2019/06/12 23:42

僕たちは何のために

ボランティア活動を行なっているのでしょうか。



企画班3回生の大島和也(おおしまかずや)です。



僕はLUCKYに入って、

街中で募金を呼びかける機会を得たのですが、

思いのほか協力してくださる方が多くいます。



僕がLUCKYに入ってなくて

LUCKYの募金活動に出会ったとしたら

協力できていないだろうなと思います。



今までの僕にはボランティア精神が

まったくと言っていいほどありませんでした。



でもそれが悪いとは思っていません。



いままでそういう経験がなかったのですから。

経験無しでは育まれないものだと思っています。



例えば、ゴミ拾い。



中学校や高校で街のゴミ拾いをすることが

あると思います。



最初は

「何でそんなことしなきゃいけないんだ」と

嫌々参加する人が多い



とまでは言わないですが

本当に意義を感じて行なっている人は

少ないでしょう。



しかし、無理やりでも参加し体験する中で


こんなにたくさんゴミが落ちてるんだ。

街が汚れてるのは良くない。


と今までは意識しなかった気づきが得られます。



そこから考えが変わり


いつもしていたポイ捨てをやめよう。

ゴミを見つけたら拾うようにしよう。


と新たな行動が生まれます。



ゴミ拾いを一度も経験してこなかった人が

このような考えを得られるでしょうか。



僕はそうは思いません。



人は経験から学び、考える時間があって

徐々に自分の中に新たな領域が生まれるものだと

思っています。



僕はLUCKYに入って

ボランティアという領域を獲得できました。



ボランティアを経験していない人の中には


自己満足なのではないか。

集めたお金をちゃんと使っているのか

信用できない。


などと思っている人がいるかと思います。



特に日本はボランティア活動に対して

あまり理解がないなと感じます。 



それが悪いとは言いません。

日本はボランティアの文化が

根付いてないからです。



もちろんまったくボランティア精神がないとは

言いません。



大きな災害が起こった時、

たくさんの人が被災地に支援をしました。



それはテレビの映像などを通して

災害を間接的に経験したからです。



しかし、

一時的な支援はものすごいですが、

日が経つにつれて忘れられていきます。

(もちろんずっと献身的な支援をしている人も

たくさんいます)






日本のボランティア精神は他の国と比べたら

どの程度なのだろうと

ふと疑問に思って調べてみました。



Charity Aid Foundationという団体が

世界寄付指数(world giving index)なるものを

毎年公表していました。


https://www.cafonline.org/about-us/publications/2018-publications/caf-world-giving-index-2018



144カ国を対象に以下の3点でボランティア精神を

測っています。


  1. ①手助けを必要としている見知らぬ他人を助けたか
  2. ②チャリティー団体などに寄付をしたか
  3. ③チャリティー団体などにボランティアとして自分の時間を      提供したか



日本はなんと128位でした。


最新版の1位はインドネシアでしたが、

過去5年の平均を見ると

ミャンマーが1番のようです。



決して日本より豊かな国とは言えないですが、

ボランティア精神は日本より豊かです。



なんでミャンマーはそうなっているのかと

少し調べてみると

こんな文章を見つけました。



ここミャンマーでは、村のためにボランティアをするのは名誉なことで、村の中で尊敬されるんですよ。彼女たちにはそれだけで十分なんです。



ミャンマーでは

ボランティアはすばらしいこととされている。



親たちがボランティアをして社会に認められてる姿を見ているから

ボランティアはいいことなんだと子供たちも

受け継ぐ。



想像でしかないのですが、

きっとそういう好循環があるのでしょう。






ボランティアとは志願者という意味です。

何かを助けたいと志願して活動しているのです。



皆さんにも何か意思を持って

志願してほしいです。



かといって

志願しないことはダメなことではありません。

志願とは強要するものではないからです。



ですが、自分は志願しなくとも、

志願するものに

疑いの目をかけたり厳しい言葉を吐いたり

するのではなく



賞賛してあげられる社会に

日本はなってほしいと思います。



その賞賛がボランティアをする者の

励みになりますし、

その励みで助けを得られる人たちがいます。




僕はネパールに行った経験を通して

貧しい境遇の子供たちのために支援することに

志願しています。



街頭募金活動では

冷ややかな目を向けられることも

たまにはありますが、



がんばってねと協力してくださる方もいます。



とても励みになります。 



もし街中で募金を呼びかけている学生を

見かけたら、

がんばってねと

少しでもいいので協力してあげてください。




ちなみにLUCKYはいまクラウドファンディングに

挑戦しています。



貧しい地域の学校に給食制度を作ることで

学校にさえ行けばご飯が食べられるという

環境づくりをめざしています。



貧しさから学校に行けない子供が学校に行く理由になるような制度であると思っています。



もし時間があるのなら

クラウドファンディングのページを

読んでください。



ネパールを間接的に経験してください。



その上で、僕たちと一緒に

給食制度の支援に志願したいと思ってくれた方は

ご協力お願いします。




文章の構成を定めぬままに

どのように書いたら伝わるだろうかと

考えながら書いたので、



首尾一貫した文章ではなかったかもしれません。



でもこの文章を考えながら書くことで

またひとつ

僕のボランティア精神が育まれたと思います。



考えれば考えるほどほど難しいですが、

正解がない世界なので

考えた上で自分が納得できる方向で

進んでいくのが良いかと思います。



拙い文章でしたが、

最後まで読んでいただき

ありがとうございました




大島和也