<はじめに・ご挨拶>

皆さんこんにちは。

私達は、2011年3月11日に起きた東日本大震災で被災し、津波に流されてしまってから、瓦礫の撤去、嵩上げ(かさあげ)、区画整備などで気仙沼での再建ができないまま8年の月日が経ってしまった「気仙沼釜揚げうどん団平」の再建の為に、オーナーの塩田賢一(しおたけんいち)さんと共同でこのプロジェクトを立ち上げました。この8年間様々な壁を乗り越えてきましたが、遂に今年2019年冬に、気仙沼の地で再建するという夢が実現できるところまで辿り着くことができました。

「気仙沼釜揚げうどん団平」は、うどんを中心としたメニューと、近海でとれる新鮮な海の幸の料理、気仙沼ホルモン等の地元の郷土料理を堪能しながら、ビールや地酒を楽しめる飲食店です。この再建は、ただお店を再開するためだけの再建ではなく、「気仙沼の明るい未来への希望の光となる!」という思いが込められています。

この8年間、ご自身のお金と体力を駆使してここまで頑張ってきましたが、再建支援金も期待していたより少額だったため、資金が大幅に足りておりません。是非、皆さんのお力と応援の声を頂きたく、クラウドファンディングを実施させていただきます。今日までの苦労や苦難、葛藤、また塩田さんを応援してきた私達の想いと再建にまでこぎつけることができた喜びを赤裸々につづらせていただきますので、是非最後まで読んでいただけると幸いです。



<塩田さんの今日までの歩み>

▶︎「一生復興だ。気仙沼で自分が前を向いて、街を仲間を元気にするんだ!」

震災から8年。気仙沼出身で気仙沼の為に尽力し続けている塩田さんの活動は、東北の飲食店や復興支援に携わっている人で知らない人はいません。

震災前は、のどかな港町だった気仙沼。

サンマやメカジキ、牡蠣やフカヒレを始めとする新鮮な海の幸が豊富に採れ、豊かな自然との共存が魅力的な町でした。

しかし、2011年3月11日、気仙沼市はとても甚大な被害を受けます。津波で流された町に油が広がり、大火事となって数日間町が燃え続けるという、想像を絶する大被害。市内の中でも、最も被害が大きかった鹿折地区は、被害が大きすぎて復旧の順番が最後に回るという、精神的にも大きな苦しみを背負いました。


▶︎「あの日木にしがみついて津波から助かった命と守り続ける店の看板」

震災当日、塩田さんは津波警報を聞き、家族や知人を高台の避難所までピストン輸送。

逃げ遅れた人がいないか確認している最中に津波が見え、津波到達時にはなんとか近くの木にしがみついて生き残りました。

町の灯りは全て消え、悲しみと静けさに包まれた気仙沼。

しかし津波に流された瓦礫の中からお店の暖簾と木の看板を見つけたのです。その時塩田さんは誓いました。必ず団平を再建すると。


人が気分を変えに、再会しに来る場所を作るために仮設店舗での営業を再開したいと願いますが、被災がひどかった鹿折地区は仮設商店街等の設営に手が回る状況ではなく、塩田さんは「鹿折にもみんなが集まる場所」をコンセプトに、マルシェ(仮設商店街)を作る計画をします。

そして、自ら重機の免許を取得し、ガレキの撤去作業、仮設商店街予定地の土地の借り入れの交渉・土地の整備、店舗集め、行政との交換・書類作成などを行い、『気仙沼鹿折復幸マルシェ』建設の中心となり尽力しました。しかしこの土地が嵩上げすることになり立ち退きにあった為、再びまた別の場所に建てることとなり、その仮設商店街へも前回のマルシェのノウハウを持って駆け回りました。

しばらくすると、その二つ目の場所も契約期限が来てしまい、実質、鹿折復幸マルシェは解散に追い込まれてしまいました。


▶︎「生きていく為に、そしていつか気仙沼で本設する為に、うどん屋を続けなくてはならない。NYへ、東京へ。」 

2度の仮設商店街での営業を終えても、まだまだ区画の問題、嵩上げの問題で本設することができず、それを聞きつけた友人がうどん屋を営業できる店舗を提供。

なんとその場所はニューヨークでした。

塩田さんは一人アメリカに渡り、言葉も勝手も分からないニューヨークで必死に営業を継続できたのは、「絶対に気仙沼で本設するんだ!」その思いの強さからでした。

この時すでに震災から7年。NYでの営業期間が終わってもまだ、気仙沼での再建開始には辿り着けずにいました。


そして次は東京・東日本橋へ。  

沢山の友人の協力もあり、東日本橋店をオープン。東日本橋店には連日塩田さんに会いに来る全国からのお客さんで賑わいました。塩田さんの人柄、諦めない姿勢を知った人たちは皆、“気仙沼には塩田さんが必要だ。塩田さんが戻れば、気仙沼の人達が笑顔になれる!”そう応援を続けてきました。



