はじめに

太陽光発電は、本当は良いモノなのに、様々な事情で誤解も深いです。

そこで、アプリを作って、
メンテナンスを簡単にして、発電量を増やす」

たくさんの人に使ってもらって、
「より環境に優しい設置方法を公開する」
という事をしたいのです。

太陽光発電がもっと良くなれば、建物にもっと設置されるようになります。
その事で、地球温暖化を止め、原発もやめられると思います。

そして、未来の子供達へ、綺麗な地球を繋ぎたいのです。


太陽光発電とは

今、私達が日々使っている、石油・ガス・石炭などは、大昔に光合成で作られたものです。
また、日々の食事も太陽のエネルギーを植物が貯めたり、その植物を動物が食べたりしたものです。

つまり、多くのエネルギーの元は太陽光なのです。

私たちは毎日、電気を使っています。
ソーラーパネルで太陽光を電気に変換するのが、太陽光発電です。

太陽光発電は発電時に石油やガスや石炭を使いません。
環境に優しいため、世界中でたくさん設置され始めて10年以上が経過しました。

車も毎日10年間使えば壊れてきますが、太陽光発電も「故障する設備」も増えてきました。
太陽光発電設備を設置しても、正常に発電していなければもったいないです。


メンテナンス(整備・維持・保守・点検・手入れ)は重要!

太陽光発電設備も車と同じで機械のため、いつか壊れます。
また、当たり外れで早く壊れることもあります。

車の場合は、キーを回したり、アクセルを踏んでも動かなければ、故障かなと気が付きます。
日々、車を使う事で、点検しているのです。

しかし、多くのパネルは、屋根上などの目の届きづらい場所にあります。
電気は目に見えないため壊れていてもわかりづらいのです。
確認できるのは発電量ぐらいです。

発電量は、天気に左右されます。
つまり、発電量が減っていても、天気が悪いのか故障なのか、原因がわかりません。

結果、手入れされていない太陽光発電設備が増え、発電していても壊れている等が起こり始めました。

点検をしなければ、正常に発電しているかわかりません。
設置したのに発電していなければ、もったいないです。

異常に気が付けば、屋根のパネルを確認し、砂などで汚れていれば洗い流すという手入れもできます。

少ないメンテナンスだからこそ、何をするのかが重要なのです。


アプリについて

国が推奨する太陽光発電設備の管理マニュアルにも、毎月の発電量の確認が求められています。
(参照:なっとく!再生可能エネルギー Q2-53(経済産業省)

しかし、天気に左右される発電量だけでは、正常に発電しているかわかりません。

そこで、設置状況と気象情報から想定発電量を計算し、発電量と比較することで、故障がわかるようになります。
さらにわかりやすくするために、一致率(発電量÷想定発電量)のグラフを追加しています。
上記の場合は一致率が7月は100%だったのに、8月に80%に下がったため、発電量が減っている可能性がある、つまり、故障が疑われます。


メーカーのモニター(計測器)は、発電量しか分からない製品が多いです。
発電量だけでは何もわからないため、モニターを見ないという方も多いです。

設備には10~25年の長期保証がついていますが、メンテナンスしていなければ気が付かないのです。 

パネルは10年保証だったため、あと数ヶ月、早く気がつけば、保証対象だったという下記のような事例もあります。
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設置して11年目に、電気料金の支払いが2倍になっている事に気がつきました。
(モニターは5年目に壊れましたが、何年も見ていなかったため修理しませんでした。)
電気工事屋さんに点検してもうとパワコンの故障で全く発電していませんでした。
パワコンを取り替えると発電するようになりましたが、発電量は当初の70%でした。
パネルの多くが故障していたのです。
パネルの修理費が高く、発電量が低いまま使い続けることになりました。
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いつから故障していたかもわかりませんので、とてももったいないです。 

アプリで毎月、発電量を確認すると故障を早く発見できます。

そこで、メンテナンスされていない設備を、オーナー自らが管理できるようになるアプリを開発したいのです。
※上記は、今後、想定している内容で、このプロジェクトですべてを実装できるわけではありません。

