はじめに

こんにちは、NEUT Magazine編集長の平山潤です。

NEUT Magazine(ニュートマガジン)は2018年10月に創刊。「Make Extreme Neutral(エクストリームをニュートラルに)」というスローガンを掲げ、ジェンダー・セクシュアリティ・体型・人種・働き方・恋愛・セックス・環境問題・メンタルヘルスなどの世の中でまだアップデートが必要だと思うトピックに対して、既存の価値観にとらわれないオープンでフラットな視点を持ち、それぞれの視点が尊重されニュートラルに見られる場を作ることを目指すウェブマガジンです。

NEUT Magazineのウェブサイト


普段はウェブマガジンとして活動していますが、この度「2020年を本棚に」を合言葉に初めての雑誌「NEUT Magazine ISSUE 2020」を出版をすることになりました。A4サイズ・80ページです。

今年の10月で2周年記念だったのですが、コロナ禍でたくさんの人を集めて例年のように周年イベント「NEUT BOWL」が開催できなかったので、密集せず、一人でも少人数でも楽しめる形として思いついたのが、雑誌や楽曲、映像を制作して、読者の元へ届けるということでした。また、なかなか新しい人との対面での出会いが減ってきているなかで、書店などのお店やYouTube、Spotifyなどのオンライン空間でNEUTと出会う機会を増やせたらいいなと思ったことも制作に至った理由の一つです。

そして今回特別に、アーティスト・maco marets氏がNEUT Magazine2周年記念のために書き下ろしたニューシングル「Torches」のミュージックビデオを映像作家・渡辺隆信氏が全編16mmフィルムで制作しました。それと連動した企画も本雑誌に収録されています。

「Torches」のミュージックビデオ

本プロジェクトで募る皆さんからの支援金は、今回の雑誌とミュージックビデオの制作費に当てさせていただきます。ぜひご支援のほどよろしくお願いします!

“流れていかないもの”を作りたいから雑誌を作る

自粛期間、家にいる時間が増えた僕は、部屋の本棚にある10~20年くらい前に発行された雑誌を読み漁っていました。Spectator、VICE、WIRED、POPEYE、NEUTRAL、relax、STUDIO VOICE…。例を挙げるとキリがないです。

InstagramやTwitterのフィードのように一秒ごとに更新されるわけでもないのに、それらの雑誌の中には、“今の僕”の心に響く言葉や、不安定なメンタルを支えてくれるような頼れる言葉が並んでいました

NEUT Magazineに関していえば、住んでいる場所や経済状況に関わらず、少しでも多くの人へ記事を届けたいという思いから、スマホさえあれば無料で読めるウェブマガジンという形式で運営しています。しかし、ウェブマガジンは物質として存在しないので、新しい記事が更新されると過去の記事はすぐに埋もれていって見えなくなり、“更新され続ける今”しか見えなくなり、さっきのことはすぐにフィードやタイムラインの奥へ流れていってしまいます。(たまにアルゴリズムによって過去をいきなり押し売りされることもありますが…)

2020年を振り返ってみると、オーストラリアの森林火災に始まり、新型コロナウイルスのパンデミック、検察庁法改正のTwitterデモ、数々の有名人の死、Black Lives Matterなど、いろんなタイミングで社会問題と向き合わざるを得なかった1年だったかのように思います。

雑誌内「Black Lives Matter」特集ページの一部

そんな悲惨なことが多かったけれど、大切な気付きをたくさん与えてくれた2020年を、みんなの部屋の本棚に置いてふとしたときに思い出すきっかけになってくれたらいいなと思い、今年のNEUTの記事や今回のために新しく作ったコンテンツなどを特別に雑誌という“流れていかないもの”にすることを決めました。

今回NEUTが雑誌やミュージックビデオを制作した理由を少し紹介しましたが、全ては書ききれないものの、雑誌の内容についてはもうちょっと詳しいことを最後にまとめているので興味があったらぜひ読んでみてください。

プロジェクトの予算と使い道

今回ご支援いただいたお金は以下の項目に大切に使わせていただきます。雑誌の制作費だけはなくミュージックビデオの制作費にも今回の支援金を当てさせていただこうと思っています。

①雑誌印刷費:80万

②ミュージックビデオ制作費:50万円

③配送費・梱包費:5万円

④手数料:14%(150万円の場合は21万円)

目標金額:150万円

※支援金が150万円を超えた場合は、まかなえきれていない雑誌の制作費(記事制作費、デザイン費)やミュージックビデオの制作費に当てさせていただきます。

雑誌の表紙デザイン

リターンについて

今回、初めての雑誌の販売ということもあり、まずはクラウドファンディングを利用してオンラインで販売し、徐々に雑誌を取り扱ってくださるお店に卸していけたらと思っています(今回の雑誌を取り扱いたいというお店の方がいらっしゃいましたら、こちら<contact@neut.tokyo>までご連絡ください)。また、雑誌以外にも暗闇で光るイモリの形のキーホルダーとNEUTロゴが刺繍されたスウェットも作ったので、一緒にゲットしてもらえたら嬉しいです!

Aコース:【先着50名限定価格】マガジン&蓄光ラバーキーホルダー

雑誌「NEUT Magazine ISSUE 2020」とNEUTアイコンのイモリの「蓄光ラバーキーホルダー」のセット。先着50名限定で雑誌単体と同じ価格でキーホルダーもついてくるお得なコースです。

Bコース:マガジン

雑誌「NEUT Magazine ISSUE 2020」をゲットできるコースです。

Cコース:マガジン&蓄光ラバーキーホルダー

雑誌「NEUT Magazine ISSUE 2020」とNEUTアイコンのイモリの「蓄光ラバーキーホルダー」がセットのコースです。

Dコース:刺繍スウェット

NEUTロゴが刺繍されたスウェットをゲットできるコースです。ボディのカラーは「ブルー」「ナチュラル」「グレー」「グリーン」から、サイズは「L」「XL」「XXL」からお選びいただけます。スウェットは2月末頃のお届けになりそうです。

Eコース:マガジン&蓄光ラバーキーホルダー&刺繍スウェット

雑誌「NEUT Magazine ISSUE 2020」とNEUTロゴが刺繍されたスウェットとNEUTアイコンのイモリの「蓄光ラバーキーホルダー」がセットのコースです。スウェットのカラーは「ブルー」「ナチュラル」「グレー」「グリーン」から、サイズは「L」「XL」「XXL」からお選びいただけます。スウェットは2月末頃のお届けになりそうです。

Fコース:マガジン&キーホルダー&限定カラー刺繍スウェット

雑誌「NEUT Magazine ISSUE 2020」とNEUTロゴが刺繍された「スウェット」と、NEUTアイコンのイモリの「蓄光ラバーキーホルダー」がセットのコースです。スウェットのカラーはクラウドファンディング限定カラーの「ブラック」です。サイズは「L」「XL」「XXL」からお選びいただけます。スウェットは2月末頃のお届けになりそうです。

Gコース:【本屋さん向け】マガジン10冊

書店や雑誌を取り扱いをしているお店にオススメの雑誌「NEUT Magazine ISSUE 2020」の10冊セットのコースです。10冊以下や10冊以上のお取り扱いをご希望の方はお気軽にこちらのメールアドレス(contact@neut.tokyo)までご連絡いただけたら幸いです。※もちろんお友達や同僚、家族などに配るために個人が購入していただいても構いません。

Hコース:【限定1個】NEUTイモリのぬいぐるみ&マガジン&蓄光ラバーキーホルダー&刺繍スウェット

こちらは限定1個のリターンです。2周年記念で制作したハンドメイドのNEUTイモリのぬいぐるみを1名様に提供(フリース素材で、全長70cmと抱き心地も最高です)。

雑誌「NEUT Magazine ISSUE 2020」とNEUTロゴが刺繍された「スウェット」と、NEUTアイコンのイモリの「蓄光ラバーキーホルダー」もセットのコースです。スウェットのカラーは「ブルー」「ナチュラル」「グレー」「グリーン」「ブラック」から、サイズは「L」「XL」「XXL」からお選びいただけます。ぬいぐるみとスウェットは2月~3月頃のお届けになりそうです。


実施スケジュール・発送について

12月14日:プロジェクトスタート

12月20日:「NEUT Magazine ISSUE 2020」発行日

1月17日:プロジェクトエンド

1月中:マガジン&グッズ発送

2月中:スウェット発送

【雑誌についてもうちょっと】
2周年記念イベント「NEUT BOWL 2020」は集まらないで、届ける

「ISSUE 2020」と題した今回の雑誌の中には、大きな特集が2つあります。

1つ目が「NEUT BOWL 2020」です。

雑誌内「NEUT BOWL 2020」特集ページの一部

「NEUT BOWL」とは、2018年10月のBe inspired!からNEUTヘのリニューアル創刊時に、そして2019年10月の1周年記念時に笹塚にあるボウリング場「笹塚ボウル」で開催したボウリング・音楽・食・インディペンデントな出版物などの物販が楽しめるアニバーサリーイベントです。読者や制作に関わっている方々を含め2年連続500人が集まり、一緒にお祝いしました。

2019年のNEUT BOWLの様子

本当なら2020年の10月も笹塚ボウルに集まり、2周年記念イベント「NEUT BOWL 2020」を開催したかったのですが、今年はコロナの影響もあり、密集を避けるために開催を断念することにしました。