▶︎「いざ、気仙沼へ」

塩田さんのその姿をずっと見ていた次男の快君が、お父さんが守り続けてきた「団平うどん」と、震災によって背負ってしまった借金を一緒に背負う覚悟を決め、2019年春、2人で気仙沼に戻り、「気仙沼釜揚げうどん団平」の再建に向けた建築をスタートさせました。(地鎮祭の写真:塩田さんのお母様、奥様、ご子息と)



▶︎塩田さんからのメッセージ

ここまでくるのに、道のりはとても長かったです。ようやく再建まで持ち込めました。

今までもたくさんの人に助けて頂いたので、その方々への感謝、気仙沼の人々の力となる為に尽力します。

あと一歩、力を貸してください。



<このプロジェクトで実現したいこと>

震災前の「気仙沼釜揚げうどん団平」に戻るために、そして、今の気仙沼には無い、人々がコミュニケーションの場として集まれる場所を作りたい!

皆様から頂いた資金で下記のものを購入したいと考えています。


▶︎“人が流出し、飲食店がなくなり、暗くなってしまった町に電飾の看板を!”

電飾看板2か所 248万円

(詳細)

・大通りにつけるポール看板(たて6500㎜×よこ2400㎜) 196万円(施工費込)

・店の入り口の看板(たて1100㎜×よこ5600㎜×奥行220㎜)52万円(施工費込)


▶︎“津波で流されてしまってから既製品を使っていた食器に再び名前を!戻ってきたと伝えたい!”

食器費用一部 140万9300円

(詳細)

・団平名入れ丼 200個(1個1890円 合計37万8000円)

・団平名入れ箸 200膳(1本1336円 合計26万7200円)

・スタッフ着用団平名入れTシャツ 50枚(1枚2890円 合計14万4500円)

・団平名入れ小皿 200枚(1個1256円 合計25万1200円)

・団平名入れ湯呑 200個(816円 16万3200円)

・団平名入れれんげ 200個(1026円 20万5200円)


▶︎“ママ達が集まれる場所を!子連れでもゆっくり食事を楽しめる安心の場所を!”

キッズコーナー 41万1800円

・セーフティーマット 28万6200円

・遊具一式 12万5600円


※上記の総額 430万1100円のうち400万円を目標にしています。



<私たちチーム団平のご紹介>

☆さいとうかおり(放送作家)

私は震災当時、ラジオ局で収録をしていました。夢だったラジオマンになれたのに、まさかの大好きなラジオが災害放送に変わり、瓦礫の中の人に「朝まで生きてください。耳を傾け続けてください。」という放送をする日が来るとは思ってもいませんでした。その時、「生きるって何だろうか?」と私の中で深く気づくと同時に、身一つで動ける環境だったので、何かわたしにできる事はないだろうかと東北の復興支援に携わる事を決めました。そして、気仙沼の仮設商店街で塩田さんと出逢いました。“元気”を届けに支援に行ったのに、塩田さんから“元気”をもらいました。塩田さんに会いたくて、何度も気仙沼に足を運び、「ただいま」と塩田さんに会い、この8年間過ごしてきて、私にとってはお父さんがもう一人出来た感覚です。今回、お父さんを助けたい思いと、気仙沼に塩田さんが作るコミュニケーションスペースで、未来の気仙沼が明るく輝く活動が行われていくために、このプロジェクトに参画しました。


☆最上梨沙(フォトグラファー)

私が塩田さんと出会ったのは震災から2年後の2013年3月。震災当時から写真の洗浄、返却や家族写真の撮影などのボランティアをしていた友人達と一緒に気仙沼へ旅をしたのがきっかけでした。まだ当時は瓦礫が残る中、気仙沼鹿折復幸マルシェ内のコンテナに宿泊させていただき、震災の出来事を沢山お話しして下さいました。復興のお手伝いをするつもりが、美味しい団平のうどんを頂き、気仙沼の海の幸を沢山食べて、辛いはずなのに、沢山の気仙沼の人たちの優しさに出会いました。私はこの時、彼らに関わり続けて、彼らの事を伝えていく事が私の役目だと思い、今まで塩田さん達に携わらせていただきました。この8年間、山あり谷あり、いろんな苦労をされてきましたが、気仙沼の人達が集える場所にするためにも、借金をしてでも団平を気仙沼で再開したい、という塩田さんの熱い想いを聞いて、どうにかその想いを実現したいと思い、クラウドファンディングで皆さんのお力をお借りしたく、この企画を立ち上げました。団平復活のために、また、今の気仙沼を知っていただくためにも、是非このクラウドファンディングに参加していただければ幸いです。皆様のご参加お待ちしております。


<リターンのご紹介>

▶︎1,500円

記名 + 団平ステッカー(※気仙沼団平うどんの店内にお名前を刻印したボードを設置させていただきます。)


▶︎3,000円

・記名 + 団平ステッカー + 団平うどんチケット1枚 

◆チケット有効期限→2020年12月末



▶︎5,000円

・記名 + 団平ステッカー + 団平うどんチケット1枚  + 気仙沼特産品(おつまみ)

◆チケット有効期限→2020年12月末



▶︎5,000円ともしびプロジェクトコラボ企画>

震災後、毎月11日に「忘れないをカタチに」と全国各地でキャンドルをともしているプロジェクトです。その後、気仙沼にキャンドル工房が誕生。雇用も生まれ、現在は“復興”だけでなく、“未来”に向かって、アートキャンドルの制作・販売が行われています。気仙沼の綺麗な海をイメージした“シーキャンドル”は、海外へも羽ばたき、気仙沼の魅力を伝えるアート作品となっています。

記名 + Sea Candle(オレンジ色) + 団平ステッカー


▶︎1万円

・記名 + 団平ステッカー + 団平うどんチケット1枚 + 団平Tシャツ

◆チケット有効期限→2020年12月末



▶︎3万円

・記名 + 団平ステッカー + 団平うどんチケット4枚  + 団平丼・団平箸

団平丼は笠間焼伝統工芸士の高野利明さん作の丼になります。写真の丼に団平の文字が付きます。団平箸は徳島県那智町のブランド杉『木頭杉』を厳選した五角形の箸、五稜箸に団平の文字が入ります。

◆チケット有効期限→2020年12月末



▶︎5万円(2パターンからお選びいただけます)

・【通常コース】記名 + 団平ステッカー + 団平うどんチケット4枚 + 気仙沼地酒男山・両国団平ラベル仕様

・【5名様限定】記名 + 団平ステッカー +団平うどんチケット4枚 + 気仙沼地酒男山・両国団平ラベル仕様+団平1日店長権(まかない付き)

店長になっていただく方は、その日限定の団平メニューを何品か考案することができます!その日の為に塩田さんのご友人も集めていただき、現地の方達と交流することが出来ます。1日店長を通して、塩田さんが店長として見聞きして来たことをあなたも体験してみませんか?

※こちらの店長権利付きのリターンですが、当初誤って10万円という表示になっておりましたが、5万円に修正されましたので、そちらにお申し込みください。


◆チケット有効期限→2020年12月末

※こちらの商品はお酒類が含まれますので、下記のお店より発送させていただきます。

〈味屋酒店〉 気仙沼市東新城2-1-4 0226-23-1642 酒販売許可番号:気仙沼ほ第3266号



▶︎10万円(2パターンからお選びいただけます)

・【20名様限定】記名 + 団平ステッカー + 団平うどんチケット4枚 + 団平Tシャツ + 団平丼・団平箸 + 気仙沼地酒男山・両国団平ラベル仕様

※こちらの商品はお酒類が含まれますので、下記のお店より発送させていただきます。

〈味屋酒店〉 気仙沼市東新城2-1-4 0226-23-1642 酒販売許可番号:気仙沼ほ第3266号



・【10組40名様限定】記名 + 団平ステッカー +  団平うどん食べ放題(1組4名様までご案内可能) + 団平チョイス旬の幸プレゼント

◆チケット有効期限→2020年12月末

※こちらの商品は生ものが含まれますので、下記のお店より発送させていただきます。

〈株式会社気仙沼青果物流通市場〉気仙沼市田中前3-9-10 0226-24-0111


▶︎20万円

・【20名様限定】記名 + 団平ステッカー +   2020年夏・気仙沼みなとまつり花火観賞チケット(団平屋上)+飲み放題(オードブル付き)+団平シークレットアイテムプレゼント