解決したい社会課題

地球温暖化により海面上昇や凶作や不漁が起きると言われています。

出典:ハザードマップポータルサイト

石油やガスなどの化石燃料を使うことにより、地球温暖化が加速すると言われています。
海面上昇が起きれば、沿岸部の平地が浸水し、若い人や自分の子供たちが将来的に住みづらくなると思います。
(参考: 地球温暖化の現状(環境省)

しかし、個人ができる効果的な温暖化対策は少ないです。
太陽光発電設備を設置することは、地球上のどこでもできます。
そのため、世界中で太陽光発電のような再生可能エネルギーを増やそうとしています。

計算根拠:表示ガイドライン2021 年度(太陽光発電協会)

火力発電は、発電する時に化石燃料が大量に必要です。
対して、太陽光発電は、燃料を使わず20~30年使用できます。
そのため、製造から廃棄に使うエネルギーの8~30倍のエネルギーを得ることができます。
(参考: 太陽光発電のエネルギー収支(産業総合研究所)

最近は、電気が足りないため、原発を使うという考えもあるようです。
しかし、福島の原発事故では、今でも大きな問題を出し続けています。
さらに、核廃棄物の最終処分場も決まっていないです。
(参考:原子力政策の状況について(経済産業省)放射性廃棄物について(経済産業省)

発電コストは安いかも知れませんが、安ければ良いのでしょうか?
多くの痛みや争いを生み出しているように感じます。
太陽光発電の量を増やして、原発を徐々にたたんで、原発ゼロに貢献できればと思っています。

日本は、CO2の排出量を減らすために、150兆円かかるといっていますが、設置済みの太陽光発電の発電量を最大化することは、環境的にも経済的にも効果的です。
(参考:我が国の地球温暖化対策に関する最近の動向(経済産業省)

また、太陽光発電の設計は難しいのですが、運用実績のある設備の情報を集めることで、より長く使えるようにする事は重要だと思います。


課題と向き合うきっかけや経緯

私は以前、大型イベント施設の管理をする仕事をしていました。
その時、東日本大震災があり、安全対策や省エネ改修する中で、太陽光発電を知りました。

個人でできる効果的な地球温暖化対策は少ないです。
太陽光発電は、設置単価も安くなり、世界中で活用されています。
設備の製造から撤去に必要なエネルギーも発電で1~3年で回収できると言われています。
(参考:太陽光発電のエネルギーペイバックタイム・CO2ペイバックタイムについて(産業総合研究所)

そこで、私も自宅に設置しました。
毎月の発電量を自分でEXCELのグラフを作成して管理していたのですが、分かりづらくとても面倒でした。

計測器の後付けも考えましたが、良いモノはどれも産業用で高く手が出ませんでした。

また、自宅の太陽光発電設備のパネルも2年で1枚が故障しました。
(上の写真は自宅の故障したパネルの赤外線写真です。白くなっている部分が発熱しています。
普通にモニタを確認するだけでは気がつかない故障でした。)
最新の高効率パネルだったのですが、第三者調査機関の試験では壊れやすいとされる種類だったのです。

さらに、よく調べると設計や工事の手法や計測器の内容に様々な疑問を感じました。
そこで、太陽光発電をもっと良くするために、太陽光発電の問題点を解決したいと思ったのです。

手軽に使ってもらえるアプリを作って、無料で提供することで、太陽光の発電量を増やしたいのです。


このプロジェクトで実現したいこと

現在、大学時代の友人と二人で休日などに(妻や子供に怒られながら。笑) プログラムを書いて、1年半かけて簡易的な診断を行うテスト版を作成しました。

太陽光発電をお持ちの方は、テスト版を使ってみてください!

