今回の新型コロナウィルス感染症流行に伴い
全国公立小中高校の一斉休校となり二週間がすぎました。
その間、私たちTEMILスタッフは自分たちにできることは何か…
考えることと、動くことを止めず、自分たちにできることを行ってきました。
【TEMILでの今後の活動について:TEMIL学童、プライベートファミリープラン】
これからも最大限の安全対策を行ないながら
人混みから離れた自然豊かな神戸三田アウトドアビレッジTEMILで
学びの場、家族のふれあいの場を提供していきたい!
そう思っています。
ラスト1週間、クラウドファンディングも盛り上げていきます!!
◆はじめに
はじめまして。
特定非営利活動法人生涯学習サポート兵庫(以下、SHOSAPO)理事長 山崎清治です。
数あるプロジェクトの中から、このプロジェクトに興味を持っていただき、ありがとうございます。
SHOSAPOでは、これまで無人島一週間自給自足生活や兵庫県徒歩縦断170kmプログラムなど、子どもたちのチャレンジを後押しするプログラムや親子を対象とした自然体験ワークショップ、発達障がいのある子どもたちを対象とした宿泊キャンプなど、様々な対象に体験活動プログラムを提供し、共感と、体験の過程を大切にする時間と空間をプロデュースしてきました。
私自身も、自分の経験やキャンプで出会った子どもたちから学んだことを講演という形で県内外いろんなところでお話しさせていただいています。
これまでと違って、これからの社会は学力や専門知識ではない、非認知能力や社会人基礎能力として主体性・メンタル・ストレスコントロール・内面的な力・人と関わる力…といったものが必要になるといわれています。
だけど、そういった「チカラ」はこれまで通りの学びでは身につきにくいともいわれています。
人に共感したり、自分の役割を見つけたり、チームビルディングをするといったものは、自然体験などの「不便を感じる」という体験を通じて培われていきます。
ですが、私たちはいつの間にか便利を追求して不便を楽しめなくなっていると思いませんか?
今回クラウドファンディングの舞台となる「神戸三田アウトドアビレッジTEMIL」を通じて、子どもたちの学びはもちろん、私たちが忘れかけた「不便の楽しみ」の価値を再確認していきたい!私たちの得意とする「あそびゴコロ」を存分に生かした「体験」を大切にした宿泊施設を作っていきたいと考えています。
どうぞよろしくお願いします。
◆いま、なぜ?〜プロジェクトを立ち上げた背景〜 「神戸三田アウトドアビレッジTEMIL(以下、TEMIL)」は、かつては伊丹市が運営する野外活動センターでした。
1965年に伊丹市が民間の土地を購入して開設。山林を含む約27万平方メートルの敷地に、キャンプサイトや宿舎、体育館、テニスコートなどがあり、ピーク時の1993年には年間約6万人が訪れたといいます。
しかし、レジャーの多様化などを背景に利用者が減少。施設の老朽化も目立ち、維持・管理の費用負担も膨らみ、10年以上、年間約6千万円の赤字が続いていました。
そこで市は、民間事業者へ資産譲渡を行い、2017年4月から一般社団法人プラスネイチャーが運営することとなりました。
私たちSHOSAPOは、このプラスネイチャーの構成団体であり、現在TEMILの管理運営を行っています。
野外活動センターをはじめとする国公立の青少年関連施設数の減少はここだけの話ではなく、全国でも同じ状況です。まだまだ利用できるにも関わらず、利用されず廃墟となったり、取り壊される施設が増えています。
青少年関連施設の減少は、子どもたちの体験する場所と機会を奪っていきます。
子どもたちは、体験の中から様々なことを「まなび」ます。
一見「あそび」にみえるかもしれないその活動は、子どもたちの未来につながる「チカラ」になります。
そのチャンスがなくなっていく…子どもたちの将来に不安を感じます。
私たちはTEMILを「持続可能な運営のできる施設」にすることを目指しています。
◆このプロジェクトで実現したいこと
TEMILには「TEMILBOX」という和室宿泊施設があります。
市から譲り受けたときには、すでに使われていない廃墟で、荒ら家のような状態でした(笑)
蜘蛛の巣をとり、散乱するものを整理し、セルフビルドで壁の補修や障子の張り替え、カーペットの貼り替え…机を手作りしたり、黒板を作ったり…
苦労はありましたが、スタッフと共に「作っていく」ことは、コミュニケーション、共感、役割、感情などたくさんのものを生み出してくれる時間でした。
そして、なんとかプレオープンに漕ぎ付けた!と思った矢先の巨大台風による被害や水道管破裂事件については、追々レポートで…
