2019/03/07 11:44

出演者紹介3

「自分で魚屋をやりたいと。何も迷うことなく、頑張れ、応援するよって」(親方/大森圭)

水産仲卸業を営む親方の大森さんは、その目利きと技、豊富な知識を駆使し、量より質にこだわった漁業を目指しています。彼のもとに弟子入りした吉岡さんは、水産学科のある大学を卒業後、スーパーの鮮魚コーナーで働いていました。しかし、魚と向き合えば向き合うほど、漁業への思いは募るばかり。はじめは漁師を志してやって来ましたが、大森さんの仕事に感銘を受け、弟子入りを志願しました。

動画の中でも、大森さんにジッと視線を向ける姿が登場しますが、常にメモを持ち歩き、学んだことをノートにびっしり綴る勉強熱心な若者です。魚の扱いに人一倍厳しい大森さんも、「捌き方は自分よりもきれい」と一目を置く存在。最近は、自分たちが手がけた魚を扱う鮨屋に一緒に食べに行くこともあるそうです。

水産業界は、いくつもの歯車が噛み合って動いています。
いつか一人前の漁師になった仲間が獲った魚を、吉岡さんが手をかけ、食卓に届ける……そんな夢物語が現実になるのも、そう遠い日ではないかもしれません。