システムの仕様として気をつけていることは、ユーザー視点で良心的なサービスであることです。

実際のデータを12件入れてみたところ、不具合が4件発見できました。
逆に言えば、正常に動いている事を確認できた設備もあるということです。
システムの使い方の事例

しかし、開発しても多くの人に使ってもらわなければ意味がありません。 
多くの人に使ってもらうには、広報が必要です。
テスト版をお知り合い等に薦めて頂けると嬉しいです!)

そして、現在開発中のシステムには、下記の様な未実装の部分や不具合が多く、便利に使っていただくには、まだ十分だと言えません。

・複数の屋根の角度の設置に未対応
・複数のメーカーの実績データ形式(CSV等)に未対応
・入力項目が少ないため十分な情報が得られていない

・情報入力の簡単化
・パネルの種類(薄膜やHIT)に未対応
・気温の影響の精度があらい
・雪の影響が考慮できていない
・気象データの不具合がある場合にわからない
・気象の測定場所から離れると想定精度が低い

・蓄電池やEV(電気自動車)の導入検討計算機能が無い
・データ分析機能が無い

個人で完成させるには限界を感じたため、広報費と開発費を支援して頂きたいのです。


資金の使い道

資金は9%(税別)をGoodMorning(CAMPFIREの「ソーシャルグッド」カテゴリ)の手数料として、その他は、広報費(google広告やfacebook広告など)、クラウド利用料、開発費(人件費、外注費)に充てる予定です。

現在、200万円ぐらいが不足しているのですが、その半分ぐらいご支援頂けると有り難いと思っています。

また、リリース後も基本は無料でご利用頂く予定です。
運用費(クラウド利用料等)については、アプリ内の広告、有料会員(広告の非表示や機能の追加)を予定しています。


実施スケジュール

現在 テスト公開中(開発継続中)
2022年11月 クラウドファンディング終了
2022年12月 ホームページにスペシャルサンクス掲載
2023年2月 正式版リリース予定

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
※目標金額に満たない場合は、実装される機能が少なくなったり、リリースが遅れる場合があります。


リターン

    3,000円 応援コース《お礼のメール》
  10,000円 支援コース《開発協力者としてホームページにスペシャルサンクス2年間表記》
  30,000円 全力応援コース《お礼のメール+スペシャルサンクス2年間表記》
 100,000円 10名 先取コース《開発バージョンの利用》
 300,000円 4名 広告コース《広告枠を1年間ご提供》
 600,000円 2名 ご提案コース《開発内容の1回の提案+開発バージョンの利用》
1,000,000円 1名 共同開発コース《開発内容の1年間の提案+開発バージョンの利用》 

※開発バージョンをご利用いただく事で、太陽光発電設備の故障が発生した時に、早く気が付くことができ、発電の機会損失を防ぐ事ができます。

※システム(テスト版、開発バージョン、リリース版)をご利用される場合は、パソコンもしくはスマートフォンのブラウザでインターネットが閲覧できる必要があります。古いブラウザや一部のブラウザは対応しておりませんので、テスト版にてご確認ください。

※開発に時間がかかるため、リターンの時期が遅くなることをご了承ください。多くのご支援が集まった場合は、外注によりリリース時期が早くなる可能性があります。


最後に

SDGsと言われていますが、何かをする際に金額や経済的な効率を重要視する時代です。
そんな中、自分の時間を大切にし、子供達の未来の時間を奪うような開発が進んでいるように感じています。

言い換えれば、「お金のものさし」や「時間のものさし」の他に「環境のものさし」や「未来のものさし」の重要度を上げる事が必要と思うようになりました。

今の生活でも海面上昇や様々な環境問題が起きないかもしれませんが、起きたときに後悔したくない。
そのために、今、自分ができることをしていきたいと思っています。

最後までお読み頂きありがとうございました。

ご賛同いただき、何かしら創エネや省エネに取り組んでいただければ、嬉しいです。

綺麗な海をいつまでも(近所の海岸で遊ぶ子供達)


備考
※文中の経済産業省、環境省、産業総合研究所、太陽光発電協会、豊橋技術科学大学のリンク先は、このプロジェクトに関係ありません。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください