子ども達が校歌を作詞する過程で英語の表現を学び、歌うことで英語の音に自然に触れてもらいます。
どんな地域でもスタートし継続できるようにサポートします。
「英語で校歌」ができ、それを色々な機会で歌うことで英語が生活の中に入ってきます。そして、英語の校歌が歌い継がれたら来年の1年生も、次の年も、入ってくる子ども達のお手伝いがずっとできます。
専門家の先生に英語で曲を作っていただくのはのはもちろんですが、発音や言葉の意味を教えるお手伝いもします。
一番の問題は子供ではなく、実は現場の先生の不安を取り除くことですが、
先生方や子供たちと我々講師が自由に対話できるように専用のコンピューターを届けたいと思います。
プロジェクト代表 川崎美智子
「英語で校歌」はこうして作ります
1.生徒たちに校歌を作詞(または作曲)してもらいます。既存の校歌を英訳するのではありません。
もちろん今ある校歌を英語の歌詞に直すことも可能です。
2.音楽専門の大学教授や講師陣の協力で、英語の校歌を完成させます。
3.校歌の楽譜と歌のデモテープ、英語の音声CDを生徒たちに贈ります(吹奏楽部用などのアレンジが必要な場合も対応します)
4.プロジェクトに必要なタブレットを寄贈し、オンラインをとおして英語の発音や英語の内容、歌い方など、生徒が歌えるようになるまでお手伝いをいたします。
また、先生方は英語の表現や日本人が教えるのが難しいと言われるフォニックスを教えることができますフォニックスとは読み方のことで、th chの音や a, oでも二つの読み方がありこれらの発音の練習のことです。
「歌う」という生活の中で普通に行なわれる行為で、英語を難しいと考える前に自然で身近なものにとらえ楽しんでもらいたいと思います。
ディズニーなどの歌と違うところは世界中の人に向かう歌ではなく、自分たちに向かっている歌ということです。
2021年3月で東日本大震災から10年、どんなに悲しくても悔やしくても過去を取り戻すことはできません。でも、これからのことはやろうとすればできるはずです。毎年新一年生が学校の門をくぐります。教育の力を信じて、明るい未来を学校に託して。その子ども達に少しでも新しい世界を見せてあげたいのです。
当時生まれた子ども達も小学三年生になりました。いよいよ英語の学習も本格化してくるでしょう。その子ども達の英語学習の動機付けになるように企画しました。
本来は校歌を作るところですが、校長先生の一言で、この学校で100年以上続く伝承歌「だるま」を英語バージョンにすることにしました。校歌と同じくらいにこの学校で歌われています
この歌は運動会の「たま投げ」競技でも流されます。上級生だけが参加できるので下級生は羨ましく思いながら聴いている曲です。
童歌のような可愛いい曲で、子ども達だけではなく地域の方にも口ずさまれ親しまれて100年以上も歌い継がれてきました。なんて素敵なことでしょう!!!
これからの100年、子ども達が英語のバージョンがあることを誇りに思ってくれたら幸いです。
伝承歌「だるま」
どこの山から 出てきた だるま
ケットにくるまり けろりんかん
きもを つぶした 顔のまえを
あらい うき世の 風がふく
ほうり出されて 起きてはみたが
どっちが西やら 東やら
こんな ざぜんは 役にたたぬ
いっそ このまま ねてしまえ
今回、英語の歌詞は我々が考えます。鼓笛隊が演奏するりっぱな曲なので、英語バージョンは軽快なサンバ調かなにかに編曲します。できた楽譜と歌のデモテープ、英語の音声練習CDを贈ります。
このプロジェクトでは、以下の方々から協力を得ました。
協力大学:桜美林大学芸術文化学群 松岡邦忠研究室
松岡邦忠(Kunitada Matsuoka)
東京藝術大学大学院卒業。ベルリン国立芸術大学卒業。桜美林大学芸術文化学群教授。
守田 優(Masaru Morita)
芝浦工業大学副学長。水文学者。詩人。日本国際詩人協会会員。詩集『森の雫』発行。2020年日本国際詩人協会賞(優秀賞)受賞。
カーター・ティモシー(Timothy Cater)
米国ジュリアード音楽大学卒業。桜美林大学非常勤講師。名古屋フィルハーモニー交響楽団元首席クラリネット奏者。
山内優仁(Eugene Yamauchi)