建物の老朽化は否めず、昨年末には施設全体に水を送り出すポンプが故障、寒空のもとスタッフが交代で「ポンプ係」を行いました。
そんな状況でも、TEMILスタッフは、子どもたちの安全な体験の場を守ることを諦めていません。
TEMILをたくさんの笑顔と笑い声が集まる場所にすべく、日々試行錯誤しています。
現在、自分たちの手で施設にある資材を使い費用削減をしながら、TEMILBOXやバンガロー 、山小屋、キャンプサイトを生まれ変わらそうとしています。
せっかくのこのすばらしい場所をもっといろいろな人に知ってほしい
訪れる人たちが非日常な空間の中で新しい創造ができる環境をつくっていきたい
子どもたちの体験の場を守りたい
そう考えています。
家族連れで子どもが走りまわってはしゃいだり
大人数で焚き火を囲んでわいわいと語り合ったり
子どもたちの体験にゆっくりと寄り添ったり
親子の「はじめて」を全力で応援できる
そんな「体験型宿泊施設」をつくります。
具体的には、
・ファミリー向けテントサイトを作ります
現在、TEMILのテントサイトは、区画サイズが小さい上にサイトまでの道のりがファミリーや小さなお子さん向けではありません。テントサイトにつく頃には、たくさんため息がでます。そこで新しく、「TEMILガーデン」と呼ばれる芝生広場に、フリーサイトを作りたいと考えています。
・バンガローエリアをリニューアルします
現在、タープを貼ったり、電飾を施したりと少しずつスタッフの手でリニューアルはしていますが、まだまだやれることはあります!また、大雨の際に倒れた木により野外炊事棟の一部は現在も利用ができません。環境を整理し、ファミリーやグループで利用したくなる!バンガロー エリアにしていきます。
・TEMILBOXをもっとファミリーやグループに優しい環境にします
前述した通り、何十年も日常利用がされていなかった空間のため、施設内の様々なところに老朽化が見られます。窓のさんの不具合、浴室天井の雨漏り、壁の黄ばみ…「不便」を楽しむにも限界を感じる箇所もあります。訪れる人がこの場所で多くのコミュニケーションを生み出すことができるような空間を作っていきます。
◆みなさんにいただいたご支援の使い道
設備費用として300万円を考えています。さらにキャンプファイヤーに支払う手数料やリターンを考えて600万円を想定しています。そのうち、250万円をまずは目標金額としました。
リターン品としてTEMILのご宿泊券等も用意しました。
「先行予約」ができる!を引き換えに、ご支援をいただきたいと思っています。
ですので、純粋な支援だけではなく、実際にTEMILにご宿泊いただく等のサービスをご予約いただくことのできるファンディングとなっています。
お越しいただけるみなさんに満足いただける内容でご準備し、お待ちしています。
◆実施スケジュール
2020年2月 クラウドファンディング開始
2020年4月 NEWテントサイト構想ワークショップ開催
2020年5月 NEWテントサイト施工スタート
2020年6月 リターン品発送
2020年7月 NEWテントサイトお披露目イベント開催
※募集方式についての説明
<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
◆リターンのご紹介
リターン品は、実際にTEMILにご宿泊いただける券等サービスをご予約いただくことのできるものを多数用意します。SHOSAPOが得意にする「体験プログラム」がセットになったものもあります。
お食事やプラン利用など、お気軽にお問い合わせ、相談していただけますので、是非この機会、TEMILへお越しいただけると幸いです。
〈リターン品の説明〉
・NEWサイトお披露目イベント参加券
2020年7月19日(日)実施予定/BBQパーティー&飲み放題プラン
・宿泊に関しましては、通常予約を開始する以前にご予約可能ですが、
通常予約期間後は一般利用者様と同じ条件でのご予約となります。
・「やまさん貸出券」につきましては、非営利目的の組織や活動に限ります。
詳しくは事務局までお問い合わせください。
◆最後に
最後に私からのお願いです。
私たちのオモイに少しでも「なるほど」と思っていただけたら、
このクラウドファンディングにぜひご協力をお願いします。支援、紹介、シェアなんでも構いません。
そして何よりTEMILにあそびに来てください!
楽しい不便と、不便に挑戦し続けるスタッフがお待ちしております。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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