますか)。メイン画像・概要文・本文・リターンの追加は編集できますが、編集後に再度の申請が必要です。


募集方式を、生産の条件から選ぶ

All-or-Nothing方式は目標金額を達成した場合のみ成立し、届かなければ支援金は全額返金され、リターンを届ける義務も発生しません。All-in方式は1件でも支援があれば成立し、達成の有無にかかわらずリターンの履行義務が生じます。最低ロットに届かないと生産できない商品なら、All-or-Nothing方式が適しています。


入金の時期を、発注の支払期日から逆算する

支援金は募集終了日に自動で振込申請が行われ、当月末締めで翌月末日に振り込まれます(支援金が振り込まれるのはいつになりますか)。それより早く必要な場合は早期振込サービスで最短4営業日に短縮できます。手数料は支援総額20万円未満で1万円、20万円以上で支援総額の5%です(いずれも税抜)。


手数料を含めた原価を先に計算する

利用手数料はCAMPFIREが12%、machi-yaが20%で、これに決済手数料5%が加わります(いずれも別途消費税)。割引価格から手数料を引いた額が、製造と発送に使える金額です。


納期の遅れと、そのときの連絡手段を決めておく

部材の供給や製造工程の都合で、予定した時期に間に合わないことがあります。掲載事例では、遅れる可能性をリターンの説明に含めたうえで、実際に遅れた際は活動報告で経緯を伝えていました。遅れ自体より、連絡がないことのほうが問題になるため、迅速かつ誠実な対応を心がけましょう。


不良対応と保証の範囲を決める

量産品には一定の割合で初期不良が出る可能性もあります。万が一不具合があったときの連絡先、交換や返金の条件、受付期間を募集ページに書きます。保証を付ける場合期間と対象範囲も示します。


権利と表示の扱いを確認する

他社の製品名の表記、意匠や特許の扱い、食品や化粧品にあたる商品の表示など、商品の種類ごとに確認が必要な項目があります。詳しくはCAMPFIREにおけるプロジェクトの審査基準をご覧ください。


新商品の先行販売は、1回で終わらないことが多い

掲載した7件のうち3件が2回目以降の実施でした。国内で2回目のもの、同じアプリで3回目のもの、3代目のものです。1回目の書き方が、次を出しやすくするかどうかを決めます。


「最初で最後」と書くなら、そのとおりにする

カワニシカバンの革製本は、商品名に「最初で最後。」と入れています。希少性が支援の理由になる一方で、同じ商品で次を出すことは選びにくくなります。次を残すなら、限定するのは数量・仕様・時期のいずれかに絞る形もあります。


商品名に代を入れると、次を説明しやすい

骨伝導スリープスピーカーは商品名に「ver.3.0」と入れています。何代目かが名前で分かると、前回との違いを説明しやすくなります。


追加生産や再販など、2回目以降の手順は2回以上のクラウドファンディング成功ノウハウ・事例5選にまとめています。


扱う商品の種類によって、確認する項目が増えます

ここまでは新商品を先行販売する場合に共通する進め方をまとめました。扱う商品の種類によっては、これに加えて先に確かめておくことがあります。


  • 海外商品の輸入・代理店:最低発注数量、発注期限、認証や許認可の扱いが加わります。
  • ファッション・アパレル:サイズ展開、交換の可否、品質表示の扱いが加わります。
  • 伝統工芸・職人のものづくり:受注生産の数量、監修や権利の表記が加わります。

よくある質問

Q. 新商品・ガジェット・プロダクトをCAMPFIREで先行販売する際に確認すべきポイントを教えてください。

CAMPFIREでは、量産の前に予約を集めて、集まった数から初回の生産数量を決められます。確認しておきたいのは3点です。1つ目は、一般販売の予定価格を書いたうえで割引率を設計すること。2つ目は、タイトル・目標金額・募集期間など公開後に変更できない項目を先に決めること。3つ目は、発送時期と、遅れたときの連絡手段を用意しておくことです。


Q. 作り手のこだわりや開発の背景を伝えながら先行販売できる仕組みはありますか?

プロジェクトページは本文の分量に制限がないため、開発の経緯や試作の過程を写真とあわせて載せられます。職種の違う職人が組んだ理由や、素材を選んだ背景を本文で説明したうえで販売するケースがあります。価格とスペックだけでは伝わらない部分を先に読んでもらえる点が、一般的な販売との違いです。


Q. ファンや利用者と一緒にオリジナル商品をつくることはできますか?

できます。すでにサービスの利用者がいる場合は、その方々に向けて商品をつくる形が取れます。アプリの運営会社がアロマメーカーと組み、3回目のプロジェクトとして持ち歩ける形の商品を開発をする事例もあります。支援者は購入者であると同時に、つくる過程に加わった人として活動報告を受け取ります。


Q. 量産前の試作段階でも掲載できますか?

試作段階での掲載自体は可能ですが、実現できる見通しが立っていることが前提になります。審査ではリターンを履行できるかを確認しています。製造先や部材の見込みが立っていない状態では、募集期間中に判断がつかないため、先に量産の見通しを立ててからご応募いただくとスムーズです。


Q. テストマーケティングとして使う場合、何を見ればよいですか?

支援総額だけでなく、リターンごとの売れ方を見てみましょう。どの価格帯が最初に埋まったか、セットと単品のどちらが選ばれたか、色や仕様の選択肢に偏りがあったかは、次の生産数量と品揃えを決める材料になります。


Q. 一般販売の予定価格は書く必要がありますか?

割引を示す場合は、比較対象となる価格を書きましょう。根拠のない価格を並べて割引に見せることは、審査基準の価格表示に関する項目で認められていません。掲載事例では、一般販売予定価格を明記したうえで割引率を段階的に並べ、送料や税を含むかどうかも書き添えましょう。


Q. クラウドファンディングのあと、店頭やECにつなげることはできますか?

できます。募集終了後にご自身のECや小売への商談へ進む方が多く、CAMPFIREでもビックカメラの仕入れ担当者による審査を経て店頭販売につなげる取り組みを実施しています。ただし審査があるため、採用や販売が確約されるものではありません。


Q. 同じ商品でもう一度実施したい場合はどうすればよいですか?

一律にできない運用ではありませんが、前回との差分の説明が必要になります。完売後の追加生産、買い逃した方への再販、改良版や新色の販売といった目的ごとに、価格差や前回支援者への案内の考え方が変わります。詳しくは2回目以降の起案を扱った記事をご覧ください。


関連記事

テストマーケティングとしての使い方はこちら。
テストマーケティングをクラウドファンディングで成功させる方法と事例集

2回目以降の実施はこちら。
2回以上のクラウドファンディング成功ノウハウ・事例5選

物販での活用はこちら。
クラファンで物販を成功させる!おすすめの理由から成功事例やコツまで徹底解説

手数料と総費用の比較はこちら。
【CAMPFIRE比較表あり】クラウドファンディングの手数料を徹底解説!

掲載基準の全体像はこちら。
CAMPFIREの掲載基準を知ってスムーズに公開しよう

カテゴリ横断の事例はこちら。
【2026年最新】お手本にしたいクラファン成功事例57選


新商品の先行販売に迷ったときは


試作段階でも掲載できるのか、価格をどう書けばいいのか、発送はいつに設定すべきか。判断に迷う点があれば、応募前にCAMPFIREへご相談ください。

1プロジェクト1担当者制で、ページの構成やリターンの設計までご一緒します。はじめて起案する方向けの無料セミナーも開催しています。

つくる商品と生産の条件が決まっている方


まず他の事例を見たい方