オックスフォード大学卒業。東京大学教養学部・学術支援専門員(英訳)。
川崎 裕(Yu Kawasaki)
京都大学経済学部卒業。英国サセックス大学院フィルム学科卒業。吉本ホールディングス所属
英語の校歌を歌うことで幼稚園児や低学年、英語が初心の子どもたちに英語という
「ことばの体感」をしてほしいのです。
日本語の習得と同じです。ただひたすら聞く、何回も聞く、何回も発する「ことばの体感」です。
日本では英語のスタート時期が遅く「ことばの体感」がないままいきなり「話させる」ことに向かうので、学校で習うだけではなかなか上手になりません。
その後にくる大事なことが「動機付け」です。なぜこれを学習しなければいけないか?どうして続けて学習した方がいいのか?をこども自身に理解させることです。
これは教える側にとっても一番難しいことで、ましてや生活の中で必要のない英語を動機付けして、続けさせることは大変なことです。おとなと違い子ども達はそんなことは意識もしないのでおとなが導くことが必要です。
低学年生は歌を通して、高学年生は作詞という「英語で考える、英語で何かをする」ことで
「動機付け」になると考えます。
動機づけが一番大事なスタートです。「英語で校歌」プロジェクトはどんなところでもでき、いつスタートしてもいい動機付けに最適なプロジェクトだと言えます。
30年前、インター校に勤め始めた時は、英語のためではなく国際結婚や生活に必要性があって子どもを通わせている方がほとんどでした。ところがだんだん英語を獲得するために通わせる方が増えてきて、中には日本語はなくしてでも英語を獲得したいという考えまで出てきて、日本人としても日本語教師としても危機感を覚えました。
そこで10年前に「週末だけのインターナショナルスクール」を立ち上げたのですが、東京ではインターナショナルスクールやプリスクールが増え続け、今では低学年からの留学、そしてボーディングスクールが次々にスタートしています。
10年前とは比較にならないほど保護者の意識が高まった所もありますが、以前と変わらない所もあります。それは英語環境の違いがあり仕方のないことではありますが、この意識の差が将来大きな格差を生むのではないかと危惧します。
英語教育に対する大きな誤解
1、スタートが遅い、幼児にはできないと思っている。日本人はできない、という考えと同じ。
2、話す、ディベートなど話すことに重きがある。子供は必要がないと日本語でも話さないのに
3、英語教育は海外進出に必要。海外からくる人達との共存という考えが乏しい。
こういった誤解を抱えたままでは英語教育は外国語を「体験する」だけに留まり、第二外国語の意味が実感できず、海外からきた友人をどう手伝っていいのかもわからないというような社会を産んでいます。
反面、必死でインターナショナルスクールや留学で外国語を獲得しても、その大変さや価値を理解してもらえず、彼らにとって日本が居心地の悪いところになっているという現実もあります
「英語ができなくて、、」という言い訳を子ども達にさせてはいけない。「英語ができる人のみ採用します」という社会を作ってはいけない。と強く思います。
そのために大人には意識を変えてもらい、子ども達自身には自分で歩き始めてくれるように
「英語で校歌」プロジェクトを始めることにいたりました。
英語教育の環境がそれほど整っていない地域やALT (Assistant Language Teacher)の先生が月に1度しか来られない地域だとしても、このプロジェクトで英語が子供たちにとって身近になることを目指します「英語で校歌」が実現したところで、子ども達が興味を持つ理科実験、体育、算数などのプロジェクトを提案したいと考えています
ますます大きくなる、環境の違いによる英語教育の格差
私の周りでは英語塾も多種多様な目的で開かれていて、生徒さん達の何人もがいくつもの英語塾をかけ持ちしています。そして少し歩けば外国の方にも会え、英語だけではなく色々な外国語が聞こえてきます。 ただ、そんな環境を誰もが得られるとは限りません。やってあげたくても受験中心、暗記中心の塾しかない地域もあります。外国人にほとんど会わないといった環境の地域もあります。このようなバラバラの環境では、平等に英語教育がなされるとは思いません。