そこで2020年の「NEUT BOWL」は、集まらなくても楽しめる“オルタナティブな形”で開催しようと夏頃に決め、架空のイベント「NEUT BOWL 2020」をテーマにした映像と写真を笹塚ボウルで撮影し、読者の皆さんのもとへ届けることにしました。それが巻頭特集の「NEUT BOWL 2020」とミュージックビデオ「Torches」です。

巻頭特集の写真のアートディレクションは、映像ディレクターやファッション誌エディターとしても活躍するJulie Giesen氏、そしてフォトグラファーはkuno mirei氏が担当し、35mmフィルムで撮りおろしてもらいました。

雑誌内「NEUT BOWL 2020」特集ページの一部

ミュージックビデオの楽曲「Torches」は、毎年NEUT BOWLでパフォーマンスしてくれているアーティスト・maco marets氏が2周年記念として書き下ろしてくれて、ミュージックビデオの監督は、NEUTローンチ時のコンセプトフィルムを手がけた映像作家・渡辺隆信氏が担当しました。全編16mmフィルムで撮影した今回のミュージックビデオは、コロナ禍で感じた孤独や、人との距離、気をつけながらも人に会える喜び、また会えなくなってしまうかもしれない不安、そして来たる2021年の現実と向き合う決意など、さまざまな心情を映し出しています。

「Torches」のミュージックビデオ

また、NEUTが毎年お世話になっている笹塚ボウルが、もっと若い世代の遊び場になったらいいなと思い、今回全てのリターンに「笹塚ボウルのボウリング1ゲームフリーチケット」を入れさせてもらいました。ぜひ笹塚ボウルに持って行って、ボウリングを楽しんでください!

“読者と非接触で作る”2周年記念特集「MATTER OF CORONA」

2つ目の大きな特集は2周年記念特集の「MATTER OF CORONA」です。

雑誌内「MATTER OF CORONA」特集ページの一部

僕自身が自粛期間、人と会えない日々が続いたことで精神的に不安定な時期があり、「人に会えること」がどれだけ自分が自分たらしめるために生活に必要な要素だったのかを身をもって知りました。そこで、自分以外の人は何がその人らしさを保つために必要なことなのか気になり、いろんな人に聞いていくこの特集をやることにしました。

緊急事態宣言が発令され、対面での取材や撮影はできなくなり、通常通りには記事を作ることができなくなりました。それだけでなく、新型コロナの影響でオフラインイベントができなくなり、NEUTの読者と直接会える機会が減ってしまいました。

そこでどうせオフラインで今まで通りに記事が作れないのなら新しいことに挑戦してみようと読者と記事を作ることにしました。

まず最初に、NEUTのインターンや、インターンの友人などに声をかけ、読者18人を集めました。その18人とどんなトピックについて記事を作りたいかを話し合い、「SEX、MUSIC、MEDIA、FOOD、LGBTQ+、WORK」の6つに絞りました。そのあと3人1組の6チームにわかれて、チームごとに取材したい人や、記事の切り口などを決め、8月~10月の3ヶ月間かけて進めていき、6つの記事を作りました。毎週LINEやZOOMで非接触コミュニケーションを密にとりながらやっていたので、直接会っていないのにそれぞれの性格なども分かってきて面白かったです。

雑誌内「MATTER OF CORONA」特集ページの一部

読者を巻き込まなくても、NEUT編集部だけで2周年の特集を制作することはできましたが、人と直接会えない状況でもオンラインで人と実際に会うことに近い感覚を得られるのかということを探ることが、僕が自分らしくいるために必要なことだったのかもしれないです。

結果、会わなくても3ヶ月間も時間と目的を共有したこともあってか、オンライン上でも人間関係を築き、読者18人と一つの特集の公開を成し遂げられたことをとても嬉しく思います。また、ウェブマガジンの編集や記事制作などの体験を少しでも外の人と共有できたことも嬉しいです。

NEUTは顔や名前の分かる読者やコミュニティの人たちとしっかりとコミュニケーションを取り、人間関係を築かないと成り立たないメディアであることを再認識できた特集でもありました。

おわりに

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

今回の雑誌が誰かの手に、曲が誰かの耳に、映像が誰かの目に届くことを願っています。

そして寄り添ったり、勇気付けたり、刺激を与えたりしてくれていると嬉しいです。

今は会えないけど、東京のどこかから、NEUTはあなたへパワーを送っています!

我ながらかっこいい、そして新しい雑誌を作りました。

「2020年を本棚に」置いて、2020年を終わりましょう。


NEUT Magazine編集長 平山潤

MV「Torches」の監督を務めたタカが撮ってくれた近影を最後に添えておきます。


※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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