※開催日時が決まり次第メールにてご連絡差し上げます。


▶︎100万円

・【1組2名様限定】記名 + 団平ステッカー +  語り部塩田さん付き気仙沼1日街歩きツアー + 団平うどん食べ放題飲み放題(国内の方に限ります・繁忙期はごめんなさい)ツアーは伝承館、大島、おさかな市場、震災にまつわるお話など、気仙沼の名所やその他、歴史、伝統、幸、景色や体験など、ご希望に沿った場所へお連れします。

◆有効期限→2020年12月末   

※気仙沼に遊びに来ていただける日程などメールでやり取りさせていただきます。

※ツアーは現地集合、現地解散になります。



▶︎290万円!!!

・【1名様限定】ウーバー団打つ + 記名 + 団平ステッカー

日本全国どこへでも、塩田さんがあなたの所にうどんを打ちに行って100名様分のうどんをご提供いたします!全トッピング持って行きます!

◆有効期限→2020年12月末

※開催日時など詳細についてメールでやりとりさせていただきます。

※こちらの金額から出張時の交通費、滞在費、様々な経費を使わせていただきます。追加で請求することはありません。


※30000円以上の支援をしてくださった方には、気仙沼釜揚げうどん団平ご来店時に、塩田さんお手製のブイプランターやメカジキの角をプレゼントいたします。)




<実施スケジュール>

「気仙沼釜揚げうどん団平」のオープン日時はまだ決定しておりませんが、今年の12月中にオープン出来る予定です。オープン出来次第、皆様にお礼の品をお届けさせていただきますので、今しばらくお待ちください。台風の影響もあり、オープンが少し遅れていることもあり、申し訳ございませんが2020年3月までには順次お届けいたします。細かいスケジュールは分かり次第、こちらのページにアップさせていただく予定です。



<最後に>

これまで気仙沼釜揚げうどん団平を応援してくださった皆様、やっとやっと再営業をするところまでやってこれました。たくさんの支援、声援を本当にありがとうございました。そして、このプロジェクトを立ち上げるに当たって、写真の提供を快くしてくださった皆様、本当にありがとうございます。

団平の建設をようやくスタートすることができましたが、皆様のお力をお借りして、もう一つ上の段階へ、団平を、気仙沼を押し上げてあげたいのです。

是非あたたかいお力をお貸しください。


今回初めて気仙沼釜揚げうどん団平を知っていただいた方も、ずっとずっと気仙沼の為に頑張って来た塩田さんの行動・活動にご理解をいただけましたら、

是非、これをきかっけに気仙沼釜揚げうどん団平を知っていただき、気仙沼に足を運んでうどんや海の幸を食べてください。

味の保証は、1回でも団平で食事をした人は胸を張っていたします。

一緒に、塩田さんを応援していただけたら幸いです。


最後まで読んでいただいて、本当にありがとうございました。

どうぞよろしくお願いいたします。



<All-in方式の場合>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2020/03/07 12:27

    団平を応援してくださった皆様この度は団平にご支援いただき誠にありがとうございました!皆様から頂いた貴重な支援金を元に、名入りのお箸と丼を購入させていただき、残りの支援金と一緒にお渡しして参りました。お陰様で震災後初めての名入りのお箸と丼をプレゼントすることが出来ました。誠にありがとうございまし...

  • 2019/12/25 13:30

    Merry Christmas☆☆☆皆さん、素敵なクリスマスを過ごしていますか??こんにちは運営スタッフです!残り3日となりました。現在支援人数47名です!ご支援いただいた皆様誠にありがとうございます!今回は団平が建っている場所のことをお話したいと思います。トップに載せた写真は団平の夜の様子で...

  • 2019/12/22 14:03

    皆さんこんにちは!運営スタッフです!現在支援人数が増えまして、46名になりました!ご支援いただいた皆様誠にありがとうございます!今回は「ともしびプロジェクト東京支部」の皆様より応援メッセージが届きましたのでご紹介させていただきます!「団平さん、気仙沼での再建おめでとうございます!これまで気仙沼...

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