教育格差をなくすために色々な案を持ってはいますが、実現できないと絵に描いた餅に過ぎません。
「英語で校歌」は文科省のカリキュラムを邪魔せず、ギリギリ取り入れてもらえる可能性のあるプロジェクトだと思います。今後、多くの学校の校歌を作っていきたいです。
是非、皆様の母校の英語の校歌を作らせてください。
2011年
3月株式会社「マリー」を設立。
ベッキー先生が、人気番組「世界一受けたい授業」出演(日本テレビ)
・熊本県芦北町で、地元の子どもたち30人と「英語で理科キャンプ」を実施。
・埼玉県八潮市の市民祭りに「英語で理科実験」の出演
2013年
・イギリスの湖水地方で「理科キャンプ」を実施。
2015年
・雑誌『プレジデント』『プレジデントファミリー』掲載
2016年
・熊本阿蘇地震復興支援、ボランティア英語授業を南阿蘇村で10回開催
2017年
・新宿区成城中学校、港区赤坂小学校、横須賀「ケンコウ幼稚園」 TSUTAYA、T-KIDS柏の葉教室、京 都西本願寺保育園の派遣授業を実施
2018年
・立命館小学校、T-KIDS梅田教室で授業開始
2020年
・石巻小学校伝承歌「だるまの歌」を英語で作詞、編曲するプロジェクト開始
「英語で校歌」プロジェクト代表 川崎美智子
東京マリースクール校長。E epsilon 代表。日本CLIL教育学会会員。国際教育研究所会員。
元西町インターナショナルスクール教員。元東京都公立中学校国語科教員。
著書に『1+1で英語が伸びるドリル』(KADOKAWA)がある。
協賛 株式会社マリー
菊谷 聡(写真左)
東日本大震災から10年と言う節目の年で、故郷である宮城の地で英語を広めるお手伝いをしたい、そんな想いで「英語で校歌」プロジェクトに協賛させていただきました。将来子供たちが世界に羽ばたくきかっけになればと願っています。
アメリカ出身、宮城育ち。
幼少期~小学6年を日本、中・高校をイギリス、大学をアメリカで過ごす。
日米で大手製造メーカーに勤務、その後環境系ベンチャーを経て、
現在kmsホールディングス株式会社代表取締役、株式会社マリー代表取締役。
奥野 博樹(写真右)
岡山出身、埼玉育ち。
環境系ベンチャー事業開発部、医療介護系東証一部上場企業を経て、
現在、株式会社マリー 取締役。
寄贈協力 株式会社ドクター シーラボ
・3月下旬クラウドファンディング締め切り
・2月初旬から中旬「だるまの歌」英語版制作
・2月下旬:英語歌詞・楽譜・デモ演奏収録音声・
第1回オンライン授業(歌詞の説明、 発音練習など)
・3月上旬:歌唱練習用のCDを寄贈
寄贈、(石巻小学校ほか石巻の小中学校)
・3月20日前後:歌の発表
目標金額:60万円
・「英語の校歌」製作費(作詞・編曲・デモ収録等):10万円
専門家の先生方と会議も含め作成、収録。子ども達が歌いやすいように変調し、英語の歌詞を指導するため.にデモテープを作ります。
・寄贈代:20万円
我々と先生方の意見交換や放課後生徒さん達と自由に話せるようにその学校で一番役に立つように考えて
送らせていただきます。
・人件費、交通費:10万円
連絡や調整を行ってくれるスタッフ、リターンを送る際のスタッフを雇います。また現地に赴く旅費
・広告宣伝費:10万円
クラウドファウンディング、ページ作成のための費用。SNS上、雑誌で行うPRのための費用
・リターン費用:10万円
日本の昔話(英語)などの読み聞かせを二人の先生でスタジオで収録します。
リターン用の本やマリーの教科書購入代、zoomレッスンの相談会の講師料、
今回快くご協力を受諾してくださった先生方や会社の皆様は、全員私を除きバイリンガルで外国で勉強されたり働かれたりした方々です。ですからバイリンガルになることがどれだけ大変か、その反面どれだけ多くの世界を知ることができるかをご存知です。一度得た教育は誰からも奪われることはありません。どんな時にも自分を支えてくれる一番の見方です。石巻を始め日本中の子どもたちが世界をみるとき、外国の方と仕事をするとき、日本人として日本国を誇りに思いながら自分の英語で立ち向かってほしいのです。
コメント
もっと見る